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    【浮気】男の後輩に。。第2話 (学校での体験談)【不倫】


    あぁ。。あたし酔ってる。。
    どうかしてるよぉ。。後輩にこんなこと。。
    でも、一旦タガが外れたら、自制心なんて機能しないの。

    『こんなんでも出ちゃうの?』
    「マジ、出ちゃいます。。」
    『そっか。。。。出していいよ』

    自分の口から出たセリフ。。
    耳を通して再び自分に戻ってきたときに、
    その響きの淫靡さが数倍になって、身体の中で膨らんだ。
    火に油を注ぐが如く、さらにいたずら心が首をもたげる。

    「マジっすか?でも、かなり恥ずかしいんっすけど」
    『じゃ、やめるか?』

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    「悪魔やぁ。。この人、悪魔やぁ」
    『ふっ^^ 今頃気づいたか。。』
    「あのぉ。。リクエストしていいっすか?」
    『えっ?何?』
    「えっとですねぇ。。」
    『うん、何?』
    「怒んないって約束してくれますか?」
    『男らしくないわねぇ。。何よ?』
    「んじゃ、言います。胸、触ってもいいっすか?」
    『ぷっ!触る勇気あんの?』
    「ひゃぁ。。姐さん、マジこえぇ。。」
    『いいよ。。でも、服の上からね』
    「マジっすか?マジ触っちゃいますよ?」
    『2度も同じこと言わせんな』

    子供みたいだなぁ。。
    龍平は、女の子の経験があるのかなぁ?
    さっきは、さも経験豊富なような言いっぷりだったけど、
    女の子の扱い方、分かってないよなぁ。。

    「ごっつぁんです^^あ、それから。。もう1つ」
    『何よ?まだあるの?』
    「俺のチンポ。。直で触ってもらっていいっすか?」
    『なっ!それはイヤ^^;』
    「ケチ。。」
    『ふーん。。そう言うか。 なら、胸も取り消し』
    「あーーっ!そんなぁ!!」
    『しっ!!! 大声出すな!!』
    「すんません^^; んと、チンポはいいです^^;」
    『よしよし^^ 良い子^^』

    ちゅっ♪
    龍平のほっぺたにキスをして。。
    人差し指と中指で龍平のソコを軽く挟み込むようにして、
    下から上へと。。その形を確かめるように撫で上げる。
    撫で上げるたびに、龍平のソコは脈打ち、硬さが増していく。
    龍平の手が恐る恐るあたしの胸元に近づいてきた。
    まだ触れていないのに、あたしの全身が泡立つ。
    子宮の辺りがボワっと暖かくなって、腰がゾワゾワする。。
    龍平のソコは、ズボン生地の伸びの限界まで中から押し上げ
    それでも、まだ、さらに飛び出そうという力を外へ向けて発している。
    ソコの先端を、中指の先でクルクルクル。。
    ビクッビクッ。。ソコとお腹が連動して波打つ。
    龍平の手の平は、すっぽりあたしの右胸を包んでいる。
    愛撫というよりも、胸の形を確かめているような動き。
    とってもモドカシイ感触。。
    もっと直接的な刺激が欲しい。。
    でも、そのたどたどしいタッチでも、あたしを濡らすには十分だった。

    「姐さん、ちょー柔らけぇ」
    『龍平、ちょー硬い^^』
    「あぁ。。幸せ。。生きててよかった^^」
    『あんたさ。。元カノとはよくエッチしたの?』
    「えっ。。なんでですか?」
    『うーん。。あまり慣れてないっぽい』
    「あちゃぁ。。分かりますか?」
    『まぁ〜ね。
    子供がお母さんのオッパイ触ってるみたいだもん』
    「いや。。ぶっちゃけ、俺、童貞なんすよ」
    『え?だって、さっき。。元カノは1ヶ月エッチ我慢できないって』
    「あ。。あれはウソっす^^;」
    『何よ?そうなの?』
    「元カノって言っても高校の時の彼女で。。
    俺、すげぇオクテで、エッチする勇気なかったんすよ」
    『そーなんだぁ。。』
    「オッパイ触るのも、これで3回目なんですよ。。」
    『それにしちゃぁ。。ずいぶん積極的だったよね^^;』
    「いや。。そりゃもう。。清水の舞台ってやつです^^;」
    『飛び降りちゃったんだ^^』

