【他人棒に】中学生に寝取られた_8 【寝取られ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【他人棒に】中学生に寝取られた_8 【寝取られ】


    「せっかくだから、サラダも持って行きなさい」
     雄太の母が盛りつけているのは、具がたっぷりのチキンカレーだ。
    「本当はご飯どころじゃないんだよ。お腹が空いたら勝手に冷蔵庫をあさるからさ、心配しないで」
    「もう、だから言ったじゃないの。お盆前に終わらせなさいって」
    「ぼくはやったよ。でも、ほら、あの二人がね」
     意味深に笑って、雄太はキッチンを後にした。手にしたトレイにはカレーライスが三皿とコップとスプーンが三つずつ。小脇にミネラルウォーターのペットボトルを抱え、軽い足取りで階段を上がってゆく。
     足音に気づいたのか、中から邦夫がドアを開けてくれた。Tシャツ、ハーフパンツ姿の雄太に比べて、邦夫は全裸だ。
    「おまたせ。あ、家に電話した?」
    「ああ、きちんとお礼しとけって言われた」
    「康二くんも?」
     同じく全裸の康二は、床に散らばったティッシュを摘まみ拾いしていた。半端じゃない量のティッシュがくずかごに山を作っている。
    「おれも言われたぜ。お礼しとけって」
    「あはは、どこの親も言うことは同じだね」
     三人はトレイを囲んで車座になった。コップにミネラルウォーターを注いで、いざ乾杯となったとき、ふと雄太がベッドの方を見た。
    「朱美さんもお腹空いたでしょ?」

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     全身の筋肉を弛緩させた朱美が、ぴくりとも動かずにベッドに伏している。乱れたシーツは四人分の体液を吸って、まるで濡れ雑巾のようだ。
     返事のない朱美を心配して、雄太が寄ってきた。脂汗に滑る肩を揺する。
    「ねえ、ぼくの分、半分こしようか?」
    「……ありがとう。でもいいわ」
     朱美は突っ伏したまま、眼球だけ動かした。
    「……飲み物、ある?」
    「うん、ちょっと待ってて」
    「おい、雄太。ちょっと耳貸せ。康二も──」
     邦夫が目配せした。そのまま三人は顔を寄せ合い、なにやら談合を始める。
    「──な、面白そうだろ?」
     邦夫は机に向かい、引き出しの中から没収していたピルを一錠取り出した。それをコンパスの針でみっつに砕き、一粒ずつ仲間に手渡した。次に、三人のは横一列に並んだ。雄太が脱衣するのを待ち、邦夫が朱美に声をかける。
    「おい、朱美。喉が乾いたんだろ? 飲ませてやるからこいよ」
     朱美がのろのろと頭を上げた。横一列に並んだ少年たちは、それぞれあぐらをかいていた。先頭が雄太、次に康二、邦夫と続いている。朱美は嫌悪に顔を歪めた。
    「……おしっこなら、いらないわよ」
     一番奥の邦夫がミネラルウォーターの入ったコップを振って見せた。
    「ばーか、おれたちはそこまで変態じゃないって。ほらこれ、ここまできたら飲ませてやる」
    「断れば……輪ゴムを引き千切るの?」
     首に食い込む四本の輪ゴムを摘まんで、朱美が自嘲気味に笑う。
    「もちろん。でも、それだけじゃないぜ。おれたちのちんぽをよく見ろよ」
    「え?」
     それぞれの男根の先に小さなかけらが載っている。ピルだ。正直、やられたと思った。普段、朱美は昼食時にピルを飲んでいた。陵辱は明日の朝まで続くから、いまピルを飲んでおかないと妊娠の危険性が高まるのだ。
