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    【近親】兄「俺の弟がこんなに美少女なわけがない」【相姦】


     朝

    弟「あれ?」

     もぞっ……

    弟「なんだろ胸がきつい……ん?」

    弟「あれ?」

     むにゅ

    弟「あれあれ?」

     むにゅむにゅ

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    弟「んっ……(え?何だこの感じ……)」

     むにゅむにゅ

    弟「んっくぅ……」

    弟「へ?へ?……(今のなに?なにこれ?)」

    弟「……っ!!」


    弟「うわあああっ!俺のおっぱい膨らんでるっ!」




     ドタドタッ

    弟「にいちゃん!にいちゃん!」

    兄「んがー」

    弟「にいちゃん!起きて!」

    兄「んが?……んん……」

    弟「起きてよ、起きてって!」

    兄「なん……だよ」

    弟「これ見てよっ、ほらっ」

    兄「ん?……ああ、はいはいおっぱいおっぱい……ぐぅ」

    弟「寝ないでって!」



    兄「勘弁してくれよ、それ起こしてまでやるネタか?それ」

    弟「違うよっ、ネタじゃないって!」

    兄「……ん、結構似合ってる、女に見えるよ……ぐぅ」

    弟「にいちゃん、にいちゃん!」

     ゆっさゆっさ

    弟「話聞いてってばっ!」

    兄「めんどいなぁ……どうせタオルでも入れてるんだろ、ったく小学生かよ」





    弟「だから違うって、ほら触ってみればわかるよっ」

    兄「んー?」

     ムニュ

    弟「ぁ……っ」

    兄「……あれ?」

     ムニュニュ

    弟「ふ……ぁ」

    兄「あれあれ?なんだよこの感触……」

    弟「……どう?ほんとだろ?」

    兄「おい待て、これどんなトリックなんだよ」

    弟「トリックじゃないよぉ……」



    兄「お前、俺を騙そうたって……」

    弟「じゃあ見てよこれ」

     ヌギッ たゆん

    兄「っ!!」

    弟「ほ、ほら……おっぱいだろ」

    兄「こ、これ……おっ……ぱい」

    弟「ほらほら」

     たゆんたゆん


    兄「……あ、そうか夢か、そうかそうか……夢だ」

     もそっ

    兄「……ぐぅ」


    弟「にいちゃん!寝ないでよっ!」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    兄「まいったな……マジかよ」

    弟「にいちゃん、どうしよう」

    兄「どうしようってもなあ……どうなってんだこれ」

     ぐにぐに

    弟「ふぁっ!……にいちゃんやめてよっ」

    兄「ん?ああごめん」

     むにむに

    弟「ふぁんっ……だめ…だって、もうっ!」

     ペチンッ

    兄「あ痛っ、なんだよ叩くことねえじゃん」

    弟「にいちゃんが嫌がることするからだよ」

    兄「あれ?もしかして感じたりすんの?」

    弟「そ、そんなわけないだろ……」



    兄「で、下は?」

    弟「え?」

    兄「下はどうなってるんだ?」

    弟「下って……ああそうか」

    兄「何だ見てないのか」

    弟「うん、おっぱいでびっくりしちゃって」

    兄「調べてみろよ」

    弟「うん……」

     さわっ

    弟「うわっ、なんかない気がする」

    兄「服の上から触っても分かり難いだろ、ちょっとトイレ行って見てこいよ」

    弟「うん……」




    弟「ねえ」

    兄「なに?」

    弟「にいちゃんも来てよ」

    兄「えっ?なんで俺もだよ」

    弟「だって無かったらどうしたらいいのさ、女みたいになってても俺、見たことないんだよ」

    兄「わかんねえよ、俺だってネットでしか見たことないし」

    弟「……来てよ」

    兄「……」

    弟「にいちゃん、俺ショックで死んじゃうよ?」

    兄「……わかったよ、行くよ」




     トイレ

    弟「うわぁ、チンコないよぉ」

    兄「ない……な

    弟「ああ、俺のチンコ……」

    兄「これ……マジで夢じゃないんだよな」

    弟「……ねえ、これってそうなの?」

    兄「多分そうだろ、無修正画像見た感じこんなだった」

    弟「ああー、なんでこんなことなってんだよ」



    兄「これ……これが本物のマンコか」

     ジロジロ

    兄「お前薄いな」

    弟「なにが」

    兄「毛……」

    弟「そうかな……」

    兄「ふうん……こんななってんのか、思ってたよりきれいだな」

    弟「そうなの?」

    兄「うん、もっとグロいイメージあったんでな」

     ジロジロ

    弟「そ、そこは触っちゃダメだよ」

    兄「わ、わかってるって、さすがに触れねえわ」



    兄「しかしそうか、これがマンコ……」

    弟「えっ!に、にいちゃん?」ビクッ

    兄「なんだよ急に隠して」

    弟「そ、それ」

    兄「え?」

    弟「それそこ……」

    兄「は?」

    弟「そこ、股間膨らんで……」

    兄「えっ?ええっ!?」

    弟「それって勃起……してたり……」

    兄「ちっ、ちっがう、こ、これは……朝立ち、そう朝立ちだから、お前も男ならわかるだろ?」

    弟「あ……そうか、朝…だもんね」

    兄「そ、そうだよ」

    弟「はは……ちょっとびっくりした」

    兄「な、何言ってんだよ……ははは」

    弟「そ、そうだね……ははは」


    兄・弟「ははははは……」



    弟「にいちゃん」

    兄「なに?」

    弟「これどうやってオシッコすんのかな?」

    兄「俺が知るかよ、座ってりゃ出るんじゃねえの?」

    弟「したい……」

    兄「ん?」

    弟「……オシッコしたいんだけど」


    兄「しろよ」

    弟「……にいちゃん」

    兄「?」

    弟「見てるの?」


    兄「あ、ああ、そうだな先に戻ってるわ」





    兄(マンコってあんななってたのか……)


    兄(そういや俺って女の裸見たんだよな、弟のだけど)


    兄(あれが弟って……)


    兄(なんか変な気分……)




