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    【他人棒に】二番でも良いと言って結婚した嫁と4 【寝取られ】


    偶然に街で再会した、大学時代のサークルの先輩。嫁の麻衣の元カレでもある拓先輩との再会は、僕にとって最悪な日々の始まりになった。


    もともと、麻衣と付き合い始めたときから、僕は二番でも良いと言う約束だった。麻衣には、心の中にずっと拓先輩がいると宣言されていた。それでもかまわないという約束で始まった交際だった。

    そして念願叶って麻衣と結婚し、子供も作ろうと言っていた矢先だった。

    麻衣は今、拓先輩と日常的に会っている。会っているだけではなく、デートして、肉体関係まで結んでしまっている。僕が、麻衣自身の気持ちをハッキリさせるためにそうしろと言って始まったことなのだけど、それは僕にとって地獄だった。

    その上、僕はよりによって拓先輩の奧さんのアリーさんと、ドロドロの淫らなセックスをする関係になってしまっていた。


    そんな中、先輩が僕の希望を聞いてくれて、麻衣とセックスをしている動画を僕にくれた……。



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    麻衣が寝静まった後、僕はスマホにダウンロードした動画を再生し始めた。画が映ると、ベッドの上にいる麻衣が映る。まだ服を着たままで、普通に座る麻衣。あの服は、その日の朝僕が選んだ服だと思うと、凄くモヤモヤする。


    拓先輩は、どういう風に撮影をしているのかわからないが、フレームインして麻衣の横に座った。おそらくカバンか何かにカメラを隠して、隠し撮りをしているような感じだ。動画が思いの外鮮明なのに驚きながら、これから始まることに暗い気持ちになる。

    「なぁ、本当に良いのか? アイツはここまで許してないだろ?」
    先輩が、心配そうな口調で言う。でも僕は、先輩には麻衣が望むのならば最後までしてもらってかまわないと言ってある。それなのに、先輩がどんな考えでそう言ったのかわからないが、カメラで撮影していることも影響しているのかなと思った。


    『……うん……自分の気持ちを確かめろって……私が納得出来るようにしろって言ってくれたよ……』
    「どうすれば納得するの?」
    『……昔みたいに拓ちゃんと過ごして、気持ちを確かめたいです……』
    「わかったよ。じゃあ、昔みたいにしてくれるかな?」
    『……うん……』

    すると、麻衣は先輩のズボンのファスナーに手をかけた。そして、慣れた動きで先輩のペニスを取り出した。
    拓先輩のモノは、確かに僕のより小ぶりだった。ただ、太さはほとんど同じくらいに見えるし、亀頭のカリの張り出した感じは結構なものだった。

    『じゃあ、舐めるね……』
    麻衣はかなり葛藤している感じでそう言うと、ペロッと可愛らしい舌で拓先輩のモノを舐め始めた。大島麻衣そっくりの可愛らしい顔から、小さな舌が伸びて、僕ではない男のペニスを舐めている姿……嫉妬で息が詰まりそうになる。

    麻衣に話では聞かされていたものの、実際に目で見ると衝撃は凄いものがあった。それと同時に、自分が選択したことが大きな過ちだったと気が付いた。


    一心不乱に舐め続ける麻衣。その麻衣の頭を、優しく撫で続ける拓先輩。
    「あぁ、やっぱり上手いな。本当に気持ち良いよ」
    うっとりしたような声で言う先輩。奧さんのアリーさんの方が上手だと思うけど、こういう風に褒めるのが先輩の流儀というか、テクニックなんだと思った。


    『へへw だって、拓ちゃんが一から仕込んでくれたもんねw 奥までくわえるね#9825;』
    麻衣は褒められて嬉しかったのか、さっきまでの深刻に葛藤している感じは消えて、明るいいつもの麻衣になった。

    そして、喉の奥まで先輩のものを飲み込む麻衣。完全に、喉の奥まで入っている感じだ。僕とのセックスでも、口でしてくれはするが、こんなに喉奥まで飲み込んでくれたことはない。そして僕は、アリーさんにしてもらったフェラを思いだした。アリーさんは、僕の大きなモノでも喉奥までくわえ込み、喉でも責めるような感じでしてくれた。

    今動画の中では、同じように麻衣がそうしている。考えるまでもなく、拓先輩が仕込んだやり方なんだと思う。でも麻衣は、今まで僕に対してそのテクニックを使うことはなかった。

