【他人棒に】変貌する妻 【寝取られ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【他人棒に】変貌する妻 【寝取られ】


    45才のサラリーマンです。妻は38才で、高校生の息子がいます。

    話は私の行きつけのスナックに妻といっしょに行ったことが発端でした。



    スナックのママは40代後半で、私とは2回肉体関係があります。

    妻と喧嘩をしてムシャクシャしている時に、いろいろ話を聞いてもらいなんとなく身体の関係ができてしまったという感じでした。ただ、私自身妻と別れる気はまったくありませんし、ママは×1ですが私に離婚を迫ることもなく、時々飲みにいっては他愛もない話をして帰るというパターンでした。



    今年の夏前のことでしたが、浮気隠しということと、私がどんなところで飲んでいるか妻に見せておくのもいいかなと思い、妻をスナックに連れて行くことにしました。

    その日は他に客もなく、私と妻はカウンターに座り、ママと3人で飲みました。ママは妻のことを「きれいな方ね」と言って褒めちぎっていました。最初は冗談かなと思っていましたが、妻がトイレに行った時も私に言いました。

    「奥様 すごくきれいな方じゃないの。スタイルいいし気品があるわ。こんなきれいな奥さんいるのに、雄治さんて悪い人ね」

    確かに妻は胸もまあまあ大きいし、出産して15年以上たち、最近ややふっくらしてきたとはいえ、肉感的な体型はそそるものがありました。

    「それって褒めてくれてるのかどうかわかんないな…」

    私は笑いながらも満更ではありませんでした。



    するとトイレから戻ってきた妻に、ママは思いがけないことを言いました。

    「奥さんって本当に素敵だわ。もしよかったらこのお店手伝ってくださらないかしら…?」


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    私はビックリしてママに言いました。

    「おいおい、やめてくれよ。美由紀には無理だよ。それに…」

    水商売なんて…と言いかけて私はやめました。

    思いかげないママの誘いに、妻も思いかげない返事をしていました。

    「そうですね…私 こういう仕事したことないですけど やってみようかな…」

    「おい、お前まで…いいかげんにしろよ」

    私がやや真顔で言ったので二人ともそれ以上言わなくなりました。

    話題を変えて、子供のことや私の好きな野球の話をしてその日は帰りました。



    そんな会話をしたこともいつのまにか忘れてしまってましたが、その後1ヶ月ぐらいして突然ママから連絡がありました。

    「いつだったか、奥さんにお店手伝って欲しいって言ったことあったでしょ。1日だけでもいいからお願いできないかしら?」

    理由を聞くと、ママの店の常連客で、小さな建築会社の社長がいるらしいのですが、店を貸し切って従業員や取引先の業者を招いて宴会をするということでした。忙しい時は単発で女の子を入れたりするようですが、翌週の急な話で誰も都合がつかないとのことで、苦肉の策で妻のことを思い出したようでした。

    ママも前にスナックで話をしたときとは違い、真剣に困っているという感じでした。

    私は返事に困りましたが、

    「本当にその日だけでいいから。雄治さん、奥さんのこと気になるんでしょ。もしよかったら、その日は雄治さんも一緒に来てよ」

    バーテンのような振りをして私も一緒にいてもいいということでしたので、私は渋々でしたが了承しました。妻もぜひやってみたいということで、翌週私と妻は1日だけママのスナックで働いよいよ当日になりました。私は会社を早退して、夕方5時に妻とスナックに行きました。

    いかにもバーテンに見える服が用意してあり私は着替えました。

    妻は普段着でいいとのことで自分で服を用意していたようですが、着替えて出てきた妻を見て、異様な胸の高なりを覚えました。

    やや胸元が開いて身体にフィットしたサマーセーターに白のミニタイトで、いかにも男性を意識した格好でした。

    妻は私のほうを見て「どう?少しは若く見えるかしら」と言うので「むしろ若く見え過ぎぐらいじゃないか」と半分嫌味を込めて言いました。

    6時を過ぎた頃、20人ほどの男性が集団で入ってきました。一目見て肉体労働者という感じの男性や、外国人労働者と見られる二人の黒人に混じって30代半ばに見える男性がいました。ママの歓迎振りでこれが社長なんだなとわかりました。



    全員が席につくとママが妻を紹介しました。

    「今日からここで働いてくれる美由紀ちゃんです。みなさんよろしくね〜」

    今日から…?今日だけじゃないのかと私は思いながらも、妻はやや恥ずかしそうにしながら挨拶をしました。20人の男たちが獲物を見る野獣のように、妻の身体を上から下まで舐めまわすように見ているのがわかりました。

    「美由紀ちゃんて呼ばれる年じゃないんですけど…よろしくおねがいします」

    妻が挨拶すると一斉に拍手が起こり、宴が始まりました。

    私はママの指示にしたがって、オードブルや酒を用意してどんどんボックス席へ運びました。

    妻は水割りを作ったり、ビールを注いだりして男たちの間を回っていました。私は忙しく働きながらも、妻の行動を横目で見ていました。

    妻はもともと派手な方ではなく、どちらかというと落ち着いていて癒し系タイプかなと思いますが、素人っぽさが逆に新鮮だったのか、宴が進むにつれて、あちこちから声がかかり始めました。

    「美由紀さん、こっちも来てよ」「さっきそっちにいただろう、もう少しここにいてよ」

    前屈みになってお酒をついでいるときに胸の谷間が見えたり、中腰になった時にパンティのラインが透けているのが見え、それを食い入るように見ている男たちもいました。

    「美由紀さんって人妻?」「子供はいるの?」「旦那に内緒なんだろ?」妻はあちこちから質問攻めに合いながらも、笑顔で答えていました。

    宴も盛り上がり、酒もかなり入ってきた男連中は、妻にエッチな質問も浴びせ始めました。

    「旦那と最近いつエッチしたんだ?」「旦那だけじゃ物足りないだろ?」「どんな体位が好きなの?」「フェラチオ得意なんだろ?」

    男たちの間に座り、胸を軽く触られたり、太股やお尻を触られても軽く受け流す姿は、今日初めて水商売に勤めた女には思えませんでした。

    「おっ、美由紀さん 今日は白だ。人妻の純白のパンティが見えたぜ」

    妻の正面に座っている男性が叫んだ時も、妻は「あらっ、見えちゃった?」と言いながらわざと太股を見せるかのように足を組み直しました。

    酒もかなり飲まされたのか、男たちに促されテーブルに置いてあったバナナを手にとって、男のものをしごく仕草をしたり、皮を剥いて先っぽを舐めたり、口に入れて上下に舐めたり…キャバクラ嬢でも照れるようなことを、妻は少し躊躇しながらもやってのけ、宴は最高潮に達しました。

    「人妻のテクニックは最高だぜ」「美由紀さん やらしてよ」「美由紀さんにパイスリしてほしいなー」

    カウンターの奥で見ていた私は、最初こそ嫉妬を感じていたものの、いつのまにか何とも言えない興奮を覚えました。



    宴もお開き近くとなり、最後は社長が立ち上がって閉めのカラオケを歌うこととなりました。

    妻はその時二人の黒人に両側から挟まれていました。彼らはそういう店と勘違いしたのか、妻のセーターを捲り上げブラの上から胸を揉み始めました。

    周りの男性から「おおっ!」と歓声が上がり、危うくスカートも捲り上げられるところでしたが、社長に制止され、妻は促されて前に出てきました。

    社長は妻と身体をぴったり密着させて歌い始めました。妻の胸が押しつぶされて、横にはみ出るぐらいに二人は密着し、社長の下半身が妻の身体に食い込んでいるように見えました。

    妻も雰囲気を壊さないよう、社長の背中に両手を回してややもたれかかる感じで立っていました。



    嫉妬と興奮の3時間がようやく終わり、社長たち一行も帰っていきました。ママは大変喜んでくれて、二人分で5万円のアルバイト料を払ってくれ我々も帰宅しました。

    しかし、その後ママより、また妻に手伝って欲しいとの依頼がありました。

    会社の1泊2日の温泉旅行にママと妻が誘われているというものでした。

    くことになりました。



    温泉旅行の誘いがあったことは妻には黙っていました。普通の夫ならあんな集団の男たちと自分の妻を一緒に行かすことなど考えられないことです。

    私はスナックが休みの日にママを訪ねてキッパリと断りました。

    「ママには悪いけど、美由紀を温泉旅行には行かせられないよ」

    「そう言うと思ったわ…」

    「だってそうだろ?あんな性欲の塊みたいな連中の中に美由紀が入ってみろよ、彼らの餌食になるのは目に見えてるよ。この間だってすごかったじゃないか。行かせたいなら、他の若い女の子にすりぁいいだろ」

    胸の谷間やパンティラインを食い入るように見るギラギラした男たち、胸を揉みながらスカートを捲り上げようとした黒人、そして下半身を押し付けてきた社長……刺激的な服装をした妻を責めたい気持ちも少しありましたが、私はあの日のことを思い出しながら、はき捨てるように言いました。

    「わかってるわ。奥さんはすごく上手に相手してくれたし本当に感謝してるわ…でも奥さんは社長からの直々のご指名なのよ」

    「そんなこと、おれたちには関係ないことだよ」

    しばらく押し問答が続きましたが、やがてママは半分諦めたかのように、やや伏目がちに言いました。

    「あの会社には、今の社長の先代の社長の時から御贔屓にしていただいているの。社長や会社の人たちがこの店を使ってくれなかったら…」

    「そんなこと、おれに言われても…」

    「ねぇ、雄治さん、もう一度私のわがままをきいて。この前みたいなことがないように、私が奥さんを守るから…私が宿泊代負担するから雄治さんも一緒にね…」

    ママに頼み込まれて私は困り果てました。

    今まで店を支えてくれたお得意様、それも社長の指名なら断れないのは当然だろうし…断ればこの店はやがて閑古鳥が鳴いて、近いうちに廃業に追い込まれるでしょう。

    かといって自分の妻を差し出すようなことは…

    迷っている私の隣にママが座りました。

    「雄治さん…抱いて…」

    ママは私に抱きつき、私の手を持って自分の太股の奥へ持っていきました。

    今、ママを抱いてしまえば妻を差し出すことに…そう思いつつも私はブレーキがききませんでした。私はママをボックス席に押し倒しました。

    妻が辱められたあのボックス席で…私はママの服や下着を乱暴に剥ぎ取り、自分のいきり立ったものを押し込みました。久しぶりに味わうママの秘部はしっとりと潤っており、私のものをすんなりと受け入れました。