     バタン

    弟「はぁ……あんなとこからオシッコ出るんだ……」


    兄「うわっ」

    弟「えっ、どうしたの?」

    兄「あ、すまん、女が入ってきたのかと思った」

    弟「なんだよ……もう」

    兄「しかし……こうやってみると、体つきなんか完全に女だな」

    弟「ううっ、なんでこんなことに」

    兄「さあ……まあお前が今、女になっちまったってるのは確かだ」

    弟「はぁ〜、にいちゃん俺これからどうしたらいいのかなぁ」



    兄「まあ落ち着けって、今すぐ死ぬってわけでもなさそうだし」

    弟「そんな……人ごとだと思ってるでしょ」

    兄「だって俺のことじゃないもん」

    弟「ひどいよ、にいちゃん」

    兄「睨むなよ、だから冷静に考えられるってことだ」

    弟「なにかいい考えあるの?」

    兄「あるわけないだろ」

    弟「なんだよ〜」

    兄「だから考えるんだよ、ちょっと時間くれ」

    弟「うん……」




    弟「じゃ学校行く用意してくる」

    兄「えっ?学校いくの?今日は休めよ」

    弟「だめだよ、ズル休みは」

    兄「この場合ズル休みでもないと思うけどなあ」

    弟「こんな理由、学校に言えないよ」

    兄「なにもホントのこと言わなくてもいいだろ?なんでそういうとこ真面目なのよ」

    弟「普通だよ、にいちゃんみたいにひと月以上も休んでる方がおかしいんだよ」



    兄「俺は休んでるんじゃなくて、引きこもってるの」

    弟「同じだろ、だいたいなんで急に学校行かなくなったのさ」

    兄「……そんな話は今関係ないだろ」

    弟「だってみんな心配してるんだよ」

    兄「誰も心配なんかしてねえよ」

    弟「してるよ、下級生ちゃんも毎日にいちゃんのこと気にしてるし」

    兄「……んなことあるかよ」


    兄「ああもういい、この話は終わり」

    弟「だってさ」

    兄「俺のことより、お前自分がどうなってんのか忘れてんじゃねえの?」

    弟「あ……そうか」

    兄「目の前ででかいおっぱいプルプルさせやがって、冷静になんてなれやしねえ」

    弟「そ、そんな言い方しなくてもいいだろ」

    兄「とにかくこの話は終わり、ちょっと時間くれ」

    弟「わかった……着替えてくる」

    兄「そのでかい胸ちゃんと隠すんだぞ」

    弟「わかってるよ」


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    弟「用意してきた」

    兄「うん?……制服の上からでも胸膨らんでるのわかるぞ」

    弟「ええー?これでも苦しいくらいきつく押さえたんだけど」

    兄「なんか女が男装してるようにしか見えんな、あ、今はそういう状況か」

    弟「まいったなぁ、それよりちくび痛いんだよね、どうしようにいちゃん?」

    兄「そこまで知るかっ」

    弟「バレるかなあ……」

    兄「なんか上から羽織る物ないのかよ、モコモコのダウンジャケットみたいな」

    弟「ああ、それならあるよ」

    兄「じゃあ今日は一日中それ着とけ」

    弟「授業中も?逆に変だと思われない?」

    兄「仕方ないだろ、風邪気味だとでも言っとけよ」

    弟「わかった、そうするよ」


    兄「ああ、風邪気味ついでにマスクもいるな」

    弟「マスク?なんでさ」

    兄「その顔隠すんだよ」

    弟「なんで隠すの?」

    兄「なんかヒゲもないし、肌もツルツルで女っぽいんだよ」

    弟「俺もともとこんなだよ、ヒゲも薄いし」

    兄「あれ?そうだったっけ」

    弟「そうだよ」

    兄「うーん、そんなかわいい顔してたっけか」

    弟「可愛いって……」ドキッ
     
     ドキドキ

    弟「なんだよ……それ」



    兄「しかし俺とは全然似てねえよなあ、兄弟なのに、ほんとに同じ血統か?」

    弟「知らないよ、そんなの」

    兄「俺の地味くせえ顔とは大違いだ、お前はいいよなあ、黙ってても女が寄ってきそうで」

    弟「そんなことないよ……」

    兄「ホントかよ、俺なんか……傷つくばっかりだわ」

    弟「傷つく?それどういうこと?」

    兄「あ、いや……なんでもない」


    弟「何かあった?」

    兄「なんでもないって」

    弟「にいちゃん?