    僕に淫乱な女と思われたくなかったのか、それとも先輩に仕込まれたテクニックは、先輩にしか使わないという気持ちだったのかはわからない。でも、悪い方にしか考えられない僕がいる……。


    頭を激しく振りながら、口での奉仕を続ける麻衣。それだけではなく、真っ白な指が拓先輩の睾丸を撫でるように愛撫する。これも僕はやってもらったことがない……。


    「あぁ、気持ち良い……悪いけど、そこも舐めてくれる?」
    拓先輩が悪いねと言う感じで言う。麻衣は、いったん口から吐き出すと、良い笑顔をしながら、
    『もちろんw 拓ちゃんここ大好きだもんね#9825;』
    と言って、睾丸を舐め始めた。タマごと口に含んだり、ベロベロと舐め取るように舐めたり、竿を手でしごきながら激しく責める麻衣。
    こんな姿は見たこともなかったし、想像すらしたことがなかった。

    二人は、昔からこんな風にセックスをしていたのかな? と思うと、ただただ嫉妬するばかりだ。
    先輩と付き合っていた期間よりも、僕と付き合い結婚して過ごした年月の方が長いのに、この敗北感はなんだろう? どう見ても、僕とのセックスよりも積極的に見える。


    そして麻衣は、口で睾丸のあたりを舐めながら、手で竿をしごき、もう片方の手で乳首も触り始めた。先輩はいつの間にか上半身も裸になっていて、麻衣の真っ白な指がなまめかしく動き回っている。

    「麻衣、ヤバい、そろそろ……」
    先輩がそこまで言うと、麻衣は最後まで聞かずに動いた。滑らかに、よどみのない動きで先輩のペニスを口にくわえると、頭を全力で上下に動かす。それだけではなく、片手で睾丸、片手で乳首を触り続ける。本当に、驚いてしまうくらいの動きだった。
    何回も何回も繰り返した動き……そんな感じだった。


    そして、短くうめきながら先輩が体を震わすと、
    『んんっ! ンン〜〜#9825;』
    と、麻衣が嬉しそうにうめいた。そして、そのままダイレクトに飲み干してしまったようで、口からペニスを吐き出すと、
    『すっごい量w へへw ちょっとあふれたw』
    そう言って、口の端から垂れ流れている白いモノを、手の甲で口の方にぬぐい動かした。それも飲み込むと、
    『ごちそうさま#9825; 拓ちゃんの、ちょっと甘い感じ#9825; 糖尿?w』
    なんて言う。
    麻衣の、その無邪気な表情と言葉は、胸に深く突き刺さった……。


    「バカw でも、スゲぇ気持ち良かったよ。タマの方舐めてもらうの、久しぶりだったし……」
    『そうなの? 奥さんにはしてもらってないの?』
    「あぁ……なんか、嫌がるんだよね」
    『ふふw じゃあ、今日はいっぱい舐めてあげる!』
    麻衣は嬉しそうにそう言うと、先輩のペニスをお掃除フェラしながら、睾丸を舐め始めた。本当に嬉しそうに、ずっと舐め続ける麻衣。かなり長い時間舐めっぱなしだ。先輩は、麻衣の頭を撫でたり、気持ちよさそうにうめいたりしている。


    『あれれ? もうカチカチになったよw エッチなおちんちんだなぁ〜w』
    麻衣は本当に嬉しそうだ。
    先輩は、苦笑しながらベッドに仰向けに転がると、
    「交代しようか? ほら、おいで」
    と言う。寝転がっておいて、交代? 不思議に思っていると、
    『えぇ〜? それはイイよぉ、恥ずかしいもん……』
    「ダメだってw 昔みたいにしないと、気持ちハッキリしないだろ?」
    『うぅ……そっか……そうだよね……うん! わかった!』
    モジモジ悩んでいたが、吹っ切れたように服を脱ぎ始めるまい。可愛らしい下着姿になり、そのままショーツも脱いでしまった。ブラだけになった麻衣は、あろう事か先輩の顔の上に腰を降ろし始めた。

