【浮気】DBS裕美 【不倫】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【浮気】DBS裕美 【不倫】


    464:390◆YDJ7oAFmeo:2005/04/26(火)04:55:03ID:ykKiOXNx0
    実際、こんなことが書けてしまう自分がどうかしてるかも、と思う
    前置きが長くなるけどちょっと書かしてもらう
    俺には3年の付き合いになる彼女がいる
    この彼女は、ま、デブ可愛いと言うか、やせれば可愛いタイプなんだが、本人にやせる気がないらしい、俺も惰性でそれを許しているわけだが
    しかし3年も付き合ってればマンネリ化は否めなく、性生活のほうも俺が一方的に攻めて終わり、が続き、新しい刺激がほしかったのが今回の事の始まりだった
    最初はその欲求を満たすためのモノ、として風俗があるじゃないか、とデリヘルを使うようになった
    そこでは金さえ出せば俺の体を隅々まで愛撫し、フェラで逝かせる技術を持った
    女もいたが、中には普通に本番させる女もいて、俺の欲求はかなり満たされてはいた
    そして事が終われば2ちゃんを見ながら、こんなプレイをしよう、とかいろいろ考えていたりした
    しかし、そんな中でできないこともある、18禁と中出しだ
    俺はその欲求を果たしたかったため、今度は出会い系サイトを見るようになった
    もともと彼女と知り合ったのは出会い系、見た目に自信のない俺としては、メールで人の良さを演じれば、その見た目のハードルもクリアできるのではないか、という考えもあって、風俗から出会い系へとシフトチェンジしていった
    しかし昔よりも断然業者が多い、素人の女を捜すだけでかなりの手間がかかる仕事だ
    そんな中で見つけたサイトに、デブ専のサイトがあった
    彼女がデブな俺には抵抗がない、普通に見ていた
    その日は金曜日、夜の9時も過ぎようかというころだった
    一つの書き込みが目に留まる、『今から都内で中出しOK、顔には自信がないので云々』
    俺はすぐに飛びついた、携帯のフリーアドレスはすでに取得済みだ
    まもなく返信が来る、どうやら援助交際目的らしい、代わりに3万欲しいそうだ
    3万で中出しができるなら安いものだろう、当時の俺の中では未知の領域へ踏み込める高揚感で相手の容姿がどうとか気にする暇もなかった
    それに金が絡むなら後腐れが無くて済む、一回だけの付き合いなら金銭からませたほうがいい、という気もしていた
    即効待ち合わせ場所を決め、電車に乗り向かう、時間が時間だ、泊まりになることは決まったようなものだし、朝まで存分に楽しもうと思っていた
    約束の駅に着き、相手が来るのを待つ、時間は10時を過ぎていた
    メールが来る、向こうも駅に着いたようだ、改札から波のように人が降りてくる、人並みが途切れたころ、のそのそと階段を下りてくる一人のデブな女がいた・・・そう、それが今回の相手、裕美だ
    裕美は俺にすぐ気付いたようだ、改札からまっすぐ俺に向かってくる、俺は興奮を抑えるのに必死だった、どんな相手だろうか・・・
    距離が縮まり、顔が認識できるようになる、髪の毛は黒髪、ショートヘア、服装は黒のタートルネックに紺のジャケット、ジーンズ生地のミニスカート、ミニスカートから出ている足はさすがに太い
    そして肝心の顔は、そう、形容するなら怒ったイノシシ・・・orz
    さすがにちょっと待て、と、これはきついだろう
    しかしサイト掲載のプロフでは150cm70kgというもののその分胸はGカップ

