【友達と】第二次性徴期と私【エッチ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【友達と】第二次性徴期と私【エッチ】


    第二次性徴期と私 01
    私の父は、とある貿易関係の会社に勤めています。
    父のお仕事の都合による転勤で、子供の頃に私は引越しを3回経験しました。
    最初は、私がもの心つく前。
    これは、私には記憶がありません。
    次が小学校4年生のとき。
    そして、今回のお話の始まりとなる、私が小学校を卒業したとき、です。
    自分で言うのは、とてもはしたないのですが、私はかなり裕福な環境で育ちました。
    父と母の実家がそれぞれ、大きなお屋敷でしたから、その援助もあったのかもしれません。
    でも、父は、朝早く仕事に出かけて行って、夜遅くに帰ってくる、という生活をずっとしていました。
    すごくがんばってお仕事しているのは、子供の私にもわかりました。
    父は、娘の贔屓目をさしひいても、ハンサムでした。
    目鼻立ちのはっきりした整った顔をしていて、背も高く、からだつきは細身だけれど、がっしりしていました。
    幼い頃の私は、8時か9時にはもう眠っていましたので、一週間のうち父の顔が見れるのは、日曜日のお昼過ぎからだけでした。
    私はそれがとても待ち遠しくて、父が起きる頃になると、父と母の寝室に駆けて行き、寝ている父のお布団の上に飛び乗ったものでした。

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    そんな私を、眠そうな目をこすりながら抱き上げて、高い高いをしてくれる父が大好きでした。
    父と母は、大学の頃にレジャー系サークルで知り合い、5年間交際してから結婚したと、母から聞いていました。
    父との交際時代の思い出を、少し照れながらも嬉しそうに話してくれる母も大好きでした。
    小学校の卒業式を終えた翌日に、私たち家族は新居に向かいました。
    今度のお家は、新築の一戸建てです。
    父の転勤もこの先はなさそうだ、という見通しがついたので、東京近県のベッドタウンに、思い切って新築したものでした。
    広い敷地に大きく芝生のお庭をとった、洋風でかわいい感じのお家でした。
    中に入ると、広いリビングとダイニング、お庭にはウッドデッキまでしつらえてあります。
    親子3人で住むには、いささか広すぎる感じもしました。
    私が、思ったままにそんな素直な感想を言うと、
    「でも、ひょっとしたらもうすぐ、なおちゃんの弟か妹がやってくるかもしれないでしょ?」
    母が、照れたように笑いながら言ったのを、今でも思い出します。
    順番にお話します。
    小学校高学年から中学生時代の私の趣味は、読書でした。
    きっかけになったのは、小学4年生のときの引越しです。
    引越してしばらくは、お友達もできなかったので、家に早く帰っては、それまで両親が買ってくれていた本を全部もう一度読み返していました。
    子供向けの文学全集みたいなやつです。
    低学年の頃に、一度ずつくらいは読んでいたはずですが、理解力が違います。
    それからすっかり、『私じゃない誰かの物語』 の世界で遊ぶことにはまってしまい、学校でも、自然と一人で本を読んでいることが多くなりました。
    そんな内気な転校生の私でしたが、毎日学校に通っていれば、だんだん新しい環境にもなじんできます。
    夏休み前までには、おしゃべりしたり一緒に遊ぶお友達が何人かできていました。
    そして、お友達との交流とは別枠で、知的好奇心を満たす趣味としての読書の習慣も私の中に定着していました。
    面白そうだと思った本を、手当たりしだい、学校の図書室や町の図書館で借りたり、自分のおこずかいで買ったりして、ひまさえあれば読んでいました。
    母は、私が本を買いたいと言うと、いつも黙ってお金をくれました。
    その代わり、どんな本を買ったのか、ちゃんと報告すること、がルールでした。
    でも、母は一度も、私が買ってきた本に関して注意めいたことを言いませんでした。
    少女マンガを買ってきても、今思えばちょっと猟奇的な場面が多い推理小説を買ってきたときも、
    「読んでおもしろかったら、私にも貸してね」
    と、笑っていました。
    そして実際、私の買ってきた本を、母は、ほとんど読んでいたみたいです。
    6年生になる頃には、ベストセラーになった大人向けの本なども普通に読んでいました。
    私がムラカミハルキさんの本を買ってきたときの、母の言葉を覚えています。
    「あら、なおちゃん。その本なら、私持ってたのに。きれいなお話よ。ちょっとえっちだけどね」
    たしかにえっちでした。でも、すごくロマンティックなお話でした。
    登場人物の一人の名前が、私と同じだったこともあり、感情移入してしまい、何回か読み返したほどでした。
    性的なシーンでは、もちろん当時の私に具体的なイメージを描くことはできませんでしたが、なんとなくきれいで、儚い、肌色な映像を思い浮かべていました。
    男性と女性が愛し合うと、自然とそういうことをしたくなるんだろうな、と素直に受け入れていました。
    ムラカミさんの本だけでなく、他の作家さんの小説にも、ときどきその手の性的なシーンが描かれていていました。
    そして、後から思えば幸いなことに、それらはすべて男女の愛あればこそ的な、愛情の確認のためのセックス描写ばかりでした。
    そんなふうに、読書を通じて性的なものに『耳年増』 状態となっていた私は、それに対する好奇心と期待感のほうが、その年頃の女の子にありがちな、セックスや、えっちなことに対する嫌悪感よりも、上回っていたように思います。
    だから、あの日母に、弟か妹うんぬん、と言われたときも、あ、やっぱりしてるんだな、くらいにしか思いませんでした。
    父と母がセックスしている、ということは、彼らが愛し合っている証拠なのですから。
    その頃に思い当たったことなのですが、実際、父と母は、頻繁にセックスしていたみたいです。
    小学校4年生から6年生まで、私たち家族が住んでいたのはマンションでした。
    家族向けのけっこう広い賃貸で、一応、部屋はリビングを除いても4部屋あり、父、母、私に一部屋づつ、残りの一部屋は畳の部屋で、客間と呼んでいました。
    4年生の頃、夜中にオシッコがしたくなって、その客間の前を通ったとき、なにか、がさごそする音を聞いたことがありました。