    やっぱりねぇ。。
    目隠しされて、闇雲に敵陣に猛進してくる雑兵のようだったのに、
    いざ、目の前の敵に遭遇して。。それが敵の大将だと知ったら。。
    腰を抜かして、手当たりしだい周りの小石を大将にぶつけている。。
    そんな感じだったよ^^ 戦地に赴くの、初めてでしょ?って感じ。

    『んと。。胸以外は触ったことあるの?』
    「ないっす^^; 例えば、おま。。んこですよね?」
    『はっきり言うな^^;』
    「すんません^^;」
    『そっかぁ。。。ホントに童貞なんだぁ』

    童貞という響き。。。
    これも、火に注ぐ油となって自分に戻ってきた。
    この子に対して、女体の何たるかを教えたくなった。
    ガツガツ触ってこられたら、恐らくテンションが急降下してた。
    胸を触ってもいいよと言った時、あたしは愛撫を想定していた。
    でも、龍平のそれは、愛撫とは程遠い。。
    持てる勇気を最大限に振り絞って、やっと手を胸に置いたという程度。
    それがとても可愛らしく。。母性本能をくすぐる。
    この場であたしのすべてを見せ、触らせてもいいと思った。
    でも、状況を考えると。。
    もし隣で寝ているケンや美里が起きてきたら。。
    別室で寝ているコーが起きてきたら。。
    そう考えると。。こうやって胸を触らせるのが限界。

    『ねぇねぇ?ホントに出ちゃいそう?』
    「はい。。その予感が。。」
    『よし。。出せ^^』
    「うっす♪」

    3本の指を使って、ソコを優しくつまんで。。
    ズボンごと上下にしごく。。
    人差し指だけをソコの先端に乗せて。。
    先端はクリクリ。。他の指で全体を上下に。。
    龍平の手は、相変わらず単調なリズムで乳房全体をニギニギ。。
    アンダンテ。。くらいかな。
    メトロノームのような正確な動き。。
    どのくらい時間が経ったんだろう。。
    お互いに無言のまま。。
    お部屋の中には、お互いの衣服が擦れる音。。
    そして、時計の針が時を刻む音。。
    龍平のアンダンテのリズムに変化が出てきた。。
    すっと速度が落ちて。。ラルゴになったと思いきや。。
    むにゅむにゅむにゅっと、思い出したように速度を上げ。。
    しばらくして、また、パタっとフルストップ。
    おや。。今度はレガート^^ この触り方は好み^^
    あれ?。。デクレッシェンド。。
    変化を付けることを覚えたのかしら。。
    あれれ。。でも、またフルストップ。。
    あっ!落ちた!

    突如。。龍平の手がストンと下に落ちた。
    ストンと落ちて、あたしの太股の上に。。
    え?もしかして、そっちを。。触るの?
    うわ。。それはマズイ。。
    あたし結構濡れちゃってるし。。
    今は、もう拒む自信ないし。。