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    年齢も22才と俺より一回りも年下だ、こういった縁でなければそうそう関係できるものではない気がして、とりあえず顔を見ないように、胸に視線を移す、確かにでかい、がその下にある腹の肉も相当なものだ
    一通り挨拶を済ませて、近くのラブホへ向かう、金曜のこの時間だ空いてるホテルも少なく、選べるものではなかったが、援助系なら安く済ませるのがベストだし、俺は気にしない
    裕美もとりあえず俺の後についてきて、お任せ、の態度でいる、かなり古びた安ホテルへと入る
    部屋の中は、いまだにあるのかというような、古い和風なつくり、宿泊客がいないのもうなづける
    とりあえずちゃぶ台に向かい合って座る俺と裕美
    ラブホで座椅子に座るとは思いもしなかったのが笑えて、お互い変な照れ笑いの表情になっていた
    しかもお茶はきゅうすと湯のみ、ポットも電子式ではない、ヒーター加熱式、いまだに需要があるんだな、と感心しながら明るい部屋の中で正面からまじまじと顔を見ると、本当にイノシシなんだ、これ
    しかし声は結構かわいらしい、年齢差のせいもあるんだろうか、たどたどしい敬語を使う裕美に、普通に話していいよ、というとどうも訛りが入っている、聞くと静岡のほうからの上京就職組みらしい
    あまり長く向かい合っているのもきついな、と思いとりあえず風呂に入ろう、といって交互に風呂に入りにいく
    その時にチラッと見えた腹の肉、鷲づかみにしても余りそうな肉付き、これはすごいな、と苦笑しながら、彼女も似たようなもんだと思い、我ながらこんな女ともできる自分を変態と思ったりもした
    風呂を出て布団へ(ベットではない)俺は勤めて彼女に対するように優しく攻め込む
    まずはキスから、舌を絡ませようとするものの、抵抗して口を真一文字に結んで拒む裕美
    しかしかすかに臭う異臭、なんとも形容のしがたい臭い、単体なら良い匂いのガムをミックスしたら異臭になった、様な感じだ
    俺はそのままディープにはこだわらず、胸へと攻撃先を変えた
    Gカップ、その迫力はすさまじい、腹の肉の塊もかすんで見える魔力がある
    若いだけあって垂れてもいない、肌にもつやがある、この胸を揉み、舐めるだけで3万の価値はある
    右手で胸を揉みながらもう片方を舌でいじくってみる、そのたびに吐息が漏れてくる、感度もいい
    どうせだと思い激しく揉みながら、強めに噛む感じで乳首を責めると、その方が気持ちが良いのか吐息からあえぎ声に変わる、裕美の両手はシーツを強く握り締めて、我慢しているようだ
    『我慢しなくていいよ』その俺のささやきに応えるように、大きな喘ぎ声を出し始める裕美
    『もっと、もっと強く〜』と要求してきた、俺もそれに応え、激しく揉みかじるように乳首を攻め立てる
    裕美はこの時点で我慢できなくなってきたようで『お願い、もう欲しいの入れて〜』とおねだりしてきた
    『だめだよ、まだ裕美のおまんこ、味見してないからね、』といい、クンニを始めた
    しかし俺はそれを後悔することになる、血の匂いに、鼻を突く硫黄の臭いの混じった異臭がしたからだ
    しかし俺が言い出したものだ、我慢してある程度クンニをした
    その異臭にやられて俺の息子は萎えた、仕方ない、と思い『裕美、入れて欲しかったら舐めて硬くしてくれるかな』とフェラを要求した
    一瞬戸惑った裕美だったが両手で俺の息子を持つとその口にくわえ、むさぼりつくように舐め始めた
    『おいしいか?もっと舐めて、もっともっと硬くして』
    『おいしいです、もっともっと硬くするから、早くおまんこに突っ込んで、めちゃくちゃにかき回してください』
    裕美はかなりのMなのだろう、激しく責められたり、命令口調で言われるほうが感じるようだった
    残念ながらフェラは気持ちいいものの逝くまでではない
