【友達と】カンガルーと彼女の妹 【エッチ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【友達と】カンガルーと彼女の妹 【エッチ】


    297名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:27ID:JstQ5DAE
    このすれ、いいすね!では、俺も話をさせて貰いますが・・・。

    俺が付き合っている彼女とのことなんですけど、実は、彼女には美人の妹がいまして。
    姉貴とは似ても似つかない程の美人で、まさしく俺好みのかっこいい系の女の子でした。
    当時、確か妹は18歳だったと思います。
    芸能人に例えるなら、小雪姉さんが近いと思います。
    身長はたりませんが(w

    長くなるので、次に続きます。



    298名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:28ID:JstQ5DAE
    ある夏の日、彼女と妹と俺の三人で、近くの海に行くことになりました。

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    彼女は、オレンジのワンピース。妹は、白のビキニ(!)
    そう。お察しの通り、白は透けやすいんです。
    しかし、そこは現代っ子。透けない水着を買っていたらしく、
    海に入ろうがシャワーを浴びようが、透けやしない。
    何故か妹に対して欲情していた自分をたしなめるため、
    一人で「飲み物でも買ってくる」と言い残し、
    二人を波打ち際に置いて、海の家に向かいました。
    しばらく歩いていました。・・・すると。
    こちらに向かって走ってくる妹の姿が。
    躰の割には豊満な胸が揺れるのも気にせず、全速力。
    ずーっと見ていたかった俺の目の前に来た妹は、こう言いました。
    「一緒に行こうよ」



    299名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:34ID:JstQ5DAE
    俺はもう、心臓バクバクです。どちらかというと、彼女はほんわか系なので、
    妹のかっこいい系の顔が(そして躰が)、俺の本能を直撃していたんです。
    それでも「妹なんだから」と、本音を押し殺して訊きました。
    「あれ?姉ちゃん(彼女)は、どうしたの?」
    「疲れたから、パラソルの下で休んでるって」
    祝福の鐘が鳴り響きました。海の家まで行って、そして帰って来るという
    短い道のりでも、自分が意識している(妹とは言え)女性との同伴は、
    凄く嬉しい限りです!
    自分の気持ちを押し殺しつつ、「しょーがねーなー」と言いながら、
    側まで来た妹の胸の谷間を覗き見しながら(推定、Cカップ)、海の家に
    向かいました。



    301名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:42ID:JstQ5DAE
    散々、恋人プレイ(勿論、俺の誇大妄想)を楽しみつつ、
    海の家から帰ってくると、彼女はパラソルの下で寝ていました。タオルを
    顔に掛けて寝ているので、一瞬寝ているのかどうか分かりませんでした。
    ・・・何度声を掛けても反応がありません。すると妹が、
    「起こさなくていいよ。疲れたんでしょ」
    ・・・嬉しすぎる!パラソルの下についたら終わると思っていた恋人プレイが、
    まだ続けられるなんて!
    妹と一緒に買ってきたビールや焼きそばなんかを二人で食べたり飲んだりしている内、
    二人ともほろ酔いに。それまで他愛もない世間話をしていた俺と妹も、次第に下ネタに
    話が移ります(俺がわざと移していたんですが)。
    軽い下ネタも、妹は嫌がらずについてきます。その時不意に、妹が真顔になって
    訊いてきました。
    「あたしに、興味ある?」



    303名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:48ID:JstQ5DAE
    言葉の意味を理解するまでに、時間はかかりません。
    「え?」と受けたモノの、もう脳内はパニックです。嬉しすぎます。妄想が
    妄想を呼び、一瞬にして官能小説を一冊仕上げてしまうような程です。
    コレハ、サソッテイルノカ?
    そう思わない筈ないじゃないですか?男として。
    それでも冷静さを保とうと、必死に自分を立て直し、「どういうこと?」と
    訊くのが精一杯でした。残りのビールを一気に飲み始めた俺に向かって、
    妹は不適な笑顔でこう言いました。
    「あたしと、してみたい?」




    304名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1723:58ID:JstQ5DAE
    さすがに、この言葉には背筋を冷や汗が伝いました。
    そりゃあ、妹ですよ。いくら欲情したとしても。そうでしょ?
    でも、ほろ酔いの俺の頭の中は、Hしたくて仕方が無いという、まるで
    中学生の初期状態のような思考回路になっています。
    それでも残っているだけの理性を振り絞り、「なーに言ってんだよ」と、
    無理に兄貴ぶりを発揮。すると、妹がこれまた突然に、「海の家に行って来る」
    といって、すたすたと行ってしまいました。
    オコラセタノカ?
    美味しい想いを逃してしまったような落胆と、耐えることの出来た自分を
    褒め称える自分と、複雑な心境になりながら、妹の帰りを待ちました。
    ふと周りを見てみると、時刻は夕方に近くなっているらしく、俺等意外の
    客は、殆ど居ません。
    しばらくして、海の家から買ってきたものを両手に持ち、妹が帰ってきてこう言いました。
    「もっと飲もっか!」笑顔が、それまでより可愛く写りました。



    308名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:05ID:X6b4S+xD
    何故か、立て続けに2杯も飲まされる俺。でも、妹との恋人プレイも捨てがたい。
    ・・・そうこうしている内に、彼女が起きてしまいました。
    軽く舌打ちしてしまったのを覚えています。妹とのプレイは終了してしまったんです。
    「そろそろ帰ろっか」
    無情にも、彼女はそれだけ言い放つと、ビールでかなり酔っている俺を置いて、
    さっさと一人でシャワーを浴びるために海の家に向かい始めました。
    ポカンと口を開けたままの俺。今までのことが一気に現実として押し寄せてきたので、
    気持ちは「心残り」意外の何者でもありません。
    妹と二人にされた俺は、「一緒に行こうか」と妹に肩を支えられ(!)、
    二人で海の家に向かいました。