    麻衣のアソコが、完全に先輩の顔に押しつけられているが、先輩はまったく無抵抗で嫌がるそぶりもない。それどころか、そのまま麻衣のアソコを舐め始めた。
    『ク、ふぅ、ア……あぁっ、んっ! 拓ちゃん、気持ち良いよぉ……』
    麻衣は照れた口調で、恥ずかしそうにそう言った。先輩は、下から麻衣の太ももを抱えるようにしながら、麻衣のアソコを舐め続けていく。顔面に騎乗されながらも、先輩は嫌がらずに舐め続ける。


    僕は、麻衣が先輩と会いたいと言いだしたときから、二人がまた肉体関係を結ぶことをイメージしていた。でも、こんな風にセックスするなんて、想像もしていなかった。
    麻衣がこんな風に男にまたがり、アソコを舐めさせるような行動をするなんて、この目で見てもまだ信じられない。

    私とはしないこんな行為を、拓先輩とはしていたということなんだろう……拓先輩としていたことを、僕とのときにしないのは、理由はどうあれ悔しくて仕方ない。


    『ダメェェ……イ、イッちゃウゥッ! 拓ちゃん、気持ち良いよぉ、麻衣の気持ち良いところ、覚えててくれたんだね……あぁ、ダメぇ、イクっ! イッていい? あ、あっ#9825; イクっ! イクぅ#9825;』
    麻衣は、結局照れながらも先輩の顔面の上でそのままイッてしまった……。

    「気持ち良かったみたいだね。麻衣はこの舐め方だと、すぐイクのは変わらないねw」
    『だってぇ、久しぶりだったし、拓ちゃん私の気持ち良いところ覚えてくれてたから……嬉しくて……』
    麻衣は、もう葛藤や申し訳ないという感じはなくなっている。完全に恋人同士の会話だし、恋人同士の雰囲気になっている。


    「それ言ったら、麻衣だって俺の気持ち良いところ覚えててくれたじゃん」
    『そりゃ、覚えてるよw あれだけいっぱい舐めさせられたからねw 部室とかでもさせられたよねぇ〜w』
    「ゴメンなw 若かったし、麻衣が目で誘うからさw」
    『誘ってないよぉ〜! すぐ人のせいにする! でも、ドキドキしたよねw』
    「そういうの好きなくせにw」
    『そんな事ないよぉ〜』

    楽しそうに昔話をする二人。猛烈に嫉妬してしまう。あの部室で、そんな事までしていたなんて、ショックが大きい。僕はあの頃、ひたすら麻衣のことを想い続けていた。それなのに、あの部室で……僕と話をしたりした後で、先輩とセックスをしていたのだろうか? どうしようもないくらいの敗北感を覚える。 

    「俺さ、色々と経験したけど、思い出すのは麻衣とのセックスばっかりなんだよね。一番思い出深いというか、気持ち良かったw」
    『バカ……奧さんに言いつけるよw』
    「ははw 聞いてる? 俺の嫁、アメリカ人なんだ」
    『聞いてるよ。凄く可愛い人なんでしょ?』
    「まぁねw でも、やっぱり……なんて言うかちょっと緩いというか……麻衣の方が締まるんだよねw」
    『そんな事言ったらダメだよ……好きなんでしょ? 奧さんのこと』
    「もちろんw」
    『だったら、そう言うことは言っちゃダメ! 揺れちゃうから……』
    「え? なにが?」
    『な、なんでもない! ねぇねぇ、続きしよ〜よ#9825; はい、い・れ・て#9825;』
    麻衣はごまかすようにそう言うと、ベッドの上で股を開き、アソコまで広げた。自分でアソコを広げるなんて、はしたないにも程があると思う。でも、そんな姿まで見せられるくらい、先輩との結びつきは強かったと言うことなんだろうか?


    付き合っていても、結婚していても、本当の自分は見せられなかったりする。軽蔑されるかも……嫌われるかも……そんな思いが働くと思う。
    でも、本当に信頼している相手にならば、そんなはしたない姿も見せられると言うことなんだろうか?
    もちろん、僕にはそんな姿は見せてくれたことはない……。


    「相変わらずエロいねw じゃあ行くよ」
    そう言って、覆いかぶさる先輩。僕は、心臓が締め付けられる思いだった。コンドームは? 避妊しないと! そう叫ぶ寸前だった。