    が、それは杞憂だった。
    ストンと落ちた手は。。そのまま動かず。
    あたしの手の中の「彼」は。。みるみる萎んでいく。

    『あれ?龍平? ねぇ?』
    「。。。。」
    『ねぇ?』
    「。。。。」

    スースーと寝息をたてている。。
    こいつ。。。寝やがった。。まったく。。
    そのまま龍平を横にして。。
    さて、あたしはどうしたものか。。
    そろそろ終電はなくなる頃だろうし。。
    このまま一人で朝まで飲むのも悲しすぎる^^;
    腹いせに、龍平の枕もとで派手にオナってやるか!
    なんて。。そこまであたしは変態にはなれない。
    とりあえず。。
    あたしも寝転んで。。
    残ったジンをチビチビ飲みながら、読書でもするか。
    バッグの中から読みかけの本をゴソゴソと取り出し。。
    うーん。。
    煌々と電気が付いてちゃ。。龍平も寝苦しいかも。
    とりあえず電気は消しておくか。。
    廊下の電気が付いてれば、その灯りで本は読める。
    電気をパチンと消して。。
    廊下から漏れてくる灯りを求めて、その灯りの筋の方へ身体を向ける。
    龍平に脚を向けて、ケンと美里が寝ている部屋に頭を向ける格好。
    かなり古い本。
    吉行淳之介著「浮気のすすめ」
    こんな一節があった。。「女性は楽器であるか」
    太鼓のバチは太鼓に恋する。
    マンドリンの弦は弾く指に恋する。
    女性は楽器であって、弾き手によって、
    良い音色も悪い音色も出すものだ。。
    ふむふむ。。
    確かに、女と男の関係で言えば、女は楽器なのかも。
    抜群の演奏技法を持つ奏者の手に委ねれば。。
    いくらでも良い音色が出るものね。
    バイオリンの弓で弦を滑らせるように。。
    繊細な指先で鍵盤を弾くように。。
    太いバチで、ズンズンと叩き込むように。。
    女は楽器かぁ。。
    なんか、とってもエロチックな響き^^
    15,6ページほど進んだあたりで、
    あたしにも睡眠のお誘いがかかった。
    敢えて寝まいと抵抗する必要もなく。。
    そのまま本に頬を乗せるようにして、眠りの淵に引き込まれていった。

    ケンがあたしの横で寝ている。。
    あれ?美里は? 美里と一緒に寝てたんじゃなかったの?
    じっとあたしの顔を覗き込んでいる。。
    ケンに言葉を投げかけたいのに、声が出ない。。
    ケンの顔が徐々に近づいてくる。。
    えっ!えっ!ちょっと待って。。何?
    わっ。。顔がくっついちゃう。。
    ねっ!ちょっと!美里がいるでしょ! それはマズいでしょ!

    はっ!
    やっと身体に自由が戻り、バッと頭を上げる。。
    暗闇にぼんやり浮かぶお酒のボトルの陰。。
    カチ、カチ、カチと。。時計の音。
    ケンの顔などどこにもない。。
    はぁ。。夢かぁ。。
    びっくりしたぁ。。
    しかし、あたしってば何て夢見てんだろ。
    龍平のせいで、すっかり色ボケしたか^^;?

    カチ、カチ、カチ。。
    カチ、カチ、カチ。。
    今何時なんだろう。。
    ちょっと身体を起こして、壁に架かっている時計を見る。
    んとぉ。。3時半?
    カチ、カチ、カチ。。
    カチ、カチ、カチ。。
    コショコショコショ。。。
    んっ。。
    ちゅっ。。はっ。。

    ん?なんだ?
    ケンと美里? 起きてるの?
    襖の向こうから聞こえてくる。。
    聞き取れないけど、寝息などではないのは分かる。
    話し声のような。。
    はっ。。 んっ。。
    話し声のような?
    え?違うよねぇ?

    あんっ。。
    違うねぇ。。これは。
    いくら愛し合っている者同士と言えども、
    「んっ」とか「あんっ」だけで意思疎通ができるわけない。
    これは会話ではない。。単に声だ。。
    しかも。。この声が出る場面は、一つしかない。
    あららぁ。。。
    やってますかぁ。。
    襖一枚隔てた向こうで。。なんとも。。
    聞こえない、聞こえない。。
    あたし、また寝るし。。。何も聞こえない。。