    翌朝、母にそれを告げると、母は笑顔で、
    「ああそれね。あのお部屋には、我が家の神様が住んでいるの。なおちゃんには、見えないけど、ずっとおしゃかさまみたいに座った形でフワフワ浮いて、なおちゃんを見守ってくれているのよ。夜だけ、下に降りてきて、ちょっと運動をなさるの。だってずっと浮いてたら疲れちゃうでしょ」
    しれっと言ったものでした。
    それを、つるっと信じてしまった私は、それからもたまに聞こえていたその音を、ぜんぜん気にしなくなっていました。
    「あ、今日も神様いるな」
    なんてくらいにしか。
    親が親なら、子供も子供ですね。
    休日の昼下がりに、私とさんざん遊んだあと、父がふっと、いなくなることもありました。
    そして、15分後くらいに、父から家に電話がきて、母が私に告げます。
    「パパが、今、会社の人と会ってて、大事なものをお家に忘れてきちゃったんだって。ママ、車で届けてくるから、しっかり、お留守番、お願いね」
    みたいなことを。
    母も出かけていき、夕方にケーキを持って、二人で車で帰ってきます。
    一月に一回か二回、そんなことがありました。
    もちろん、二人が出かけていくときに、いろんな言い訳があったと思いますが、いちいち覚えていません。
    でも、いくら鈍い私でも、それが半年もつづけば、なんかパターン化しているのくらいはわかりました。
    そして私は、そのパターンの日は、ケーキが食べられる日、と喜んでいました。
    そんな謎も、小学校6年のその頃には、解けていました。
    二人はきっと、国道沿いにあるラブホテルまで行っていたのだと思います。
    たまには、大きな声出して、やりたいですものね。
    そしてその頃、私のからだに大きな転機が訪れていました。
    胸が、かすかにふくらみはじめたのが、小学校6年生になった頃。
    乳首に、なんかひきつるような痛みを感じることが増えて、お風呂の時に毎回、脱衣所の鏡でチェックしていると、日に日に乳首がちょっとずつ大きくなっているような気がしました。
    そのうち胸全体も少しずつふくらんできました。

    第二次性徴期と私 02
    そして、もうすぐ小学生最後の夏休みというある日。
    ひさしぶりに母と一緒にお風呂に入っていたときに、
    「あら、なおちゃん。生えはじめたのね。おめでとう」
    という、母の言葉で、私のアソコにうっすらと毛が生えてきていることを知りました。
    あわてて自分のアソコを覗き込むと、たしかにスジの割れはじめあたりにうっすらと、産毛ではなく、もっと色の濃い毛がぽつぽつと、生え始めていました。
    私はなんだか、すごく恥ずかしくなって、きっと泣きそうな顔をしてたんだと思います。
    「恥ずかしがることはないのよ。なおちゃん。大人に一歩近づいたんだから」
    「あなたも、もうすぐママみたいなセクシーボディのステキな女性になるわよ」
    おどけた声でそう言って、母は私の前に全裸で立ち、上半身を反って形の良いおっぱいを前に突き出し、片手を頭の後ろ、片手を腰に当てて、片脚をくの字に曲げた、よくある『セクシーポーズ』 をとりました。
    母とは、小さい頃からよく一緒にお風呂に入っていましたが、あんなにまじまじと母の裸を至近距離で見つめたのは、初めてでした。
    女性の裸って、キレイなんだなあ、って思いました。
    そして、毛が生えてきた、と指摘されたとき感じた恥ずかしさが、昔なにかのときに感じた恥ずかしさとよく似ているな、と思いました。
    すごく恥ずかしいのに、下半身から、なんだか気持ちいい電流みたいなのが、からだ中にじーんと駆けめぐる、そんな恥ずかしさ・・・
    今私はこれを、自分のマンションの部屋で全裸のままPCに向かい、打っているのですが、今思うと、私のからだは、あの時見た母の裸にそっくりです。
    なんて言うと、私のからだはきれいなのよ、って、自分で言ってるみたいで、はしたないのですが・・・
    下の方がぽってりしてるおかげで、ちょっと垂れ気味な、まあるくて弾力のある乳房。
    白い肌にくっきり浮かぶ若干広めな乳輪と、ツンと上向きで長めな乳首。
    そして、下半身に狭く三角形を作る、縮れの少ない薄めな陰毛。
    あらためて自分のからだを見てみると、私のからだの特徴は、全部、母から受け継いだものでした。
    あの頃の母は、今の私より10いくつ歳上だったはずですから、プロポーションを維持するために、ずいぶん陰で努力していたんだろうなあ、と思います。
    私もがんばらなくっちゃ・・・
    と、話がズレました。
    初潮が訪れたのは、中学校の入学式を2日後にひかえた日の夕方でした。
    家にいたので、まっ先に母に伝えると、
    「おめでとう、なおちゃん。あなたは、もう女の子じゃなくて、おんな、よ」
    と、私の手を握り、抱き寄せて頬ずりくれました。
    その日の夕食は、私の大好きなオムライスでした。
    ケチャップの文字で「なおちゃんLOVE」 と書いてありました。
    小学校5年の終わり頃に、放課後女の子だけが集められて開かれた講習会を、ちゃんとまじめに聞きましたから、だいたいの心がまえは出来ていました。
    その後、自分でも本でいろいろ調べたりして、ついでに知った、『あるお楽しみ』 のために、初潮が来るのを心待ちにしていたと言ってもいいでしょう。
    でもやっぱり、自分のアソコから血が出ている・・・っていうのは、びっくりするし、なんか不安になります。
    最初の生理が始まって終わるまで、私はヒマさえあれば、学校でも家でも、ナプキンをこまめに変え、トイレやものかげで、こっそりスカートをめくり、母が用意してくれた生理用ショーツのゴムをひっぱって、出血が止まっていないか確認していました。
    そんなわけで、中学校の入学式は、生理まっただ中での出席でした。
    一緒に来てくれた母と別れてから、クラス分けを見て、新しいクラスの教室に入ります。
    遠くの町から転居してきた私には、見事に全員知らない顔です。
    他の子たちはみんな、地元の小学校から上がってきていますから、一人や二人、知っている顔がいるようで、がやがやとおしゃべりをしています。
    私は一人だけ無言で、ぽつんと座っています。
    すごく不安になっていました。
    クラスでずっと一人だったらどうしよう・・・
    小学4年生の転校のときを思い出してみます。