    兄「あっそうだ、こんな話してる場合じゃなかった。これからどうするかってことだ

    弟「話そらしたね

    兄「ばか、こっちが本題だろうが


    弟「にいちゃん、もっと自信持ってよ

    兄「な、なんだよ急に

    弟「俺はにいちゃんみたいな感じ好きだよ、だから

    兄「お前に言われてもなあ

    弟「ごめん……

    兄「謝ることはないけど



    兄「もういい、話進めるぞ」

    弟「うん」

    兄「まあとりあえずだな」

    弟「うん」

    兄「考えたんだけど……」

    弟「うんうん」

    兄「あ、あのな」

    弟「え?」

    兄「あんまり顔寄せてくんな」



    弟「なんで?」

    兄「いいから、それとじっと顔見るのやめろ」

    弟「なんでだよ」

    兄「その……なんか女に見つめられてるみたいで調子狂う」

    弟「何言ってんの、俺だよ俺、いつもこのくらいの距離だろ」

    兄「でも俺、女に免疫ないし!」

    弟「女じゃないよぉ」

    兄「一度意識しちまったらもう女にしか見えねえんだよ」

    弟「あれっ?もしかして照れてるの」

    兄「い、いいからちょっと離れろ」

    弟「変なの……よいしょ……これでいい?」

    兄「ああ、そのくらいでいい」



    兄「いいか、なにか原因があって急に女になったってことは、だ」

    弟「うん」

    兄「その原因さえ判ればまた元に戻れるかもしれないってことだ」

    弟「なるほど、そうかもしれないね」


    兄「お前、昨日何かなかったか?」

    弟「何かって?」

    兄「いつもと違うような出来事だよ」

    弟「ええっいつもと同じだったけどなぁ」

    兄「ないのかよ、街であった老婆に不思議な薬飲まされたとか」

    弟「そんなことあるわけ無いよぉ」

    兄「例えばだよ、例えば」

    弟「うーん」



    兄「じゃあ昨日あったこと朝から順番に話してみろ」

    弟「朝起きて……学校行って」

    兄「行く途中に変わった事は?変な奴に会ったとか」

    弟「無かったよ、変な人にも会ってない」

    兄「学校で変な実験したとか」

    弟「そんなのしてない」

    兄「変なもん食べたとか」

    弟「昨日の昼はパンだったっけ、購買のいつも食べてるやつ」

    兄「なら、放課後は?」

    弟「駅前で買い物して帰ってきただけ」



    兄「ちょっと待て、駅前って学校からだとうちは方向が違うだろ」

    弟「そうか言ってなかったけ……最近はいつもあっち周りで帰ってくるんだ」

    兄「わざわざなんでだよ」

    弟「彼女があっちの方なんだよ、それで」

    兄「ええっ?彼女?お前彼女出来たのかよ?」

    弟「あ、うんそうなんだ」

    兄「ふーん……」

    弟「ああっ、その彼女っていっても、恋人とかそんなんじゃなくて」

    兄「いいよ……そんなの説明しなくて」

    弟「でも、付き合ってって言われてさ、断りきれなくて」

    兄「何焦ってんだよ、別にいいじゃん、彼女出来てよかったな」

    弟「いやそのね」

    兄「ああ、彼女ね……ふーん、やっぱりもてるんじゃねえか」



    兄「それから?」

    弟「え?」

    兄「彼女とはどこで別れたんだ?」

    弟「えっ?まだ別れてないよ、でもにいちゃんが別れろって言うんなら」

    兄「あのな……昨日はどの場所でって聞いてるんだ」

    弟「あっそうか……えっと、やしろの森の向こう側」

    兄「やしろの森……ってことはあの森抜けて帰ってきたのか」

    弟「そうだよ、険しいけど近道だし」

    兄「……そこ怪しいな、やしろの森って神聖な場所て聞いたことあるぜ、無闇に通るなとか言われてさ」

    弟「そんなこと無いよ毎日通ってるんだよ、昨日も……あっ」




    兄「なんだよ」

    弟「にいちゃん、俺」

    兄「なんだ?何か思い出したか」

    弟「森の中の池で立ちションした……」

    兄「立ち小便……いつもはしないんだな」

    弟「うん、昨日初めて、我慢できなくて」


    兄「あー、くさいな、それかも」

    弟「ええっ!これ祟りなの?そんなんで女になっちゃうの?」

    兄「ミミズにオシッコかけたら腫れるっていうしな」

    弟「そんなのと一緒にされても」

    兄「じゃあ他に心当たりは?」

    弟「……思いつかない」

    兄「そんなら調べてみる価値はあるだろ」



    兄「よし決めた、調べてみよう」

    弟「でもどうやって?」

    兄「あの辺の伝承とか調べるんだ、学校の図書室に郷土史とかあるんじゃねえの」

    弟「にいちゃん、学校行けるの?大丈夫?」

    兄「仕方ないさ、お前の緊急事態だしな」

    弟「あ、ありがとうっにいちゃん」

     ポヨン

    兄「ばかよせそんな近づくなって、あたってるだろ」

    弟「あ、ごめん」


    兄「じゃ、久しぶりに制服着るか」






     通学路

    弟「こうしてにいちゃんと学校いくの久しぶりだね」

    兄「そうだな」

    弟「へへえ」

    兄「お前なに嬉しそうにしてんだよ、もっと自分の状況を心配した方がいいんじゃね?」

    弟「まあそうだけど、なんかオシッコ出てるの見てたらもうなんか開きなおっちゃった」

    兄「そんなもんなの?俺だったらもっと深刻になるけどな」

    弟「ちゃんと悩んでるって」

    兄「そうか?そうは見えないぞ」

    弟「だったらにいちゃんは俺が死にそうな暗い顔してた方がいいの?」

    兄「いやそれも困るんだけどな」

    弟「だろ?そういうこと」

    兄「わかってるならいいや」


    弟「にいちゃんが何とかしてくれるって信じてるから」

    兄「何とか出来たらいいけどな、最悪の場合も考えとかないと」

    弟「最悪って……」

    兄「ずっとそのまま女ってことだ」

    弟「……わかってる」

    兄「そうか」

    弟「……もしそうなったら……」



     「おはよう弟君」


    弟「えっ」

    兄「あ……」




    弟「ああ、おはよう、下級生ちゃん」

    下級生「風邪なの?」

    弟「えっ?」

    下級生「ほら、マスクしてるから」

    弟「あ、うん、そうなんだよ ゴホ」

    下級生「大丈夫なの?……あ」

    兄「……おはよ」

    下級生「先輩……おはようございます」

    兄「あ、うん……」



    弟「にいちゃん久しぶりに学校行くんだよ」

    下級生「そうなんだね……」

    弟「下級生ちゃんも気にしてくれてただろ」

    下級生「……そうだったっけ」


    兄「……」



    下級生「今日の帰りだけど……」

    弟「あ、今日はにいちゃんと用事があるから、帰りはダメなんだ」

    下級生「え……だって今日は」

    弟「ごめんね」

    下級生「うん……わかった」

    弟「あれ?どうかした?」

    下級生「ううん……じゃ私今日当番だから、先行くね」

    弟「あ、」



    弟「なんだろ下級生ちゃん今日は様子が変だな、もしかして俺、気付かれちゃたかな?」

    兄「……」どよよ〜ん

    弟「にいちゃん?」


    兄「あのな、ちょっと聞くけどもしかして付き合ってる彼女ってのは」

    弟「うん、下級生ちゃんだよ」

    兄「あ、ああそう……そうなの」

    弟「にいちゃん?」

    兄「そうか……付き合てくれって言われたってか……」

    弟「え?なに?」


    兄「いやなんでもないよ、なんでも、さ、行こう、遅れる」

    兄(過ぎた事過ぎた事、今はそんなこと気にしてる場合じゃない)





    兄「じゃ放課後図書室でな」

    弟「教室行くんだろ?」

    兄「ああ、気が向いたら顔出すよ」

    弟「せっかく来たんだからちゃんと行ってよ」

    兄「そうだな、別に教室が嫌で休んでたんじゃないし」

    弟「それならいいけど」

    兄「お前こそクラスの奴らに気付かれんなよ」

    弟「わかってるさ」

    兄「声も高くなってるからなるべく低くな」

    弟「うん」

    兄「身体触らせるんじゃないぞ」

    弟「わかってるって」

    兄「体育は」

    弟「今日はないよ」


    兄「それから、えーとそうだトイレは」

    弟「そんな心配しなくていいって、離れた教師用にでも行くから」

    兄「そんなとこ行って、スケベ教師に見つかってイタズラでもされたら、お前」

    弟「先生そんなことしないって」

    兄「何言ってる、教師ほど信用できないものもないんだぞ」

    弟「にいちゃんそんな心配性だったっけ?」

    兄「知るかよ、気になるんだよ、お前だからだろ」

    弟「俺だから?」

    兄「弟が心配なのは当たり前だろ、兄貴なんだしよ」

    弟「そうか、へへ……にいちゃん」

    兄「んだよ」

    弟「ありがと」 ニコッ

    兄「んあああ」ドキッ





     放課後

    兄(結局昼で抜け出しちまったけど、おかげでいい本が見つかった)

    兄(しかし長い間休んでたのにみんな普通に接してくれたな……)

    兄「引きこもりもそろそろ潮時かもな」


    兄「他もあたっとくか……ええと、郷土史はと……」

    下級生「あの先輩」

    兄「あ……下級生ちゃん」

    下級生「先輩のクラスに行ったらここだって聞いたので」

    兄「あ、そうなの……なにかな」

    下級生「ちょっとお話が……いいですか?」

    兄「え、あ……うん」




    弟「にいちゃん何か見つけたかな?」

    弟(あれ?にいちゃんと……あれは下級生ちゃん?何話してるんだろ)


    弟(なんだろ、なんか声かけにくい雰囲気だな)


      下級生『えっとその弟君とのことなんですけど』

      兄『あ、その……付き合ってるんだってね』

      下級生『はい、それで、その……この前のこと弟くんには……』


    弟(この前のこと?)