    復活した息子を持って『これをどうして欲しいんだ?』
    『裕美のおまんこに入れて、いっぱいいっぱい気持ちよくして欲しいの』
    そう言わせる、なんとなくSな男の気分がわかる、女にねだらせるというのは征服感が満たされるのだろう
    正上位で裕美の中に生で挿入、全体から締め付けてくるような感じだ、ゆっくりと奥まで突き、ゆっくり戻す
    奥まで突かれる度に『あふ!』と声を上げ『もっと、もっと激しく突いて〜!』とおねだりしてくる裕美
    しかし俺はまだまだ逝く気は無かったので、ゆっくり奥まで、そして抜ける寸前までのピストンを繰り返す
    その間にも裕美はだんだん高揚して逝ったようで、『あぁ、逝く、逝っちゃう〜』と勝手に一人で逝ってしまった、そんなに感度がいいのか
    一度逝ったのならば、俺のほうも遠慮することなく激しいピストンに切り替える
    すると裕美も『あ、あぁああ〜だめ、ま、まだいっちゃう〜』と叫ぶ
    俺はその声に応えるように激しく腰を振り、そして思いっきり裕美の中へとぶちまけた
    彼女にもしたことの無い中出し、なんというか、何も気にしないフリーSEXという感じか、やりたい様にやらせてもらったぜ、って感覚で征服感が強い
    結局その後再戦をして朝まで寝る
    朝起きて隣にいるのがイノシシだと起きて心臓に悪い
    チェックアウトまでの小一時間、いろいろ話をしていたが、どうやら年末に前にいた会社を辞め、アパートを引っ越したため敷金や生活道具の購入で出費がかさみ、生活苦でどうしてもお金が無くて援助希望したらしいこと、生理前だから中出しでも大丈夫だ、との事(これは本当なのか?)
    SEX自体は半年ほどご無沙汰だったことなどを聞いた
    朝一緒にホテルを出て駅まで向かう、その途中でも雑談は続き、性格は悪い子ではないことは良くわかったが、いかんせん顔がイノシシ、胸は捨てがたいがいかんせんイノシシ、一緒に歩いているとき、周りの男からは『あの胸に目がくらんだんだろうな』と思ってもらえれば助かる、と思っていた
    駅でお互い切符を買う、俺は降り、裕美は登り電車だ、改札を通った後
    『またメールするね』といって反対側のホームへ向かった裕美だったが俺の方は二度目はちょっと・・・と思っていた
    一月ほど経過した翌月の給料日、そういえば裕美から一ヶ月メールが無いが、と思い出した
    なにか中出しの魔力とでも言うか、あの顔を思い出すともう勘弁、なのだがあの気持ちよさというか征服感というか、それに取り憑かれていたのかもしれない、俺からメールを送ってみた
    裕美からの返信があった、どうやらアドレスを登録したつもりでいながら消してしまったらしく、俺からのメールが来るのを待っていたという
    そう言われれば例え相手がDBSでも悪い気はしないのは、それまで女にもてたことの無い男の悲しい性だろう
    その時のメールで2日後に会うことになった
    裕美の方もまた少し援助が欲しい、とのことだったので前回と同じ条件ならと言うとOKの返事があったので、会うことにした
    2回目も同じように駅で待ち合わせてそのままホテルへ、今回は平日の夜であり時間も早いのでホテルは空いていた、前回よりは少しましなホテルへ
    ソファーに座り、肩を抱き寄せ、首筋を愛撫したり、いきなり胸をわしづかみにしたり
    裕美はそれでも感じるらしく、すぐにうつむいて必死で声を押し殺していた
    『あれからエッチはしたの?』俺の問いに『ううん、してないです、ずっと我慢してました』との返事
    ま、本当だろう、なかなかこの手の女を抱ける猛者はいないだろうと思う
    ゆっくり胸をこねるように回す、時々乳首に当たるのか、ビクッとする裕美
    上着を脱がせ、ブラをとると『やだ、お風呂・・・』と言うので、風呂へ