     ごていねいにも、ピルのかけらは奥へ行くほど大きくなっていた。ここまでお膳立てをされては笑うしかない。朱美はため息を漏らし、のろのろとベッドから降りた。
    「四つん這いだぞ」
    「ええ、わかってるわ」
     最初は雄太だ。その表情からこの悪戯に乗り気でないことがわかり、朱美もいくぶん心が安らぐ。朱美は心配そうにしている雄太に「大丈夫よ」と笑いかけてから、しなびた男根を頬張った。まずはひとつめのかけらを嚥下する。
     と、雄太の腰が切なげによじれた。筆下ろし早々、朱美が覚えているだけで五度──実際はその倍──も挑んできた男根は、ずる剥けさながらに腫れ上がっていたのだ。
    (まあ、こんなになるまで……)
     朱美は離れ際に優しくキスをした。だが、次に移った康二はさらに重傷だった。粘膜が腫れ上がるどころではない。亀頭と包皮の境目に小さな水泡すらできている。
    「康二くん、大丈夫?」
    「だ、大丈夫だ。ちょっと休めば……」
     朱美に挑んだ回数は雄太と同じだが、力任せに腰を使った分、男根に無用の負担をかけてしまったのだろう。おぼろげながら、朱美も康二の責めが一番力強かったことを覚えている。朱美はそっと男根を咥えた。
    (そう、痛いのを我慢してまでわたしが欲しかったのね……)
     康二に対する嫌悪感は払拭できないが、それを補って余りある愛おしさを感じる。ピルのかけらを嚥下した後も、薬を塗布するように唾をまぶすのだった。
     最後は鬼門の邦夫だ。人妻監禁陵辱を仕組んだ恐るべき淫鬼──。この少年によって、朱美は生涯忘れることのない性地獄に堕とされたのだ。憎くないと言えばうそになる。だが、いまの朱美には別の懸念があった。
    (きみを男と見込んだのよ。約束は守ってね)
     朱美は疲労困憊の巨尻を振り、邦夫の股間に進んだ。男根はだらりと垂れ、先が床を向いている。さっきまでそこにあったピルが見当たらない。よくよく探すと、鈴口の部分に付着しているのが見えた。おそらく唾液で貼りつけたのだろう。
    (よくもまあ、いろいろ考えるわね……)
    「どうした? はやく飲めよ。妊娠したって知らないぞ」
     朱美は上目遣いに睨みつつ、舌先だけでピルのかけらをすくい取った。精一杯の反抗だ。邦夫は怒るどころか笑っている。
    「おれだけフェラチオサービスはなしか。嫌われたもんだな。ま、それはそうと、ごちそうさまを忘れてるぞ」
    「ご、ごちそうさまでした」
    「白目剥くほどまわされたら、けっこう素直になったじゃねえか。後半戦もその調子で頼むぜ、朱美」
     邦夫は約束通りコップを与え、自分はカレーライスの残りをかっ込み始めた。朱美はコップを両手で持ち、ちびりと唇をつけた。
    (美雪ちゃん、きちんとご飯を食べたかしら? あ、そうそう、水着の洗濯……。パパ、ちゃんとやれたかしら?)
     気がゆるむと家族の顔が脳裏に浮かぶ。娘と夫の幻影がはやく帰ってきてと呼んでいる。
    (待っててね。明日の朝に帰るから。大丈夫よ。ママ、がんばれそうだから……)
     朱美はミネラルウォーターを一気に飲み干した。口腔と咽喉に残留していた精液が溶け出して、朱美の胃を満たしてゆく……。
     食事が終わる頃、階下から声が掛かった。
    「雄太。パパが帰ってきたわよ。先にお風呂に入っちゃいなさい」
     部屋の隅で丸くなっていた朱美がはっと顔を上げた。助けを求めるためではない。汗と精液にまみれた体がエアコンの冷気にさらされて乾き、不快この上なかったのだ。雄太に目線のサインを送ってしまう。
     サインを受け取った雄太は、リーダーの邦夫に同じく目線でお伺いを立てた。邦夫は鷹揚に頷いた。
    「よーし、みんなでひと汗流すか」