    あの時は、一応先生が『転校生』 として紹介してくれましたから、みんなも気を使って話しかけてくれて、比較的早くなじめました。
    でも今回は違います。
    いきなり私だけがよそ者です。
    みんなが、あれ誰?、とヒソヒソ話してるような気にさえなってきました。
    不安と恥ずかしさで、胸がすごくドキドキしていました。
    そして、これは後になって気づいたことですが、私の性的なむらむらは、大きな不安や恥ずかしさ、みじめさを日常の場で感じたときに、スイッチが入りやすいみたい。
    それはどんどん、えっちで淫らな妄想に姿を変えて私の中でふくらみ、ときには現実世界にまで暴走してしまい、今までも何度か、後で思い出すと、何であんないやらしいことができたんだろう?、と赤面してしまうようなことを、やらかしてきました。
    中学のクラス担任になった先生が、何かお話している間、私は、目先の不安から目をそらすように、生理後にやってくる『あるお楽しみ』 のことばかり考えていました。こうしている間にも、生理が終わっているのではないかと確認したくて、その場でスカートをまくり上げ、ショーツを下ろしてみたくて、たまりませんでした。
    私の初めてのお客さんは、4日で去っていきました。
    私の胸が少しずつふくらみはじめた頃から、私の知的好奇心は、えっちなこと、性的なことに大きく比重が傾いていました。
    ティーン向けの月刊誌やレディースコミックっていう女性向けマンガ雑誌には、そういうえっちなことが、たくさん載っているらしいことは知っていましたが、小6女子な私には、恥ずかしくて買えません。
    それに、その町の本屋さんで私は、何冊も小説や少女マンガを買っているので、店員さんにも顔見知りの人が何人かいます。
    なので、立ち読みもできません。
    結局、一番の情報源は町の図書館でした。
    図書館の『医学』 のコーナーにこそこそ行って、性器の図解をながめたり、セックスの項目を調べたり・・・。
    でも一番役に立ったのは、子供向けの悩み相談を集めた本でした。
    そこには、学校での悩みとか、家庭での悩みなんかにまざって、からだの悩み、の項目がありました。
    女の子向けの編集なので、女の子のことしか載っていないのも私向けでした。
    初潮が来ない、とかアソコの毛が濃い、みたいな悩みと、その答えを夢中で読み耽りました。
    その『悩みシリーズ』 の本は、3巻までありました。
    借り出したいのですが、貸し出しカードのところに私の名前が書かれてしまうのも恥ずかしく、その本をみつけてから三日間くらい毎日、学校が終わると、まっすぐ図書館に飛び込んで、一時間くらい飽きもせず、その3冊の同じ項目、つまり、えっちなところだけを何回も読みかえしました。
    その本によって知った新しい知識が『オナニー』 という行為。
    オナニーに関して重要と思われる知識を、私は勉強のノートに、すごく小さな字で書き留めました。
    「初潮が来ると、性欲を感じるようになる」
    「性器の周辺や、胸をやさしくマッサージすると、気持ち良くなれる」
    「汚れた手でしてはいけない。ちゃんときれいに洗うこと」
    「ワレメに無理に指を入れると、中を傷つけるので、注意」
    「気持ち良くなると、奥からオシッコではない、ぬるぬるした液が少しずつ出てくる」
    「そうなったら、指が入る」
    「オシッコの穴の上にある突起がクリトリス」
    「クリトリスが一番敏感」
    「胸もアソコも、あまりさわりすぎると黒ずんでくることがあるので、やりすぎないこと」
    ノートの切れ端を小さく折りたたんで、定期入れの中に入れて持ち歩いていました。
    そして、何かつまらないことがあったときとかに取り出し、そのメモを何度も読み返しながら、私は、初潮がやって来るのを心待ちにしていました。
    初潮が来て、中学生になった私は、生理の間中、何度も何度もそのメモを読み返して過ごしました。

    第二次性徴期と私 03
    初めてのオナニーに挑戦したのは、生理がひけて4日後の土曜日の夜でした。
    もちろん、生理後すぐに、やる気まんまんでした。
    でも、生理自体が初めての体験です。
    ショーツは汚れなくなっていましたが、本当に終わったのか私にはわかりません。
    つい前の日までは血を流していたんです。
    がまんして、様子を見ているうちに3日たっていました。
    夕食のあと早めにお風呂に入って、パジャマに着替えました。
    母はリビングで映画を見ていました。
    けっこう大きい音を出して見ていました。
    父は出張中で帰ってきません。
    「ママ、私宿題やってから、寝るね」
    「そう。おやすみー」
    「おやすみなさい」
    自分の部屋に入り、一応鍵をかけます。
    わくわくしています。
    自分の姿が映ると恥ずかしいので、鏡を裏返しにします。
    部屋の電気を二段ほど暗くして、ベッドの中央に座りました。
    キッチンからこっそり、ウエットティッシュを5枚くらい持ってきていました。
    両手の爪も短く切りそろえてあります。
    まず、パジャマの上のボタンを全部はずして胸をはだけ、下は足首まで下ろしました。
    ショーツはそのままで、仰向けにベッドに寝転び、上半身だけ起こします。
    両脚は、膝を立ててちょっとだけ開きました。
    両手を入念にウエットティッシュで拭ってから、左腕を胸をかばうような形に置き、右手はショーツの上から、手のひらでアソコを包み込むような感じに置いて、右手と左腕を同時に上下にサワサワと動かしてみました。
    しばらくそうしていましたが、くすぐったいのが気持ちいいといえば気持ちいい、のかな?みたいな感じです。
    そこで今度は、アソコに置いた右手を、軽く全体を握るようにモミモミ、胸は、左手のひらで右の胸、左の胸と、交互にモミモミしてみました。
    その状態でしばらくつづけていると、なんだか、からだ全体がふわっとしたような、くすぐったさとは違う、不思議なむずむず感を覚えました。
    なんとなくいい気分。
    そうか、これがオナニーなんだ、と思いながら、少しモミモミの速度を上げると、気持ち良くなるにつれて、アソコの奥から、じわっと、何か液体がにじみ出ててきたような感覚がありました。
    この感覚は、つい最近初めて味わったもの・・・
    そう、生理のときに血が出始めたときの感覚です。
    「えっ!?」
    私は思わず、大きな声を出して、両手の動きを止めました。
    また、生理になっちゃうの!?