    再び本に頬を乗せて。。寝る態勢に入る。。

    ちゅっ。。
    んっ。。 ぁん。。 ィやっ。。

    眠くなーる。。眠くなーる。。眠くなーる。。

    やだ。。声出ちゃう。。

    眠くなーる。。眠くなーる。。眠くなーる。。

    んんっ。。。あっ。。気持ちいい。。

    うぅ。。全然眠くならない。。
    参ったなぁ。。
    頬杖ついて、襖を睨む。。
    これが、あたしができる最大限の抗議。
    うぅ。。始発まではまだずいぶんと時間がある。
    どうしたものかぁ。。
    襖の向こうから聞こえてくる悩ましい声。。
    そして時計の音。。
    時計の無機質で正確なリズムに。。
    ソプラノの不規則で艶っぽい肉声。。
    全く質の違う音のコラボレーション。
    そこに、新たに別の音が加わった。
    あたしの足元の方で。。
    なにやら、ゴソゴソと音が。。
    あ、そういえば、そっちに何かが転がってたっけ。。
    あたしの愛撫で寝たばか者。。
    そのばか者。。
    ノソノソ床を這って、あたしの真横にやってきた。

    「姐さん。。」
    『しっ!!!』
    とっさに、龍平の口を手で塞いだ。。
    もう一方の手を使って。。
    襖の方を指さして。。小刻みに首を横に振る。
    首をかしげる龍平。。
    目をパチパチさせて。。
    しばらく眉をひそめてじっとしている。。
    んっ。。あっ。。
    龍平の目がカッと大きく開いた。。
    そして、女の子みたいに、自分の口を手で押さえて。。
    頭を大きく上下に振って。。事態を把握したらしい。。
    依然と続く、楽器の音色。。
    たとえるなら。。美里の声はバイオリンかな。。
    ピチカートの音。。
    しばらく2人して。。その演奏に耳を傾ける。
    ステージ前、S席っといったところ。。
    龍平が携帯を取り出して。。
    なにやら打ち込んでいる。。
    【やってますねぇ】
    コクコク。。うなずくあたし。。
    【さっきから盗み聞きしてたんですか?】
    貸せ!とばかりに龍平から携帯を奪って。。
    【ばか!困ってるんだよ!】
    【マズイっすね。。下手に動けませんよね】
    コクコク。。。
    【やべ。。またチンコ勃ってきちゃった】
    キッ!と睨んで。。
    【勝手にしろ!もうやってやんない】
    【すんません。。反省してます】
    はっ。。あーん。。

    【まだ挿入はしてないですかね?】
    コクコク。。
    【挿入までいきますかねぇ?】
    【知るか!】
    【ですよねぇ。。】

    2人して何やってるんだろ。。
    他人のエッチに耳をソバダテテ。。
    でも、安っぽいアダルトビデオなんかよりもずっとリアルで。。
    こんなの一人で聞かされたら。。気がおかしくなっちゃう。。
    その意味では、龍平には感謝かな。。
    龍平が、ジンのボトルを持って。。
    音をたてないようにグラスに注いだ。。
    すっと耳元まで顔を寄せてきて。。
    「姐さん、ゆっくり移動しません?」
    『そうね。。』
    「そっと音立てないように、逆サイドまで」
    『うん、分かった』

    ゆっくりと半身を起こし。。
    慎重に膝を立て、そぉ〜っと膝を伸ばし立身する。
    その途中、膝がパキン!と鳴った。
    しまった^^;と思い、体勢をそのままに、しばらくフリーズ。

    うっ。。あっ。。
    襖の奥の声が、気づかれていないことの証。
    そっと、そっと。。
    抜き足差し足で、襖とは逆サイドへ。
    ここまで来れば、万が一ケンと美里が行為を終えて、
    あたしと龍平が寝ているか確かめる為に、あの襖を開けたとしても。。
    襖の前で、2人揃って頭を並べているよりは不自然ではないだろう。

    「飲んでなきゃ、やってらんねぇ。。」
    『ホントね^^;』

    龍平と交互に。。グラスに口をつけ。。
    瞬く間に1杯を飲み干す。。
    そして、またグラスに新たに注がれる。
    そうやって飲み交わすうちに。。
    一旦覚めた酔いが、再びもどってきた。
    龍平が突然。。あたしのほっぺにキスをしてきた。
    キッと睨んで。。しばらくじっと見て。。
    なんとも言えない、屈託の無い笑顔。
    怒る気も失せて。。ついつい微笑んじゃう。。
    龍平、安心したのか。。再び、ちゅっ♪
    続けざまに。。あたしの側面に抱きついてきた。。
    『こら。。』
    「姐さん。。もう俺我慢できないっす」
    『我慢しなさいって。。』
    「お願いします。。おっぱい。。」
    『お前、寝るくせに』
    「もう寝ません!」
    『でも、もう触ってあげないよ』
    「いいです。。俺が触ります」
    『え?自分のを?』
    「じゃなくて、姐さんの。」
    『まったく。。』