    「うん、そうだね」
     全裸の雄太はドアを半開きにして、首だけ外に出した。
    「みんなで入るから長くなるけど、いい?」
    「いいわよ。はやく入っちゃって」
     邦夫と康二も調子に乗り、ドアの隙間に首を並べる。
    「おばさーん! カレー、ごちそうさまでした!」
    「おじさーん! おじゃましてまーす!」
    「やあ! 宿題がんばれよ!」
    「はーい!」
     人妻を全裸に剥いて監禁しておきながら、その声はあどけない。その反動からか、ドアを閉めるなり邦夫たちは浮き足立った。
    「ふりだしに戻って、お風呂で洗いっこパート2ってやつだな」
    「へへっ、おれたちのちんぽはパワーアップしてるんだ。覚悟しろよ、朱美」
    「ねえ、パパたちがいるんだから、ほどほどにしてよね」
    「おれに言うなって。よがるのは朱美なんだからよ。それはそうとはやく行こうぜ。風呂から上がったら、朝まで乱交パーティだからな」
    「えへへ、乱交パーティか……。いい響きだね」
    「へへっ、しかも徹まんだぜ。うー、もうちんぽがずきずきしてきやがった」
     どうせすぐ裸になるからと、少年たちは朱美にTシャツだけを与え、自分たちはパンツ一枚の姿で部屋を後にした。

     濡れたTシャツを体に貼りつかせて、朱美が一人洗い場に立っている。
     一方、朱美に体を洗わせた少年たちは、浴槽の中でぎゅうぎゅう詰めになりながら、荒淫の疲れを癒していた。
    「素っ裸もいいけど、こういうのもいいよな。チラリズムってやつ?」
    「へへっ、朱美はよ、太腿が色っぽいんだよなあ。でかいけつもそそるしよ」
    「あはは、乳首が透けちゃってる」
     好き勝手にのたまう少年たちを、朱美は恨めしげに睨んだ。
    「いいわね、きみたちだけすっきりして」
    「あれ、朱美もすっきりしたいの?」
     また難癖つけられると朱美は身構えたが、すぐに肩の力を抜いた。延べにして二十回近く男根を突き立てられたこの体だ。いまさら凌辱を拒んだどころでさほど意味はない。なにを言われても素直に従うつもりだった。
    「え、ええ……」
    「じゃあさあ、ポーズはおれたちが指定するけど、それでもいいか?」
    「ポーズ?」
    「体を洗うときのボーズだ」
    「い、いいわよ」
    「恥ずかしいからパスってのはなしだぞ?」
    「こ、このままでいるよりはましよ」
    「よーし。じゃあ、Tシャツを腰のところで結べ」
    「え?」
    「ばかか、おまえ! けつとおまんこがよく見えるようにTシャツをめくるんだよ!」
     怒鳴る邦夫の脇腹を、雄太が小突いた。
    「く、邦夫くん、声大きいよ」
    「あ、悪い悪い。朱美があんまりばかだからつい……」
     ばかと言われては朱美もむきになる。いびるのが目的の邦夫の期待を削ぐように、あえてあっけらかんとTシャツをめくり上げ、ついでに頼まれていない乳房までも露出して、脇の下で絞ったのだった。
    「次は?」
     もちろん、邦夫もむきになる。
    「よ、よし。じゃあ、ここに足を乗せろ」
     朱美は微塵も躊躇することなく、右足を浴槽に縁に載せた。だが、心根はそこまで図太くはない。その証拠に、しっとり脂肪の乗った内腿はひくひく痙攣している。
    「つ、次は?」
    「おまんこの中のザーメンを掻き出せ」
    (が、がまんよ、がまん……)
     さすがにこの命令には即応できなかった。朱美は目を逸らし、ひと呼吸置いてから、いまだ精液をたたえている膣に人差し指を入れた。
    「もう一本」
    (くっ……。こ、これでどう!)