    309名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:14ID:X6b4S+xD
    海の家に付いてみると同時に、彼女は一人でシャワー室に入っていきました。
    コイン式の一人用タイプの個室で、彼女が入ってしまったため、空いているのは
    一つのみ。
    落胆しきっていた俺は、ここで最後の賭けに出ます。酒のせいにしてしまえばいい。
    それに、妹もさっき、俺を誘うような事を言っていたじゃないか。
    気持ちを振り絞り、朦朧とする意識を必死に覚醒させて、一言、こう言いました。
    「一緒に、入る?」
    言ってしまった!ひょっとすると、先に入った彼女に、今の言葉は聞こえて
    なかっただろうか?言った瞬間に背筋を走った悪寒を、彼女が入ったシャワー室
    からの豪快なシャワーの音がかき消してくれました。すると、妹が笑顔で言います。
    「いいよ」
    俺と妹は、シャワー室の一番端のほうの個室に向かいました。




    310名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:23ID:X6b4S+xD
    入ってからしばらく、二人とも普通にコインを入れて、シャワーを浴びました。
    ・・・お互いに、興奮していたんだと思います。
    突然、妹が顔を近づけて、小声でこういいます。
    「どうして誘ったの?」
    「・・・お前も誘ったジャン」
    なんとも頭の悪い言葉ですが、その時の俺にはこう言うのが精一杯でした。
    すると、不意に妹は笑みを浮かべ、自分のビキニの上を捲ったんです!
    Cカップはある胸が、唐突に目の前に出され、時間が止まる俺。そして、妹は
    自分の姉である彼女に向かって、こう言いました。
    「あー、胸まで砂まみれだよ」





    311名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:29ID:X6b4S+xD
    彼女の「そお?」という声もシャワーで微かにしか聞こえず、
    声の届き具合を確認した妹は、俺を見ました。今度は、俺の耳元で言います。
    「下も見たい?」
    ここまで来れば、見るしかありません。自分から声を掛けて良かった!と、
    筋違いな喜び方をする俺を見ながら、妹は胸の砂を落としていきます。
    「どうする?」
    妹の魅惑的な声に、俺は無言で「見る」という意思表示のために首を何度も
    縦に振りました。
    「一回だけだからね」
    妹は、ピンクの乳首を隠しもせず、露わになった胸で谷間を作るようにしゃがむと、
    白い小さなビキニの下を、ゆっくりと脱ぎ出しました。




    312名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:34ID:X6b4S+xD
    下がっていく水着。流れるシャワーの音。まるで、時間が止まったかのような
    緊張の一瞬は、すぐに終わりました。
    徐々に姿を現す黒々としたヘアー・・・と思ったら!
    無いんですよ!ヘアーが!剃ったっていう感じじゃなくて、まさしく
    パイパンなんです!
    すると当然、その下にあるのは・・・。
    縦筋です!19歳とはいえ、大人の女の縦筋です!
    もう、俺の股間はビッグマグナムになっています。どうにかしてしまいたい
    衝動に駆られ、妹に手を伸ばそうとしたとき。
    「お兄ちゃんのも・・・見せて」




    313名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:39ID:X6b4S+xD
    そりゃ、急ぐさ(w
    無我夢中で脱ぎだしたさ。でも、脱ぎながら思った。
    全てを見て置いた方がいいのでは?
    自分の股間を晒してしまう前に、俺はこう言ったんです。
    「中まで見せてよ」
    すると、妹は今度ばかりは恥ずかしいらしく、すぐには実行しようとしません。
    もじもじしている妹にイライラしてきた俺は、妹の下にしゃがみ込み、
    妹の顔を見上げました。
    すると、観念したように妹が言いました。
    「・・・分かった。よーく見てて・・・」





    314名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:45ID:X6b4S+xD
    あんなアングルで見たのは、おそらくあれが最初で最後でしょう。
    妹は、俺の注文に応えるため、左足を俺の肩に乗せ、自分の背中を壁に
    押しつけ、マムコを俺の眼前に突き出しました。
    凄く恥ずかしがっているのが分かります。腰から下が、小さく震えているのが
    分かったからです。
    でも、妹は思い切りが良かったです。
    一気に股間に手を持っていったと思うと、いきなり俺の眼前でビラビラの左右を
    開ききったんです!
    目の前に広がるピンク色の世界。これを見るまでに、いったいどれだけの苦労を
    したのか・・・。
    感動でした。しかし、俺の感動している目の前で、不意に白いモノが動きました。
    何だ?と思ったときには、俺は既に意識を失っていました。




    315名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1800:53ID:X6b4S+xD
    気が付くと、彼女が運転する車の中でした。どうやら、アルコールの
    大量接種と、シャワーの当たりすぎが祟り、シャワー室で倒れちゃったらしいんです。
    妹がそれを発見した事になっていて、彼女と二人で俺を抱え起こし、車まで
    親切なおじさん三人組が運んでくれたそうです。
    車で目を覚ました俺は、夢だったのか現実だったのかが分からず、
    薄目を開けて妹を捜したら、俺は後部座席で寝かされ、妹は助手席にいました。
    動いた俺に気付いたらしく、後ろをのぞき込んだ妹の口は、こう動いているように
    見えました。

    ヒミツダヨ。

    おしまい。



    329名前:カンガルー投稿日:02/07/1816:01ID:jx+De/XA
    携帯で送信するので、IDが違うと思いますが、本物のカンガルーです。
    ネタなら、妹とヤッテますよ(W
    こんなに反響があるとは思いませんでしたよ!
    素直に嬉しいです!
    その後の妹とのことですが、さすがにスレ違いになりそうなんで、みなさんからの反応待ちということにさせていただきます。
    今日の夜、九時辺りにおじゃましますね。
    では、また!