      兄『あ……ああそうだっ、俺も頼みがあったんだ』

      下級生『え?』

      兄『俺がなんていうか……告ったって事、弟には言わないで欲しいんだ』


    弟(えっ?!)



      下級生『そんなの……私が言うはず無いじゃないですか、逆に』

      兄『そ、そうだね、だから俺も絶対に言わないから……あいつに変に気を遣わせたくないんだ、
        格好悪いしね……ははは』

      兄『……まあ気を遣うってことはないかな』

      下級生『遣うに、決まってるじゃないですか……弟くん、先輩大好きなんですから』

      兄『大好きって……』

      下級生『今日だって先輩が来たから、私のこと……付き合って一ヶ月の記念日なのに……』

      兄『あれは違うって、ほんとに用事があるんだ』

      下級生『それに先輩の方ばっかり見て、私が髪型変えたのも気づいてくれないし』


    弟「下級生ちゃん……」


      兄『……』

      下級生『それで……また、学校来るんですか?』

      兄『え?」

      下級生『来てもいいですけど、弟くんと一緒の登下校は遠慮して欲しいんです』

      兄『え』

      下級生『はっきり言って迷惑なんです、今日のことも告白されたことも
            やっと、やっと付き合えたのに……』


    弟「……」  



      兄『……わかって……るさ、それにまだ来るって決めたわけじゃないし』

      下級生『そうですか、どっちでもいいですけど、お願いします』

      兄『あ、ああ、ごめんな俺余計なことばかり』

      下級生『それはもういいです、用件はそれだけですから』

      兄『……』

      下級生『さようなら』

      兄『……』



    弟「……にいちゃん、それで」





    兄「まただ、またこんな……」

    兄「告白も迷惑か……そうだよな」

    兄「毎朝挨拶してくれたのも、弟がいたから……なんだよな」

    兄「それを勘違いして……血迷って……付き合ってくださいとか」

    兄「バカじゃねえの俺」

    兄「はは……消えちまいてえ」  

    兄「……」


    兄「……いや」


    兄「だっだめだ、今落ち込んでる場合じゃねえ、


    兄「弟が来る前に気を取り直さなきゃ」

    兄「落ち着くんだ……深呼吸だ」



    兄(弟の……弟のことだけを)

    兄(俺は兄貴なんだから……我慢……しなきゃ)

    兄「……」

    兄「…………」




    弟「にいちゃん……」

    兄「おっおう来たな、ほら参考になりそうな本見つけたぞ、バッチリだ」





    弟「俺……俺さ……」

    兄「なんだよ変な顔して、もしかしてバレたのか?」

    弟「いや……大丈夫だった」

    兄「だったらどうした……」

    弟「あのさ」

    兄「え、お前まさか今」


    弟(なんだよ)


    兄「聞いてた……のか」


    弟(にいちゃん、なんだよその顔)

    弟(そんな悲しそうな顔みたくないよ)

    弟(にいちゃんにそんな顔されたら俺もう……)

    弟(何も言えなくなるじゃないか)



    兄「お前……聞いて」


    弟(だめだ、やっぱり知らないふりしてよう)


    弟「えっ?なんのこと俺今来たばかりだけど」

    兄「ああ……そうか……」



    弟「そ、それでなにか見つけたの?」

    兄「ああいや……そうだ、あったあった、この本見てみろ」

    弟「郷土史だね」

    兄「この辺りの伝承なんかをまとめてあるんだけどな、
       明治の終わり頃にあの森で若者が女に変化したって話があるんだ」

    弟「ほんとだじゃあやっぱり原因は」

    兄「間違いない、やしろの森だ」

    弟「それでその若者は男に戻れたの?」

    兄「おうそこだ、神社でお祓いを受けたら戻ったって書いてあるんだ」

    弟「神社?」

    兄「森の手前に古い神社があるだろ」

    弟「ああ、あそこ」

    兄「あの神社はあの森を祀っててな、森自体がご神体みたいなものらしい」

    弟「うわ、俺そこで立ちションしちゃったの?」

    兄「まあ罰も当たるわな」



    弟「でも犬の散歩させてる人もいるし、立ちションしたのも俺だけってことはないよ
       他の人達は女にならないのかな」

    兄「うん……他にもなにかあるんだろうな」

    弟「あとはなにか?」

    兄「それ以上のことは書かれていない」


    弟「そのお祓いって今でもやってくれるのかな」

    兄「そうだといいんだが……」

    弟「あの神社で聞けば何か判るかもしれない、これから行ってみようよ」

    兄「そうだな、行こう」





     神社

    兄「と、言うわけで郷土史を見てここに来たんですけど……」

    神主「たわけがっ!」

    兄「うひっ」

    神主「神聖な御池で立ち小便とは、罰が当たって当たり前じゃ!」

    兄「すいませんすいません、許してください、なんとかもとに戻す方法を……」

    神主「知らんわ、お主のような罰当たりずっと女のままでおればいいんじゃ!」

    兄「いや……じゃなくてですね」

    神主「そんな面では女になっても誰にも相手にされんじゃろ、いい気味じゃ」

    兄「うわ、すげえ嫌なジジィ」

    神主「なんじゃと?」

    兄「いえなんでも」



    兄「だから俺じゃなくってですね……おい、出てこいよ」

    弟「うん……あの……すいません」 オズオズ

    兄「女になっちまったのは、この弟なんです」

    弟「すいません……」


    神主「ほう、お主か……これは」

    弟「男に戻る方法があれば教えてくださいっ」 ペコッ

    神主「ふむ……これはまたいい具合に女になっておるのぅ」

    弟「お願いしますっ」

    神主「うむ……まあ、玄関で話もなんじゃ、こっちへおあがんなさい」

    兄「なんだよ、見た目で手のひら返しかよ」

    神主「ん?」

    兄「あいえ、なにも」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    神主「確かにその話はここに伝わっておるものじゃ」