     輪姦は今日が初めてだったが、性経験の長さが幸いしたのか、膣壁は目立った炎症を起こしていない。
    「さっさと掻き出せよ。一回ごとに見せるんだぞ」
    「そ、そんなの見て、楽しいの?」
     そう口にしてから、朱美は後悔した。考えるまでもなく、邦夫は羞恥を煽ることが楽しくて仕方ないのだ。案の定、邦夫の目は暗く輝いている。
    「ああ、すごく楽しいよ。中学生になってから、いまが一番楽しいぜ」
    「……他人の不幸は密の味ってわけね」
    「まあ、そういうことだ」
     反論するだけ無駄と、朱美は引き抜いた指をかざして見せた。ぬめってはいるが、目立った付着物はない。何度かそれを繰り返したが、粘液以上の発見はなかった。
    「ふーん、おまんこって、ザーメンを吸収しちまうのか?」
    「し、知らないわよ」
    「へへっ、子宮に入ったんじゃないのか? よお、子宮に指を入れてみろよ」
     康二が的外れなことを言う。唖然としている朱美に代わって、耳年寄りの雄太がたしなめた。
    「あはは、ばかだなあ。子宮は膣の上にあるんだ。指じゃ先っぽしか届かないよ」
    「ば、ばかで悪かったな! じゃあ、なにか? おまえのでかちんぽなら子宮の中を掻き回せるってのか?」
    「そ、そんなつもりで言ったんじゃ……」
    「じゃあ、どんなつもりなんだよ! おれのちんぽが小さいってことか?」
    「おいおい、いい加減にしろよ。せっかく朱美と楽しく遊ぼうってのによ」
     リーダーの一喝で、どうやらその場は収まった。もとより、楽しく遊ぼうに異論があるはずがない。
    「あー、朱美。体を洗っていいぞ。Tシャツは脱いじまえ」
    「え、もういいの?」
    「なんだよ。すけべな命令を期待してたのか?」
    「あ、いえ、別に……」
     朱美は乳房の上で絞ったTシャツを照れ臭そうに脱ぎ、そそくさと体を洗い始めた。少年たちの視線を気にしながら、陰毛にまで染み込んだ精液を根気よく落としてゆく。
    「おい、まだか?」
    「お、終わったわ。つ、次はなにをすればいいの?」
    「おまえもこっちにこい」
     しかし、浴槽はすでにぎゅうぎゅう詰めだ。
    「あ、後でいいわ」
    「いいから入れよ。一生に一度の肉風呂ってやつだ」
     手を引かれては、浴槽を跨ぐしかなかった。辛うじて邦夫と雄太の間に右脚を入れたが、それ以上の隙間はどこにもない。開いた股間をだらしなく晒し、朱美は狼狽した。
    「あ、やっぱり後で……」
    「いいからこいよ」
     腰を引いた朱美を、邦夫が強引に引き寄せた。
    「きゃっ! 危ない!」
    「わっ!」
     朱美の体が反転して、巨大な臀部が康二の顔面にめり込んだ。両脚は邦夫の肩に乗り、背中の下では雄太が潰れている。
    「ご、ごめんなさい!」
    「むがっ! むぐぐっ!」
    「あ、そこ、踏むな!」
    「いててっ!」
    「きゃっ! やだっ!」
     四人はひとしきりもつれ合い、やがて少年たちが器に、朱美は具になる形で落ち着いた。密着度がこの上なく高い反面、朱美の体をまさぐることもままならない。
     だが、童貞を捨てた少年たちにはそれで十分だった。荒淫の疲れを癒すような、ゆったりした不思議な時間が流れる。
     ふと、邦夫が言った。
    「これ、記念にしようぜ」
    「なんだよ、これって?」
    「4Pだよ、4P。なんかさ、この格好4Pみたいだろ?」
    「あ、そう言えば……」
    「記念の4Pはただの4Pじゃないぞ。四人で一緒にいく4Pだ」
    (な、なにを言い出すかと思えば……)
     突拍子もない提案に、朱美は目眩いすら感じている。
    「でもよ、難しくないか? 四人一緒にいくなんて……」
    (そ、そうよ。そんなの無理よね)
    「難しいからこそ挑戦するんだよ。ただはめまくるより、目的を持ってはめた方が後々の想い出になるだろ」
    「うん、それってすごいことだよね!」
    (ゆ、雄太くんまで……)
    「よーし、そうと決まったら──」
     思い立ったが吉日で、邦夫は朱美を抱えて浴槽を出た。
    「きゃっ!」
    「朱美、けつ上げろ。まずは浣腸だ」
    「え?」
     4Pから浣腸へと話が飛び、朱美は呆気に取られている。
    「部屋に戻ったらアナルの特訓をするんだ。きれいにしておかないと、ちんぽにうんこがついちまうだろ」
    「う、うそ……。ね、冗談でしょう?」
     朱美の顔から見る間に血の気が引いてゆく。
    「ばーか、アナルなしにどうやって4Pするんだよ! おしっこの穴じゃちんぽ入んねえだろうが!」
    「く、邦夫くん、声大きいよ」
    「あ、悪い、悪い……」
     てへへと笑って、邦夫は朱美の耳元に口を寄せた。
    「心配すんな。アナルはほれ、康二が担当だからよ」
    (そ、そういう問題じゃないのよ! 浣腸は嫌なの! 絶対に嫌なの!)