    前回の反省を踏まえ、クンニできるように裕美のあそこを入念に洗う
    ついでに指でいたずらしながら
    風呂を出てそのままベットへ、今回も初めは優しく、徐々に激しく攻め立てる
    裕美もまた感じ方がよく、前回よりも愛液の量が多かった、初めての相手ではないからの安心感があったのだろう
    ぬちょぬちょになった裕美のあそこに指を入れる、1本でもかなりきつい
    ここに俺の息子を入れればそりゃ早く逝くわな、と思いつつ指マンをしているとこれだけで逝ってしまう裕美
    はえ〜よ、と思いつつさらに続ける、裕美の視点が空を泳ぐ形になる、放心しつつ、また指マンで逝ってしまう、連続だ
    一度休めて、裕美にフェラさせようと思ったが、すこし風邪気味で呼吸がしづらいからと言うので、やめておき、正上位で挿入
    前回同様全体から締め付ける、気持ちよさがハンパじゃない
    今回は裕美がもう2回も逝っているから俺が勝手に行けばいい、と思い
    最初から激しくピストンをする、それでも裕美はその間に逝ったようだったが今回も中出しをして果てる
    『俺の精子がお腹の中にいる感じはどうだ?』
    『なんかすごい熱いの、温かい感じがじわーってお腹の中に広がるような感じ』
    裕美はそう言いながら目は天井を向いて放心状態だった
    その日も同じように駅で別れる
    が、一週間後にまたメールが届いた、また援助してか?と思いメールをしている
    とまとまったお金が必要になったから貸して欲しい、とのこと
    は?ばかか、と思いしばらく放置しておくと、お願いします、何でも言うこと聞きます、と何度もくるので仕方なく返信
    『いくらいるの?』
    『10万円です』
    『何で?』
    『実は私持病があって、会社辞めてる時期の治療費が払っていなくて、ツケにててもらってたんだけど、10万越したから、もうツケはだめだって言われて』
    俺も出費は少ない時期だから、貸せないこともないが、信用できないし貸せるわけがない
    『いきなりすぎる、まだ2回しか会ってないのにそんな大金は貸せない』
    『本名も新しい会社も教えるし、もしそれでもだめなら誓約書も書くから』
    と執拗に言われ、俺も信用できないまでも病気では可哀想だな、という同情心からついつい貸してしまった
    その代り、身分をはっきりさせることを条件に
    翌日の夕方、10万の入った袋を持って俺は裕美の会社がある、と言うオフィスビルの前まで行った
    裕美は転職してからまだ一週間も経っていなかったから、電話をかけて確認するわけにもいかない
    俺は普段作業着を着ているから、そのままビル内に出入り業者の振りで入っていった、セキュリティーがないので誰にも怪しまれることなく
    ビルの3階に上がると、給湯室から女の子の声がする、裕美の声だ、他にも何人かいるらしい、とりあえずここで働いていることは本当のようだ
    30分ほど経ち、仕事を終わったOL達が続々ビルから出てきた、しかし裕美は出てこない、俺に会うため、わざと時間をずらして出てくるからだ
    ややあって裕美も出てきた、俺は携帯に電話してビルの裏手に行くように指示をした
    いきなり職場に男が迎えに来てる、と思われるといろいろ厄介だろうな、と思ったからだ
    ビルの裏は何もなく、裏手のビルとの隙間は狭くて人がすれ違うのが精一杯程度の広さしかない
    そこで俺は裕美の免許証を確認しそれを控えた
    『10万もの大金、返すあてはあるの?』
    『すぐには無理だけど、1ヶ月に2〜3万ぐらいずつ絶対に返しますから』
    『ま、ここまでするなら信用するけど』
    『本当にごめんなさい、職場変わったばかりで頼れる人もいなくて・・・』