    兄「やっぱり!」

    弟「じゃあこうなった原因も判るんですね?」

    神主「それは、あの御池に1500年以上前より住まわれる神亀様の祟りじゃ」

    弟「神亀様?」

    神主「そうじゃ、たまたまお主が立ち小便したときに近くにいらっしゃったのであろうの」

    弟「それで罰を」

    兄「怒ってチンコ取ったってわけか」

    神主「うむ、昔からそういう祟り方をなさるんじゃ」

    兄「やな祟り方するんだな」

    神主「ばかもん!命を取られるよりましじゃろが」

    兄「まあそうですけど」


    弟「それで、そのお祓いとか」

    神主「当然伝わっておる、そのお祓いの方法もな」


    兄「ほんとですか」

    神主「嘘など言わん」

    弟「それじゃあ俺は男に」

    神主「うむ、戻れるじゃろ」

    弟「戻れる……」

    兄「よかったな」

    弟「……うん」


    兄「それで……お礼は」

    神主「礼などいらん、これはこの神社の神主のお役目じゃからのう」

    兄「俺にはいい気味じゃとか言ったくせに……」

    神主「なんじゃ?」

    兄「いえいえっ、そうですか、ありがとうございます」

    弟「後でお賽銭上げて、拝んでおきます」

    神主「うむ」


    兄「それで、俺たちこれからどうしたら……?」

    神主「まあ慌てるでない、色々と準備が必要なんでな、用意しておく」

    弟「そうですかっ、今すぐじゃないんですねっ」

    兄「……?」

    神主「明日の夕方また来るがよい」



    兄「明日の夕方ですね、わかりました、よろしくお願いします」

    神主「ふん」

    弟「よろしくお願いします」

    神主「よしよし、任せておけ」

    兄「では今日はこれで失礼します」

    弟「ありがとうございました」 ペコッ

     ガラガラ〜ピシャ



    神主「ほんにいい女じゃ、久しぶり久しぶり ひひひ……」






    兄「あの神主、胡散臭いとこあるな」

    弟「そうかな?」

    兄「ああ、お前え見る目付きが、なんか気持ちわりぃ」

    弟「気のせいだろ、神様に仕えてるんだよ」

    兄「まあそうなんだろうけどな、なんだかな……それよりお前」

    弟「なあに?」

    兄「いや、その女っぽい仕草やめろ」

    弟「いいじゃない、今は女なんだから」

    兄「それだよそれ、お前さっきすぐに戻れないのに喜んでなかったか?」

    弟「えー、そんな風に見えた?」


    兄「見えたから言ってるんだよ」

    弟「うん……せっかく女になったんだし、もうちょっとこのままでもいいかなって思ったりしたから」

    兄「お前、朝と言ってることが全然違ってるぞ」

    弟「そうかなあ」

    兄「女のままでどうするんだよ」

    弟「えっとぉ、にいちゃんとイチャイチャするとか?」

    兄「ばっ、馬鹿言うな」

    弟「あはは、赤くなってる」

    兄「お前な……」

    弟「にいちゃん」

    兄「なんだよ」

    弟「好きだよ」

    兄「だからお前に言われてもなって」

    弟「今は女なのに?」

    兄「同じことだって」



    弟「つまんないの」

    兄「なに言ってやがる」

    弟「そうだ、俺明日は学校休むよ」

    兄「え?いいのか」

    弟「うん土曜日だし、一日くらい」

    兄「でも神社に行くの夕方だぞ」

    弟「それまでゆっくりしたいんだ」

    兄「今日はあんなに休むの嫌がったのに」

    弟「そうだったっけ……じゃあ明日も俺と登校してくれる?」

    兄「いや、それは……」

      下級生『弟くんと一緒の登下校は遠慮して欲しいんです』

    兄「俺は行かないから」

    弟「だったら俺も休む」

    兄「もう好きにしたらいいよ」






      自宅 兄の部屋

    兄「で、なんでそんな恰好なの?」

    弟「そんな格好ってなんだよ」

    兄「Tシャツに短パンなんて露出が多すぎなんだよ」

    弟「あれ?にいちゃん気になるの?」

    兄「見た目は女なんだから」

    弟「へへ、にいちゃんえっち」

    兄「ばかやろ、何のんきなこと言ってるんだ」

    弟「まあそうだけど、もう男に戻れるしね」

    兄「まだどうなるかわかんねえよ」

    弟「ダメだったらダメで、にいちゃんに面倒みてもらおうかなぁ」

    兄「ば、ばかっじゃないの」


    弟「ねえ、にいちゃん」

    兄「なんだよ、にやけやがって」

    弟「一緒に風呂入ってみる?」

    兄「このやろっ、おちょくってんじゃねえ」

    弟「ふざけてるわけじゃないんだけどな」


    兄「ああ、もう寝ろ」

    弟「ちぇっ、つまんないなー」

    兄「ほらほら、出てけ」

    弟「わかったよ、おやすみ」

    兄「また明日な」

    弟「一緒に寝ない?」

    兄「おやすみ」

     バタン





    兄「寝るか……」

    兄「ああー寝付けそうにねえ」

    兄「ちっ、あんな薄着しやがって、なんで弟のおっぱいが気になるんだよ、いい匂いまでさせやがって」


    兄「でもまあお陰で下級生ちゃんのこと忘れてたけどな……」

    兄「あ、思い出しちまった……」 どよよ〜ん




     弟の部屋

    弟「はぁはぁ……」

    弟「はぁはぁ……こんな……っ」

    弟「んんっ……にいちゃ……くぅっ……」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      弟「にいちゃんっ!なにするんだよっ!」
     