    この返答は。。OKと受け取られるのが普通よね。
    では早速、という感じに龍平の手が伸びてきた。
    また、さっきみたいな。。単調な。。
    「姐さん。。ブラジャー外してもらっていいですか?」
    『自分で外せないの?』
    「俺、外したことないんすよ」

    やれやれ。。本当に手のかかる子。。
    後ろ手にホックを外し。。ゆっくり肩から抜いて、
    Tシャツの前からスルっとブラを抜き取った。
    恐らく、ブラを取ったことで。。
    龍平の手の平に、乳首の突起の感触が伝わったのだろうか。。
    それまではただ手の平で包むような動きだけだったのに、
    乳首に指先を這わせるように。。動きが変わった。
    これは人間の本能なのね。
    乳首に意識が集中するのは、本能なのね。。
    指先でコリコリ。。コリコリ。。
    Tシャツの上からでも。。その刺激は鋭く伝わってくる。
    目を閉じて、そこの刺激に意識を注いでいる自分に気づいた。
    龍平の手が、あたしの胸から離れた。。
    その手は背中に回り。。腰に絡みつき、やがてはお尻に。。
    あたしは、黙ってそれを許した。
    お尻全体を大きくつまむように。。
    お尻から太股の付け根までを往復して。。
    手の平に下着のラインを感じたのか、
    そのラインを伝って。。お尻の奥まで指が落ち込んでくる。
    そのまま進むと。。あたしの濡れた場所。
    龍平の腕を掴んで。。
    首を左右に振る。
    捕まった手は、その場でじっとしているが、
    指先だけは、微妙に前後に動いている。。
    指が伸びきった時に。。
    その指先はあたしのアナルを通り越した所まで達する。
    下着越しであれば、たぶん、そこの熱を帯びた湿りは指先に伝わるはず。
    まだ龍平の手はスカートの上。。

    「姐さんの。。なんか熱くなってます」
    コツンと。。龍平にゲンコツ。。

    「姐さん。。ここも触りたい。。」

    うーん。。。困った。
    あたしだってできることなら触ってもらいたい。
    ステージ前、最前列の特等席からは幾分後退したと言えども、
    襖の奥からの美しい演奏は未だ聴こえてくる。
    そんな非日常の中、お酒も入ってほろ酔い。
    あたしの楽器も。。調音済ませてスタンバイだもの。。
    あたしの楽器に、ミュート機能が付いてれば。。

    『ちょっとだけなら。。』
    思わず出てしまったセリフ。。

    「下着の。。?」
    『上からよ』
    「ですよねぇ。。」
    わずかに理性が働いた。。
    龍平の手の拘束を解いた。
    頭1個分ほど、龍平が身体をあたしの下半身の方にずらした。
    そして、龍平の手がスカートの中に入ってきた。
    その手は太股の内側を這い上がり。。そして付け根へ。。
    セックス経験がない子って。。こうなんだ。
    核心に至るまでの間、色々と寄り道する場所がある。
    性感帯と言われる場所。。経験のある男性ならば、一応、そこにも手を止める。
    龍平は違う。。猪突猛進のごとく。。核心までノンストップ。
    オリモノシートなどの小細工をしていなかった。
    龍平の指が、下着の表面に触れた。。
    そのまま、指は動かない。。
    「なんか、濡れてます。。」
    『それが愛液ってものなの。。おしっこじゃないのよ』
    「愛液って初めて触った」
    『ヌルヌルしてるでしょ?』
    「はい。。」
    スルっと手が抜けたと思ったら。。
    その指先を自分の鼻先まで持っていった。。
    とっさに龍平の手をねじ伏せて。。ゲンコツ!
    「匂いってしないんですね。」
    『もうっ!変態!!』
    「味はどうなんだろ」
    『お前ぇ〜。。。殺す』