    342名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:18ID:bZS2fLll
    あれから、妹との間はぎくしゃくしてしまいました。
    そりゃそうです。酔っていたとはいえ、彼女の妹と、怪しい関係になったんですから。
    でも、そう思っているのは俺だけのようで、妹は普通に接してきます。

    彼女と妹は一緒に部屋を借りて住んでいて、部屋に遊びに行けば、
    顔を合わせることは当たり前のことでした。
    そのときも、いつものように部屋に行き、彼女を迎えに行きました。
    すると、急用で仕事に行かなければいけないということで、
    入れ違いで彼女が部屋から出ていきました。
    アパートの部屋の前で、部屋にも入れず立ち往生をしている俺の上から、
    あの時と同じ声が、そして密かに憧れている姿が、現れました。
    「折角だからあがっていきなよ」
    眩しい笑顔でした。


    344名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:25ID:bZS2fLll
    彼女に約束をすっぽかされたのと、(おそらく俺だけが)気まずく
    なっている時に、妹はどうして俺を部屋に招き入れたのか・・・。
    全く分かりません。でも、居心地悪そうにしている俺に、
    奥の部屋でお茶を入れようとしてくれています。

    正直、妹の心境が分かりません。
    ルックスはかっこいい(2度目ですが、小雪似です。)、センスもいい。
    なのに、何故に俺に対してあんなことをしたのか?ずっと不思議でした。
    ・・・もしかしたら、今日はそれを聞けるかもしれない。
    ずっとモヤモヤしたままってのも気まずいだけだし。
    思い切って切り出そうとした俺に向かって、妹はこう言いました。
    「今日は、Hする?」
    奥から聞こえた声なのに、耳元で言われたような声でした。



    347名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:31ID:bZS2fLll
    待て。
    待て待て待て待て。
    どういうことよ?
    全く、妹の言葉は俺を止めるのに充分な威力を持っています。
    何も言えなくなった俺を笑顔で見ながら、妹はお茶を持って来ました。
    目の前に置かれるお茶を飲もうともせず、俺は切り出しました。
    「Hするって、どういうこと?」
    自分が訊きたいことは訊けません。それほど、男は「する」と連想すると、
    他の思考が最前線には出てこなくなってしまうのです。その時悟りました。
    すると妹は、無邪気に笑いながら、「冗談よ」と言って自分のお茶を
    啜ります。
    しばらくの沈黙。しかし、今日は、今日こそは訊かなければいけません。
    思い切って、妹の横顔にこう訊きました。
    「海で俺に見せたのって、俺に気があるの?」




    348名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:37ID:bZS2fLll
    訊いたーっ!訊いてしまったーっ!
    俺の心臓は再びバクバクしています。そう。俺の言っていた気まずさは、
    妹の真意を知らずに、自分だけが「好き」という心が暴走しているのを
    隠すための、一つの防衛手段だったんです。
    つまり、自分の気持ちを紛らわせるために、好きな子に近づかない・・・。
    そんな感じです。
    それを、一気に短い言葉で疑問として投げかけました。
    重苦しい沈黙。
    妹の飲むお茶だけが、その場の音を作っています。
    不意に妹は立ち上がり、何も言わずに奥へと行ってしまいました。
    ビックリして拍子抜けしている俺を置いて。
    次に戻ってきたときには、またも分からない行動をとったんです。
    「まぁ、飲もうよ!」
    暑い夏には、とても美味しく感じる、ビールでした。



    350名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:46ID:bZS2fLll
    俺の脳は、混乱の極みでした。
    彼女が偶然仕事で出たと言うことは、これは仕組まれたことではない。
    少なくとも、妹には仕組みようがない。
    ・・・でも、俺を呼び止めるのは、彼女が仕事が入った瞬間に考えついて
    いてもおかしくはない。つまり、俺が今日はフリーになるということを、
    予め知ることは出来たわけだ。
    ・・・とすると、こうやって酒を飲ませているのも、ナニカの考えがあって?
    ・・・分からない。
    数々の疑問を抱いたまま、俺は誘われるままにビールを飲み干していく。
    部屋に来る前に暑さを充分に味わっていた(俺の車は、エアコンが効かない)
    ことと、前日からの疲れが、更に酒の量を増やさせていた。
    気まずいながらも、ポツポツと世間話も出てくる。すると、以前のように
    会話も出来ている自分に気付いたんです。
    楽しかった。今まで、どうして無理をして会わずにいたんだろう。
    ・・・酔いのせいで、自分の本心に気づき始めます。

    オレハ、イモウトノコトガ、スキダ。




    351名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1821:55ID:bZS2fLll
    勿論、俺自身の好みの問題もあります。どちらかと言えば、きつめの
    女の子が好きなんです。「可愛い」よりは、「綺麗」な方が。
    本心に気付きながらも、今付き合っている彼女の顔がちらつきます。
    どうしても、自分の気持ちの不条理さに歯がゆい想いもします。
    ・・・しかし。
    酒って、どうしてああも本心を隠し通せるんだろう。凄いよね。
    自分の「好き」という気持ちを隠して、俺は飲み続けました。
    ・・・しばらくして、妹が喋っていないのに気付きました。躰が向こう側に
    倒れていて、寝ているようです。
    ・・・しょうがねぇな。
    勢いだけで喋っていた自分に気付き、少しだけ冷静になった俺は、妹を
    起こさないように静かに飲み続けました。タバコに火を付けたとき、
    妹が起きてる気配がしました。耳を澄ませると、小声で何か言っています。
    ・・・涙声で、妹はこう言っていました。
    「・・・どうして、好きな人がお兄ちゃんなんだろうなぁ・・・」
    俺の中で、何かが壊れていました。



    353名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1822:04ID:bZS2fLll
    ナニモ、シラナイフリデイコウ。
    自分の精神のタガを締め直し、急に起きた振りをします。タバコをそのままに。
    酔っているので、嘘を付くのも小細工が出来ません。あくびをする真似をして、
    「何だ、寝てたのか?」
    我ながら、間抜けでした。見え見えの行動に、妹が気付かないわけがありません。
    それでも、妹は今起きた振りをして、半身を起こしました。
    「あぁーっ!よく寝た!」
    「俺一人に喋らせて、自分だけ寝るなよ」
    冗談半分で、妹の首をヘッドロックします。笑いながらも抵抗してくる妹。
    このまま時間が止まればいい。そう本気で思いました。
    ・・・しばらく、お互いに笑いながらドタバタしていると、急に妹が俺の
    腕にしがみついてきました。
    状況を飲み込んだ瞬間、俺は妹の胸を腕に感じていました。ふりほどこうと
    動こうとすると、妹が更にきつくしがみついてきたんです。
    「・・・しばらく、このままでいいかな?」
    顔を下に向けているので、涙は見えませんでした。