      兄「はあ!はあ!!」

      弟「そんなっ……あっ、やめてよっ……やだっ」

      兄「はあっ!はあっ!はあっ!!!」

      弟「俺たち……兄弟なのにっ、いやっ……ああっ!」
     
      兄「はあっ!はあっ!!」
     
      弟「やめてよ、にいちゃんっ……こんなのやだ……ひどいよ……」

      弟「ああっ!それいやっ……ああっ!……やめてぇぇぇっ!」



    兄「はあっ!はあっ!!えっ……なあああああっ!!!」

    兄「っ?!!……はあはぁ……」



    兄「なんて夢だ……」






    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      弟「おかあさん、にいちゃまだ〜」

      母「今日は幼稚園お昼までだからもうすぐ帰ってくるわ」

      弟「やたっ、にいちゃ、にいちゃ、かえってくぅる」

      母「ふふふ、あなたは本当にお兄ちゃんが好きねえ」

      弟「だいすきっ、おおきくなったらね、にいちゃのおよめさんにしてもらうの」

      母「まあまあ、でも男の子同士は結婚出来ないのよ」
     
      弟「ええ〜どうしてぇ、なりたいなりたい」

      母「そう言ってもねえ、ちょっと無理じゃないかなあ」

      弟「うー、いいよぉ、にいちゃにおねがいするからー」

      母「お兄ちゃん困ると思うわよ」

      弟「にいちゃはぼくのおねがいなんでもきいてくれるもん」




      弟「ねえねえ、にいちゃ、ぼくにいちゃのおよめさんになりたい」

      兄「およめさん?」

      弟「してくれる?」

      兄「でも、およめさんはおんなのこがなるんだよ」

      弟「じゃあぼくおんなのこになる」

      兄「あはは、おとくんがおんなのこになったらおよめさんにしてあげるよ」

      弟「ほんと?」

      兄「うん、ほんと」

      弟「ほんとにほんと?」

      兄「ほんとにほんとだよ」

      弟「やった、じゃあぼくおんなのこになるね」

      兄「うん、そしたらきっとかわいいおよめさんになれるよ」

      弟「わーい、やった、やった」




    弟「やったーっ……あ?」

    弟「あ……なんだ夢か」

    弟「そうか夢か……」

    弟「うわあ……なんだよ……クスクス」


    弟「へへへ、懐かしいな……」


    弟「起きよ、にいちゃんの顔見たくなちゃった」


    弟「えへへへ」




     コンコン

     ガチャ

    弟「にいちゃん……まだ寝てるの?」

    兄「……」

    弟「にいちゃん?起きようよ」

    兄「……すまん、久しぶりに外出たんで疲れてるんだ」

    弟「え、大丈夫なの?」

    兄「ああ、大丈夫だから……もう少し寝かせてくれ」

    弟「……わかったよ」



    弟(にいちゃん、布団に潜って顔も見せてくれなかった……)

    弟(やっぱり下級生ちゃんのこと……)



    兄(あんな夢見て、すぐに弟の顔見られるかよ)





     夕方

    兄「じゃあ行くか、用意はいいな」

    弟「うん」

    兄「いよいよだな」

    弟「そうだね……」


    兄「うん?どうしたんだよ」

    弟「ん、ちょっと昔の夢見ちゃって……」

    兄「夢?」 ドキッ

    弟「うん、子供の頃の」

    兄「子供の頃の?ああ……そうか」 ホッ


    弟「子供の頃はにいちゃんの後ばかり追っかけてたよね」

    兄「そうだったな」

    弟「にいちゃんはいつでも優しかったから、ずっと一緒にいたかったんだ」

    兄「違うよ」

    弟「え?」

    兄「俺は優しくなんてなかったさ」

    弟「優しかったよ……(今でも……)」

    兄「お前に優しくしてれば母さんに褒められた、だからそうしてただけだ」

    弟「……」

    兄「そんなのほんとの優しさじゃない、気が弱くてずるくて……俺なんてその程度の男だ」

    弟「……にいちゃん」


    弟「にいちゃん、いつからそういう事言うようになったんだよ」

    兄「さあ……でもほんとのことだ」

    弟「例えそれがほんとでも、それでも俺……俺は」


    弟「にいちゃんのこと……好きだよ」


    兄「へへっ、お前に言われてもなぁ」


    弟「……ごめん」


    兄「いいよ」




    弟「にいちゃん」

    兄「ん?」

    弟「子供の頃の約束覚えてる?」

    兄「え……えっと、約束?何だったっけか……」

    弟「……」

    兄「うーん……悪い、思い出せないよ」


    弟「いいよ……俺も忘れてたし」






     神社、神殿前

    神主「その奥へ行って置いてある白い着物に着替えるがよい」

    弟「俺着物なんか着られないですけど」

    神主「なに簡単、浴衣みたいなもんじゃ」

    弟「ああそれなら」

    神主「下にはなにも付けてはならんぞ、俗の穢れは全て落とすのじゃ」

    弟「……わかりました」

    兄「風邪ひくんじゃないですか?」

    神主「お主は黙っておれい」

    兄「すいません」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    弟「着替えました……」

    兄「うわっ、スケスケじゃねえか、なんだよその着物」

    弟「これ、恥ずかしいんですけど」


    神主「ほほう、思ったとおり抱き心地の良さそうな……」

    兄「え?」

    神主「あいや、では兄君」

    兄「はい?」

    神主「お主は今から、御池まで行って池の御水を汲んできてくれ」

    弟「池の水ですか?」

    神主「お祓いには汲み立ての御水が必要なんじゃ、そこに桶があるじゃろ、それを持って行くがいい」

    兄「わかりました、急いでいってきます」

    神主「ああよいよい、ゆっくりでな、こぼさんように」

    兄「はあ……」


    神主「わしは弟くんを神前にお供えするでな、決して邪魔せぬよう」

    兄「お供え……」

    神主「では頼んだぞ」

    兄「はい、それじゃ行きます」

     ガタタッ



     シーーーン

    弟「……」 モジモジ


    神主「では弟くん」

    弟「は、はい……」


    神主「こちらの神殿へ来なさい」






     ギィッ

     ギシィッ……

    神主「その寝台の上に横になるんじゃ」

    弟「はい……」






    神主「うむ……やはり若い女はええ」

    弟「え?」

    神主「なんという白い肌じゃ……年甲斐もなく漲ってくるわい」

    弟「え?え?」

    神主「さ、怖がらんでええからの」

    弟「な、なにをするんですか……」


    神主「よいよい、わしの言うことを聞けば悪いようにはならん」

    弟「ちょ、やめてくださいっ!」

    神主「ふふ、ほんによい身体じゃ……男の戻すのは勿体無いわい」

    神主「どれ、わしがじっくり可愛がって……」

     ギシッ…… 

    弟「やめてっ、にいちゃん!助けてっ!にいちゃん!」

    神主「あの池からではそうそう戻って来ぬわ、観念して大人しく言う事をきけぃ」

    弟「やめろっ!嫌っ!嫌だぁっ!」



    神主「そもそも罰当たりな真似をしたお主が悪いんじゃ」

    神主「それをただで戻してやろうと言うんじゃから、このくらいの役得がないとな、ひひひ」

     ギシッ… 

    弟「さ、触るなあっ……!にいちゃん!にいちゃん……!!」

    神主「ほれ、帯を解いてやるで」

    弟「やだよ!やだちょっと待って……」

    神主「ふひひ……」

     スルッ

    弟「ああっ……」











     
     ドンガラガッシャーン!!!!!!!