    『親とかには言ってみたの?』
    『・・・私、両親いなくて・・・』
    『ふうん、そうなんだ』
    『あと、これからも、あの、会ったりとか普通にしてほしいんですけど』
    『どういうこと?』
    『あの、私本当に今お金全然なくて、ご飯もまともに食べれないもので・・・』
    『食事をおごってほしいの?』
    『・・・その代り、言うことは何でも聞きますから・・・』
    『たとえば?』
    『いつもどおり、中でいいですし、あ、けど危険日は、あの、外で』
    『子供できたら仕事どころじゃないからね、それは仕方ないけど』
    『本当にごめんなさい、絶対にちゃんと返しますから』
    そういう裕美がなんとなくうざくなり『もうわかったから』と言って俺も会社に戻った
    その後裕美は治療してもらうために病院へ通うのだが、転職したばかりで有給もないため平日一日おきに仕事終わりに通い、週末は入院と言う変則的な通院治療をしていた
    俺も彼女とのデートなどもあり、毎回会う事などできるわけもなかったのだが、それ以来裕美からは結構頻繁にメールが来るようになった
    何度も飯をおごってやったんだが、その代り、裕美のアパートへ行ってSEXしていた
    と言ってもそれも病院へ行かない日の中の2〜3日に1度くらいで、俺にとってはS.F.程度のものだった
    そのうち風邪をこじらせた、と連絡があり、会いたいと言われたが、俺はその日は別の出会い系でアポを取った女と会う約束をしていたから、返信をしていなかった
    しかしその女と別れた後、携帯には裕美からのメールが20通以上着いていた
    どういう女なんだ!とかなり怒り気味の俺に対し、裕美のメールはとにかく連絡がほしい、会えなくても連絡はしてほしい、嫌いにならないで...等々弱気なメールが着ていた
    俺はとりあえず金を返してもらうまでは縁を切るつもりはなかったので、返信する
    すると嬉しそうな返事を送ってくる、俺はうざくなってもう寝るから、と言って返事を打ち切った
    ある日、いつものように飯食ってから裕美のアパートでSEXをした後、何気にテレビを見ていたら音楽番組が始まっていた
    『今度一緒にカラオケとか行きたいなぁ。』
    裕美が言い出した、俺は適当にうなずきながら確約はしなかったんだが、裕美はそれでも一人で盛り上がっていた、あんな歌が歌える、とか、こういった歌は苦手、とかどうやら裕美の中では金だけのつながりではなく、恋人に近い存在になりつつあるように感じたが、俺から特に何を言うでもなく、流して聞いていた
    そんな裕美とメールしているときに、また金の無心のメールが届いた
    しかも今度は30万、俺は呆れてもう返信せず、ほったらかし
    それでも裕美は返事だけでも・・・と送ってくる、仕方なく、そんな金はない!
    ときっぱり断る
    文章にこそしなかったものの、また援助で稼げば?くらいの気持ちでいた
    そうだよね、ごめんね、とのメールの後、メールは途絶えた
    二日後、一応前回に会う約束をしていた日だったが、俺は会うつもりはなかった
    昼過ぎに裕美からメールが来る、今日は何時ごろ会えるかな?と
    金の話はもう出てこない、何とかなったのか、とりあえず夕方からなら、と返事をする
    夕方、裕美のアパートへ行く、いつものように飯を食ってからSEXになるのか、と思ったが飯の後裕美から、お金のことなんだけど・・・と切り出してきた
    俺はいくらなんでも早々貸せる金額じゃなし、身分を証明したぐらいでは信用できないしと言って断った
    すると裕美はしばらく沈黙した後
    『実はね、治療費って言うのは本当なんだけど、その、治療とは別に、中絶の費用も要るの』
    俺は一瞬固まった、中絶?何?何で?