    『ダメだよ……ちゃんとこれ着けて……』
    麻衣がそう言いながら、ベッドの上の方にある備え付けのコンドームを手渡した。

    「あ、ゴメン……そうだね、つい……」
    先輩は謝りながら、コンドームを装着していく。
    『今はもう飲んでないから……だって、赤ちゃん作るつもりだから……』
    「そっか……なんか、ちょっと切ないなw」
    『なにそれ〜w 私を捨てたくせにw』
    「バカだったよ……麻衣、行くよ……」
    『うん#9825; 来てぇ……』
    そんな会話をしながら、抱き合い一つになる二人。その会話は聞きたくなかった。おそらく昔付き合っていたときは、ピルを飲んで生セックスをしていたということらしい……。
    大学生で、ピルを飲んで避妊なんて、ちょっと受け止めきれない……偏見だと思うけど、ピルを飲んで避妊する女子大生なんて、ビッチもいいところだと思う。まさか麻衣が、そんな経験をしていたなんて、聞きたくなかった。

    僕と付き合い始めたときに、処女じゃなかったのは仕方ないことだと思っている。でも僕は、麻衣の膣に生で入れたのは僕だけだと思っていた。いや、思い込もうとしていた。
    でも実際は違った。拓先輩は麻衣にピルを飲ませ、生で挿入して、中にたっぷりとぶちまけていた……中出ししたかどうかはわからないが、ピルを飲ませておいて、外に出すなんてないと思う……。

    麻衣が、子宮まで中古品だったとは思いもしていなかった。ピルの影響で受精しないとはいえ、拓先輩の精液が子宮に吸い込まれ、卵管を通り、卵巣まで行き渡る……それは、処女を奪われるよりもキツいモノがある……。
    麻衣はあの頃、僕と笑顔で話をしているときも、子宮や卵管、卵巣にまで拓先輩の精液を忍ばせていたと思うと、裏切られたような気持ちになる。

    『拓ちゃん、おかえりw』
    麻衣は、拓先輩に挿入されて笑顔でそう言った。
    「ただいまw やっぱり、しっくりくるよ」
    『へへw ンッ!』
    麻衣は、照れたように目を閉じて、キスを求める顔になった。

    そんな事まで鮮明に映っている動画に、ちょっと驚いてしまう。それと同時に、電気を消すことなくセックスをしている二人にも驚く。
    僕と麻衣がするとき、真っ暗でこそないが、電気はけっこう暗くする。こんな明るい状況でするなんて、照れ屋の麻衣らしくない……そう思ったが、電気を暗くする方が、本当の麻衣からしたら”らしくない”のかも知れない。
    僕が見ている麻衣の姿……それは、本当の麻衣の姿ではないのかも知れない。

    そして、正常位で繋がった状態でキスをする先輩。麻衣は、嬉しそうに先輩の背中に腕を回して抱きしめる。


    そのキスは、どんどん激しくなり、濃厚なものになっていく。自分の愛する嫁が、他の男とキスをする姿なんて、普通は見ることがないと思う。浮気とかされても、それを実際に目にすることはまれだと思う。
    実際に目の当たりにしてみて、コレは見ちゃダメなモノだと気がついた。全てが揺らぎ出す。麻衣への愛、信頼、そういったモノが、グラグラと揺れ始めた気がする。


    麻衣は目を開けて、先輩のことを見つめたままキスを続ける。一瞬でも目を離したくないという感じがして、さらに敗北感が強くなる。
    なんで僕はこんなモノを見せてくれなんて言ったんだろう? 今さら後悔しても遅い。

    『もうダメ、ねぇ、動いて……気持ち良いところにずっと当たってるから、我慢できなくなっちゃったよぉ……』
    「麻衣、凄く締まってるよ。やっぱりお前が一番気持ち良い……」
    『へへw 知ってるw』
    嬉しそうな麻衣の言葉が、僕を追い詰めていく。それと同時に、先輩に対して”アンタのが小さいからアリーさんが緩いって思うだけだろ!?”と、怒りすら覚えた。それと同時に僕は、アリーさんにかなり感情移入してしまっていることに気がついた。


    そして、腰を動かし始める先輩。ガンガンと突くのではなく、ゆっくりとした大きな動きをする。
    『あ、あっ! ンッ、くぅアッ! 拓ちゃん、凄いぃ、当たってるっ! 気持ち良いところに当たってるぅ! あっ#9825; あっ#9825; んはぁッ#9825;』
    先輩にガシッとしがみついたまま、そんな事を口走りあえぐ麻衣。緩やかな動きでも、麻衣は本当に気持ち良さそうだ。