    兄「まてこらぁっ!!!!」

    神主「ぬおっ!」

    弟「にいちゃん!」

    兄「おかしいと思って帰ってきたら、弟に何してやがるっ!!!!」

    神主「お、お主!邪魔をするなとっ」

    兄「うるせぇえええ!このエロ神主!!!!」

    神主「なんじゃと!」

    兄「ひとの弱味につけこみやがって!ぶん殴ってやる!!!!」

     グイッ!

    神主「ひゃぁ!ま、まてっ、暴力はいかん!」


    兄「お前のほうが暴力だろがっ!」

    神主「いやまて、待ってくれ!こうせねば男には戻らんのじゃ」

    兄「なにぃ、またいい加減なこと」

     グイッグイッ

    神主「ほんとじゃ、あ待て、聞いてくれ」

    兄「話してみろよ、じゃあ、いい加減な話だったら覚悟しろよ」

     グイッ

    神主「つまりじゃな、祟で女になった者を元に戻すには、亀様の怒りを修めなければならんのじゃ」

    兄「だからお祓いすんだろ?いやらしいことするんじゃねえだろ?」

    神主「いやらしいことではない」

    兄「いやらしいことじゃねえかっ、スケベな顔しやがって」

    神主「お主っ失礼だぞっ」

    兄「知るかっ」


    神主「じゃ、じゃから、お怒りを鎮めるには、神亀様の精を宿した男と交合するべしとされておるんじゃ」

    兄「あ?交合ってな……あれかよ」

    神主「そう、つまり性行為じゃ」

    弟「性行為……」

    神主「男に宿した精を、まぐわうことによって女体に移すのじゃ
        そうすることによって、祟りは修まるんじゃ」

    兄「……それ本当のことなんだろうな」

    神主「本当じゃ、嘘は言わん、だから神亀様の精を宿したわしと交合すればもとに戻れるんじゃ」

    兄「なんだとぉ」

     グイッ

    神主「ひえっ」

    兄「その相手はあんたじゃなきゃダメってのかよ」


    神主「いや……神亀様の精を降ろす祝詞さえ唱えれば、誰でもいいんじゃが……」

    兄「誰でもいいんじゃねえかっ」

    神主「し、しかし、他にお誰がおる、わしがダメならお主がするがよかろう」

    兄「うっ……それは」

    神主「どうじゃ」

    兄「……」


    神主「弟君、お主はどうなんじゃ」


    弟「俺……俺……」




    弟「俺、にいちゃんならいい」

    兄「ば、馬鹿お前な……」

    弟「にいちゃん以外はやだ」

    兄「何言ってんだよっ、お前正気か?」

    弟「だって他の男とセックスなんて出来ないよ」


    兄「俺なら出来るのかよ」

    弟「にいちゃんなら……にいちゃんなら、俺」


    兄「それは……無理だ」

    弟「……にいちゃん」

    神主「何故嫌がる?弟のためだぞ」

    兄「しかしだな」

    神主「それにお主ではなく、お主に宿った神亀様がまぐわうのじゃ」

    兄「どっちにしても俺の身体だし意識も俺だし」

    神主「大丈夫じゃ、女の形をしておるだけで本物の女ではない、子は出来ん」

    兄「だから、そういう問題じゃないんだって」

    神主「なにを意識しておる」

    兄「そんなことをしたら……俺の気持ちが」

    兄「抑えていた俺の……」


    神主「ふむ」

    兄「俺には……無理だ……」

    神主「お主ら兄弟、相当屈折しておるようじゃの」

    兄「でも、このままじゃ弟が……」

    弟「……にいちゃん」

    神主「仕方ないのぅ、別の方法でやるか」

    兄「別の方法……はあ?」

    弟「へ?」

    兄「方法はひとつしかないんじゃ?」

    神主「いやそんなこともない」


    神主「神亀様の精を直接女の方へ降ろせばいいんじゃ」

    兄「なんで……なんでそれを先に言わねえんだよっ、だったらわざわざセックスとかっ」

     グイッ
       
    神主「まて、こ、この方法は効果が出るまで時間がかかるんじゃ」

    兄「どのくらいだよ」

    神主「ざっと……半日」

    兄「半日……?」

    神主「うむ」

    兄「充分だろがっ、クソ神主!」


    神主「それが充分ではないのじゃ」

    兄「なんでだよっ」

    神主「時間が立てば心の方が女になってしまうのじゃ」

    兄「なに、心が……」

    神主「そうじゃ、だから急いだ方がよいのじゃ」

    兄「だったら……だったらなんで昨日やってくれなかったんだよ」

    神主「そ、それは……その方が」

    兄「は?」

    神主「わしが気持いい」

    兄「このクソエロジジィっ!」



    神主「ああ安心せい、多分大丈夫じゃ、猶予は5日ほどあるからの」

    兄「多分とか、色々いい加減なこと言ってるな」

    神主「きっと大丈夫じゃ」

    兄「……もういいから、早くしてくれ」

    神主「うむ、では祝詞奏上じゃ」

    兄「急にまた偉そうになりやがって」

    神主「弟くんはそこへ座りなされ」

    弟「え……」

    兄「座ってやれ」

    弟「うん」

    神主「いざ参る」



    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜








     帰り道

    兄「ああ……疲れた」

    弟「そうだね」

    兄「あの神主、明日戻ってなかったらただじゃおかねえ」

    弟「ふふふ」

    兄「お前よく笑ってられるな」
     
    弟「にいちゃん」

    兄「ん?」

    弟「ありがとね」

    兄「ん、ああ」


    弟「助けに来てくれて……うれしかった」

     ぎゅっ

    兄「そ、そうか」

    弟「にいちゃんになら……」

    兄「……」
     
    弟「抱かれてもよかったのにな」

    兄「……」

    弟「……」

     ぎゅっ
     
    兄「……」




    兄「……」

    弟「……」

    兄「……」

    弟「……」



    兄「あ、あ……あのな」

    弟「なに……」

    兄「その女の身体……男に戻る前にもう一回見せてくれねえかな」

    弟「え……」


    兄「いやさ、どうせ俺なんかこの先女と付き合うこともないだろうし
      今見とかないと一生実物なんて見る機会ないかも……」

    兄「そんな事考えるとな……」



    兄「なんか気になって眠れなくちまって……」


    弟「……にいちゃん」

    兄「あっ、ああ、すまん、今の無し聞かなかったことにしてくれ」


    弟「……いいよ」

    兄「えっ?」

    弟「こんな身体でも男同士なんだしさ、恥ずかしくなんかないよ、いくらでも見せてあげるさ」

    兄「お前……」

    弟「ほ、ほら、あ、あそことか……いいんじゃない?」


    兄「あそこってラブホ……」

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






     ラブホ 室内

    兄「……」

    兄(なんで今俺はラブホのベッドに腰掛けてるんだ)