    「すごいわ…今日の雄治さん…ああっ…メチャメチャにして」

    私はママを四つん這いにさせ、バックからお尻を抱えて力任せにママの子宮を突きまくりました。

    「出して…いっぱい出して」

    温泉旅行に行けば妻もこんな風に犯されてしまうのでは…そんな思いが頭を過ぎりましたが、それを振り払うように、私はママの子宮の奥に熱いザーメンを注ぎ込みました。



    「ねぇ、お願い…奥さんに来てもらって」

    ママは行為の終わった後、私の胸に頬をすりよせながらささやきました。

    「…わかったよ、美由紀を説得するよ。なぁ ママ、一つだけ聞いていいか?」

    「なぁに?」

    私は気になっていたことを聞いてみました。

    「ママと社長は…できているのか?」

    「…身体の関係は…あるわ」

    「やっぱりそうか…それでどんな感じなんだ?…なんて言うか、その…社長のものは?」

    妻の身体に食い込むように下半身を押し付けていた社長の姿が目に浮かびました。

    「言わなきゃいけない?…」

    「ああ…」

    「…いいわ、すごく…」

    「いいって?」

    「……信じられないぐらい…大きいの…それに…」

    「それに…なんだよ?」

    「社長と奥さんがそうなるわけじゃないから別にどうでもいいじゃない」

    「もちろんそうだけど…」

    ママは何か隠しているようで私は気になりました。

    「社長は奥さんのこと、かなりお気に入りみたいよ…美由紀さんが来ないなら温泉旅行もやめだって言ってたもの」

    「ほんとかよ?美由紀は38だぜ。社長より年上じゃないのか?」



    ママはこれ以上私に何も言わさないよう、私の口を塞ぐように自分の口を押し当ててきました。



    スナックを出た私は温泉旅行のことを妻にどう言おうか迷いながら家路につきました。

    あれこれと思いを巡らせながら私は帰宅しました。

    「何か言ってよ。びっくりするじゃない」

    何も言わずに勝手口から入ってきた私を見て妻が言いました。

    「ああっ、すまない」

    「お食事済ませてきたのよね、お茶漬でも食べる?」「いや、いい。風呂に入るよ」

    私はママを抱いたことを思い出し、慌てて風呂に入りました。



    風呂から出た私は、リビングのソファに座って、台所で後片付けをしている妻を見ました。

    今日も暑い一日でしたので妻はTシャツに短パン、そしてエプロンを腰に巻いていました。

    四つん這いになって、雑巾で床を拭いている妻のふくよかなお尻を眺めながら、私は妻に声をかけました。「美由紀も早く入れよ」

    「ええ…」

    いつの頃からか、早く風呂に入れよという言葉は、夫婦の営みをするという合言葉になっていました。



    私は何と言おうか考えながら寝室で妻を待ちました。やがて妻が私の布団の中に入ってきました。

    「今日はどこで飲んでたの?」

    妻は私の胸の上に自分の顎をのせて、私の顔を見ながら言いました。ここ最近妻を抱いてなかったので、やや積極的な感じでした。

    「ママのところに行ってた…」

    「へーっ、そうだったの。ママさんその後お元気だった?」

    「ああ…」

    私は正直に言うことにしました。

    「また…頼まれたんだ」

    「そうなの?今度はどんなこと?」

    私は温泉旅行のことを言いましたが、社長が妻を指名していることは黙っていました。

    「温泉かー、長い間行ってないわ」

    「なんだ、行くのか?」

    「だって、せっかくママが誘ってくださってるのに…あなたは?」

    「おれは…行くとしたら、またバーテンだ」

    「じゃあ、いいじゃない」私は妻が予想に反して行く気になっていることに唖然としました。

    「お前…この間のこと、覚えてるだろ?」

    「うん、ごめんね。ちょっと羽目をはずしすぎたわ。少し酔っちゃったし…」

    「でもな…」

    断わられてもママとの約束がありますので困るところですが、かといっても行かせたくない気持ちも強くありました。

    「ねぇ…」

    私の迷いをよそに、妻は身体を押しつけてきました。1時間余り前にママを抱いたばかりでしたが、久しぶりに抱く妻の身体に、私の下半身は瞬く間に硬くなりました。

    「美由紀!」

    私は荒々しく妻のパジャマを剥ぎ取りました。ブラをつけてないので、豊かなバストが波打って露になりました。バストにむしゃぶりつきながらパンティーを引き下ろすと、四つん這いにさせて私のいきり立ったものを思い切りぶち込みました。

    「美由紀はおれのものだ!誰にも渡さないぞ!」

    「当たり前よ…あっ!あなた…すごいわ!」

    私はバックから激しく妻を突き続けました。

    「今日のあなたすごいわもっと…美由紀をメチャメチャにして…」

    妻も興奮し、自分から猥褻な言葉を口にしました。

    「美由紀ー!」

    結婚依頼最も激しいと言ってもいいぐらいの営みでしたが、これが妻との最後のSEXになるとは、私も妻も考えもつきませんでした。

    温泉旅行の日が来ました。

    私は妻と集合場所に行きました。既にサロン付の大型バスが2台来ていました。

    ママと妻は別々の車両に分乗することになり、私は妻のいる車両に乗り込みました。我々の乗った車両には社長が乗っていなかったので、私は何となくホッとしました。

    バスが発車すると、中はすかさず宴会モードになりました。

    妻は私とバスの前方に座っていたのですが、後方のサロン席から早速妻にお呼びがかかりました。

    「美由紀さん、そんなとこ座ってないでこっちおいでよ〜」

    妻は私に目配せして彼らの中に入っていきました。

    「今日の美由紀さんは人妻OLって感じだな、なかなかいいね」

    「旦那になんて言って来たんだ?」

    妻は昨年買ったサマースーツを着ていましたが、やや短めのスカートが彼らのエッチモードをさらに加速させていきました。

    「温泉に行って来るねって言っただけですよ。うちの主人は寛大ですから…」

    本当にそう思っているのかな…私は前で新聞を読む振りをして聞き耳を立てていました。

    「おっ、いいこと言うなあ、ってことは美由紀さんも今晩はハメをはずすってことだな」

    「相変わらずムチムチのうまそうな太モモだな、今日のパンティ何色なんだ?見せなよ」

    「今晩は寝られないぜ、ヒーヒー言わしてやるからさ」

    妻を酒の肴にしてバスの中は盛り上がっていました。この調子では晩の宴会も思いやられるところですが、以前のスナックでの騒ぎに比べればまだ落ち着いている感じでした。



    温泉街のホテルに着き、6時から宴会が始まりました。幸運というべきか、こういう宴会には付きもののコンパニオンも数人呼んであったので、男たちの関心は妻からコンパニオンに移っていったようでした。

    妻は浴衣に着替えて、お酌をして回っていましたが、私の見ている範囲では触られるようなこともなく、一人だけ悪酔いした男に帯を解かれそうになり、浴衣の前がはだけてブラが少し見えてしまうようなこともありましたが、それ以外は平穏無事でした。

    心配するほどでもなかったかな…ひとまず私は安心しました。

    ところが宴会も2時間ぐらいを経過し、もうそろそろ中締めかなと思いかけた時でしたが、どうも腹の調子が悪くなってきました。最近すごく暑い日が続いており、冷たいものを取り過ぎたからでしょうか、私は慌ててトイレに駆け込みました。

    用を足していた時、ドヤドヤと2〜3人の男がトイレに入ってきました。会話の感じからどうやら建設会社の社員たちであることが分かりましたが、彼らの会話は私を地獄の底に突き落とすような内容でした。

    「今日あたり、社長やっちまうんだろうな」

    「ああ、間違いないぜ。大体今頃社員旅行なんか変だと思うだろ。それも急に決まったしさ。最初から目的は彼女なんだぜ」

    「そうだな、あの社長は大の女好きだもんな」

    「でもあの男振りだからな、男前で体格が良くて金があって、そこにきて超デカチンとくりぁどんな女でも堕ちるぜ」

    「しかし、彼女人妻だろ?」

    「そんなもの関係ないって噂だぜ。狙った獲物はどんな手を使っても、自分の物にしちまうらしいからな」

    彼女とは妻のことに間違いありません。彼らがトイレから出ていった後も、私は身体が凍りついたようになり、その場からしばらく動けませんでした。

    私は宴会場に戻りました。社長は相変わらず上座に座ったままで、周りにコンパニオンが二人いました。

    私は社長の行動をじっと見ていました。

    やがて従業員代表の中締めで宴会もお開きとなりましたが、社長がママを呼んで何か耳打ちし、ママは小走りに宴会場から出て行くのが見えました。

    ママがどこへ行ったのかわかりませんでしたが、私は妻を外に連れ出してしまおうと思いました。

    「ちょっと外をブラブラしてみようか?」

    妻の側に行き、こっそり声をかけました。

    「ごめんね、社長さんの部屋で飲まないかって言われているの」

    やっぱり誘われていたのか…と思いました。

    「おいっ、それって…?」

    「あはは…あなた、もしかして心配してる?大丈夫よ、ママも一緒だし、他の従業員さんも来るって聞いてるから」

    妻は事も無げに言いましたが、私は不安でした。すかさずママの携帯に電話しましたが、留守電になっていて連絡がとれません。

    「じゃあ、行ってくるわね」

    妻は社長のところへいき、宴会場から出ていきました。

    後をつけて社長の部屋を確かめようと思いましたが、またしても腹痛に襲われトイレに直行です。宴会場に戻った時は誰もいませんでした。

    私は行き場を失い、とりあえず自分に当てがわれた狭い個室に戻りました。

    これからどうしたものか部屋で考えていた時、ママから携帯に連絡がありました。

    「あっ、雄治さん?1010号室にミネラルと氷を持ってきて」

    一方的に言われ電話は切れました。

    なんだ…水と氷ぐらい自分でフロントに言えばいいのに…ママの命令口調に最初は腹がたちましたが、これはママが気をきかしてくれていることがわかりました。水と氷を持って行けば、社長の部屋に入る口実ができます。私は急いでフロントで水と氷をもらい、1010号室へ行きました。

    部屋のチャイムを押すとママが出てきました。

    「ありがとう、雄治さんも飲んでいきなさいよ」

    「あっ、じゃあお言葉に甘えて…お邪魔します」

    部屋に入った私はその広さに驚きました。VIPルームでしょうか、20畳ぐらいのリビングの中央に豪華な応接セットがありました。

    部屋にいたのは、社長と二人の黒人、そしてママと妻の5人でした。

    「そこに座って適当に飲んで」

    「はい…いただきます」

    私はガラス張りのテーブルに置いてある缶ビールを開け、飲みながらあたりを見回しました。

    妻はソファに社長と並んで座り、話をしていました。建設業界の話のようでしたが、妻は時々相槌をうちながら聞いていました。

    向かいのソファには、ママを間にして、黒人が両側に座っていました。

    私はしばらくいましたが、会話にも入っていけず、一人ポツンといるだけで不自然でしたので、不本意でしたが自分の部屋に戻ることにしました。

    「では、私はこれで…おやすみなさい」

    するとママが声をかけてくれました。

    「ありがとうね、雄治さん」

    妻も社長の話を聞いてましたが、チラッとこちらを向き、微笑みながら言いました。

    「おやすみ…」

    妻なら絶対大丈夫だ…私は自分にいい聞かせて社長の部屋を出ていきました。

    私は自分の部屋に戻りましたが、どうも落ち着きません。時刻は9時を少し過ぎていました。とりあえず10時まで待って電話してみようと思いましたが、時間の経過がこんなに遅いと思ったのは初めてです。妻は今頃どうしているのか、やはり先に社長の部屋を出て行くべきでなかったなと後悔もしました。

    やっと10時になりましたので、電話をかけてみることにしました。最初にママの携帯にかけてみましたが、相変わらず留守電のままでした。次に妻の携帯にかけましたが、呼び出し音が空しくなるだけでした。妻はマナーモードにしていることが時々ありますので、気がつかないだけかもしれないと思い、ママと妻の部屋の室内電話にかけてみましたが、やはり誰も出ませんでした。

    私が社長の部屋を出てから1時間余りしか経過していませんから、まだ飲んでいても不思議ではありません。私はもう1時間待つことにしました。

    そして11時になりました。私はもう一度ママの携帯、妻の携帯、部屋の室内電話の順にかけてみましたが、結果は同じでした。私は胸騒ぎがしてじっとしておられず、妻たちの部屋へ行きました。ドアをノックし、部屋のチャイムを押しましたが、何の音沙汰もありません。思いきって社長の部屋の前まで行きました。さすがにチャイムを押す勇気がなかったので、部屋のドアに耳をつけて、中の様子を窺いましたが何も聞こえません。

    一体何をしているんだろうか、まだ飲んでいるのかそれとも…もしかして外へ出ているのか。私は自分の部屋に戻ってフロントに電話をしてみました。妻の部屋も社長の部屋もフロントではキーを預かってないので、在室しているはずとのことでした。

    私はいても立ってもいられませんでしたが、もう1時間だけ、12時まで待ってそれでも妻が部屋に戻っていなければ社長の部屋を尋ねてみようと決心ました。

    12時になり、私は電話をかけました。同じようにママの携帯、妻の携帯、そして部屋の室内電話です。いずれも出ないので、社長の部屋に行こうと立ちあがりかけた時に携帯が鳴りました。ママからです。私は慌てて電話にでました。