    おそるおそる右手をショーツのアソコからはずしてみます。
    ショーツは別に汚れていません。
    まだ少量の出血なのでしょうか?
    アソコに指を入れて確かめるわけにもいきません。
    そのとき、ひらめきました。
    さっき感じていた、むずむず感はオシッコをしたいときの感覚に似ていました。
    私はオシッコをしたいのかもしれません。
    そうだ!トイレに行って、見てみよう。
    パジャマの前がはだけたまま部屋を出て、2階のつきあたりのトイレに駆けこみました。
    パジャマの下をショーツごとずり下げて便座に座り、オシッコする体勢に入りました。
    出ません。
    さっきのむずむずの余韻はあるのに出ません。
    私は、便座に座ったまま、自分の裸のアソコを覗き込みました。
    この頃には、私の陰毛は、密度は薄いながら上から見ると狭い逆三角形に生え揃っていました。
    私は、ぐいっと上半身をかかがめて、アソコを覗き込みながら、大きく両膝を開いてみました。
    ワレメの綴目が少し開きました。
    何か内臓を思わせるようなピンク色の内部が、全体に濡れたようにテカっています。
    私が、自分のアソコの内部を見たのは、たぶんこれが初めてでした。
    ちょっとキモチワルイと思いましたが、ちょっとキレイとも思いました。
    血が出ている様子は、ありません。
    私は、思い切ってさわってみようと、右手の人差し指をそろそろ近づけていきました。
    そこに触れるか触れないかまで来たときに、指先に何かぬるっとした、透明な液体がつきました。
    そうか。
    これが気持ちいいときに出る液なんだ。
    なんだかほっとして、力が抜けました。
    やっぱり、私は気持ち良かったんだ。
    今日はもうこれでいいかな・・・
    興奮が醒めてしまい、ちょっと眠くもなってきたので、この先は、また日をあらためて挑戦することにしました。
    このままだと、なんだかキモチワルイので、オシッコを拭く要領でトイレットペーパーをオシッコの穴より、ちょっと下にあててみました。
    なんか、ぬるっと、指がアソコの内部に入る感触があります。
    しばらくペーパーで押さえつけてから、ゆっくりとアソコから離して行くと、液がアソコとペーパーの間でツーーッと糸を引いている感覚がありました。
    ふと気づいて、トイレの洗浄装置のうち、まだ使ったことのなかった『ビデ』 を使ってみようと思いました。
    確か、これはアソコを洗うためのもの。
    お尻用のは、いつも使っていて、その、こそばゆさがすごく好きでした。
    スイッチを押してみると、お尻の穴よりちょっと前の部分に、ぬるま湯がシュワシュワと当たります。
    あ、これも気持ちいい。
    これなら、ぬるぬる液も洗い流されるでしょう。
    しばらくあてた後、スイッチを切りました。
    これからは、ビデも使うようにしよう。
    そう決めました。
    洗われてキレイになったはずのアソコをペーパーで軽く拭いてから、ショーツとパジャマを上げました。
    その後、なんとなくオナニーに再挑戦する気になれず、気がつけば4月下旬からの連休に突入していました。

    第二次性徴期と私 04
    その年5月の連休後半は、6連休でした。
    父は珍しく、その初日から三日目までまるまる休めることになりました。
    引越してきてから、まともに休める日が数日しかなかったので、新居の中は、母がいろいろと整理してはいたみたいですが、ほとんど手つかずでした。
    なので、この連休に家族みんなで片付けてしまうことになりました。
    初日は、車で近郊のターミナル駅に行き、家具や調度品、食器、食料品などをたくさん買い込みました。
    そのとき私は、その後とても長いおつきあいになる、移動式の大きくて洒落た姿見を買ってもらいました。
    その姿見を買うときに母が私に言った言葉は、ある意味、私のその後を暗示していました。
    「なおちゃんもこのあいだ大人になったのだから、これからは誰にいつ見られても恥ずかしくないように、お風呂上りとかに、この鏡で自分のからだをチェックなさいね」
    「女の人はね、誰かに見てもらうことで、キレイになっていくの。だから最初はね、自分の目で自分をよーく見て、キレイなれるように努力しなくちゃね」
    そして、これは私からのおねだりで、私の部屋用に20インチのテレビとDVDレコーダーを買ってもらいました。
    そもそも私は、数年前から、ほとんどテレビは見ていませんでした。
    テレビを見るなら小説を読んでいたほうが、ずっと楽しかったからです。
    母もテレビの放送はめったに見ず、私がいない平日の昼間のことはわかりませんが、テレビがついているときは、ほとんど母が近所のレンタル店で借りてきた映画のDVDが流されていました。
    母は、気に入った映画があると一日中、音声を絞って流しっぱなしにしていたようです。
    それで夕食後、
    「なおちゃん、これ面白かったわよ」
    って言われて、私もヒマなときとかには、一緒に見ていました。