    童貞君の好奇心には参る。。
    再び、ゴソゴソとスカートの中を這い上がる手。。
    やっぱり、現場直行。。
    濡れている所をしきりに引っ掻いている。
    なんだかくすぐったい。。
    「クリトリスってあります?」
    『あります?ってどういうこと?。。なかったら悲劇よね』
    「どこにあります?」
    『探してみ』

    龍平の指。。前後左右に動き回っている。
    さすがに位置関係は分かっているようで、
    熱いヌメリが湧き出る所を起点として。。溝を伝って指先が降りてくる。
    もうちょっと。。もうちょっと降りてきて。
    あれれ?迷子になった?
    再び指が起点へと戻る。。
    そうね。。迷ったら元に戻る。。基本ね。
    頑張れ^^
    そうそう。。そのまま真っ直ぐ降ろして。。
    もうちょい。。あ。。行き過ぎ。。
    「分かんない。。直でいっていいっすか?」
    『下着の中ってこと?』
    「はい。。」

    やれやれ。。
    いいよ。。のサインの代わりに、両脚をすっと開いた。
    龍平の指。。再び基本の位置へ。
    そこから真横に移動して。。
    下着の淵から裏側に。。指が潜入。。
    うっ。。
    やっぱり直でいかれると。。。刺激が強い。
    いそがしい龍平。。再び指を抜いて。。
    「すげ!マジ。。ドロドロになってる!」
    『もっと綺麗な表現ないのか!』
    「見事な潤い」
    『70点』

    判で押したように同じ動作。
    そのドロドロの場所。。その窪みには目もくれず。。
    溝を伝って。。指が下りてくる。。
    そこは。。尿道口。。もうちょいよ。。
    そうそう。。もうちょっと下。。
    そこじゃないって。。もうちょい下だって。。
    あーーっ!じれったい。。
    思わずクイっと腰を上げて。。
    自らクリを龍平の指にくっつけた。。

    はうっ。。。
    龍平の指がそこで止まった。。
    ゆっくりゆっくり。。クリの周りを動いている。
    指の周回の周期に合わせるように、反射的に腰がビクビクと律動する。
    くぅ。。。すごい刺激。。
    龍平がぐっと顔を近づけてきて。。
    あたしの耳元で。。
    「ここ?」
    『うん。。』
    「すげぇ。。コリコリしてる。。気持ちいいんすか?」
    『うん。。ヤバイくらい。。』
    「結構堅い。。」
    『男の子のおちんちんと同じだもん』
    「見てみたい。。」
    『ダメ』
    「どうしても?」
    『今はダメ。。』
    「じゃぁ。。今度はいいですか?」
    『うん。。』
    「マジ!やった!」
    「あぁ。。すげぇ。。すげぇ濡れてる。。」
    『だって、マジでヤバイもん。。』
    「ヤバイって。。イっちゃいそうってこと?」
    『うん。。』
    「イカせてもいいっすか?」
    『ダメだよぉ。。声出ちゃうもん。。』

    なおも止まらない指先の動き。。
    そろそろストップかけないと。。今なら、まだストップかけられる。。
    止めるなら今。。
    あぁ。。でも、すっごく気持ちいい。。
    もうちょっとこの快感を味わっておきたい。。
    あぁ。。でも、もうそろそろ。。
    そんな、官能と冷静の行ったり来たりをしていたら、
    龍平がぐいっと顔を近づけてきて。。
    唇を塞がれてしまった。。
    あたしの唇を割って入ってくる舌。
    なんの躊躇もなく受け入れ。。あたしも舌を絡める。。
    あぁ。。今ストップしないと。。
    ここを逃したら、自分の意志では引き返せなくなる。
    はぁ。。気持ちいい。。
    腰が抜けちゃう。。身体が溶けちゃう。。