    358名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1822:37ID:5awFNbdG
    俺の壊れたモノが分かりました。それは、「理性」でした。
    自分でも、どうしてあれだけ強引なことが出来たのかわかりません。
    俺は妹の両手を引き剥がし、両手首を抑えて、カーペットに押し倒しました。
    その時、妹の初めての顔を見ました。
    涙でグシャグシャになった妹の顔は、愛おしさを通り越して、
    俺を殺すためのナイフにすらなっていました。
    「・・・なんでかな?どうして、お兄ちゃんを・・・」
    抱きしめていました。力一杯に。泣きじゃくる妹に、自分の気持ちを伝えるように。
    ・・・どれくらい、そうしていたでしょうか。
    気付くと、俺も泣いていました。自分の気持ちに嘘を付けなくなったのと、
    それをどうすることも出来ない自分が腹立たしかったんです。
    二人で泣き続け、どちらからともなくゆっくりと離れました。
    お互いの眼の中に自分を見つけ、相手の心に自分が居ることに満足し、
    またも、どちらからともなく動きました。

    お互いの唇へと。




    363名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1822:51ID:+kTF6Svn
    「ただいまー」
    ・・・やっぱりな。こうなるとは思っていたんだ。
    彼女が帰ってきました。聞くと、仕事をしたのは2時間ちょっとで、
    遅刻した人の穴埋めをしてきたらしいのです。
    ドラマであるでしょ?キスしようとすると出来なくなっちゃうやつ。あれです。
    実際に起こってみると、あれは凄い精神力を使いますね。何事も無かったように
    振る舞うために、妹からいきなり頭突きをしてきたんですから(w。

    「今日はごめんね!その代わり、今からカレーを作ってあげるかラサっ!」
    俺の心とは反比例に、彼女はウキウキしているのが見え見えです。そりゃ
    そうでしょう。彼氏を放ってデートをキャンセルし、今日は会えない
    と思いながらも2時間で帰って来られたわけですから。
    「もうー、どうして携帯に出ないわけ?終わったから遊びに来てって
    言おうと思ったのにさぁ!」
    ・・・どうやら、妹との飲酒の時に、俺の携帯に電話をしていたようです。





    364名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1822:58ID:+kTF6Svn
    「そりゃそうだよ。車に起きっぱなしだからね」
    「あ、そっか」
    ・・・妹は、俺に頭突きをしたあと、俺とまたもドタバタと暴れていたので、
    喘ぎながらカーペットの上で呼吸を整えています。
    俺が妹をみると、急に立ち上がってこう言いました。
    「あー、疲れた。お姉ちゃん、あたし、少し寝るね」
    「分かったぁ。あ!お酒飲んでるでしょ?私の買ってきた奴ジャン!」
    ・・・台所で姉妹喧嘩が始まりました。ま、じゃれ合うと言う程度ですが。
    俺はまたも精神がグチャグチャになり、複雑なままタバコを吸い始めました。
    「あ!ウチでは禁煙って言ったでしょ!もう、そこ閉めて!」
    妹に台所との扉を閉めるように言うと、彼女は一人でカレー作りを続行します。
    扉を閉める前に、妹は彼女に向かってこう言いました。
    「お姉ちゃん、お兄ちゃんの膝枕、借りていい?」



    367名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1823:11ID:+kTF6Svn
    「いいよ。でも、**(俺の名前)!妹に手、出したら駄目よ!」
    ・・・笑いながら言っているのが実に怖かったです。冗談のつもりだったんでしょうが、
    俺には良心の呵責に値する、充分な凶器になっていました。

    しかし、妹は何をする気なのだろう?俺の膝枕だと、キスは無理じゃないか。
    やっぱり、本当に疲れて、膝枕が欲しいだけなんだろうか?
    それならそれで、俺としては嬉しい。少しでも、好きな人に触れていられたら
    嬉しいでしょ?「・・・しょうがねぇなぁ。カレーが出来たら起きろよ」
    「はーい」
    笑いながら返事をした妹は、ベッドに凭れている俺の膝に(正しくはアグラ
    の上に)、頭を乗せてきました。シャンプーのいい匂いがします。
    これはこれで良しとしよう・・・。






    368名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1823:13ID:+kTF6Svn
    自分が暴走を始めていたことを反省し、おとなしくなった妹を膝に置きながら、
    これでいいんだ、と自分に言い聞かせました。妹への気持ちは隠していこうと、
    誓ったんです。
    ・・・その時。
    膝の上の妹が動いたので、下を見ると、あの海で見た妖艶な笑みを浮かべています。
    ナニ?ドウシタノ?
    妹の右手は、俺のパンツのファスナーを下ろそうとしていました。
    ・・・まさか・・・。



    370名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1823:23ID:+kTF6Svn
    気付いたときには、妹は必死に俺のモノを口に含んでいました。おそらく、
    まだ誰のモノもしたことがないんでしょう。その稚拙な行為は、興奮する
    とともに、いつあの扉を越えて彼女が入ってくるのか分からないスリルと、
    「妹がしている行為」という興奮が混ざり、もうどうにかなりそうです。
    小刻みに上下する妹の頭。そのたびに呻くように漏れる声。
    必死に俺をイカせようとしているのが分かります。いつのまにか、両手を
    使って巧みに続けています。
    「お、おい!幾らなんでもまずいよ!」
    小声で妹にそう言うと、哀しい眼差しで俺に言いました。

    「・・・お兄ちゃんのが、欲しいんだよ」

    ・・・2分後、俺は妹の口の中にありたっけの想いと一緒に、射精をしていました。




    371名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1823:36ID:+kTF6Svn
    ・・・放心状態から帰ってくると、彼女がいつのまにかカレーを作り終え、
    目の前のテーブルに並べています。
    はっと気づき股間を見ると、モノは仕舞われ、妹は俺の隣で、無言でカレーの
    皿を自分の前に取り寄せています。
    「さ、今日のお詫びだから、遠慮しないで食べてね!お代わりもあるよ」
    さっきの妹の行動がまたも見えない。
    真意が何処にあるのか。両想いということは間違いなさそうだが、お互いの意思確認がハッキリしていない。
    ・・・釈然としない想いを抱きながら、自分のカレーに手を伸ばそうとすると、
    妹の視線に気付きました。こっちを見ています。
    彼女が「あ!私のスプーン、忘れた!」と言って台所に戻ったとき、
    なんだろう?と思いながら見ると、俺を見ながら口を開けました。
    そこには、俺が出した精液が・・・。
    テーブルの上にあった水の入ったグラスをもつと、俺の目を見ながらゆっくりと
    飲み干しました。そして、天使のような笑顔で、しかし哀しげな顔で、声を出さずに
    こう言っていました。