    母が借りてくるのは、洋画の恋愛ものやコメディが多く、中にはセクシーなシーンが長くつづくようなものもありました。
    そういうときは、私のほうがちょっと気恥ずかしくなって、横目でちらっと母のほうを盗み見したりしました。
    母はいつも、たぶん昼間に一回は通して見ているでしょうに、真剣に見入っていました。
    「ねえ、なおちゃん。この子のおっぱい、きれいよねえ?」
    なんて、ときどき言いながら。
    そうしているうちに、私の趣味に映画鑑賞も加わりました。
    中学生になって、英語を習いはじめた頃でもあったので、英語の台詞の、もちろん真剣に字幕を読まないとストーリーがわからなくなってしまうのですが、映画を見ている自分がなんとなくカッコイイ気もしていました。
    あと、母の手前、あまり食い入るように見ることができなかった、セクシーシーンのある映画をこっそり一人でもう一度見てみたい、というもくろみもありました。
    パソコンもできれば欲しかったのですが、高校生になってから、という父の意見でおあずけとなりました。
    二日目は、届いた家具などのレイアウトやお掃除で一日暮れてしまい、やっと三日目に普通ののんびりした休日がやってきました。
    おだやかに晴れた日で、家族3人でお庭をブラブラしたり、おのおのの部屋を見てまわりました。
    そのとき、初めて入ったのは、まず、父の部屋。
    大きな本棚がしつらえてあって、本がぎっしり詰まっていました。
    ただ、それは小説とかではなくて、なにやら難しげな専門書のようでした。
    そしてベッドと立派な机。
    机の上には大きなモニターのパソコンが置いてありました。
    そして、その隣の父と母の寝室。
    広々として立派なベッドが奥の窓際にあって、その脇には、母が使うのであろう、細かい装飾が綺麗に施された大きめな木製の折りたたみ式三面鏡台。
    入口側には、小さめなホームバーのセットとお酒の瓶とグラスが並ぶサイドボード。
    小型のオーディオセットに大きめの籐椅子が二脚。
    ベッドサイドにはアクリル製のオールシースルーな移動式テーブル。
    そして、どっかで見たことあるような綺麗で大きな裸婦画が壁に一枚。
    全体の色合いがシックに統一されていて落ち着いた雰囲気ながら、なにやら複雑な動きができる間接照明とともに、子供の私でも感じるくらい、なんとなく艶かしい空間でした。
    もうこれで、休日のケーキのお楽しみはなくなったな、と思うと、ちょっぴり残念な気もしました。
    次の日の夕食後、
    「この3日間、はりきりすぎて疲れちゃったから、早めに寝るわ」
    母は、そう言って、すぐにお風呂に向かいました。
    父は今日から出張で4日間帰りません。
    私は、食事の後片付けを終えた後、自分の部屋に戻って、休みの間手をつけていなかった英語の宿題を片付けてしまうことにしました。
    だんだん解いていって、わからない単語が出てきたとき、英語の辞書を学校に置いてきたままなことに気がつきました。
    パタパタと階下に降り、母を探します。
    母は、ダイニングの食卓に座り、ネグリジェのままテーブルに頬杖をついて、ぼんやりしていました。
    「ねえ。ママ、英語の辞書持ってない?」
    「英語の辞書?」
    母はしばらくぼんやりと考えているふうでしたが、やがてアクビしながら、
    「パパのお部屋にあるんじゃない?」
    どうやら、ビールかなんか飲んでたようです。
    「入っていい?」
    「いいわよん。ママもう眠くなっちゃたから、そろそろ寝るわ。お風呂入ったら、ちゃんと火消してね。あとお部屋の電気もね」
    母は、本当に眠たそうに、ふんわりしていて、その目元が上下にあつぼったくなっていて、すごく色っぽくてセクシーでした。
    私は、なぜだかそんな顔の母からあわてて視線をそらして、逃げるようにダイニングを出ました。
    「わかった。それじゃあ、おやすみなさい」
    私は、父と母の寝室の手前にある父の部屋のドアを開けて、電気をつけました。
    昨日の昼間にはじめて見た、父の本棚。
    今日あらためて見ても、その蔵書の多さは迫力があります。
    背表紙の文字もほとんど漢字ばかりで、なんとか概論、とか、なんとか研究っていうタイトルばかりでした。
    これ、本当に全部読んだのかしら?
    パパって、ああ見えて意外とインテリさんなんだ・・・
    なんて思いながら、英和辞典を探します。
    えーとえーと。
    下の棚から順番に探していくと、三段目の左端が辞書コーナーでした。
    広辞林、国語辞典、漢和辞典ときて、次が英和辞典。
    あった、あった、と思いながら、視線をまだ右にずらしていくと、和英辞典、フランス語辞典、スペイン語辞典、中国語辞典、韓国語辞典、ロシア語辞典までありました。
    英和辞典を抜いたあと、ロシア語の辞書ってどんなんだろうと思って抜いてみたら、その棚の本全体が左斜めに倒れて、右のほうにある本の裏に書店のカバーをかぶせた本が一冊、隠されているのが見えました。
    ははーんっ!