    「よーし、じゃあ始めるか。えーと、道具は……お、これなんかいいな」
     邦夫はこともなげに、蛇口に繋ぐ水ジェット湯垢取り器を手にした。
    (な、なによそれ! そんなの入るわけないじゃない!)
    「うーん、ちょっと大きいかな……」
    (あ、当たり前じゃないの! 馬だってそんなの入んないわよ!)
    「なあ、雄太。これ、外していいか? ホースだけなら入ると思うんだ」
    「えー、ママに怒られちゃうよ。それに水道の水を直接入れるのは危ないんじゃないかな。冷たいし、お腹こわすし……。あ! あれなら大丈夫かも」
     賢そうな瞳を輝かせて、雄太が浴槽から飛び出した。
    「おい、あれってなんだよ?」
    「待ってて。いま取ってくる」
    (ちょ、ちょっと! 雄太くんまでなに言ってるのよ! 浣腸したって面白いことはなにもないのよ!)
     朱美の必死の思いも、雄太を止めることはできなかった。その傍らでは、邦夫がすのこをどけて排水溝のステンレスぶたを外し、ここがおまえのトイレだと言わんばかりに笑っていた。
     朱美はこの難局を乗り切る方法を猛然と考えた。
    (ああ、どうしよう。浣腸よりも楽しいこと……。気持ちいいこと……。この子たちが夢中になること……)
     だが、ひとつも考えが浮かばないうちに、雄太が戻ってきてしまった。
    「えへへ。これだよ、これ」
     それは昆虫採集セットについてくる小さな注射器だった。針の部分が外してあり、長さは十センチにも満たない。
    「うーん、これって小さ過ぎないか? 入れるとき漏れるだろ、これじゃ」
    「筒ごと入れればいいんだよ。指を引っかけるところ、ちょうどストッパーにもなるし」
     おお! と唸って、邦夫が注射器を受け取った。よくよく見れば、人差し指と同じ長さ、太さだ。これなら筒ごと挿入すればいい。
    「ね、そうでしょ」
    「でかしたぞ、雄太!」
     浣腸の手段を得た少年たちは、一斉に朱美を見た。
    (う、うそ……。冗談でしょう? ほ、本当にやるの?)
    「よーし、朱美。けつ上げろ! ぶっとい浣腸をしてやる! って、そんなにぶっとくもないか、あははは!」
    「く、邦夫くん、こ、声……」
    「あ、悪い悪い……。朱美、ほら、はやくしろ」
    「ほ、他のことならなんでもするから……」
    「あのなあ、おれたちは浣腸が目的じゃないんだぞ。ちんぽにウンコがつくのがいやなんだ。わかる?」
    「あ、それなら、コ、コンドームをつければ汚れないわ」
    「買ってくるのが面倒臭い。それに中出しでなきゃ、つまんないだろ」
    「そ、そんな……。 ほ、他のことならなんでもするから! しますから! ね、お願い!」
     朱美は恥も外聞もかなぐり捨てて、その場に土下座した。タイル地におでこを擦り付ける。軽いパニックに陥っているのだ。このままでは騒ぎかねない。邦夫の手が輪ゴムに伸びた。
    「あっ!」
     朱美がはっと顔を上げる。首に手を当て何度数え直しても、残りの輪ゴムは二本──。
    「他にご意見は?」
    「あ、いえ、その……」
    「じゃあ、四つん這いだ」
    「あ、あの、後でおトイレに行かせてくれるんでしょう?」
    「トイレはここだ」
     非情にも、邦夫は排水溝を指差した。
    「そ、そんな。あんまりだわ……きゃっ!」
     さらにもう一本、輪ゴムが引き千切られた。
    「あ、ああ……」
     これで残りは真っ赤な輪ゴムが一本だけ──。茫然自失の朱美の傍らに、邦夫がしゃがみ込んだ。
    「娘の美雪ちゃんがまだ小さい頃、うんちぶりぶり漏らしてたろ? そんとき、美雪ちゃんは恥ずかしがってたか?」
    「え? あ、いえ……」