    「雄治さん、今日はお疲れ様…」

    「あっ、ママか、今どこなんだ?」

    「部屋に帰ってきたところよ」

    「そうか…美由紀はどうしてる?そこにいるのか?」

    「美由紀さん?…うん、もう部屋で寝てるわ…」

    私は少しホッとしました。

    「そうか…美由紀に電話代わってくれないか?声を聞きたいんだ」

    「…う〜ん、美由紀さんぐっすり寝てるわ、明日にしたら?」

    「そうか…わかった、あれからずーっと社長の部屋で飲んでたのか?」

    「…そうよ、疲れちゃった、私も寝るわね、おやすみ」

    ママはそう言うと電話を切りました。

    とりあえず妻が部屋に戻っていることが確認でき、私はベッドに横になりました。やっぱりこんな旅行に来るべきじゃなかったな…私は天井を見つめながら思いました。

    ウトウトしながらいつのまにか眠ってしまいましたが、それでもなかなか熟睡できずに、何度も目が開きました。

    もう明け方近くだったでしょうか、少しだけ夢を見ました。

    夢の中の妻は、着ているものをすべて脱がされ、両側から黒人二人に両手両足を押さえつけられていました。

    「やめて!いや!」

    妻は悲壮な叫び声を上げ必死に抵抗していましたが、黒人の力にかなうわけがありません。やがて社長が妻の上にのしかかっていきました。

    「やめろ!美由紀に手を出さないでくれ」

    社長は私の言葉を無視して、ブリーフをかなぐり捨て、妻の股を思いきり開けると、ゆっくりと腰を沈めていきました。

    やめろ!!…私はハッと起きあがった時、夢であることが分かりました。

    こんなことあるはずがないんだ、妻は部屋へ戻っているんだから…夢とは思いつつ、私はどうも昨晩のことが気になりました。

    長かった夜も明け、朝になりました。私は着替えて、朝食会場となっているレストランで妻の来るのを待ちました。

    そして20分ぐらいして妻が現れました。浴衣のままでしたが、疲れたような感じはありませんでした。

    朝食はバイキングになっており、妻が食事を取り分けるのに立ちあがったので、声をかけようと思い、私も立ちあがりました。

    「おはよう」

    私は妻に近寄って声をかけました。

    「……おはよう……」

    妻の声は聞き取れないぐらい小さく、また私の方をまったく見ずに事務的に返事をされてしまいました。

    疲れているのかな…私は昨日のことを聞きたいのが山々で、妻の席に接近しようと試みましたが、昨日の5人が同じテーブルに座っていたため近寄れませんでした。

    仕方ないな、まあ帰りのバスの中で聞けばいいか…私は諦めました。

    社長の隣には二人の黒人が座り、社長の前に妻、そしてその隣にママが座っていたのですが、5人の中で妻と社長だけが浴衣姿であることに気づきました。他の従業員たちの中にも、浴衣姿のまま朝食会場にきている人もあったので、特に不思議ではないのですが、社長と妻は別室なのに、二人が合わせたように浴衣姿のままなのが何となく気になりました。

    妻は自分の部屋に帰ったはずですから、ママと出てくる時に着替えればいいのに、どうして浴衣のままなんだ?…何を着ようとどうでもいいことでしたが、なぜか気になってしょうがなかったのです。

    帰りの貸し切りバス2台がホテルの玄関に到着しました。私は妻と話がしたくていち早く乗り込み、妻が乗ってくるのを待ちました。

    従業員たちが乗り込んできて、思い思いの席に座り始めましたが、妻がなかなか乗ってきません。

    何をしているんだ、バスが出てしまうぞ…そう思いかけたとき、バスの運転手が後ろを向いて声をかけてきました。

    「それじゃあ、出発しますよ」

    私は慌てて制止しました。

    「ち、ちょっと待ってください、もう一人…美由紀さんがまだです」

    その時、後方の座席から従業員の一人が叫びました。

    「おーい、バーテンさんよ、美由紀さんなら向こうの車両に乗ってるぜ」

    「えっ!」

    私はビックリしてもう一台の車両を見ると、確かに最後尾の座席に妻の頭が見えました。

    「いいですね、発車しますよ」

    なんだよ…どうして妻は向こうの車両に乗るんだ…

    どうも今朝からの妻の様子が変でした。疲れているようでもないのに少し元気がない、というより明らかに私を避けているとしか思えません。

    やっぱり昨晩何かあったんだろうか…私は妻にメールを送ってみましたが、返事はきませんでした。



    2時間ぐらい走行した後、トイレ休憩で高速道路のサービスエリアに止まりました。妻が降りてくるのでは…私はバスを降りて妻が出てくるのを少し離れたところで待ちました。

    すると、妻が降りてきました。私は近づこうとして歩き始めましたが…妻の姿を見て足が止まってしまいました。

    昨日とはまったく違うラフな服装でしたが、「ヘソだしルック」というやつでしょうか、どうみても10代か20代の若い女性がするような格好でした。

    脚の付け根まで見えそうな丈の短い短パン、そして身体に張り付いたノースリーブのTシャツは、短かすぎてヘソが丸見えです。

    妻は子供を産んでいますから、ヘソの周りにはやや妊娠線が残っており、お腹を見られることをすごく嫌がってました。まして最近は少しお腹が出てきたと嘆いていたのに、従業員はもちろんのこと、サービスエリアにいる大勢の人の前で惜しげもなく晒していました。

    どちらかというと地味なタイプの妻が一体どういう心境の変化なのか、もしくはバスの中で誰かから言われてこんな格好をしているのか…

    妻の後ろから社長も降りてきました。二人は連れ立って休憩所の方向に歩いていきました。

    やっぱりどうも怪しい…妻と社長に何かあったに違いないと思いました。

    すると、ママが降りてきたので私は呼び止めました。

    「ママ、美由紀の様子がどうも変だ。昨日何かあったのか?」

    「そう?私はそういうふうに見えないけど…」

    ママは首を傾げながら言いました。

    「どうも俺を避けようとしているし、それにあんな格好するなんて…」

    「あー、いいじゃない。美由紀さんスタイルいいし…私のお店でミニをはいてから目覚めたんじゃないの?ほらっ、美由紀さん注目の的よ」

    ママは少し笑いながら言いました。

    妻は自動販売機で買ったジュースを飲みながら、社長と立ち話をしていました。ヘソを隠そうともせず、むしろ見られることを楽しんでいるようにも見えました。わざと妻の近くまで来て、煙草をふかしながら舐め回すように見ている男もおり、私はイライラしてきました。

    「それにしても、あれはどう見ても38才で子供がいる主婦がする格好じゃないぜ」

    「若く見えるからいいじゃない、20代後半か30代前半って感じね。旅行なんだから、美由紀さんも羽を伸ばしたいのよ。家に帰ったらきっと普通の美由紀さんに戻るわよ」

    ママに言われてそうかなとも思いましたが、どうも釈然としません。もう旅行も終わりなんだし、スナックにいるわけでもなく、今さら男の視線を引くような服装をしなくてもいいのに…

    その後の昼食場所でもサービスエリアでも妻の態度は変わらず、私とは距離を置いているという感じでした。

    午後4時すぎに解散場所の駅前に到着しました。従業員たちが三々五々帰っていく中で、私は妻に近寄り声をかけました。

    「帰ろうか?」

    「私、お買い物して帰るから…それから夕食は適当に済ませて…」

    妻はそれだけ言うと小走りにタクシー乗り場へ行き、タクシーに乗り込んでどこかへ行ってしまいました。

    「雄治さん、じゃあね…」

    ママも手を振りながら、駅の改札口に消えていきました。

    私は結局一人になってしまいました。妻を追いかけてもあの調子では避けられてしまうだけと思い、実家に行っている息子を迎えに行き、簡単な食事を済ませて家に帰りました。



    妻はどこへ買い物に行ったのかなかなか帰ってきませんでしたが、私が風呂に入っていた9時ぐらいに台所で物音がしたので、妻が帰ってきたことが分かりました。

    私は早く妻と話がしたくて、風呂に入ったばかりでしたが身体も洗わずに慌てて出ましたが、妻の姿が見えません。

    我々の寝室を覗いても妻の姿はなく、どこにいるのか探していると、いつもの寝室ではない、別の部屋で寝ていることが分かりました。

    「美由紀、どうしたんだ?」

    「…疲れてるの…」

    妻は頭からスッポリ布団をかぶっていました。

    「話がしたいんだ…いいかな?」

    「…明日にして…」

    小さい声ながら、私を一切寄せ付けないような雰囲気がありました。

    私は気になっていたことを思い切って言いました。

    「何かあったのか?昨日の晩…」

    しかし何の返事もありません。今日はもう何を言っても無駄だと思い諦めました。



    私は次の日にママのところへ行ってみることにしました。すべてわからないまでも何か知っているはずだと思ったのです。

    仕事を終えた私はスナックに行きました。

    3人の先客があり、ママは「いらっしゃい…」とだけ言って水割りを出してくれましたが、その後は先客の相手をしていました。

    1時間ぐらいして先客が帰っていったので、ママはカウンターの私の隣に座りました。

    「お疲れ様だったね…」

    「何かあったんだろ?あの日の晩のこと…美由紀は何も言ってくれないし、俺を避けているんだ…」

    「そう…」

    ママは立ちあがって、入り口の鍵を閉めました。

    「今日はこれで店閉めちゃうわね…」

    自分が飲むウーロン茶を持って再び私の隣に座りました。

    「言うわ、あの日のこと…」

    「やっぱり何かあったんだな…」

    「でも雄治さんが誤解しないようにこれだけは言っておくわ。私は雄治さんや美由紀さんを騙して旅行に誘ったわけじゃないのよ」

    「どういう意味だよ?」

    「私が罠を仕組んだなんて思われたくないから…」

    「罠?美由紀が罠に落ちたのか?」

    「罠っていうのは正しくないかもしれないけど…」

    「もうどうでもいいから、知っていることを全部言ってくれよ」



    ママはあの晩のことを話し始めました。

    ここからはすべてママから聞いたことで、私が見たわけではないのですが、書きにくいので一応私が見たように書きます。ご了承ください。



    時は温泉旅行の初日の夜9時ぐらいに遡ります。場所は社長の部屋です。

    私が部屋を出ていった後も5人は飲んでいました。だんだんアルコールがすすむにつれて、ママの両側に座っていた黒人たちがママの身体を触りはじめました。最初は浴衣の上から太モモを撫ぜる程度でしたが、ママの浴衣はだんだんはだけていき、帯も解かれてしまいました。

    黒人たちは社長の屋敷に居候していて、安月給でよく働いてくれるので、社長が家族同然のように面倒をみているということです。

    ママとしては社長がかわいがっている黒人たちのすることに拒否できるはずがありません。

    やがて、ママはブラとパンティも取られてしまい、黒人たちから玩具を扱うかのように、身体中を触られ始めました。

    黒人たちはますますエスカレートし、二人とも浴衣を脱いで、社長と妻の見ている前で、ママを犯し始めたのです。

    最初は下を向いて見ないようにしていた妻でしたが、黒人たちの巨大なものがママの身体を貫通し、卑猥な言葉が飛び交い始めると、いたたまれなくなり立ちあがりました。

    「私は…先に休ませていただきます」

    ドアの方を向いて出て行こうとする妻に社長が声をかけました。

    「どうしたんだ?美由紀さん、まだいいじゃないか」

    「いえ…私には別世界のことですから、これで…」

    「別世界?ママとこいつらの乱交が別世界ってことかい?そんなことないと思うぜ」

    「本当にこれで…お先に失礼します」

    「ちょっと待てよ、美由紀さんの身近にいる人もやってることだからなあ…別世界ってことはないぜ、なぁ、ママ?」

    出て行こうとした妻が振り返りました。

    「どういうことですか?」

    「ママ、言ってやりな…」

    社長は不適な笑いを浮かべて言いました。

    「…そんな…私から…言えって…言うんですか…」

    ママは黒人のものを受け入れながら、必死に声を搾り出すように言いました。

    「ママから言うのがいいじゃないか、一番よく知ってるから…」

    「…ママさん…どういうことなんですか?」

    妻はママの方に向き直って言いました。

    「…美由紀さん…ごめんなさい…」

    「ごめんなさいって…」

    「しょうがねえな、俺から言おうか…ママとあんたの旦那はできてるんだよ」

    「えーっ!!!」

    妻は大きく目を見開いて、その場に立ち尽くしました。

    「…うそです…そんなこと…絶対うそだわ…」

    「うそかどうかはママがよく知ってるさ」

    「…ママさん…うそなんでしょ?」

    「…本当にごめんなさい…」

    「…聞きたくない…そんなこと…」

    しばらく呆然と立っていた妻でしたが、やがてその場に座りこみ大粒の涙を流し始めました。

    20畳ぐらいの大きなリビングの真中で、ママと黒人たちの淫らな乱行、泣き崩れる妻、そしてそれらを眺めている社長…そんな光景が30分ぐらい続いていました。

    「ああっ…いくっ…」

    黒人の巨根の餌食になったママはソファの上に大の字になって倒れてしまいました。

    社長は泣き崩れたままの妻に近づき、肩を抱いて再びソファに座らせ、妻の前に水割りを置きました。

    「美由紀さん…ショックだろうけど、所詮世の中は男と女しかいないんだから…夫婦の関係なんて脆いもんだよ」

    妻は涙も枯れてしまい、のどが乾いたのか、前においてある水割りを飲み始めました。

    「夫婦なんか単なる共同生活者と思えばいいんだよ。なにも難しく考えることないさ。美由紀さんももっと人生を楽しめばいいんだよ…」

    妻はゆっくりと水割りを口にしながら言いました。

    「…そうですよね…私、今まで何かに縛られ続けてきた気がします。家のこととか体裁ばかり気にして…」

    「そうそう、人生は一度きりだからな。今しかできないことをもっと楽しまないと後悔するぜ。美由紀さんはまだまだ若いんだから…」

    妻の顔が少しずつ明るくなりました。

    「そんな…社長さんみたいに若くないんですよ。あと2年もすれば、40のおばさんですから…」

    「俺に言わせりぁ…美由紀さんはまだ女としての悦びを知らないな…」

    「…女の…悦び?」

    妻は社長の方に視線を向けました。



    「そう…1人の女としての悦びさ」



    社長は続けて言いました。



    「特に、肉体的な悦びに際限はないし、年令も関係ない。むしろ、年令を重ねるほどに肉体的な悦びは増してくるんだ」



    社長は妻の方を真っ直ぐ見ていましたが、妻はやや視線をそらせて言いました。



    「私は、毎朝主人と子供のお弁当を作って送り出して、夕方に2人が帰ってくるのを待つ…毎日がそんな生活でした。それでよかったし、満足もしていたんです。でも…もしかしたら、女としての自分を見失っていたのかもしれません」