    あの父でも、やっぱりそういう本を隠し持っているんだなと思うと、なんかニヤニヤしてしまいます。
    辞典類をいったん全部外に出して、そのカバー付きの本を取り出しました。
    もしここに母が、「あったー?」 とか言いながら顔を出したら、「パパの秘密、みつけちゃったー」 なんて言いながら笑えるのにな、と思いながら、
    「さあて。パパはどんなのが好きなの?」
    小さな声で言って、わくわくしながら、適当なページをぱっとめくりました。
    そこに現われたのは・・・、

    第二次性徴期と私 05
    そこに現われたのは・・・、
    『・・・一面真っ白な雪の中、全裸で、おっぱいを上下からしぼり出すような形に荒縄で縛られ、アソコも、T字のパンツのような形で縄をされ、冷たそうな雪面に仰向けに寝かされて、こっちをじっと見ている美しい女性・・・』
    の写真でした。
    その女性の目線は、まっすぐに私に向けられています。
    眉根を寄せて少しシワを作り、苦しがっているような、すがるような、あきらめたような、悩ましげな視線で私を見つめていました。
    私の心臓が大きく、どくん、と波打ち、反射的にばっと、その本を閉じました。
    呼吸が荒くなって、肩も微かに上下しています。
    「えっ?これって何?」
    「なんでこの人、裸で縛られているの?」
    「雪の上に素肌って冷たそう・・・」
    「パパって、こういうのが好きなの?」
    脈絡もなく、いろんな想いが私の胸にうずまいています。
    私は、気持ちを落ち着けようと、しばらく目をつむり、呼吸がおさまるのを待ちました。
    そして、もう一度、その本を開こうと思いました。
    理由の一つは、その女性の姿がとても美しく思えたから。
    もう一つは、その女性の顔が、どことなく母に似ていると感じたから・・・
    その本は、とあるアダルトビデオ女優さんの写真集でした。
    1ページ目に女優さんの名前と、『緊縛写真集』 というタイトルが書いてあります。
    『緊縛』
    という二つの漢字が読めませんでしたが、裸を縄でくくられた、この女の人の姿をなんだか的確に表わした字の形だな、と思いました。
    ずっと同じ女優さんの写真だけで構成されていました。
    その女優さんの顔は、やはりどことなく母に似ていましたが、からだの特徴はぜんぜん違っていました。
    最初のページからゆっくりとめくり、食い入るように一枚一枚、写真を見ていきました。
    どこかのお庭で、手に荒縄を持ち、赤い長じゅばんをはだけておっぱいと濃いめの陰毛を見せているその人。
    全裸で立ったまま、太い木に荒縄で乱暴にくくられているその人。
    どこかの家の梁に、片脚を無理やり上げられるような格好で、縛られているその人。
    雪の中、全裸にコート一枚で、縄にくくられた自分のからだを見せつけるように、自らコートの前を開いて私をにらむその人・・・。
    私はページをめくる手が止められませんでした。
    その時、ダイニングのほうから、かすかに、がたっ、とドアを開くような音がしました。
    つづいて、ずるずるという引き摺るような足音。
    母の部屋はダイニングの向かいですから、母はこの部屋に向かっているに違いありません。
    あまり長い時間、私が父の部屋にいるので、おかしく思ったのかもしれません。
    どうしようっ、どうしよう!?
    一瞬パニクりましたが、その写真集をささっ、と私のジーンズのお尻の下に置き、その上にぺたんと座って、かたわらの英和辞典を開き、熱心に見ているフリをしました。
    向かってくる足音は、私には声もかけず父の部屋のドアを通り過ぎ、やがてまた、がたん、ばたん、とドアが開く音と閉じる音がしました。
    母は、今夜は一人で、自分の部屋のベッドではなく、あの広い寝室で眠ることにしたようです。
    さっさと自分の部屋に戻ろう。
    積み上げていた辞書類をなるべく音をたてないよう元通りに戻していると、その段に並んでいる他の本たちがまたバラバラ倒れはじめました。
    おさまったあと、もう一冊、書店カバーをされた本が、倒れた本たちの裏に隠されているのが見えました。
    私は、それも苦労して音をたてないように抜き取ったあと、外に積んだ本をまた元通りに並べ直しました。
    そして、英和辞典とカバーのついた本を2冊、小脇に抱え、慎重に父のドアの開け閉めして廊下に出て、抜き足差し足で階段を昇り、やっと2階の自分の部屋に戻りました。
    ずいぶん長い間、父の部屋にいたような感覚でしたが、時計をみるとまだ9時前でした。
    すぐにでもあの写真集のつづきを見たい気持ちなんですが、私は汗びっしょりでした。
    そんな私の姿が、買ってもらったばかりの姿見に映っていて、その姿は、ひどく下品に見えました。
    私はまず、心を落ち着けるためにも、先にお風呂に入ることにしました。
    お風呂に入るのだから、別にこそこそする必要はないので、普段通り階段をぱたぱた降りて脱衣所に入りました。
    お風呂場は、母が今寝ているはずの寝室とは、けっこう距離があります。
    私は、たてる物音には気兼ねせずに、ばさばさと服を脱いでいきました。
    ジーンズを脱いで、ショーツを見ると、太腿の付け根が湿ってシミができていました。
    このあいだ、初オナニーで湿ったときよりも、もっとひどくアソコが湿っているのはあきらかでした。
    あの時は、胸とアソコをモミモミしたからでしたが、今日は、ただ縛られた女の人の写真集を見ていただけなのに、モミモミした以上の湿りになっています。
    私には、あの写真を見ることのほうが、モミモミよりも気持ち良かったのでしょうか?・・・
    かああーっと、からだ中の血が騒ぎ出すのを、全身に感じました。
    お風呂場に脱いだショーツを持って入ると、すぐ、シャワーを出しっぱなしにして、しばらく、あえて自分のからだをさわらないように、立ったまま両腕をだらんと下げて、ぬるま湯に打たれました。
    だんだん気持ちが落ち着いてきました。
    一段落すると、持ってきたショーツをシャワーで軽く洗いました。
    ショーツに付いた湿りが乾くと、どんな跡になるのかはわかりませんが、私がショーツを汚してしまったことを母には知られたくなかったからです。
    ショーツを軽く絞って、シャンプー台に置いてからバスタブにつかって、からだを伸ばしました。
    ゆったりとしたところで、さっき湧き起こった感情をもう一度考えてみました。
    「パパは、ああいうのが好きなのだろうか?」
    「私は、なんであの写真をキレイだと思ったんだろう?」
    「パパもママに、ああいうことをしているんだろうか?」
    「苦しそうな女の人の顔は、なんでキレイなんだろう?」
    「痛くされるのって、気持ちがいいんだろうか?」
    「・・・」
    そんなことを考えていると、もういてもたってもいられなくて、バスタブから飛び出しました。
    急いで髪を洗い、からだを洗います。
    胸とアソコ周辺はとくに入念に洗ってから、お風呂場を出ました。
    とにかく早く、あの写真集のつづきが見たくて、見たくてたまりませんでした。
    脱衣所で、からだを拭いたバスタオルをからだに巻きつけ、頭にもう一枚タオルを巻いて、新しいショーツを穿こうとしたとき、ふと、このまま、裸のまま、部屋に戻ってみようか、と思いました。
    からだに巻きつけたバスタオルを、ゆっくりはずします。
    蛍光灯の光に照らされた、ふくらみかけのおっぱいで、薄い陰毛を生やした、やせた女の子の裸が洗面台の鏡に映りました。
    着替え用のショーツと、さっき脱ぎ捨てたジーンズを片手に持ち、脱衣所のドアをゆっくり開けました。
    当然ですが、廊下には誰もいません。
    脱衣所の電気を消すと、あたりは真っ暗になりました。
    そっと、一歩外に踏み出します。
    母は寝室で寝ているはずです。
    この家に、他に人はいません。
    廊下の電気をぱちっとつけました。
    浮かび上がる、私の裸体と家の中の見慣れた風景。
    今は誰にも私の裸を見られる心配はありません。
    なのに、なんでこんなにゾクゾクするのでしょう?