    『通院してるときにね、先生に言われたんだけど、病状がいつもと違うから、念のためって見てもらったらお腹の中に子供がいるって言われて』
    そう聞いても俺は何も言えない、事態が飲み込めないと言うか、信用できないと言うか
    『写真も撮ってもらったの、これなんだけど』
    そういってレントゲン写真みたいなのを見せられる、言われればそうかな?ぐらいの小さい塊が写っている
    『でもね、こういった出会いだし、できたからって結婚できるわけでもないし』
    『私ね、昔病院であなたは不妊症の気があるわよって言われてて、それで安全日ならまず大丈夫だと思って、それで中でいいよって言ってたの』
    『最初に会ったときね、私親の借金の保証人になってて、その親が雲隠れしちゃって自分の娘捨てるなんてひどい親だよね、でもね、お金は返さないといけなかったからどうでもいいやって思って、それであんな募集したの』
    『前の会社はいじめられてやめたから、誰も頼れないし、友達もほとんど地元にしかいないから』
    『親の借金の件があるからアコムとかも貸してもらえないし』
    次々に話し始める裕美、それを聞いている俺は、しかし、どこ吹く風だった
    俺の子なのか?俺の子を堕胎すのか
    そして鬼畜な考えも浮かぶ、妊娠してるのなら安心して中出しできるよな・・・
    しかし、ま、考えてもしょうがない、俺が中出ししていたのは事実、他の男の子供だったとしても堕胎すなり、産むなりしてからでないと調べようもないし
    とりあえず当座30万のうち12万は裕美の給料があるらしいが、それを全部つぎ込むわけにはいかない、家賃や携帯代、食費を考えれば3万がやっとのこと
    残り27万はなんともならないらしい
    しかし俺にとっても27万と言えばすぐに用意できるわけもない、俺の預金は10万を切るかきらないかぐらい、時間も時間だ、俺の友達に当たろうにも、それだけの金を集めるとしたら何人回ればいいのか、ATMが開いている時間のうちに回りきれるのか、そんなことを考えていた
    結局俺は口座から出せる分をすべて出し、黄色い看板で借りることにした、もともと旅行先などでの急な出費用にカードは作ってあった
    裕美にはカードを作って借りるから、と言い、一緒に行くものの、俺は中で適当に時間をつぶしてから金を引き出し、18万を借り入れ、銀行の引き出し分と合わせて27万を揃えた
    しかしこの時の俺は、子供を堕胎すことに対する感情よりも、どうやってこの金を返すか、ばかりを考えていた
    金はない事もないが、18万と言えば俺の手取りまでは行かないものの、月の収支で言えば5万ぐらいが返せる限度だからだ
    一度裕美の部屋に戻り、いろいろ話をしていたが、裕美は俺がそこまでしてくれたからだろう、嬉しさに笑顔を見せていたが、俺は金の出所を探していた
    口ぶりからして裕美はこの日から付き合いが始まった、事情が事情だから産めないけど、彼氏の子供を堕胎すんだ、といった感じの口ぶりで話をしていた
    翌日裕美はお金を支払い、3日後に手術の予約を入れてきたと知らせてきた
    俺はメールでは気を遣った言い方をするものの、本心では何の感情もない、冷徹なやつになっていた
    3日後、裕美の手術の日だ、その日の昼過ぎから始まるらしい
    平日だから俺は普通に仕事に出かけた、仕事中、裕美から『今から行ってくるね』のメールはあった、病院はいつも行く病院だ、唯一の今の友達はここの病院の看護婦らしい
    しかしそれに返信するとき以外、大して気にも留めていない俺がいた
    普通に客先へ言って『この新製品いいですよ〜発売と同時に大人気で〜』などと笑顔でセールスをしているときは、頭の片隅にも残っていなかった
    好きではない女でも俺の子を宿し、そして一人で堕胎しに行く女がいるのに俺はいつもと変わらぬ心情で物を売り、同僚と馬鹿話をしながら大笑いをする
    そんな自分をまた冷静に分析している俺がいる、お前には人間の心がないのか
    それでも俺は悲しみや哀れみと言った負の感情が出てこない、あるのはどうやってこの先金を返しどうやってこの女と別れるか、と問題に対しての悩みぐらいだった
    とりあえずその後一ヶ月ほどして裕美とは別れた、と言うより俺には彼女がいると言って強引に捨てたんだが
    裕美のその後は知らない、もともと縁があったわけでもないから噂も聞かない
    俺はと言えばその時の彼女とできちゃった結婚、もうすぐ子供が生まれる
    彼女に妊娠を告げられたとき、嬉しさはあったものの、それ以上にそういえばあのときの子供は・・・と思い返すことのほうが多くなっていた
    男だったのか女だったのか、それすら聞かないまま俺は裕美を捨てたんだった
    そう、自分の都合の悪いことはすべて隠して、本名さえ教えないまま

      


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