    「そうそう、そういうまっさらな気持ちになれば、なにも恥ずかしいことなんてないよな?」
     無茶苦茶な因果だったが、「美雪」というキーワードが効いて、朱美の瞳に光が戻った。だがそれは、絶望に彩られた仄暗い光だ。
    (子供って……やっぱり残酷ね)
     唯一洗い残した直腸を清めてもらうために、朱美は少年たちに美尻を向けた。タイル地にひれ伏し、四つん這いの姿勢を淫らに強調する。女の矜持と尊厳を投げ出した絶望で、豊かな臀部が小刻みに震え出した。
    「そうびびるなって。この注射器、どう見たってうんこより細いぞ」
    (そうね。そういう前向きな考え方もあるわね……)
     浣腸器を知らない朱美ではない。邦夫がかざして見せたそれは、乳幼児用の中でも一番小さな一〇シーシー浣腸器にそっくりだった。だが、これは医療行為ではないのだ。朱美を辱める性的虐待に他ならない。
    (邦夫くん、震えているのはプライドなのよ。女のプライド……)
     洗い場に下りた雄太と康二が、洗面器にボディソープを溶かした浣腸液を作っている。潤滑剤のつもりなのか、邦夫は注射器全体にボディソープの原液を塗り始めた。
     朱美は背後の物音のひとつひとつに怯えながらも、叱られることを怖れるあまり、尻をじりじりと持ち上げていた。その尻を見ていた康二がぽつりとこぼした。
    「大きさから言って、おれなんだろうなあ……」
    「え?」
    「アナルセックスだよ。やっば、おれだなよ?」
    「ああ、そうなるな。嫌なら……」
    「全然嫌じゃないよ。朱美のアナルなら、最高の想い出になる」
    「じゃあ、アナル担当者ということで、おまえが浣腸しろよ」
    「え、いいのか?」
    「担当者が責任持つのは当たり前だろ」
    「へへっ、そうか。悪いな……」
     注射器を受け取った康二を中央に据えて、三人は朱美の尻を取り囲んだ。あらためて命じなくても、朱美の尻は上がり、肛門が天井を向いている。下肢の開き具合も申し分ない。赤いチョーカーと化した輪ゴムの威力はてきめんだった。
    「康二くん。はい、浣腸液」
    「お、おう」
     ちゅ、ちゅと音を立てて、康二が即席の浣腸液を吸い上げた。容量にして約一〇シーシー。奇しくも少年三人、三発分の射精量に等しい。
    「じゃ、やるぞ」
     康二は両隣の二人に目配せしてから、注射器の小さな嘴管部分を朱美の肛門にあてがった。朱美の巨尻がひくっと動く。
    「ま、丸ごと入れていいんだよな?」
    「うん、ゆっくり入れれば大丈夫だよ。朱美さん、お尻を楽にしててね。深呼吸するといいかも」
    「あ、は、はい……」
     体の向きが上下逆なことを除けば、まるで分娩の再現だった。その意味で雄太のアドバイスは的を得ている。深呼吸を始めると肛門がひくひく息づき、括約筋の緊張もいくぶん和らいだようだ。
     康二は自分の呼吸を朱美に合わせつつ、注射器を押し込んだ。
    「ひっ!」
     白い美尻がおののく。一度侵入を許せば、括約筋を締めたところでもうどうしようもない。つるつるの表面とボディシャンプーの潤滑剤が功を奏し、注射器は根元まで埋まってしまった。
    「い、痛いか?」
    「だ、大丈夫……です」
     注射器を摘まむ康二の指が、臀裂の底に触れている。康二は注射器を持ち替えて、指当ての部分が密着するまで押し込んだ。ピストン底部に指を乗せる。ごくりと喉を鳴らしてから、くっと押し込んだ。
    「あっ!」
     一〇シーシーの洗礼を受けて朱美の尻が弾む。
    「んっ……」
     注射器がちゅるんと抜き取られた。目立った固形物は付着していない。少年たちはほっとしながらも、どこか残念がっている。
    「よ、よーし。康二、どんどん行こうぜ。このでかいけつにたっぷりぶち込んでやれ」