    ヒミツダヨ。

    おしまい。



    379名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1900:05ID:P70vfkf2
    ども!カンガルーです。
    こんなに好評を博すと、何だか嬉しいですね(w
    後日談を・・・とも考えたんですが、さすがにすれ違いになりすぎるので、
    皆さんのご想像にお任せします(俺は昔の映画監督か(w)。

    何度も言うように、これは事実です。俺は、今でも妹のことが好きです。
    でも、お互いに付き合ってはいません。書いたとおりです。
    ヤッたかヤッてないかは、答え:やってません。
    だって、妹ですから。好きですよ。好きだけど、越えちゃいけないんですよ。
    二人とも、今回の件があってから、それで納得してるんです。今は、以前の
    ような友達感覚ですよ。
    ・・・でも、彼女とは別れそうだな。何故なら、他に好きな人ができたそうだ。
    吉と出るか、凶と出るか?!

    カンガルーでした★




    380名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1900:13ID:P70vfkf2
    そうそう。
    誰にも突っ込まれなかったから忘れてたけど、妹の年齢なんですが。
    18と書いているところと、19と書いていたりします。
    正しくは、19歳です。今年、二十歳ですから。
    ・・・あれから、もう一年かぁ・・・。
    ・・・やっぱり好きだよなぁ・・・。

    は!激しくすれ違い!
    逝ってきます・・・!



    383名前:あんた最高[sage]投稿日:02/07/1901:11ID:p/AMKlvh
    カンガルー氏、読ませてもらったよ。あんたホントに最高だ!

    何々? 彼女に好きな人が出来たって? あんたも出来たって言ってやれ!
    もちろん妹とは言わずにな。きっぱり別れられるよ。
    それから妹とオモイッキリ…(以下自粛

    嗚呼、あんたが羨ましいよ



    384名前:☆[sage]投稿日:02/07/1901:17ID:bFpmlgGf
    380
    妹が、姉の彼氏であるカンガルー氏に萌え〜でなかったことを祈る
    吉とでたらまたカキコしてね ガンガレー☆



    387名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/1906:18ID:I2qZUIoo
    北井揚!
    妹とのその後の詳細希望の方は、書き込んでくださいね。
    ・・・まさか、こんなに反響があるとは思ってもみなかったんで(w
    >384さん
    残念ながら、妹の気持ちは、俺に傾いていましたよ。
    でも、今はお互いに気持ちを隠して過ごしているので、実際は分かりませんね。

    それから、たくさんの褒め称えてくれたみなさん、本当に有り難うございます。
    自分の心の痛手で、たくさんの人を喜ばせることが出来たというのは、
    ちょっと変わった精神治療法みたいで、俺には大きな支えになりました。
    またチョクチョク、遊びに来ますね!

    >>383さん
    >何々? 彼女に好きな人が出来たって? あんたも出来たって言ってやれ!
    >もちろん妹とは言わずにな。
    それは卑怯すぎるので、言えません(w。せめて、彼女が俺から離れるときまで、
    黙っててやりたいんです。・・かるーい復讐(w?



    419名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2114:29ID:1pbExYeO
    ・・・嬉しい限りですよ。
    みなさんから応援のコールを頂いてるみたいで。
    取りあえず、新たなスレをたてます。板はHねたで、
    スレタイは「Hから分かった真実」とかどうです?

    取りあえず、自分で書き込みはしないと打っておきながら、
    書き込みをまたもしたことをお許しください。

    因みに、「カンガルー」は捨て半だったんで、他の板には無いですよ。
    でも、新たなスレでは、コテ半にするんで、分かりやすいかな?
    と、いうことでした!
    新たなスレでお会いしましょう!




    423名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2210:36ID:SNPpEDxe
    何度も何度もすいません。
    新しくスレをたてました![Hな事から分かった真実]です。板は変わってないので、失礼ですが、探して遊びに来てくださいね!
    基本は、マターリで!


    32名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2421:40ID:RRZSWtxP
    お待たせしました!カンガルーです。
    精神療養が必要な程、心を消耗していたため、今まで伸びていました。
    では、その精神消耗の理由が、今夜解き明かされます。
    それでは、お楽しみください!



    35名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2421:52ID:RRZSWtxP
    あれから、既に数日が過ぎていました。
    自分が妹からされたこと、それを考えると、やっぱり顔を合わせることが出来ません。
    それまで頻繁に彼女の家に遊びに行っていたのに、
    急に行かなくなりました。
    自分が感じたのは、妹からの気持ち、いわゆる「好き」という気持ちでした。

    つい先日、妹とはそれまで会わずに、数日を過ごしていたとき、
    突然に「彼女」から呼び出しをくらいました。
    「なんだろう?」と思いながらも、心中はこう叫びます。
    もう、俺を解放してくれ。
    ・・・でも、現実がそう簡単に動かないのは、
    少ない人生経験の中で学んでいるつもりです。
    だから、あまり何も考えずに、呼び出された喫茶店に向かいました。
    そこで待っていた彼女が、俺に向かってこう言います。
    「・・・好きな人、できちゃったんだ」
    ・・・彼女の目の前のアイスコーヒーの氷が、静かに砕けました。     




    36名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2422:15ID:zm3u54yQ
    彼女の話を要約すると、こうでした。

    好きな人が出来た もう、別れて欲しい

    本来なら、自分の気持ちに正直に考えるなら、
    大喜びしても良さそうな言葉です。しかし、そうはいきません。
    彼女と別れると言うことは、もう妹とはおおっぴらに会うことは出来ません。
    それを感じた自分に対する、軽い自己嫌悪。
    俺が黙っていることに、相当のショックを感じていると思った彼女は、
    黙ってこう言いました。
    「本当にごめんね。・・・でも、**(俺の名前)も、私に言えないこと、
    あるよね」
    瞬時に彼女の顔を見るとき、心には妹の笑顔がありました。



    37名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2422:22ID:zm3u54yQ
    バレタ!
    バレタ、バレタ、バレタ!
    「他に、好きな人、いるでしょ?」
    彼女から眼を背けてから、彼女に顔を向けられません。
    そりゃそうです。もう、その時の俺には、妹の顔しか浮かびませんでしたから。
    俺の気持ちは、「妹」にしか向いていないことを、
    不本意ながらその時に分からされた気がします。
    ・・・そのまま黙っていると、彼女は俺の目を見ないで、
    静かな口調のまま、こう言いました。

    「・・・私が悪いんだよね」

    ・・・どうしてこうなるっ!!!!