    「麻衣、やっぱり気持ち良いよ、本当に気持ち良い……」
    先輩は、感慨深そうにつぶやきながら、優しく腰を動かし続ける。別れた二人が、長いブランクの後にふたたび結びつき、相性の良さを再確認しているように見える。

    麻衣の気持ちをハッキリさせるためにやらせたことだったが、ある意味ハッキリしたのかも知れない。僕の負けという形で……。

    麻衣に、先輩と会って気持ちをハッキリさせたら? と言ったとき、僕には勝算があった。結婚もしているし、先輩と麻衣が付き合った期間よりも長い時間、麻衣とは過ごしている。
    負けるはずがないと思っていた。

    時間を戻せるならば、あの時の自分を止めたい……。


    『だ、だってぇ、麻衣のここ、拓ちゃんの形になってるからぁ、あっくぅ、ああっ#9825; ンヒィッ#9825; 拓ちゃんの、麻衣の気持ち良いところゴリゴリするよぉっ! 気持ち良いっ! 気持ち良いよぉッ! ダメぇぇっ!!』

    麻衣は凄く気持ちよさそうなのに、気持ち良くなっていることに罪悪感を感じている様子もある。それは、僕には嬉しいことだった。まだチャンスがある? まだ負けたわけではない? 9回裏8点差だけどまだ勝てる? そんな事が頭を駆け巡った。

    「麻衣、好きだ……あぁ、麻衣……」
    先輩がうめくように言う。
    『……ダメぇ……そんな事言っちゃダメ……』
    麻衣は、好きと言わない。それは、今の僕には本当に最後の砦のように思えた。

    「麻衣、外していい? 直接触れ合いたいよ……」
    先輩が、理性をなくしたように言う。アリーさんがいるのに、他の女性を妊娠させるつもりなんだろうか?

    『絶対ダメっ! そんな事言うなら、もう止める! 本当にダメだよぉ!』
    麻衣はそう言うと、スルリと先輩の下から抜け出した。
    僕は、気がつくとガッツポーズを取っていた。まさかの逆転? 自然と顔がほころんでしまう。

    「ごめん……もう言わないよ……」
    先輩は、本当に申し訳なさそうだ。

    『今はピル飲んでないって言ったでしょ? それに、飲んでたとしても、やっぱりそれはダメだよ……もう充分裏切っちゃったけど、これ以上裏切れない……』
    「……わかった。やっぱり、愛してるんだね?」

    『うん……愛してる……』
    「ごめん……じゃあ、もう帰ろうか?」
    『それはダメw だって、拓ちゃんのことを愛してるかどうか、ハッキリさせるための時間だよ? 途中で止めたらわかんないじゃんw』
    麻衣はそう言うと、先輩に馬乗りになり、騎乗位で繋がってしまった……。

    さっきまでの戦勝ムードは吹き飛び、あごが外れそうなほど驚いた。気持ちがハッキリしたのではなく、まだわからない……この流れで、そんな事を言うなんて信じられなかった。

    でも、画面の中では麻衣が腰をなまめかしく、上下や前後に振り続けている。

    「じゃあ、それこそゴム無しでしないと駄目なんじゃないの?」
    先輩が、苦笑いで言う。
    『なぁに? 自信ないの? そんな薄っぺらいゴムがあるだけで、負けちゃうの?』
    小悪魔そのものの顔で麻衣が言う。

    「うぅ……負けないってw よし、行くぞっ!」
    先輩は、負けるかという感じで腰を突き上げ始めた。さっきまでの優しい動きだけではなく、突き上げるような動きも混ぜて、責め続ける。

    『はぁっ! はぁぁっ! ンッ! んンッ! それダメぇ、えぐれてるぅッ!! 気持ち従いいところ、えぐってるぅッ!! ンッ! んおっ! オォおぉっ! ンおおぉっ!! ほおおぉおっ!!』
    麻衣は、下から突き上げられて今まで見たことも聞いたこともないようなあえぎ声を上げた。