    日常的な空間に、裸でいることの罪悪感と快感。
    あの懐かしい感覚がまたやって来ます。
    すごく恥ずかしいのに、下半身から、なんだか気持ちいい電流が、からだ中にじーんと駆け巡る、そんな恥ずかしさ・・・

    第二次性徴期と私 06
    自分の部屋に戻ると、ドアに鍵をかけました。
    部屋の中は寒くもなく暑くもなく、ちょうど良い感じなので、このまましばらく全裸でいることにしました。
    自分の部屋で意識して全裸のままウロウロするのも、考えてみると生まれて初めてみたい。
    誰が見ているわけでもないのに、やっぱりなんか恥ずかしい。
    でも、なんか楽しい。
    いつもお風呂上りにやっている、顔の手入れやマッサージ、髪へのドライヤーも後回しにして、頭にはタオルを巻いたまま、写真集のつづきを見ることにします。
    ベッドの上で見ようか、と一瞬考えましたが、真剣に見たかったので、勉強机で椅子に座って見ることにしました。
    椅子に座るとき、裸のお尻が椅子のビニールレザーにひんやりして、気持ちいい。
    さっきの写真集を、また最初から見ていきます。
    やっぱりスゴイ。
    ページをめくるたびに、からだの温度が上がっていくのがわかります。
    シースルーのキャミソールを着て、ゴムバンドみたいのにぐるぐる巻きにされていたり・・・
    青空の下、薄い白のスケスケ浴衣で、片脚だけを満開の桜の木の枝に縄で高く吊られていたり・・・
    花のついた小さな桜の枝を裸のお尻に挿されていたり・・・
    どこかの砂浜で、全裸に鉄の鎖を幾重にも巻かれて放置されていたり・・・
    どの写真も、すごくいやらしくて、でもキレイなんです。
    そして、どの写真も、その女優さんの表情が、すごくイイんです。
    絶対にこの人は、そういうことをされて喜んでいるはず。
    痛そうに、つらそうに、苦しんでいる表情ばっかりなんですが、絶対に嫌がっていない、むしろ、もっとして欲しそうな顔。
    最後のページまで見てしまうと、また最初のページに戻ります。
    とくに私が気に入ったのは、一番最初に見た、縄できつく上下から絞りこまれてしまって窮屈そうに飛び出たおっぱいの写真でした。
    その女優さんは大きな形のよいおっぱいなんですが、肌に縄が食い込んで、肌が引っ張られ、おっぱいが今にも弾けそうにパンパンになっています。
    両方の乳首もピンと上向きに勃っています。
    すごく痛そう。
    でもその女優さんの顔は、苦痛に歪みながらも、なんだか気持ち良さそうなんです。
    ふと、自分の乳首を見てみました。
    なんだかいつもより大きいみたい。
    そして両方ともツンと張って勃っています。
    そっと指で右乳首を触ってみました。
    「ああんっ!」
    思わず声が出て、電流みたいな刺激がビビビンって、乳首から下半身に駆け抜けました。
    こ、これは気持ちいい・・・
    右手で右乳首。
    左手で左乳首を交互に撫ぜてみます。
    「あんあんあんあんっ!」
    腰が浮くほどの快感でした。
    そしてお尻が冷たい・・・
    視線を下に落すと、座っている椅子とアソコが密着しているビニールのところに、小さな水溜りができています。
    私のアソコから漏れた、えっちな液体でしょう。
    「わっ!」
    あわてて立ち上がって、ティッシュで拭いました。
    「私、こんなに・・・」
    私は、自分のからだが恐くなりました。
    からだは、まだすごく火照っています。
    このまま、今度はアソコをさわったら、もっと気持ち良くなるのでしょうか?
    これだけ濡れていれば、指を入れてもだいじょうぶそうです。
    指を入れたら、もっと気持ちいいのでしょうか?
    指を入れたら、その後どうすればいいのでしょうか?
    もっと気持ちいいっていうのは、どのくらい気持ちいいんでしょうか?・・・
    私は混乱してしまいました。
    このままやると、私はどうなってしまうのか。
    本当に恐くなってしまいました。
    ちょっと休憩することにしました。
    からだは、つづけてほしくてうずうずしていますが、怖いんです。
    私は立ち上がり、クロゼットから大きめのバスタオルを二枚取り出しました。
    まず一枚で椅子のえっち液を拭い、裏返して、自分の股間にあてがい、押し付けながら、アソコのえっち液を拭いました。
    からだも汗ばんでいたので、もう一枚のバスタオルで拭いました。
    喉も渇いていたので、ダイニングの冷蔵庫に飲み物を取りに行くことにしました。
    この状況で、新しいショーツを穿いてから、パジャマ着て、っていうのもなんだかバカらしく感じたので、また、全裸でそーっと、廊下に出ました。
    家の中は静まり返っています。
    私は廊下や階段の電気はつけず、手探りで階下へ降りました。
    リビングのドアをそっと開けます。
    手探りで電気のスイッチをつけました。
    ぱっと明るくなって、照明に見慣れたリビングが浮かび上がります。
    そのままダイニングのドアを開けて、冷蔵庫にたどり着きました。
    ふっと目線を泳がすと、大きな食器棚のガラスに私の全裸の姿が全身映っていました。
    いつもは、普通に食事している場所で私は今恥ずかしい全裸・・・
    ぞくぞくっと、気持ちのいい波が押し寄せてきました。
    そして、私は本当にこういう状況が好きなんだな、と実感しました。
    部屋に戻って、よく冷えたオレンジジュースをごくごく飲みます。
    美味しーっ。
    頭にかぶりっぱなしだったタオルを取って、生乾きの髪に軽くブラッシング、オールバックにして後ろで束ねました。
    さあ、どうしましょう。
    今9時50分。
    私は、いつも10時から11時の間には寝るのですが、今はぜんぜん眠くありません。
    からだが興奮から醒める気配がありません。
    明日もお休みだし、もう一冊も見てみることにします。
    私は、さっきえっち液を拭いたバスタオルを椅子に敷きました。
    このバスタオルは、母がいないときに、こっそり洗濯するつもりです。
    机に向かって、どきどきしながら、もう一冊の本を開きました。
    次の一冊は、もっと強烈でした。

    第二次性徴期と私 07
    次の一冊は、もっと強烈でした。
    これも写真集でした。
    8ページくらいずつ一つのストーリーになっていて、そのたびに違う女の人が写っているようです。
    みんな美人さんです。
    男性は出てきません。
    各写真の下のほうにキャプションというか、台詞が書いてあって、それもすごくいやらしいんです。
    『美少女SM写真集』 というタイトルでした。
    SM?