    「主婦や母親としての喜び・幸せもあるだろうけど、それは精神的な悦びの一部だからな。でも、それだけでたった1度の人生が終わってしまっていいのかよ。肉体的な悦びを知らない女は、女じゃない」



    視線をそらせていた妻は社長の方を見ました。



    「私、社長さんのこと今までよく知らなかったんですけど、こうしてお話してみて、人間の大きさっていうか懐の深さを感じます。私より年下だなんて思えないです」



    「俺もいろいろやってきたからな。今年で33だけど、倍の年ぐらいの人生経験はあるぜ。幸い警察の厄介にはなってないけど、死にかけたり、殺されかけたり…命がいくつあっても足りないぐらいさ。数え切れないぐらいの女をものにしてきたしな…」



    妻を見る社長の目が光ったように見えました。社長の浴衣の間からは、チラチラと下半身が見えていました。ボクサーパンツのフロント部分は大きく盛り上がり、男のシンボルがとぐろを巻くように納まっていました。



    「肉体的な悦びにどっぷり浸ってみないか。これからの美由紀の人生を俺が変えてやるよ」



    社長はいつのまにか美由紀と呼ぶようになっていました。



    「社長さんったら、こんなおばさんをつまえて……」



    社長に真剣な表情で見つめられ、その視線から逃れるように妻は言いましたが、少しずつ社長の言葉に引き込まれていきました。



    「美由紀はおばさんなんかじゃない。今が女としての盛りだからな。俺から肉体的な悦びを受けたら、どんな女にでも変わっていくぜ」



    「どんな女……にでも、ですか?」



    「ああっ、高級クラブの1ホステスにもなれるし、ヌードモデルやAV女優ならすぐに抵抗なくできるようにしてやるよ。すぐに金が欲しいなら、客がとれるソープ嬢にしてやってもいい。可能性は無限にあるさ」



    社長はたたみかけるように言い続けました。



    「体裁とかしがらみとか、そういうものを一切捨てろ。1人の女、生身の女になるんだ。余計なものは一切脱ぎ捨てて、全裸になって身体を俺に任せてみろ」



    妻は魔術にかかったように、黙って社長の話を聞いていました。



    やがて妻は少し飲みすぎたのか、その場に倒れこんで眠ってしまいました。



    「お前たちはもういいぞ、ご苦労だったな。それと例のものを奥の部屋に用意しておいてくれ」



    社長が労いの言葉をかけると、黒人たちは一旦奥の部屋に入った後、部屋を出て行きました。



    「ママもお疲れだったな。美由紀はぐっすり寝てしまったな、しばらくここに寝かせておくかな…」



    これは、ママだけ部屋に戻っていいという意味のようでした。



    「あのぅ……美由紀さんは……?」



    「ああっ、気がついたら後で部屋まで連れていってやるから」



    ママはそれ以上は何も言えませんでした。美由紀の身に何が起ころうとも…





    ママから聞いたのは以上です。

    ママから生々しい話を聞いて、私はしばらく言葉が出ませんでした。



    「…そっ、それで…美由紀は部屋に帰ってきたんだろうな?」



    ママは下を向いてしばらく黙ったままでした。



    「どうなんだよ?ママ…」



    「…雄治さん怒るかもしれないけど、私が社長の部屋を出てからは…美由紀さんがどうしていたのか、わからないの…」



    「何だって!!あの時電話したら、部屋に戻ってぐっすり眠っているって言ったじゃないか!!あれはうそだったのか!!」



    私は怒りに震え、カウンターを叩きながら叫びました。



    「ごめんなさい。でもあの時社長の部屋にいるって言ったら、雄治さん部屋まで乗り込んでいたでしょ?そんなことされたら私が困るわ…」



    「当然乗り込むさ。美由紀は俺の妻なんだぜ、どうしてうそを言うんだ!結局ママにも裏切られたってことか」



    私は散々ママを責めましたが、ママは下を向いたまま黙っていました。



    「……それで……美由紀は朝まで社長の部屋にいたのか?」



    「多分…そうだと思うわ。朝起きた時、美由紀さんがいないから社長の部屋に行ってみたの。そしたら美由紀さんがいたから…」



    美由紀は社長の部屋で一夜を明かしたようでした。何があったのかわかりませんが、何もなかったとは思えません。目の前でママと黒人たちの乱交を見せられ、そのママと私が浮気していることを暴露され、その上社長に肉体的な悦びを与えてやると口説かれて…何もない方が不思議です。



    「美由紀はどんな様子だった?」



    私はやや落ち着いてママに聞きました。



    「意外と元気そうで明るかったわ。ここで朝まで寝ちゃったって、私に笑って話しかけてきたから」



    「……そうか……」



    どうやら冷たくされているのは私だけのようです。



    「社長は…俺のことを知っているのか?バーテンに扮していたことも…」



    私はだんだん恐ろしくなってきました。社長はママの店の常連客であり超得意客、そしてそのママは私と肉体関係がある…ママと私の負い目を利用して、社長は私の妻を最初から奪い取るつもりだったのか…?



    「……これ……」



    ママは私の問いには答えず、茶色の封筒を私の前に差し出しました。



    「何だよ…これ?」



    「今日社長のところの従業員さんが持って来られたの。あなたに渡して欲しいって…」



    「俺に?どういうことだよ?」



    私は封筒の中を開けてみました。中にはプラスチックのケースに入ったDVDが1枚入っていました。



    「これを見ろってことなのか?」



    「何も言われなかったから、わからないわ」

    私はスナックを飛び出しました。一体このDVDの中には何が映っているのか…多分妻が映っているのでしょうが、妻であって欲しくない……



    私は家に帰るやいなや、居間に入って鍵をかけました。妻は出かけているのか、家にはいないようでしたが、もうこうなっては、DVDの中身を確認するのが先です。

    私はDVDをセットし、再生ボタンを押しました。画像が出てくるまで心臓が飛び出すぐらいバクバクしていました。



    画面に現れたのはホテルの寝室でした。社長の部屋の奥の寝室だと思います。2つあるベッドの手前のベッドに浴衣を着た女性が仰向けに横たわっていました。

    その女性は………紛れもなく妻の美由紀でした。

    予めこうなることを想定して、旅行にビデオを持参していたのか…もしそうなら社長の思惑通りに進んでいるということです。黒人たちに部屋を出る前に用意させたのはビデオのことだったのでしょう。



    カメラは誰が操作しているのか、社長なのか、それとも誰か他の人物なのかわかりませんが、横たわっている妻を足から少しずつ上へ映していきました。妻の浴衣は乱れておらず、真っ直ぐな姿勢で眠っていました。



    私はもう最悪の事態を覚悟しました。覚悟したというより、画面に映されているのはもう過去のことです。じたばたしてもどうしようもないことです。



    妻を下半身から上半身、そして顔まで映し終わると画面が固定され、浴衣を着た社長が現れました。

    社長はゆっくりとした足取りで妻に近づくと、浴衣の帯に手をかけました。

    『やめろ!脱がすな!』

    私は思わず心の中で叫びましたが、社長は帯を解いて浴衣を脱がしはじめました。

    解かれた帯は無造作にベットの下に捨てられ、ゆっくりと皮を剥くように浴衣が脱がされていき、妻はブラとパンティだけにされてしまいました。

    すると、社長は画面から消え、再びカメラは妻を下半身から上半身へと映していきました。

    まるでこれからじっくりと獲物を料理するところを楽しんでいるようでした。



    下着だけにされてしまった妻でしたが、睡眠薬でも飲まされているのか、まだ眠ったままでスースーと寝息をたてているようです。

    再び社長が画面に現れました。どうやら部屋の中は妻と社長がいるだけで、カメラの操作は社長がしているようです。

    社長は妻に近寄ると、寝顔をしばらく見た後、妻の背中に手を入れ、ブラのホックを外しました。肩紐を抜き取ると、ブラに締め付けられていた胸は、やや弾みながらその全容をカメラの前に晒しました。

    社長はブラを床に投げ捨てると、パンティの両端に手をかけ、ゆっくりと引き下ろしていきました。

    妻の濃い陰毛が露になり、パンティは太股から足首まで引き下げられて抜き取られてしまいました。

    そして、社長が再び画面から消えると、全裸になった妻が下半身から上半身へと映されていきました。

    大きめながらやや垂れかかっている胸は両側に少し広がり、妻の呼吸に合わせて少し揺れていました。ややこげ茶色の乳首が、妖しく上を向いています。

    そして閉じられた股の頂点には、こんもりと生い茂った陰毛が、蛍光灯に照らされて光っていました。

    全身をゆっくりと映したカメラはやがて固定されました。



    しばらくすると、再び社長が現れました。カメラの方を向いて正面に立った社長は、明らかにカメラを意識していました。

    いずれこの画像を見ることとなる私に対して見せつけようとしているようにも思えました。

    社長は浴衣を脱いでブリーフ1枚だけになりました。

    競泳選手のような逆三角形の上半身は、男の私が見ても惚れ惚れするような見事な体格でしたが………私の視線は社長の下半身に釘付けとなってしまいました。

    ブリーフの前は中身の形がわかるぐらいに極端に盛り上がって突き出ていたのです。

    ボクサータイプのブリーフ1枚だけとなった社長は、カメラの方を向いてしばらく立っていました。DVDをわざわざ私に見せる社長の意図は何なのか?…

    多分この後、妻は社長の餌食になってしまうのでしょうが、それを私に見せて妻を差し出させて離婚させようとしているのか、ただ単におもしろ半分に人妻を強姦するところを見せつけようとしているのか、本気で妻をAV女優やソープ嬢にしてしまうつもりなのか……



    社長は、目線をカメラに向けたままブリーフを脱ぎ始めました。私は妻を凌辱される屈辱感もさることながら、ママや従業員たちが噂していた社長の下半身がどんなものなのか、少し興味があり画面を凝視しました。

    やがて、ブリーフを脱いだ社長のものが画面に晒されましたが………私は思わず息を呑みました。

    それは、大きいとか太いとかいう言葉では表現できないぐらい巨大なものでした。全裸の妻を目の前にして、すでに準備は整っているのか、斜め45°ぐらいに赤黒くそそり立ったものは、大きい胡瓜のように反り返っており、太い血管が何本も浮き出ています。亀頭の張り具合を見てもかなり使い込んでいることが一目瞭然でわかりました。

    数え切れないぐらいの女をものにしてきた……それは決して大袈裟に言ったのではないでしょう。

    鉛か何か異物のようなものが入っているのではと思うほど、ずっしりと重量感があり、同じ男としては羨ましいぐらいの持ち物でしたが、これでは相手が限られてくるでしょう。いくら出産経験のある妻でも、こんな巨大なものを入れられたら壊れてしまう………もうやめてくれ、見たくない………私は画面を見ながら思いました。



    社長が画面から消えると、再び全裸の妻の全身が映されました。そして、画面の右側より社長が現れ、妻の身体に覆い被さっていきましたが………私は思わず あああっ!! と声を上げてしまいました。

    社長の背中には刺青があったのです。肩のあたりから尻のすぐ上まで、背中一面に見事な唐草模様が彫ってありました。

    以前ママが、あの社長は若い頃極道だったけど、正義感が強くて自分から堅気になった人だと言っていたことを思い出しました。

    しかし、いくら今は堅気の人間であっても、普通の人間にとって刺青というのはまだまだ受け入れがたいところがあります。私は背筋がゾクゾクしてきました。



    大柄の社長が上に乗ると、妻の身体はすっぽりと社長の身体に隠れてしまうぐらいでした。

    社長は妻の唇に吸いつきました。そして口の中に舌を入れた時、ようやく妻が目を覚ましたのです。

    妻は自分が今どのような状況におかれているのかわからないようでしたが、全裸にされ自分の上に社長が乗っていることに気づき、一瞬驚いたようような顔をして、あたりを見回しているうちに、カメラの方に目線がいきました。