    『ねっ。。もうやめて。。』
    「もうちょっと。。」
    『もうヤバイから。。お願い、イッちゃうからやめて。。』
    「俺が口塞ぐから。。声漏れないように。。」
    『ダメだよぉ。。もうヤバイ。。ねっ。。お願いだから。。』
    「姐さんのイクところ、見たいっす」
    『ダメ。。ホントに。。もう我慢できない。。』
    「姐さん。。イって。。」
    『ダメッ!。。あぁ。。ヤバイ。。お願い、もうやめて』
    「姐さん。。」

    ぎゅっと抱きしめられた。
    それが分厚い壁のシェルターの中に身を隠したような錯覚を呼び起こし、
    バラバラになりそうな身体のパーツを、しっかり繋ぎ止めてくれる。。
    そんな、漠然とした安堵感を呼び起こし。。あたしは龍平の胸に顔をうずた。
    『んっ。。んっ。。』
    『龍平っ。。うっ。。ねっ。。ダメ。。もうイキそっ』
    「イって。。イっていいよ」
    『んーーっ。。ダメっ。。ヤバイっ。。ヤバイっ』
    「姐さん。。すげぇ綺麗だよ」
    『龍平っ。。あっ。。イクっ。。イクっ』
    「姐さん。。俺、愛してます。。姐さんを愛してます」

    龍平の指のひと掻きの度に、グイっ!グイっ!とメーターが上がっていく。
    意識が頭のてっぺんから、さぁ〜っと加速して抜け出していくような感覚。
    お腹の奥から、細胞一つひとつを細かく激しく振るわせるような泡立つ感覚が、
    池の中に落とした石から広がる波紋のように。。やがて全身に行き渡り。。
    そしてその波紋が束になって集まって、頭のてっぺんに向かって一気に押し寄せる。

    『龍平っ。。龍平っ。。イクっ、イクっ、あっ。。イっ。。』
    『んーーーーーっ!! 』

    このあと数十秒間の記憶がない。。
    ほんのちょっとだけ。。失神したのかもしれない。。
    気がついたら、龍平の腕の中にいた。。
    なんだかんだ言っても、こいつは男なんだなぁ。。
    そして、あたしは女なんだ。。
    こうして腕の中に抱かれていると。。それを実感する。

    「姐さん。。すげぇ可愛かったっす」
    『うるへー』
    「初めて触ったのに、イカせることができた。。」
    『イってやったんだよ。。』
    「あはは。。いつもの姐さんに戻ってるし」
    『お前、絶対にこのこと人に言うなよ。。』
    「言いませんよ!絶対に言いません」

    いつのまにか。。襖の向こうの演奏会は終わっていた。
    思いがけずのジョイントコンサート。。
    今晩は、2つの楽器が競演。
    あたしの演奏者は、今晩初めて演奏した。
    初めての演奏にしては、なかなかの腕前。。
    それとも。。あたしが名器なのか^^ なんてね。。

    龍平が元の位置に戻り。。「二人は」何もなかったかのような構図を作り。。
    あたしは、イッたおかげで深い眠りに。。

    『おはよー!』
    「うぅ。。頭痛いぃ。。」
    『コー大丈夫?お薬、あげようか?』
    「あぁ。。助かります^^;」

    襖が開いた。。
    出てきたのは、美里。
    『美里♪ おはよ^^ 昨日はよく眠れた?』
    「はぁ〜い^^ ぐっすり^^」
    『そっか^^』

    龍平。。まだ寝てるし。。
    ん? 何、この子。。手を口元に置いてるし。。
    まさか、こいつ。。寝ながらあたしの匂いを?
    ササっと龍平に近づいて。。
    みんなに気づかれないように。。手をどけた。

    『ケン^^ おはよ^^』
    「姐さん、おはよございます!! 元気っすねぇ♪」
    『よく眠れた?』
    「はい^^」
    『そっか^^ じゃぁ。。お座りっ!!!』
    「えっ!! なんでお座りなんですかっ??」
    『いいからっ! はいっ! お座りっ!』
    「はいっ!ワンワンっ!!」

     

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