    「ほら、どうだ!? 俺の方が気持ち良いだろっ!?」
    先輩は、かなりムキになっている感じだ。
    『ふふw まだ、わかんない#9825; ねぇ、もっと#9825; 忘れちゃった? 麻衣の気持ち良いこと#9825;』
    麻衣は驚くほどエロい顔で、小悪魔のように言う。
    「忘れないって! ほら、こうだろ!?」
    先輩はそう言って、麻衣のクリを触り始めた。それだけではなく、左の乳首もつまんだ。小さな画面でも、かなりの強さでつまんでいるのがわかる。

    『んンッぎぃっ!! 千切れるぅッ!! 乳首千切れちゃウゥッ! ンほおぉおぉっ!! フアあっ! あっ#9825; あぁぁっ#9825; これダメっ!! ダメぇっ!! イクっ!! イクっ!! イッちゃうっ!! ゴ、ゴメンなさいぃっ! ごめんなさいっ!! イクぅぅっ!! ふおおおぉおぉぅっっ!!!』
    「麻衣ッ! イクっ!!」

    二人は、同時に体を跳ねるように痙攣させた。


    そして、そのままもつれるように抱き合い、腕枕の体勢になる。麻衣は、先輩の胸にピタッと頬をくっつけている。表情までは見えないが、幸せそうな顔をしているのが見えるようだ。


    そこで、動画は終わった……バッテリーが切れたのか、編集して終わったのかは不明だが、唐突に終わったことから、バッテリーの問題だと思う。


    僕は、判断できなかった。結局麻衣は気持ちをハッキリさせられたのだろうか?
    でも、さっきの僕への態度から考えると、少なくても僕はまだ捨てられていないと思う。
    そして、さっきの麻衣の言葉には、かなりウソがあることもわかった。
    さっき麻衣は、麻衣自身が”生で入れて欲しい”と言ったと言った。そして、中に出されたとも言った。でも、それはウソだった。僕を心配させるため? 嫉妬させるため? ウソの理由はわからない。でも、麻衣から聞いていた話よりも、実際に見た動画は絶望的ではなかった。

    それに少しだけ安心しながらベッドに戻った……。

    そして朝になり、麻衣の作ってくれた朝食を摂りながら、話しかけた。
    「気持ちはまだハッキリしない?」
    『うんw ゴメンね、まだわからなかったw また会っても良いよね?』
    麻衣は申し訳なさそうな感じではなく、確定事項の事務的伝達という感じで言った。
    「いいよ。ハッキリするまで、好きにしなよ。後悔のないようにね」
    僕は、心と裏腹にそう言った。

    『ありがとう……本当にありがとう。あっくん、愛してる……本当に、愛してます……』
    そう言って、潤んだ瞳でキスをしてくれた。それだけで、僕はもう興奮しすぎてしまって、麻衣を押し倒そうとした。

    『ダメぇ〜w 昨日、拓ちゃんともあっくんともしすぎちゃったから、ちょっと痛いんだ。だからダメぇ〜またねw』
    そう言って、スルリと逃げた麻衣。がっかりしたが、まだ希望があると思うと、自然と笑みがこぼれた……。



    数日後、会社で働いていると、メールが来た。アリーさんからのメールで、急用だそうだ。慌てて電話をすると、今すぐ会って話したいことがあるという。
    正直、嫌な予感しかしなかった。僕との子を妊娠してしまった? 先輩にバレた? なんとか理由を付けて、慌てて待ち合わせ場所に向かった。


    待ち合わせ場所に着くと、すぐにわかった。ただでさえ目立ちすぎるアリーさんは、その衣装のせいで余計に目立っていた。ブルーのサマーニットに、薄いピンクのホットパンツ姿のアリーさんは、巨乳がヤバいくらい強調されて、短すぎるホットパンツからは真っ白の長い長い足が突き出ている。
    顔も美人というか愛らしいアリーさんなので、本当にハリウッドの女優さんとか、モデルさんのように見える。

    『あっく〜ん! こっちだよ!』
    流ちょうな日本語で大声で叫ぶので、周りの人もビックリしたような顔になっている。そして、声をかけられたことで僕にも注目が集まり、メチャメチャ照れてしまった……。

    そして合流すると、アリーさんが僕の腕に腕を絡ませて、引っ張るように歩き始める。
    「どうしたんですか? なんか、ヤバいことになったんですか?」
    僕は、ドキドキしながらそう聞いたが、アリーさんはニヤニヤするばかりでなにも言ってくれない。

     

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