    自分の姿がビデオに撮られていることも気づいたのでしょうが、意外にも表情を変えることなく視線を社長の方に戻しました。

    『美由紀は……一体どうしたんだ?なぜ社長を払いのけ、逃げようとしないのか……』

    2人はしばらく無言で見つめあっていましたが、やがてどちらともなく顔を寄せて唇を重ねていきました。

    お互いの舌を絡ませ、唾液を交換するような濃厚なキスがしばらく続きました。

    それは妻を陵辱されることより、ある意味私にとってはショッキングな光景でした。愛し合っている恋人同士のようなキスを見せつけられたのですから…



    やがて社長は、妻の唇から顔を離すと、首筋に舌を這わせながら、ゆっくりと乳房を揉みはじめました。

    下から持ち上げるように乳房を寄せ、円を描くように揉んだ後乳首を口に含み、じっくりと舌で転がすように吸いつづけました。

    両方の乳首をたっぷり時間をかけて吸った後、胸から少しずつ下へおりていき、臍のあたりまでくると、社長は妻のお腹に頬ずりして妊娠線のあたりを舐め回しはじめました。

    妊娠線を気にしてお腹を見られることを嫌がっている妻の心を読み、羞恥心を取り除くように妊娠線の浮き出たお腹を舐めたり吸ったりしました。



    「ううっっっ…う〜ん……う〜ん……」



    妻は目を閉じ、口をやや開けて社長の入念な愛撫を受けていました。

    妻の身体を背中一面刺青の男が貪っている……私は屈辱感を通り越し、興奮すら覚えながら画面を見ました。

    その後社長は一気に妻の足元までおりていき、足の先から舌を這わせ、やがて太股の奥まで辿り着くと、手を使わずに股間の中に顔を押し付けて、少しずつ股を広げていきました。

    妻の濃い陰毛の中に社長は顔を埋めると、舌を使ってクリトリスを押し広げ、噛むように口を動かしていきました。



    「ああっっ……ああっっ……」



    妻は眉間に皺を寄せ社長の舌技を受けていました。

    クチュクチュと音を立ながら妻のクリトリスを十分味わった社長は、ゆっくりと起きあがりました。

    『…とうとう……なのか……』

    妻が社長の餌食に………終わったこととはいえ、私は画面から目を背けたくなりました。

    社長は自分のものを持つと、そのまま妻の股間に押し当て、少しずつゆっくりと腰を押し進めていきました。

    『せめて…避妊だけでも…』

    しかし避妊など考えもしないし、スキンを使う気などさらさらないのでしょう。というより、あんなに大きなものが入るスキンはないのかもしれません。



    社長の背中の刺青、そしてどれだけ巨大なものかわかっているのか……社長のすべてを受け入れるかのように、妻は足を開き目を閉じてその瞬間を待っているようでした。

    妻の腰に手をかけ、ゆっくりと優しく社長は腰を進めていきました。



    「ああっっっ、あーーーっっっ、」



    とうとう社長のものが妻の中に入ってしまった瞬間でした。

    極太棒の半分ぐらいをメリメリと膣の中に押し込むと、社長は一旦腰を引いて抜いてしまい、再びゆっくりと押し込みはじめました。



    「ああっっっ、あああああっっっ…、おっ・おっきぃぃい…」



    膣の中に極太棒が入るたびに、妻はその大きさと太さを体感するかのように喘ぎました。

    すると、社長はもう1度腰を引いて抜いてしまいました。

    もうこれで止めるのか、止めて欲しい、止めてくれ………と思った時、社長の表情が一変しました。

    獣のような鬼の形相に変わった社長は、妻の両足を掴んで思いきり両側に広げると、反動をつけて極太棒を一気に根元までぶち込みました。



    「ぎぃやややぁぁぁぁぁーーーーー!!!」



    妻は部屋中に響き渡るほどの悲鳴を上げました。

    妻と知り合ってから16年以上経ちますが、今まで聞いたことのない声です。

    激痛に耐えられないのか、悲鳴を上げながら妻は身体を仰け反らせて横向きになりましたが、その瞬間社長は妻の肩を掴んで身体を反転させると、極太棒を根元までねじ込んだまま、妻を無理矢理四つん這いにさせてしまいました。



    「ぎゃゃゃゃ…あああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!」



    子宮をえぐり取られてしまったのかと思うような叫び声でした。

    四つん這いになった妻に、社長は先ほどまでのゆっくりした挿入から、突然豹変したかのように、強烈なピストン運動を始めました。

    妻の腰を持ち上げ、尻を高く突き上げさせると、腰を大きく後ろに引き、力任せに極太棒を妻の中にぶち込み始めたのです。



    「ぎゃゃゃゃゃーーーー!! やっ、やめてっっっっ!!」



    数回突かれると、妻はバッタリとその場に倒れてのびてしまいました。

    しかし、社長は容赦なく再び妻の腰を持ち上げて、尻を高く突き出させると、またもやピストン運動を始めました。

    部屋中に、社長の腰と妻の尻がぶつかり合う鈍い音が響き渡りました。



    「いやぁぁぁぁぁぁ…・死んじゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」



    妻は悲鳴を上げながら、またしてものびてしまいました。

    それでも社長は手を休めず、またもや妻の腰を持ち上げ、尻を高く突き出させると、さらに豪快な高速ピストンを始めました。



    パーン、パーン、パーン……………



    「いやぁぁぁぁーーー、いやぁぁぁぁーーー、もうやめてぇぇぇ! ゆるしてぇぇぇぇ!!」



    とても見られる光景ではありませんでした。これはセックスではなく、拷問でした。

    妻は髪の毛を振り乱し、ベッドのシーツを掴んで必死に耐えていましたが、拷問のようなセックスは続けられました。



    「もうぅぅぅ………やっ、やめてぇぇぇ………」



    社長の性欲のはけ口のように扱われ、妻はもうフラフラです。

    妻は決して小柄な方ではありませんが、明らかに体格の違う大柄な社長に、子宮が壊れるばかりに何度も突かれては体力が持つはずがありません。

    社長が言う肉体的な悦びとはこのことなのか…しかし、これでは悦びを感じる前に妻が壊れてしまいそうです。

    止めに入りたくても止められない…すべては過去のこと、温泉旅行の深夜のことです。

    こんなことがいつまで続くのか…私は過去のことながら妻が死んでしまうのではと怖くなりました。



    疲れを知らないセックスマシーンと化した社長に、妻は極太棒をぶち込まれてはのびてしまい、休むことなく尻を高く持ち上げられて、またぶち込まれてはのびてしまう…そんなことを何度も繰り返されました。



    とても見ておれない…もう、いいかげんにやめろ!…そう思いかけた時、社長は妻の両腋の下に手を入れて、無理矢理妻の身体を起こし、両肩を掴んで後ろへ引っ張り、身体を弓のように反り返させると、極太棒を根元まで突き刺したまま、腰を左右に大きくグラインドさせました。



    「ああああっっっっ!!!いいいいゃゃゃあああ!!!」



    フラフラになっていた妻は、身体に電流を流されたかのように、顔を天井に向けて悲鳴を上げました。

    そして、腰を揺らしながら社長の手が妻の肩から胸に伸びていき、下から持ち上げるように大きく揉み始めました。

    妻の胸が社長の手の中で大きく波打ち、もみくちゃになりました。

    数十分間バックから強烈に串刺しにされた妻は、やがて精魂尽き果てたように、前に倒れて動かなくなりました。

    社長の容赦ない攻撃にいかされてしまったのか、全身の力が抜けたように妻が前へ倒れると、社長も挿入したままその上に覆い被さり、しばらくじっとしていました。

    妻が普段から大事に手入れしていたストレートの栗色の髪は、水をかぶったように濡れてボサボサになっていました。身体中から汗が吹き出て、ぐっしょりと濡れています。

    やがて、社長は起きあがると、極太棒をゆっくりと抜いていきました。改めて見ると、本当にこんなものが入っていたのかと思うほどの長さです。膣内の粘膜でキラキラと輝いていましたが、どうやら射精はしていないようでした。



    社長は立ち上がると仁王立ちになって、のびきってしまった妻を見下ろしていました。呼吸はやや乱れていましたが、極太棒は相変わらずそそり立ったままです。

    恐ろしいほどの体力と精力…妻はとんでもない男の相手をさせられていたのです。



    しばらく妻を眺めていた社長は、再び妻に近寄り、妻の肩と腰を掴んで身体を仰向けにすると、両足を掴んでM字に開脚させました。

    妻は目を閉じたまま眉間に皺を寄せ、やや苦しそうな表情をしましたが、完全に無抵抗状態でした。

    その後社長の姿が画面から消え、妻の姿が上から下へ映されていきました。

    極太棒で何度も子宮の奥まで貫かれ、拡張されるかのように掻き回された膣が、パックリと口を開けていました。



    DVDがやっと終わったのか、画面にENDマークが出て暗くなりました。時間としては30分程度でしたが、見終わった私は言葉が出ませんでした。

    やはり妻は社長とセックスしていた、あの晩妻は同じホテルに夫の私がいるにもかかわらず社長に抱かれていたのです。

    それにしても……あまりに酷い、ひどすぎます。これは凡人のすることじゃない…私は何とかして社長に報復したいと考えました。

    もし万一、このことが原因で妻と別れることとなっても、絶対社長を何とかして懲らしめたい…



    しかし、私にはどうしても腑に落ちないことがありました。DVDの中の妻の様子と、翌日の妻の様子がどうしてもオーバーラップしないのです。

    こんなにひどい目に遭わされたのに、社長と親しげに話をし、若い女性のような短パンをはき、臍を晒していた妻……社長の極太棒の餌食になりながら、妻は肉体的な悦びを感じてしまったのだろうか…



    しばらく考えていた私は、ふと思いつきました。

    もしや……私は慌ててDVDの録画リストのボタンを押しました。

    やっぱり…でした。私が今見た映像以外にもう1つリストがありました。

    DVDにはまだ続きがあったのです。

    私はもう1つのリストを再生させました。

    画面に出てきたのは社長の部屋の寝室でした。

    レイアウトはまったく変わっておらず、手前のベッドに妻が眠っていました。

    社長の性処理奴隷のように扱われ、そのまま眠ってしまったのか、仰向けに大の字になった状態ですが、身体には毛布がかけられていました。

    先程からどのぐらい時間が経過したのかわかりませんが、妻の髪の毛は乾いており、周りも少し明るい感じでした。



    やがて社長が画面の右側から現れました。ブリーフも何もつけず全裸のままで、さすがに極太棒はだらりと垂れさがっていましたが、それでも私の勃起時以上ありそうな大きさです。



    今度は何をするつもりなのか…早く妻が目を覚まして、逃げてほしい…

    しかし、目の前の画面は私の思い通りにはなりませんでした。

    社長は毛布をまくって、添い寝をするように妻の身体に自分の身体を密着させると、先程とは別人のごとく、妻をいたわるように髪の毛を撫でました。

    ようやく妻が目を覚まし、やや眠そうな表情で社長を見ました。



    「…どうだった?」



    妻は無表情で答えました。



    「……死ぬかと…思いました…」



    「いずれ快楽に変わっていくさ。そうなれば、お前は俺なしにはいられない」



    社長は妻の頭の下に腕を入れながら言いました。



    「でも、私はこれ以上は……うぐっっ……」



    社長は妻の上に覆い被さり口を強引に押し付けて、言葉を遮りました。



    「うぐっっ…うぐっっ…」



    口を塞がれながらも、妻は両手で社長の両肩を押して抵抗しましたが、かなうわけがありません。

    そして……社長の新たな攻撃が始まりました。

    口を塞がれた妻は社長の肩を押して必死に抵抗していましたが、やがて力尽きて諦めてしまいました。

    抵抗しなくなった妻を見て社長は起きあがりました。すかさず妻の身体を裏返してうつ伏せにすると、腰のあたりに馬乗りになりました。



    「あっっ!!」



    一瞬のうちに裏返しにされ、上に乗られて身動きが取れなくなった妻は何が起こったのかわからない感じでした。

    馬乗りになった社長は、床に落ちている浴衣の帯を拾い上げると、妻の両手を掴んで後ろ手に縛り始めました。



    「痛いっ! なっ、何するんですか!…」



    妻の悲鳴を無視して社長は両手を縛り上げると、再び妻の身体を仰向けにしました。



    「やっ、やめて…ください」



    後ろ手に縛られ、上半身の自由がきかくなくなった妻は、今からなにをされるか、やや震えている様子です。

    社長は妻の下半身まで降りていくと、妻の左足を掴んで自分の右肩に置き、左足を使って妻の右足を大きく開いていきました。

    社長の容易に手が届くところで、妻は上半身と下半身を固定されてしまったのです。



    「もう、お願いですから……離してください」



    力ではかなわない妻は、社長に向かって哀願しましたが、社長は離そうとしません。



    やがて、社長はむき出しになった妻の股間に手の平をおくと、ゆっくりとマッサージをするように触り始めました。手の平全体を上下左右に動かした後は、その次は円を描くように…