    39名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2422:37ID:zm3u54yQ
    ・・・その後、とうとう彼女は「真意」を言わずじまい。
    それでも、別れるという運びになってしまいました。

    ・・・今は妹が好きでも、長年一緒にいたという歴史があった彼女だけに、
    俺の気持ちは千々に乱れていました。
    ・・・それよりも、妹を好きでありながら、彼女への気持ちを
    消せずにいた事が、何よりも自分を傷つける事になっていたんです。
    自己嫌悪の渦に飲まれていました。

    ・・・オレガスキナノハ、ドッチナンダヨ?

    喫茶店から出て、真夏の暑さに照らされているはずなのに、
    悲しみと自分を恥じる気持ちだけが全身を包み、
    太陽の下で影を感じていました。
    ・・・いつのまにか、涙ぐみながら歩道にあったイスに座っていました。
    その時、(偶然とは恐ろしい)携帯が鳴ります。
    妹からです。
    「よっ!どうしてる?今どこなの?」
    ・・・声を出さずに泣く自分を、初めて感じていました。







    40名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2422:45ID:zm3u54yQ
    ほぼ一方的に妹の方から約束をこぎつけ、
    俺は駅へと向かいました。
    人混みの中でもまれる内、どうして彼女が別れを告げたのか考えます。
    バレたのは間違いないのか?それとも、何かの間違いなのか?

    ワタシガワルインダヨネ

    何が悪いんだよ!わかんねぇよ!
    おそらく、通り過ぎる人たちは、俺のことを見ていたでしょう。
    歩道の真ん中で、一人で怪しげな動きをしていたんですから。
    ・・・もう、自分の精神を自身で制御できなくなっていたとき、
    背後から突然に抱きつかれます。
    「何してんだよっ!面白いぞ!」
    天使のような笑顔の、妹でした。
    ・・・何も言わず、俺は力一杯、妹を抱きしめました。


    42名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2422:55ID:zm3u54yQ
    静かな公園へと移動し、二人でベンチに座るまで、
    俺の気持ちを落ち着けることが先でした。
    ・・・何しろ、俺を落ち着けるために、妹がしたことは、
    宥めること、励ますこと、頭をなでること。
    ・・・そして、俺への頭突き(w。
    駅前での頭突きは効きました。

    ・・・相変わらず、俺は塞ぎ込んだままでした。
    妹は、黙って俺の側にいてくれます。
    ・・・色々考えました。
    彼女とのこと。妹とのこと。これからのこと。
    意外なことに、妹とのことで、「付き合う」という事は考えませんでした。
    たっぷりと、夜になるまで考えたとき。
    さすがに俺でも、ここまで時間が進行すれば、流れを感じます。
    はっと顔を上げて、妹へと口を切りました。
    「ごめん!なんか、用があって俺に電話くれたんだよな?何?」
    俺が喋っていることに反応した妹は、笑顔で首を横に振ります。
    「いや。お兄ちゃんに会いたかっただけだよ」
    ・・・もう一回、この場で頭突きをしたくなりました。



    43名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2423:07ID:zm3u54yQ
    このあと、二人で居酒屋に向かいます。
    いやー、どうしても酒が絡みますが、好きなんですよ、妹も俺も(w。
    二人で駅前の居酒屋に入り、俺のおごりと言うことで、
    飲み放題食べ放題メニューを頼みます。
    それからが、別の修羅場。
    二人して、食っては吐き、吐いては飲む、というまさに悪循環をやってしまいます。
    それも終わりに近づき、閉店間際。
    俺は意識が回らず、妹もベロンベロンになっているとき。
    不意に、俺の携帯が鳴ります。
    テーブルの上に携帯を置いていた俺は、それも取れないくらいに躰を
    動かせず、床に横になったまま、右手だけで携帯を探します。
    ・・・妹が動くのが早かった。
    俺よりも先に携帯を取ると、音がしなくなりました。
    ・・・電源を切ったようです。
    俺が「何するんだよ・・・」と力無い声で言うと、こう言いました。
    「お姉ちゃんは、もう繋がらなくても良いでしょ?」

    知ってたのかよ・・・。



    45名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2423:20ID:zm3u54yQ
    またも、二人で黙る時間が来ました。
    ・・・しかし、そうはいきません。ここは、普通の居酒屋。
    「すいません、先にお会計の方、よろしいですか?」
    そうだ。店員は、ここから離れない限り、付いてくる。
    俺は無言で立ち上がり、財布を出します。
    妹は、立ち上がらずに俺の携帯を持ったまま、顔を俯かせています。
    会計を済ませ、「行くぞ」と朦朧とした意識で妹に言った俺は、
    妹の右手を軽く持って立ち上がらせようとしました。
    すると、妹はすぐには立ち上がらず、何かを呟いてから立ち上がりました。
    ・・・え?

    妹は店を出ると、笑いながら歩いていきます。
    「あははは!遅いぞ、お兄ちゃん!」
    笑顔の妹を見ながら、居酒屋を出る時に妹が言っていただろう言葉を、
    信じたくない気持ちで思いだします。

    ワタシダッテ、ハナレタクナイヨ・・・。

    俺は、どうしたらいい?何がどうなってる?



    47名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2423:24ID:zm3u54yQ
    ・・・すいません。
    思い出すと、心が締め付けられます。
    此処までを前編として、明日以降に後編を打つ、と言うことでいいでしょうか?
    どうしても、今はまだ書けません。

    明日、必ず後編を書きます。
    それまで、もうしばらくお待ちください。
    ・・・だめ?


    52名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2423:53ID:zm3u54yQ
    48
    49
    心遣い、ありがとうございます。
    今も、恥ずかしながら、目頭が熱いまま、打っています。
    明日には、必ず後編を完成させます。
    こうなると、板違いかもしれませんが、それは多めに見てやってください。
    心の健康を第一に・・・。いい言葉ですね。

    では明日また、此処でお会いしましょう。
    それでは!