    「お、おう!」
     康二は半ば陶然としながら、新しい溶液を吸い上げた。
    「へへっ、おかわりだぜ。ほれ」
    「あっ……」
    「そら、美味いか?」
    「ひいっ……」
    「そら、もう一丁」
    「んっ……」
    「まだまだいくぞ」
    「あはっ……」
     こつを掴んだ康二は、ねちねち語りかけながら朱美の尻を浣腸液で満たしてゆく。淀んだ空気の中、溶液の注入は十回を数えた。
    「へへっ、こんなもんかな……」
     合計一〇〇シーシーともなると、腹にずしんとこたえる。朱美は下腹部一帯に広がる圧迫感に脅えていた。今日はまだ排便していない。つまり、丸一日分の大便がずるずると直腸へ降りてきているのだ。
    (ああ、もうくるの……。もうきちゃうの……。心の準備をさせて、お願い……)
     朱美は自分の肉体を呪った。性欲はおろか便意さえも自分の意に反する、この忌まわしい肉体を──。
    「もう二、三本、いけるんじゃないのか?」
    「ん、そうか?」
    「ま、待って……。も、もう、十分よ」
     朱美が逼迫した声を上げた。高く掲げた尻が、迫りくる便意で少しずつ沈み始めている。
    「もう十分てことは、うんこしたくなったのか?」
     朱美は沈黙でそれを肯定した。
    「よーし、そうか。じゃあ、うんこはほれ、そこの朱美専用トイレに出すんだぞ」
     這いつくばっていた朱美が顔を上げると、邦夫は例の排水溝を指差していた。
    「……あ、は、はい」
     一々反発している余裕はもうない。朱美は一旦膝立ちなり、もはや大便袋と化した尻を排水溝の上に移動させた。少年たちの視線が痛い。濡れた性器を見られたときの何倍、何十倍も辛かった。
    (ああ、もうだめ! 見られちゃう! 見られちゃうわ!)
     排水溝は直径十センチに満たない。朱美は糞便をまき散らさないように、また崩壊の瞬間を隠すために、自分の排泄口をそこに密着させた。
    「あ、こら! それじゃ、出るところが見えないだろ!」
    「邦夫くん、声、声!」
    「わ、わかってるよ! 朱美! こら! けつ上げろ!」
     朱美は尻をでんと落として、動こうとしない。いや、崩壊がすぐそこまで迫り、邦夫の声が耳に入らないのだ。邦夫は唯一残っていた輪ゴムを摘まみ、ぐいっと引っ張った。
    「切れたらどうなるかわかってるな! わかっててやってんのか!」
    「あっ! やっ!」
     赤い輪ゴムは朱美の首に食い込み、ピンク色になるほど引き伸ばされた。それでもなかなか切れないのは、邦夫が朱美の尻を覗き込みつつ、片手で引っ張りあげているからだ。
    「朱美! 切れるぞ! いいのか!」
    「ひっ! やっ! いやあああっ!」
     大腸と直腸がぎゅるぎゅる鳴っている。決壊のときがついにやってきた。朱美の血流は肛門括約筋に集中し、頭の中に白い靄が立ちこめる。そして、伸び切った輪ゴムは糸のように細い──。
    (み、美雪ちゃん……?)
     白い靄の中に小さな人影が見えた。その刹那、まずは放尿が始まった。次いで肛門括約筋が力尽きて、肉のすぼまりがぐわっと盛り上がる。
    (み、美雪ちゃん!)
     決壊と同時に朱美は尻を浮かせた。水便が噴き出している。まるでロケットの打ち上げだ。ぶぶぶぶっ、ごごごごっ! 排水溝を震わせる水便の音だ。少年たちの歓声も打ち消されている。
    (美雪ちゃん……。ママ、がんばったよ……)
     朱美は天井を仰ぎ、目を閉じた。その直後、滝のような水便に固形物が混じり始めた。ぶびびびびっ、ぶばばばばっ! 肉の破裂音が浴室内に響き渡った……。


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