    妻は社長の愛撫を無視するように顔を壁に向けていましたので表情はわかりません。

    しかし、妻の身体が少しずつ反応し始めました。肩や腰がだんだんと揺れ出しました。

    すると社長は人差し指と中指を使って、ゆっくりと割れ目をなぞり始めました。

    膣口のまわりにゆっくりと指を這わせていき、Gスポットのあたりまでくると集中的に刺激し始めました。



    「ああっっっ…」



    顔を壁に向けて社長のすることを無視することで抵抗していた妻でしたが、ついに耐え切れなくなり声を上げてしまったのです。

    既に妻は社長の巨大なもので何度も貫かれていたのですが、もうこれ以上は拒否しようとしたのでしょう。

    しかし、妻の些細な抵抗は社長に完全に飲み込まれようとしていました。



    割れ目をなぞっていた社長の指は、やがて膣の中に侵入していきました。



    「ああっっ、ああっっ…」

    人指し指と中指が膣の中で踊り始めると、妻のあえぎ声はだんだん大きくなりました。



    「やっ、やめてぇ…いれないでぇぇぇ…」



    言葉では拒否をしても、妻の腰は社長の指を欲しがるように、妖しく動いていました。



    「あああっっっ……、いっ、いっ、いっ、いっ…」



    人指し指と中指の動きは一層激しさを増していきました。



    グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…



    2本の指にかきまわされ、膣はすでに洪水状態です。激しい指の動きに合わせて、水滴が飛びはじめました。



    「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…いいっ、いいっ、いいわぁぁぁ…」



    社長にレイプまがいに犯されたことは、私にとってこの上ない屈辱ですが、あんなにひどい目にあわされた社長を、妻は自分から求めようとしているのか…私は耐えられませんでした。

    妻は社長を欲しがっているのか?あんなにひどい目にあわされたのに……



    グチュ・グチュ・グチュ・グチュ・グチュ・……



    部屋中に膣をかきまわさす音が響きわたりました。



    「あっ・あっ・あっ・あっ…」



    妻は身体をよじらせてあえぎまくりました。

    社長は左手で膣をぐちゃぐちゃにまさぐり、右手でバストを鷲掴みにしました。

    ぐっしょりと濡れた妻の股間からは、社長の激しい指の動きに合わせて噴水のように水しぶきが飛び散りました。



    「いくわ!いくわ!いくわ!いくわ!いっっく〜〜うう」



    水しぶきは社長の腕や肩、妻の下半身に飛び散り、シーツにやや黄色がかった大きな染みができました。



    私のつたない経験でも妻は濡れやすいという認識はありましたが、画面の光景は初めて見る異様なものでした。

    もしや妻は失禁しているのか?それすらわからないぐらいに、社長にメロメロにされているのか…一体どうなるんだ……



    そう思った時…DVDが終わったのです。

    DVDが突然終了してしまい、かえって私は腹が立ちました。妻と社長にしかわからない秘密の部分を隠されてしまったようで…

    私の知らない妻の恥ずかしい姿を、私以外の男が知っているということがやり切れません。



    もしかしたらまだ続きがあるのではないかと思いましたが、何も残っていませんでした。私は仕方なくDVDを取り出し、ケースに戻しました。

    さて、これをどうしたものか…いずれにしても、私は妻を問い詰めたい気持ちで一杯でした。一体どういうつもりなのかを…



    その時です。台所で水が流れる音が聞こえてきました。

    妻が帰っている……私はDVDに夢中になり過ぎて、妻が帰っていることすら気がつきませんでした。

    私はDVDのケースを持って居間を出ると、台所のある部屋に入りました。妻は食器を洗っていました。私が帰っていることはわかっているのでしょうが、無視するかのように黙ってキッチンに立っていました。



    私はDVDのケースをテーブルに置いて椅子に座ると、黙って妻の後姿をしばらく見つめました。

    自分の妻が、美由紀が本当にあんなことをしたんだろうか…もしかしたらDVDに映っていた女性は別の女性じゃなかったのか…そう思えるほど、妻の後姿は普段と変わりませんでした。

    ジーンズに包まれて丸みを帯びた妻の下半身……本当にこの中に社長のものが……

    私は妻に話しかけました。



    「美由紀…ここに、座れよ」



    私の言葉が聞こえないかのように、妻はしばらく黙ったまま食器を洗いつづけていましたが、やがて手を拭きながら私の前の椅子に座りました。しかし、私とはまったく視線を合わそうとしません。



    「このDVDに何が映っているか…わかっているだろうな?」



    妻はDVDをちらっと見ましたが、すぐ視線をそらしてしばらく黙ったままでした。



    「何とか、言えよ」



    私はややイライラして言いました。すると、妻がようやく口を開きました。



    「あの夜の…ことでしょ…」



    私とは視線を合わさず、無表情で話す妻に私は切れてしまいました。



    「どういうつもりなんだ!!!」

    私自身もっと冷静に話しをすべきだったのでしょうが、一旦大声を張り上げてしまった私は、糸が切れたかのように妻を責め立ててしまいました。



    「お前は自分のしたことがわかっているのか! なんだ、このザマは! 独身の女ならまだしも、母親のくせに若い男とセックス三昧か! 恥を知れ、恥を! この売女!」



    私はテーブルを叩きながら一方的にまくしたてました。

    テーブルをバンバン叩いた時は、妻はさすがに身体を身構えていましたが、相変わらず無表情です。



    一方的に怒鳴り散らし、私は肩で大きく息をしました。しばらく台所に静寂の時が流れましたが、やがて妻が口を開きました。



    「…あなたの言いたいことは、それだけ?」



    やや挑戦的な言い方に腹が立ちましたが、その時には私はやや冷静になっていました。



    「なんだ?言い訳でもするなら言ってみろ」



    すると妻は私の方をまっすぐ見て言いました。



    「あなたに一方的に言われる筋合いはないわ」



    「どういう意味だ?」



    「そんなこと…言わなくてもわかるでしょ。私はあなたに裏切られていたのよ。私の気持ちも考えてよ」



    ママのことを言われると、さすがに私としても返す言葉がありません。自分のことは棚において、妻を一方的に責めてしまった私は、何を言って言いかわかりませんでした。

    私は何も言えなくなりしばらく黙っていましたが、妻も俯いたまま何も言いませんでした。遠回しに妻の顔を覗き込んでみると、目元がやや潤んでいるようにも見えました。

    何か言おうと思いましたが、何か言えば自分が不利になってしまう…そう思うと言葉が出てきませんでした。



    お互い黙ったままどのぐらいの時間がたったのかわからないぐらいでしたが、妻がゆっくりと立ちあがり、無言のまま部屋に入っていきました。



    「おっ、おい…」



    私は妻を呼びとめようとしましたが、妻は部屋に入ったまま出てきませんでした。

    これから俺たちはどうなるのか、このままでは離婚に至らないまでも妻はどこかへ行ってしまうのでは…

    あんなことがあったとはいえ、私は妻とは別れようとは少しも思いませんでした。心の底から妻を愛してました。

    ただ今回の一連の出来事は、元々の原因の作ったのは私です。スナックのママと社長は許せない思いもありましたが、やはりここは自分が反省しないといけないのではとも思いました。

    ただ、あのDVDを見た後では、どうしても妻に頭を下げる気になれませんでした。



    モヤモヤして落ち着かないまま、私は妻とは別の部屋で眠りにつきました。

    明日起きたら、もしかしたら美由紀はいないかもしれない…いや、そんな早まったことをするような女じゃない…



    いつ眠ったのかわからないぐらいでしたが、翌朝になりました。

    妻は、美由紀は…いるのか…

    台所で物音が聞こえます。部屋からそっと台所を覗くと、妻はキッチンに向かっていました。

    妻の姿を確認して私はとりあえずホッとしました。



    私は服を着替えて部屋を出ました。

    自分から妻に声をかけよう…そう思った時、2階から息子が勢いよく階段を駆け下りてきました。



    「おはよう!」



    高校でバスケット部に入っている息子は、身長も180センチ近くあってスポーツマンらしくハキハキした学生で、息子がいるだけで家の雰囲気が変わるぐらいでした。

    妻と二人きりでは気まずくなるところでしたので、私はホッとしましたし、妻もそう思ったでしょう。



    妻の用意した朝食を食べて、私は会社へ、息子は学校へ行きました。

    それは、いつもの我が家の朝の風景でした。

    このまま、平和な生活が続いてほしい、……私は心の底から思いましたが……

    家族3人の平和な生活が続いてほしい……そんな私の願いも空しく、その後の生活は徐々に変わっていきました。



    妻を怒鳴りつけてから数日間は何事もない日々でしたが、1週間後ぐらいから私が夜帰宅しても家にいない日が増えてきました。

    以前から時々学生時代の友人と食事に出かけたりすることはありましたが、せいぜい月に1〜2回でした。それが週に2〜3日も外出している夜があり、それも帰宅が深夜ともなれば普通ではありません。

    何か言えばまたけんかになるのでしばらく黙っていましたが、私も妻が一体何をしているのか気になって仕方がありませんでした。食事の支度はいつもしてあったので、生活自体には何の支障もなかったのですが、私の知らない妻の顔がもう1つあるように思えてきました。



    私は嫌々ながらもママに電話をしてみました。もしかしたら、スナックの手伝いを始めたのではないかと思ったのです。

    ママと話をするのはDVDを渡された時以来です。ママは何事もなかったかのような明るい口調でした。



    「あっ、雄治さん お久しぶり、その後お元気?」



    「元気なわけないだろ!あんなひどいDVDを見せられて。いいかげんにしろ!」



    DVDの中身をママが知っていたのかどうかはこの際どうでもいいことでした。大事な妻を社長の玩具にされてしまった、そして直前までその場にいて止めなかったくせに明るく話しかけてくるママに急に腹が立ってきました。

    私が怒鳴ったために、しばらく沈黙の時間が流れましたが、気を静めて私からママに言いました。



    「もしかしたら…美由紀はそこで働いているのか?」



    「美由紀さんが…ううん、うちには来てないわよ」



    私はまた騙されているのではと思いました。



    「本当だな?嘘をついたらどうなるかわかっているだろうな…」



    自分でもびっくりするような物騒な言葉がつい出てしまいましたが、ママも慌てて否定しました。



    「本当よ、信じてよ…でも美由紀さん、どうしたの?」



    「…最近夜に出かけていることが多いんだ。帰ってくるのも深夜みたいだし…」



    「そうなの…どうしたのかしら?」



    ママの口ぶりでは妻はスナックには出入りしていないようでした。

    しばらくしてママが言いました。



    「全然関係ないかもしれないけど…明後日ね、社長が来るのよ。8時から貸切にしてくれって言われているの」



    「そうか…それで他に誰が来るんだ?」



    「それは聞いてないけど…5人ぐらいで行くからって聞いているだけなの」



    明後日か…私は妻の後を付けてみようと思いました。

    明後日はちょうど週末でした。私はなんとか早めに会社を出て、妻の後を付けてやろうと思いましたが、ちょっとしたトラブルもあり、会社を出た時は9時を過ぎていました。

    今から直接スナックヘ行ったとしても、到着するのは10時ぐらいになってしまいます。



    私はとりあえず家に電話をしました。息子が出てお母さんは出かけているといいました。

    もしやスナックに行っているのでは……息子に遅くなるから先に寝るように伝えてスナックに行ってみることにしました。



    10時前にスナックに到着しました。貸切にしているためか表の電光看板は消しており、繁華街から少し外れたところにあるため、辺りはやや暗くてひっそりとしていました。

    私は中に入るべきかどうか迷いましたが、どうしても入る勇気が出てきませんでした。

    もし妻がいたら、妻がDVDのように社長の餌食になっていたら……仮にそうなっていたとしても自分が止められるのか、止めるどころか社長にたたき出されるのでないか……そう思うとだめでした。情けないと思いましたがどうしても入れません。