    53名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2423:55ID:zm3u54yQ
    ・・・しかし、他スレからのレス(ややこしい)が
    流れ込んでくるのは、
    どういうことなんだろう?

    ま、賑やかなのは良いことです(w。




    64名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2521:17ID:oUimoo93
    お待たせしました!
    今日、全ての決着がつきました。結果はどうあれ、心はスッキリしています。
    33
    これって、此処のスレのレス(またも、ややこしい)ですよね?
    成る程。俺も、それをしたときに(誰に?とは訊かないように(笑))、
    確かに薄襞一枚隔てて、自分の指に感触がありましたね。
    あれって、かなり興奮しますよね。

    さて、そろそろ皆さんもお待ちかねでしょう。今日は後編です。
    63お!ほなみぢゃん。こんばんは!元気だったかな?

    たくさんの皆さんが待っていてくれるので、そろそろ始動です。
    因みに、俺はあげで進んでいきますが、途中にメッセージを入れる方は、
    さげでお願いします。
    それでは、今夜もご一緒に。




    65名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2521:27ID:oUimoo93
    俺は、酔っぱらった妹をそのままにする事が出来ず、
    一緒に終電を逃しました。
    当然、彼女から振られ、酒も入り、好きな妹と居る。
    心中は荒れ狂っているのに、性欲だけは無くなりません。
    次第に、さっきまで居た公園に戻ってきていました。
    性欲と、複雑な胸中と。
    ・・・悩むだけです。
    妹は相変わらず、公園を笑いながら歩いていきます。
    俺は歩みが遅く、酒の気持ち悪さも手伝って、妹へは着いていって居ません。
    次第に妹との距離は開き、いつのまにか100mは離れています。
    元気です。俺に比べて、何倍も。
    それだけに、居酒屋で聞いた言葉が気になります。

    ハナレタクナイ・・・

    妹の言葉を思い返しているとき、
    向こうを歩いていた妹が止まっているのに気付きました。
    どうしたのか気になりながらも、
    ポケットから出したタバコに火を付けようと、ライターを探しました。

    不意に、妹が叫びました。
    「私は、お兄ちゃんが大好きだーーーーーーーっ!」
    顔が向こう側で見えなかったけれど、涙声なのは分かりました。




    66名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2521:35ID:oUimoo93
    「でも・・・でもさ・・・」
    そこから先が、小声になってしまって聞こえなくなりました。
    火の付いていないタバコを捨て、
    もつれた足で駆け寄ります。
    途中、何度か転びそうになりましたが、何とか無事に妹の側へ移動完了。
    しかし。
    しかしです。
    妹は、突然走り出し、闇へととけ込んでしまいました。

    ・・・どうしたんだ?
    訳の分からない俺だけが残り、公園は凄く静かでした。
    走って追いかけようにも、もう走れるような足ではありません。
    ・・・俺は妹にも捨てられたような気分になり、
    急に寂しくなって、一人で公園をトボトボと歩き出しました。
    思い出した。
    俺、携帯持ってるジャン。
    すぐに、妹の携帯に連絡をします。
    ・・・繋がらない。
    何度掛けても繋がらない。

    夜は、永遠のような時間でした。気が遠くなりました。




    69名前:カンガルー◆fVJNsZ3s投稿日:02/07/2521:50ID:oUimoo93
    不意に、目が覚めました。
    どうやら、公園のベンチで座ったまま眠っていたようです。
    全身の筋肉がきしみ、アルコールによる頭痛が最初にやってきました。
    太陽がイヤに黄色く見えます。
    ・・・まだアルコールで惚けた頭のまま、
    仕方なく自分の部屋へと向かいました。

    妹も、何処かで夜を過ごしたんだろうか?
    それが心配でしたが、相変わらず妹の携帯は繋がりません。
    呼び出し音は鳴るのに、取らないんです。





    70名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2521:51ID:oUimoo93
    やがて部屋について、ベッドに倒れ込みます。
    安物のパイプベッドが、イヤと言うほどきしみました。
    気持ち悪さと頭痛、そして躰の気怠さにやられ、
    今日一日は何もしたくありません。
    幸い、その日の仕事は午後からです。しばらく休めそうだ。
    そこで、倒れ込んだままの体勢でうとうと仕掛けたとき、
    俺の携帯が鳴りました。
    着信を見ると、妹の名前が。
    やっと、連絡が付きそうだ・・・。
    眠りに落ちようとしていた意識をフルで覚醒させ、
    最後の気力を振り絞って、携帯の着信ボタンを押します。
    「はい、どうした・・・家についたか?」
    しかし、向こう側の声は、妹の声じゃありませんでした。
    「もしもし、こちら**署の鈴木と言いますが、**さんですか?」

    ドウシテ、イモウトノケイタイデ、ケイサツカラオレニカカッテクル?



    76名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2522:28ID:I0Wc8Mfu
    警察に着きました。
    言われたとおり、受付の人に話を通します。
    すると、普通の部屋に案内されました。
    そこにいたのは、あの鈴木とかいう刑事でした。
    話を聞くと、大まかにはこういうことでした。

    朝、公園を通りがかった人が、倒れている妹を見つける。
    着衣の乱れから、警察に通報。
    命に別状はなく、しかし、かなり傷が酷い。
    膣内に多量の「体液」があり、膣内の裂傷も深い。
    今は、近くの病院で安静にしている。

    全てを聞く前に、俺は病院に向かって走り出していました。



    80名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2522:39ID:qn2pELPL
    たどり着くまで、何も考えてませんでした。
    ただ、涙は流れていたのを覚えています。

    病室。
    沈黙。そこには、静かに寝かされている妹がいました。
    看護婦に病室を訊いたのか、それとも警察で詳しい部屋番号を訊いていたのか。
    覚えていません。
    でも、今は目の前に妹がいます。それで充分でした。
    俺は、妹の名前を呼びながら、近づいて手を握るのが精一杯でした。
    すまない・・・。
    すまない・・・。
    どうして・・・。

    どうして、俺じゃないんだよぉ!!!!!
    ・・・こんな目に遭っている妹に対して、どうしようもないほどの自責の念に駆られました。
    妹は、静かに寝息を立てていました。