    ガチャッ

    兄「っ!」 ドキッ



    弟「ふー、にいちゃんもシャワー浴びたら?」

    兄「いや……俺はいいよ」

    弟「さっぱりするのにさ」

    兄「……いや、やめとく」

    弟「そう……」


    弟「隣座っていいかな?」

    兄「あ、うん」

    弟「んしょ……ふぅ」



    兄「……」

    弟「……」


    兄「…………」

    弟「…………」


    弟「な、なんだろ、なんか変な気分」

    兄「……」

    弟「ドキドキするね……」





    兄「……」

    弟「にいちゃん」

    兄「……え?」

    弟「何か……言ってよ」

    兄「ああ、すまん」




    弟「えと、じゃあ……見る?」


    兄「あ……うん」




    弟「あ、あれ?変だな」

    兄「どうした?」

    弟「なんだろ、すごく……恥ずかしい」

    兄「恥ずかしい?」

    弟「おかしいな……最初は全然平気だったのに」

    兄「まさかお前心が女になってきてるんじゃ……」

    弟「そ、そんなことない……と思うけど」



    弟「にいちゃんとこんなとこ入ったから、かな」




    弟「じゃ……見て」

     スルッ

    兄「……」 ゴクッ


    弟「にいちゃん……どう?」

    兄「ど、どうって」

    弟「俺……綺麗かな」


    兄「あ、ああ、本物の女……みたいだ」

    弟「くすっ、今は本物の女だよ」

    兄「あ、そうか」

    弟「くすくす、ほらこのおっぱい、最初すごいびっくりしたんだよ」

    兄「そ、そうだったな」

    弟「変じゃないかな」



    兄「そんなことない、綺麗だ」

    弟「ほんと?」

    兄「ああ」

    弟「よかった」

    兄「……」


    弟「……触って……よ」

    兄「うん……」

     モミュ

    弟「あ……んっ」

     ビクッ

    兄「あ、すまん」

    弟「……ちくび……感じるんだ……」



    弟「……下も見る?」

    兄「いやそこは」

    弟「見ないの?」

    兄「うん、やっぱいい……」

    弟「見れば……いいのに」

    兄「いいよ、無理すんな、恥ずかしいんだろ?」


    弟「俺がいいって言ってるのに、ほ、ほんとに平気だって」

    兄「そんな事言ってもお前口では平気そうだけど、顔真っ赤で、涙目でさ……」

    弟「えっ?!」

    兄「いいよ、変な事言った俺が悪かった……帰ろう」

    弟「……にいちゃん、違うよ……」




    弟「ちがうよっ」

    兄「っ……んだよ」

    弟「……」



    弟「ね、………してみる?」

    兄「え?」

    弟「キス……してみる?」

     スッ

    兄「あ……」

    弟「にいちゃん……」




    兄「ま、まて、お前そんな顔して……」


    弟「恥ずかしいけど……」

     パチッ
     
    弟「暗くしちゃえばわかんないよ」

     ぎゅっ

    弟「にいちゃん……」

     むにゅ

    兄「おまえ……なにする……」



    弟「にいちゃん……俺のこと好きにしていいよ」

    兄「なっ」

    弟「女のうちにさ……どうせ男に戻るんだし」


    弟「にいちゃんなら……俺」

     ぎゅっ

    弟「にいちゃん……にいちゃん」

     ぎゅうっ

    兄「よせ……」

    弟「俺にいちゃんのこと……好きだよ……大好き」

    兄「お前に……言われても」


    弟「ごめん……うれしくないよね……」



    兄「いや……」


    兄「……うれしいよ」

    ぎゅうっ

    兄「ずっとずっと、うれしかったよ……」



    弟「にいちゃんっ……!」

     ぎゅうっ

    弟「ずっと……ずっと……」


    弟「大好きだったよ……」



    兄「はあっ!はあっ!」



    弟「にいちゃっ!……にいちゃっ!」




    兄「はあっ!はあっ!はあっ!はあっ!」




    弟「にいちゃっ!…… にいちゃあんっ!…… にいちゃあ………!」




    兄「くうっ!!!」



    弟「にいちゃあ…あ…っ……!」


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜









    兄「俺は…俺は……なんてことを……」












     次の朝


    弟「あ、おっぱいない……」


    弟「男に戻ってる……」


    弟「……」




    弟「……」











     5日後

     コンコン

     ガチャ

    弟「にいちゃん……起きてる?」

    兄「……おう」

    弟「俺出かけてくるね」

    兄「ん?……ああ、デートか」

    弟「あ、うん……下級生ちゃんと前からの約束だから」

    兄「そう……か、良かったな」

    弟「ごめんね」

    兄「なにが?」

    弟「……」


    兄「もう身体はなんともないのか?」

    弟「うん、大丈夫みたい」

    兄「ならいい」

    弟「にいちゃんのおかげだよ、ありがとうね」

    兄「……」



    兄「俺お前に……」

    弟「俺べつに気にしてないよ」

    兄「……そうか」

    弟「……」



    弟「にいちゃん……あのさ俺」

    兄「ん?」

    弟「……」

    兄「どうした?」


    弟「ううん……行ってきます、遅くなると思うけど」

    兄「ああ……」

    弟「うん、じゃ」

     バ…タン…




    兄「はぁ……」



    兄「やべ……」

    兄「はは……思い出し勃起とか」

    兄「……俺って最低」


    兄「はは……死にてえ」








     ピッピッ

    prrrrrrrr…… prrrrrrrr……

    弟「あ……下級生ちゃん」

    弟「うん、あの……えっと、悪い、実は今日行けなくなったんだ」

    弟「うん、そうなんだ……うん、ごめん」

    弟「急用なんだ……ちょっと、その……すごく大事な」

    弟「捜し物っていうか……そう、大切なことなんだ」

    弟「ほんとごめん、え?今度?……えっと……ごめん」



    弟「その……俺、好きな人できたんだ……だから、もう下級生ちゃんとは……あっ」

      ツーツーツー


    弟「怒らせちゃった……そりゃそうか」

     ピッ


    弟「にいちゃんも怒るだろうな…せっかく戻してくれたのに……でも俺決めたんだ」


    弟「さあ今日中に捜さなきゃ」




    弟「神亀様……いるかな」




                                   おしまい

     

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