    私は道を挟んでスナックの前にあるビルの影に隠れて、誰か出てくるのを待つことにしました。



    そして、11時を過ぎた頃でしょうか、スナックの前に1台のタクシーが止まり、運転手がスナックの中に入っていきました。

    ほどなく運転手はスナックから出てきてタクシーに乗り込むと、スナックから体格のいい男と女が出てきたのです。

    逆光になっていたため見えにくかったのですが、それが社長とママであることがわかりました。

    すると、ママがタクシーの運転手に何か言っている時に、スナックから2人の男とそれに続いて女が出てきました。

    スーツを着た男たちは年配のような感じで恰幅がよく、会社役員のような雰囲気です。2人はタクシーの後部座席に乗りこみました。



    最後に出てきた女……身体のラインがくっきりとわかるミニワンピースにピンヒールを履いたその女は……紛れもなく、妻 美由紀でした。

    家にいる時の姿からはとても想像できない、まったく別人のような妻がそこに立っていました。

    うす暗かったのでよくわかりませんでしたが、満面に笑みを浮かべた顔はかなり濃いめに化粧をしているようで、襟足を強調するように長い髪の毛は後ろで結わえていました。

    開けたままのスナックのドアから漏れる光が逆光となって、妻の身体がシルエットのように浮かび上がりました。

    ボディラインがはっきりわかるぐらいに、身体と一体となっているワンピースは、かなり薄い生地のようでした。



    妻は社長とママと3人で丁寧にお辞儀をしながら2人の男を見送っていましたが、何を思ったのかタクシーの右側後部に歩み寄っていきました。

    丈が短く、身体に張り付いたようなワンピースは、妻が歩を進めるのに合わせて少しずつたくし上がり、タクシーの傍まで来た時は太股がすべて露になりました。

    ビルの影から覗いていた私にはちょうど背を向ける位置まで歩いてきた妻は、たくし上がったワンピースの裾を直すこともなく、身体を大きく折り曲げて改めてお辞儀をしました。



    そんなに身体を曲げたらパンティが見えてしまう



    ………しかし………



    当然見えてしまうはずの下着が………見えない



    その時、初めて気がつきました。妻の上半身には、ブラジャーのラインがくっきり出ていますが、下半身には下着らしいラインが何もありません。

    下半身にあるのは、こんもりと盛りあがったお尻だけです。

    まさか………ノーパン?



    タクシーの後部右側の男は窓を開けて両手を差し出すと妻に握手を求めてきました。妻もそれに応じるように両手で男の手を握ったのです。

    2人の会話も途切れ途切れでしたが聞こえてきました。



    「今日は楽しかったよ」



    「ありがとうございました。今後ともよろしくお願いしますね」



    「ああっ、こちらこそ。これはいただいておくよ。家宝にするかなぁ(笑)」



    「もーっ、いやですわ、会長さんったら」



    名残を惜しむように妻に手を振りながら、タクシーは闇の中へ消えていきました。

    タクシーが走り去ると、ママはスナックの中に入っていきましたが、社長は入り口に立って妻が戻って来るのを待っていました。

    カッ・カッ・とヒールの音をたてて、妻は足早に社長のもとに駆け寄っていきました。

    たくし上がったワンピースにはお尻の割れ目がはっきりと浮き出て、歩調に合わせて踊るように揺れました。



    「お疲れだったな」



    「あれでよかったの?自信なくてドキドキだったのよ」



    妻は社長に寄り添いながら言いました。



    「いやいや大成功だ。これで受注も間違いない」



    「そう?よかった。お役にたてて光栄です(笑)」



    妻はそう言うと再びお辞儀をしました。



    「さぁ、とりあえずは祝杯だ。報酬も払わないとな、たっぷりと…」



    社長は妻の腰に手を回してスナックの中へ導き入れました。ワンピースはますますたくし上がり、お尻が半分近く見えました。

    妻が下着はおろかパンストもはいてないのは明らかです。



    目の前の光景は、あのDVDよりショックでした。元の平和な生活にあわよくば戻れるかと思いましたが、ダメ押しされたような気持ちです。



    時刻は間もなく日付が変わろうとしていました。

    今日のところはあきらめて、私はタクシーに飛び乗って家路を急ぎました。

    ある決意を胸に…

    翌日の土曜日、会社は休みでしたが、私は仕事に行くふりをして出かけることにしました。

    妻は帰宅しているようでしたが、話をする気にもならず、休日出勤で出てくるとだけ言い残して家を飛び出しました。



    駅前の喫茶店に入り、すぐにママの携帯に連絡しました。



    「社長の連絡先を教えてくれ」



    「いいけど…どうするの?」



    「どうするもなにも、このままでほっておけないだろ。これから出会って直談判するつもりだ。美由紀にこれ以上近づかないよう言ってやる。昨晩だってひどかったじゃないか」



    ママから社長の携帯と会社の住所を聞き出し、私はメモにとりました。



    「雄治さん、昨日見てたの?」



    「ああ、外でな。美由紀はママのところで働いているんじゃないのか?」



    「違うってば。美由紀さんは後から来たのよ」



    ママの話では、最初は社長とあの男性2人の3人だけで飲んでいて、妻はしばらくたってからスナックにやってきたということでした。



    「いずれにしても、ノーパンで接待させるなんて度が過ぎている。美由紀はあいつにいいように利用されているだけだ」



    「最初からノーパンじゃなかったのよ。美由紀さんのパンストが伝線しちゃってね。パンストだけ脱いでたんだけど、そのうちに男性の1人が美由紀さんのパンティが欲しいって…」



    「信じ難い話だな。ママには騙されているからな…あの男たちにはそれ以上のことはしなかったんだな」



    「そうよ。わりと紳士的な感じの方たちだったし…美由紀さんはすごく上手にお相手したてわ。順番にダンスしたりしてね」



    「じゃあ、かなり触られたんだろ。あんな格好していたら、男なら誰でも触りたくなるからな」



    「いいじゃない、少しぐらい。楽しいお酒だったわよ」



    男たちとダンスをしながら身体中を触られている妻の姿が目に浮かんできました。

    今更昨日のことを聞いてもしょうがなかったのですが、ついつい聞いてしまいました。

    「それで…あの男たちが帰ってから、どうしてたんだ?」



    「契約成立の前祝だとか言って祝杯あげてたけど、しばらくして社長が打ち合わせをするからって美由紀さんと2人で奥の応接室に入っていったわ」



    「あの部屋にか?」



    確かにスナックには、奥の方に応接室のようなものがあったのを覚えています。特定のお客しか入れないらしくて私は入ったことがありませんでしたが、どうやら妻はその部屋に連れ込まれていたようです。



    「その部屋で…また社長の餌食にされたのか?」



    「私は見てないからはっきりとはわからないけど…2人が部屋に入ってからすぐに社長にはお迎えの車が来たから、社長を呼びに行ったの。ドアを開けたら社長は背を向けて立っていたけど美由紀さんの姿が見えなくて…」



    「どういうことなんだ?」



    「しばらく待たせておけって社長が言うからドアを閉めようとした時、社長の前で正座している美由紀さんの顔が見えたわ」



    「それは…口でしていた…ということか?」



    「…うん…」



    もう妻は口で奉仕するまでになってしまっているのか…強制されたのか、それとも自らすすんでそんなことを…



    「それだけで帰ったのか?」



    もう聞きたくないことでしたが、やけになって私はママに聞きました。



    「1時間ぐらいして社長が部屋から出てきて帰って行ったけど、美由紀さんがなかなか出てこないから部屋を覗いてみたの。美由紀さん ソファで横になっていたわ」



    「眠っていたのか?」



    「『疲れたから少し休ませてください』って…美由紀さん 何も着てなかった…」



    「もういい!わかった」



    接待の報酬はやはり身体だったのでしょう。自分から望んだのかどうかわかりませんが、妻はクタクタになるまで社長に弄ばれたに違いありません。



    ママが最後に言いました。



    「雄治さん 気をつけてね。あの人はただものじゃないから…」



    ママの意味深な言葉も耳に入らないぐらい私は興奮状態でした。

    しかし、今にして思えばあの時のママの言葉を素直に聞いていればよかったのかもしれません。



    ママの電話を切ると、私は社長の携帯にかけました。

    社長と連絡がとることができ、午前中なら会社にいるということでしたので、私は喫茶店を出て電車に乗り、社長の会社に向かいました。

    繁華街の外れにある社屋は3階建で、土曜日でしたので中は従業員もおらず静かでした。



    「どうぞ、中へ…」



    私が来るところをどこで見ていたのかわかりませんでしたが、入り口のドアを入ると奥の方から声がしたので私は中へ進みました。

    すると社長がソファに腰掛けて煙草を吸っていました。



    「ご用件伺いましょうか、私も忙しいので手短に願います」



    私は社長の真正面に腰掛けました。大柄の社長は私を見下ろすように見つめています。さすがに威圧感もありましたが、身体中から出てくるオーラのようなものがありました。

    負けてはいけない…こいつを何とかしないことには元の生活に戻れない…

    私は唾を飲みこんで言いました。



    「では単刀直入に言います。もちろん私のことは知っていると思いますから、敢えて自己紹介はしません。私の妻 美由紀とは今後一切会わないでください」



    すると社長は私のいうことが予めわかっていたのか、表情ひとつ変えず言いました。



    「それは…あなたの個人的な要求ですね」



    「そんなことはない、美由紀は何事もなければ普通に暮らしていたんだ。あんたがあの温泉旅行で美由紀を慰みものにしてしまったから…あんたさえいなければ妻は元に戻るはずだ」



    私はやや興奮しながら叫びました。社長に負けてはいけない…そう思うとつい声が大きくなってしまったのです。



    「確かにあの時はなかなかスタイルのいい奥さんをものにしてやろうと、入念に計画をたてその通りに楽しませてもらいました。しかし、帰ってきてからは私からアプローチするようなことはしてませんよ」



    「うそを言うな。じゃあ昨日のことはどうなんだ。美由紀に恥ずかしい格好をさせて男の相手をさせて、その後弄んだそうじゃないか!」



    まったく表情を変えない社長に対して、私はまったく落ち着きがなくなりました。



    「昨日は彼女が自分から来ましたからね。お手伝いできることがあるならしますって…」



    社長はそう言うと立ち上がって、ソファ近くの机の中から白い封筒を取り出してきて私の前に置きました。



    「なんだ?これは…」



    「まあ、中をご覧ください」



    社長は含み笑いをしながら言いました。

    社長の不適な含み笑いを見ながら私は前に出された封筒を手にしました。

    多分この中には妻に関する何かが入っているのでしょう。

    私は手が震えているのを感じながら、封筒の中身を見ました。



    「ああっ!」



    どんなものが出てきてもある程度の覚悟はできていましたが、実際目の当たりにしてしまうと落ち着いてはおれませんでした。



    封筒から出てきたのは1枚の写真でした。そしてそこには……何も身につけていない妻が写っていました。



    「こっ、これは…合成写真だろ!」



    私が思わず吐いた言葉は社長の笑いを誘うだけでした。



    「ははは…、ご主人困りますね。これが合成写真かどうか見ればわかるでしょう。それとも、もう奥さんの身体をお忘れになったんですか?」



    自分は美由紀の身体はすべて知っていると言わんばかりの言い方です。

    私は改めて写真を凝視しました。確かにここに写っているのは合成写真でもなんでもない、私の妻そのものでした。



    やや垂れ気味ではあるものの依然ふっくらと丸みを帯びたバスト、そしてその先端にあるこげ茶色の乳首、贅肉がつきかけたお腹にある妊娠線、Yの字に閉じられた股間に生い茂る陰毛……私の妻、美由紀に違いありません。



    「どうやら、納得されたようですね」



    何も言わなくなった私を見て、社長は勝ち誇ったように言いました。完全に主導権を社長に握られてしまった私は返す言葉が見つかりませんでした。



    写真に写っている妻は両手を身体の両側にきちんと揃えて真っ直ぐ立っていました。何のポーズも取らず、ただ真っ直ぐに立っているだけで今から身体検査を受けようとしているようにも見えました。