    83名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2522:48ID:qn2pELPL
    しばらく、妹の手を握ったまま、側にいました。
    温かい手でした。
    顔は、殴られたのか、包帯でイヤと言うほど巻かれ、
    あの顔がイヤに大きくなっています。
    腕も組み敷かれたのか、青あざが何カ所にもありました。
    ・・・その日の仕事を忘れ、昼を過ぎても側にいました。
    目を覚ましました。
    妹が。
    全身に痛みが有るはずなのに、痛みを隠して顔をこちらに向けます。
    「お兄ちゃん・・・。」
    「喋るな。喋らなくていい。じっとしてろ」
    妹は、包帯の下で目と口だけで「ニカッ」と笑うと、
    「キスだけはさせなかった。それは、お兄ちゃんとだけだよ」
    もう、俺は涙で声が出せません。ただ、済まない、済まない、と
    謝るだけでした。

    その時、病室の入り口に、彼女が立っているのに気が付きました。




    87名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2523:02ID:qn2pELPL
    「・・・妹は、無事なの?」
    ゆっくりと歩み寄る彼女。彼女の手には、妹の携帯が。
    おそらく、俺と同じように警察に呼ばれてから、ここに来たんでしょう。
    「ああ・・・。無事だ。」
    何が無事なのか。
    無事なんかじゃない。
    酷すぎる。
    頭の中は、自分を責め続けることで、ようやく自我を保っている状態でした。
    それを知らない彼女は、妹の側に来て、俺にこう言います。
    「・・・側にいてあげて」
    やっぱり、彼女は全てを知っていたようです。俺の気持ち。
    そして、妹の気持ち。
    ・・・彼女が病室に来たことで、妹は口をつぐみました。
    「・・・お姉ちゃん、これで帰るね。何かあったら、携帯にかけてね」
    妹が無言で姉に頷きを返すと、彼女は俺を見て「じゃあね」と言って、帰りました。

    姉として、妹が受けた傷は、哀しくない筈がない。
    それでも無事を確認しただけで帰ったのは、此処にいるべきじゃないと、判断したからでしょう。
    ・・・俺は、無言で彼女を見送っていました。




    88名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2523:17ID:qn2pELPL
    妹は、姉が病室から居なくなったことで、また喋り出しました。
    「あの時さ・・・」
    妹は、俺に居酒屋からの帰り、公園から何が有ったのかを話してくれました。

    走って公園を出たとき、男たちの集団にぶつかった。
    酔っぱらっている自分では正確な行動がとれず、
    気が付いたら、男たちの車の中だった。
    代わる代わる、男たちは欲望を吐き出していく。
    自分は、まるで人形のように犯されていく。
    それに飽きた男たちは、元の公園へと妹を置き去りにする。
    すぐに足が着かないように、身分証と財布を処分して。
    携帯はそのままに。

    俺は、一言一言で自分の心を切り刻み、
    流れる血で怒りを冷ましました。
    その心中を察したんでしょう。妹は、こう言います。
    「お兄ちゃん。一つ、お願いしたいことがあるんだ」
    平静を保つように、しかし無理をした笑顔で、返事をします。
    「・・・何だ?なんでもいいぞ」
    妹は、掠れた声で言いました。
    「キスして」
    ・・・何も言わず、俺は、初めて妹とキスをしました。



    92名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2523:28ID:qn2pELPL
    それからしばらくして。
    その日の内に、妹は退院しました。
    外傷は酷いモノの、本人の希望があれば、退院しても問題は無いだろう、
    と医者が許可を出したんです。
    それからは、目まぐるしく事が動いたので、ざっとそれを書きます。

    警察へ行って、妹が事情聴取を受ける。
    俺も同伴で行って、妹の側で待機。
    ・・・細かく訊かれる(濡れたか濡れなかったとか、本当に訊かれますよ)。
    妹、まっすぐに全てを訊かれるままに答える。
    聴取、終了。
    家には帰りたくない、と妹。
    俺の部屋に移動。
    移動する間も、包帯を外さずに、堂々と歩く妹。
    妹の肩を抱きながら、部屋にたどり着く。
    到着。

    ・・・留守電で、俺は無断欠勤で仕事をクビになったことを知りました。




    93名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2523:44ID:qn2pELPL
    そして、今日。7月25日。
    早朝に警察から電話があり(聴取の時、連絡先を俺にしておきました)、

    犯人が捕まった、とのこと。

    集団での暴行を繰り返していた20代のチンピラ予備軍だったらしく、
    別の暴行事件でパクられたところへ、妹の写真を見せたところ、
    あっけなく、容疑を全員が認めた、とのこと。
    訴えるかどうかを訊かれ、迷わず訴えることを伝える。

    妹も、それに納得しました。
    ・・・裁判の費用。他人への細かい状況説明。加害者との対面。
    妹のことを考えれば、触れられたくない傷に、わざわざ塩を塗ることもありません。
    しかし、妹がその傷を背負ったまま生きていくのは、耐えられなかった。
    だから、被害届を出しました。




    95名前:カンガルー◆fVJNsZ3s[sage]投稿日:02/07/2523:51ID:qn2pELPL
    今日の夕方、長い一日を終え、妹と二人で散歩をしていました。
    一緒に晩ご飯を食うため、近くのファミレスに向かいます。
    「・・・これから、仕事も見つけないとな」
    「そうだね。あ!私も見つけるよ」
    「学校はどうすんだよ」
    「お兄ちゃんの所に永久就職!」
    腕にじゃれてくる妹をそのままに、苦笑しながら歩く俺と妹。
    これからを考えると、先はまだ長い。俺がしっかりしていないと、
    妹までが倒れかねない。
    白い包帯こそ外れたモノの、傷はまだ痛々しいほどクッキリと残っている。
    ・・・俺が守るんだ。
    そう誓いました。
    すると、妹が急に立ち止まり、俺の顔をのぞき見ます。
    「あ!そうだ、お兄ちゃん、ちょっと!」
    「ん?どうした?」
    顔を近づけろ、と指を使って俺を呼び、妹は俺の耳に小さな声で言いました。


    モウ、ヒミツニシナクテイイヨ。

    二人で、部屋まで帰りました。

    おしまい。









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