    カメラを見る妻の表情は、ほんの僅かに微笑んでいるようにも見え、無理矢理撮られたものではないようです。

    よく見るとバストの周りとお腹のあたりに下着の跡が残っており、少なくとも撮影する間際までは下着をつけていたことがわかりました。



    しばらく写真を見た後、私は少し落ち着きを取り戻し社長に言いました。



    「この写真は…どうするつもりなんだ?」



    社長はニンマリと笑いながら言いました。



    「さぁ、どうしましょうか?なかなかいい画像ですからね。ネットにでも公開すれば世の男性たちのオナペットかな(笑)。本当に奥さんはいい身体だ。これからますます熟したいい女になりますよ、きっと…」



    社長は私をバカにするような言葉を並べました。

    バカにしたような社長の言い方に、私は腸が煮えくりかえるほど腹が立ちましたが、言い返す言葉が出て来ませんでした。



    「ははは…ちょっと冗談が過ぎましたね。ご安心ください、どうもしないですよ。世間に公開するつもりもないですし。ご主人がせっかく来られたので見せてあげただけです。DVDに続く第2弾みたいなものです」



    私はあのいまわしいDVDを思い出しました。



    「…一体何をするつもりなんだ?何の目的があってDVDやこんな写真を撮ったんだ?」



    社長は一呼吸おいて口を開きました。



    「まあ、私の趣味みたいなものですよ」



    「趣味?」



    「そう、ただの趣味です。そこに、今まで私が堕してきた数十人の女のDVDや写真がありますけどご覧になりますか?」



    社長はソファの後ろにあるサイドボードを指差しながら言いました。DVDらしきものが何十枚も並んでいました。一体こいつは、この社長は何を考えているのかわからなくなりました。



    「それに…奥さんの変わりゆく姿を、ぜひご主人に見せてあげようと思ってましたから」



    「変わりゆく姿だって?自分から仕掛けておいてそんな言い草はないだろ!」



    妻が自ら変わろうとしている、自分は何もしていないような言い方をする社長にますます腹が立ちました。しかし、社長は相変わらず落ち着いていました。



    「先ほども言いましたが、温泉旅行から帰ってきてからは、私から奥さんを誘うようなことはないですよ。そのヌード写真は旅行から帰ってきた夜に撮影しましたが、奥さんが私に会いたいと言ってここまで来られたんですから」



    やっぱり…あの日妻は社長と会っていたのか…確か買い物があると言ってどこかへ行ってしまいましたが、やはり社長と会っていたのです。



    「本当に…妻が自分から会いたいと言ったのか?」



    社長は黙って首を縦に振りました。



    「それで…ここに連れ込んで…あの夜と同じことをしたのか…?」



    社長はニタッと笑いながら言いました。



    「連れ込むなんて…人聞きの悪いことを言わないでくださいよ。奥さんが家に帰る気にならないって言うから、とりあえずここに入れてあげたんですよ」



    「なら…なぜ…ヌードになんか…?」



    「奥さん、自分から脱ぎましたからね…もう1度ゆっくり見てくださいってね…」

    「美由紀が…自分から? そんなバカな…信じられるか!」



    「まあ、別に信じてもらわなくて結構ですよ、他に誰もいませんでしたから証人はいませんけど事実ですから」



    社長は余裕の表情でした。



    「美由紀を脱がして……また慰めものにしたんだな?」



    社長は再び笑いながら言いました。



    「それはご想像にお任せしますよ。どうせ信じてもらえないようですからね(笑)」



    社長の言葉が終わらないうちに、私は手に持っていた妻のヌード写真を破りました。真っ二つに破り、破ったその二つを重ね合わせてまた破り、粉々にしてテーブルの上に置いて立ち上がりました。



    「もういい!とにかく今後美由紀には近寄らないでくれ」



    相変わらず余裕の表情の社長は、私を見上げながら言いました。



    「ええ、こちらからはね…」



    「俺たちとあんたたちとはそもそも人種が違うんだよ、人種が」



    「人種?」



    人種と言う言葉に社長が反応し表情が変わりました。私は一瞬言い過ぎたと思いましたが、もう後には引けません。私はそのまま逃げるようにして帰りました。

    一変した社長の表情が気になりましたが、とにかく家に帰って妻と話し合おうと思いました。





    昼過ぎに帰宅すると、妻が1人でリビングでテレビを見ていました。本当に自分から社長の前でヌードになったのか…普段のままの妻を見ると信じられませんでした。



    「…仕事じゃなかったの?」



    妻はややびっくりした表情で私を見ました。私は妻の問いには答えずに、妻の正面のソファに座ると、テレビを消して言いました。



    「さっき社長に出会ってきた。今後美由紀には近づくなと言ってやった」



    「……そう……」



    妻は一瞬驚いたような顔をしましたが、すぐに無表情な顔に戻りました。相変わらず何も考えていないような態度の妻に腹が立ちましたが、私は落ち着いて言いました。



    「俺がスナックのママと浮気をしていたことは謝るよ、本当に悪かったと思ってる。だか、美由紀はちょっとひどすぎないか?さっき社長のところへ行って、お前のヌード写真を見せられたよ。温泉旅行の時に社長に弄ばれているお前の淫らな姿も見せられたし…お前が昨日スナックで恥ずかしい姿で接待していたことも知っている。

    一体これからどうするつもりなんだ?俺と離婚して社長のところへ行くのか?俺とお前と洋介の3人の生活を捨てて、すべてを捨ててしまうのか?どうなんだ…はっきり言ってくれ!」



    「ワーッッッ!!!」



    私の言葉を聞きながら、涙が溢れ出てきた妻はその場に泣き崩れました。

    まさに号泣でした。妻は声を上げて泣き続けました。私はなんと言っていいかわからず、妻が泣き止むのを待ちました。



    数分余りの間妻は泣き続け、ようやく涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を上げました。



    「…落ち着いたか?…美由紀の本当の気持ちを聞かせてくれ…」



    妻は涙を拭きながらようやく話し始めました。



    「私……あなたと別れるつもりなんかないし……これからもずっと洋介の母親でいたい……」



    妻の言葉を聞いて、私は飛び上がりたいぐらいうれしくなりました。やっぱり美由紀は、私の妻であり、洋介の母親なんだと…



    「…でも…」



    「でも?どうしたんだ…?」



    「私…あの社長に何回も抱かれたのよ、あなたに言えないぐらい…」



    私はDVDやヌード写真、そしてスナックの前でのお尻が半分見えた妻の姿を一瞬思い出しましたが、それを振り払うように言いました。



    「それは、お互い様だ。俺だってママを何度も抱いてしまった。もう終わったことは忘れよう。これからのことを考えればいいじゃないか」



    「あなたの浮気はすごく嫌だったし許せなかったわ。でも、私はそれ以上に……社長と……」



    私は気になっていたことを聞きました。



    「お前、まさか…妊娠はしていないよな?」



    妻が返事をしてくれるまでかなり時間があったような気がしました。



    「…わからない…わからないわ……」



    妊娠なんか絶対していないという返事を期待していた私にはややショックな言葉でした。



    「中に…出されたこともあったんだな?」



    「……うん……もし、妊娠してたら……?」



    「……もちろん…堕ろしてもらうよ。もしそうなら確かにショックだけど…美由紀に対する思いは同じだ」



    「……ありがとう……」



    妊娠しているかもしれない…妻の前では強がって言いましたが、私は心の中では動揺していました。妻は今まで何をしてきたのか、されてきたのか……

    私は聞きにくいことを思いきって言いました。



    「美由紀、今までのことを聞かせてくれ。俺はDVDやヌード写真を見せられたり、ママからもいろいろ聞かされたけど本当のことがわからないんだ。どうも騙されているような気がするし……一体どんなことがあったんだ?」





    妻は意を決したように、ポツリポツリとあの温泉旅行の夜のことから語り始めました。

    妻はなかなか多くを語ろうとはしませんでした。ただ、それは無理もないことです。自分の淫行を曝け出すようなものですから。

    夫である私の手前、言い難いことも多々あったと思います。でも私は妻のことがすべて知りたいし、どんなことでも受けとめるつもりでしたので、絶対怒らないから全部言ってくれと言いました。妻も徐々に生々しい話を始めました。



    私が最初に驚いたというか、やっぱりと思ったのは社長とママが裏でつながっていたということです。なぜそれがわかったのかは後にして、妻が語った話をここで公開したいと思います。

    うまくその場の雰囲気を伝えられるか自信がありませんが、つまらなければご容赦いただきたく思います。







    温泉旅行の夜、社長の部屋で妻が眠ってしまったのは以前お話した通りです。私とママの浮気を知らされ、涙を流しながら社長に慰められ、社長と話をしながら前に置かれた水割りを飲むうちに深い眠りに入ってしまったのです。

    妻の話では、水割りの中に何か入っていたのではないかと思うぐらいに妻は眠ってしまい、気がついた時は奥の部屋で全裸にされ、社長が上から覆い被さり唇を塞いでいたのでした。

    部屋の隅にビデオがあることもわかったようですが、私への当てつけもあったようでそのまま社長を受け入れたとのことでした。



    この後はあの凄まじい拷問SEXが繰り広げられます。社長の部屋で飲んでいた時から、下着越しに社長の下半身の大きさを目の当たりにしていた妻は、正直なところ興味があったようです。自分より年下の男性、しかも逞しい巨根男性に抱かれてみたい……

    私の浮気への腹立たしさも手伝って、何の抵抗もせず濃厚な性行為に身を任せてしまったようですが、予定外だったのはその大きさでした。

    子宮を押しのけて内臓にまで達するような長さ、そして膣の中を掻き出すような太さ、バックから突かれて凄まじい激痛が身体を駆け抜け、妻は気を失ってしまいました。

    しばらくして気がついてからも、次は指で掻き回され生まれて初めて失禁したとのことでした。

    DVDは確かその途中で途切れていましたが、妻はその後も撮影されていると思っていたようです。



    ほとんど失神状態だった妻はその後しばらく眠ったようでしたが、目が覚めた時に社長に抱かれていることがわかりました。お互い全裸のままで、社長は全身を妻の身体に密着させていました。

    先ほどまでの強引な態度ではなく、社長は年上の妻に少し甘えるように愛を囁き始めました。



    『すまなかった…許して欲しい、だが あんたのこと本気で好きになってしまった』



    『ご好意はうれしいですが、私には主人も子供もいます。それに、主人は一緒に旅行に来てますから…』



    『そんなことは百も承知さ。それをわかった上で言っている。旦那と別れろとは言わないけど、俺の女になって欲しい』



    一方的に愛を囁く社長……年上の男に言い寄られて悪い気はしない妻は、社長の顔が近づいてくると唇を重ね合わせました。

    やがて再び社長の巨大なものが妻の中に侵入していきました。



    またもや激痛に襲われる妻…しかし激痛を伴いながらも、少しずつ妻の身体は変化していってしまったようです。

    社長のゆっくりとしたピストン運動を受けるうちに、激痛がやがて心地よい痛みに変わり……今まで感じたことのない官能の世界へ妻は徐々に堕ちていきました。

    まだ1度も射精していない社長もさすがにその時が近づいてきたのか、ピストン運動の速度が徐々に上がり始めると、妻は社長の首に両手を回し、自分から社長の舌を貪るように吸い始め、両足を社長の腰に絡めて、子宮の奥を突き刺す快感に酔いしれてしまったのです。

    そして……社長が妻の中に大量の精子を放出しました。

    社長が妻の中で射精した…



    やはり、いざ妻の口から聞くとショックでした。

    両手を首に回し足を絡めるようでは、抵抗すらしていないのでしょう。

    社長は、膣の奥深く挿入し子宮を押し込むような状態で射精したようです。

    膣の中で社長のものがヒクヒクと何度も脈打つのがはっきりとわかったらしく、大量の精子が妻の身体に注入されてしまったのでした。



    『俺の身体に馴染んできたみたいだな』



    射精した後も挿入したまま、社長は妻の髪の毛を撫でながら言いました。



    『…社長さんのすごく大きいですから、まだ痛いです。でも…ちょっぴりですけど感じてしまいました』



    『これからもっとよくなるよ。美由紀の中には俺のDNAがいっぱい入ったからな。俺の女さ』



    しばらく2人はつながったままでしたが、やがて社長はゆっくりと起き上がりながら極太棒を抜くと、妻の背中に手を入れて抱え上げました。

    そして左手一本で妻を抱いたまま、奥の部屋を出てリビングに入りました。

    リビングにあった大鏡に2人の姿がうつり、妻はこの時初めて社長の背中に刺青があることを知りました。

    さすがに恐怖心も覚えたようですが、それ以上に刺青の男性とセックスをした背徳感のようなものが、逆に妻をさらに堕落させていったのでした



    出典:妻

    リンク:勃起


     


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