    会社のオフィスみたいな場所。
    下半身は裸にハイヒール。上半身のブラウスとブラがはだけられて、後ろ手に縛られ、裸のおっぱいをコピー機のガラスに押しつけられている女性。
    「先輩。ミスばっかりの私をもっと叱ってください。このコピーを社内に貼り出してください」
    学校の教室。
    教壇におおいかぶさるように全裸でお尻を突き出している女生徒。
    両足首は、教壇の脚に縛りつけられています。
    そのお尻を平手で叩こうとしているスーツ姿の女教師。
    女生徒のお尻は、腫れて赤くなっています。
    「苛められたくてわざと宿題を忘れました。勉強してこなかった私を、もっと強くぶってください」
    どこか公園みたいな場所。
    青空の下、鉄棒に全裸で両手両脚を大の字に縛られた女性。
    「ああ、これじゃあ何もかも丸見え。みじめな私の姿を、もっと近くでよく見てください」
    私のからだの温度が、またどんどん上がっていきます。
    私の左手が自分でも気づかないうちに、おっぱいをわさわさとさわっていました。
    乳首に触れるたびにピクンとからだが震えます。
    心臓もどくんどくん早くなっています。
    病院のベッドに大の字に縛りつけられたナース。
    はだけられた白衣の下は全裸。
    股間にはシェービングクリームが盛られています。
    「剃毛実習て縛ってやるんですか?先輩、アタシのオマンコ、傷つけないでくださいね」
    犬の鎖につながれた赤い首輪を嵌められた裸エプロン姿の女性が、キッチンでお料理をしています。
    お尻の穴のあたりに、キューリをあてがう別の女性の手。
    「お嬢様、私を苛めるのはお食事の後にしてください。そのあとなら、なんでもします」
    歩道橋の下に、両手首を上に上げたまま縛られてるセーラー服の女の子。
    胸ははだけられ、スカートはまくられたまま裾をウエストにはさまれて固定。
    ショーツを膝まで下げられて、股間に、ご自由にお触りください、の貼紙。
    「ここは通学路。誰が最初にみつけて、マゾ奴隷の私を苛めてくれるかしら」
    私の左手は、勝手に胸から離れてアソコをまさぐっていました。
    アソコはすごく熱くなっていて、あとからあとからにじみ出てくる、えっち液でびちゃびちゃになっています。
    そこを手のひら全体でこするように、私の左手が上下しています。
    「あうん、あうんっ!」
    たまらず声が洩れてしまいます。
    くちゅくちゅと、いやらしい音が聞こえます。
    そして、ついに、その写真がきました。
    神社か、お寺の裏庭みたいな場所。
    大きな木に荒縄で、おっぱいと、ウエストと、腰と、左の太腿と足首が縛りつけられています。
    全裸でです。
    おっぱいはあの絞り込む縛り方。
    右脚だけ、膝から縄で吊られて枝に縄がひっかけてあるので、アソコのところが大きく開いています。
    「お姉さま。こんなところで縛られたら、誰かに見られてしまいます」
    次ページ。
    バストアップになって、張りつめたおっぱいに左右4つずつ、乳首を囲むように木製の洗濯バサミがはさまれました。
    「痛い。でもこの痛みはお姉さまからのプレゼント。もっと、もっと苛めて」
    次ページ。
    再び引きになって全身ショット。
    左右内腿にも、洗濯バサミがいくつかぶらさがっています。
    そして、ぼかしてありますが、アソコのワレメのふちを左右洗濯ばさみではさみ、紐でひっぱって、こじあけている状態で固定されています。
    太腿に、えっち液が垂れた跡が幾筋も。
    「恥ずかしい。全部丸見えですね。でもそれが気持ちいいんです。お願いです。マゾな私の乳首にも罰を」
    私は、本当に食い入るように見入っていました。
    このモデルさんの顔、私に少し似ているんです。
    目元のホクロや唇の感じが。
    その人が、お外で全裸で、恥ずかしい格好に縛られて、苦痛に顔を歪めながらも、気持ち良さそうに洗濯バサミだらけになっているんです。
    私の左手の動きが加速していました。
    知らないうちに中指が穴の中に入っていました。
    中はすごく熱くてぬるぬるです。
    「あっあっあっあうっん」
    右手が震えながら次のページをめくります。
    レンズがちょっと寄って、顔からアソコまでの写真。
    ピンと尖っている両乳首にも洗濯バサミが。
    その洗濯バサミは紐でつながっていて、
    その紐をモデルさんが口にくわえています。
    あごを上げて紐を上にひっぱっているので、
    洗濯ばさみにはさまれた両乳首がビーンと、上にひっぱられてちぎれそう。
    「ありがとうございます。私はこれが大好きなヘンタイです。イクまで見ていてくださいね」
    もうだめでした。
    私は本を押さえていた右手を胸のところにもっていき、両乳首を強くつまんだり、ひねったりしていました。
    ふくらみかけのおっぱいなので、もんだり、乳首をつまむと、快感よりも痛みのほうが、普段なら勝るはずです。
    でも、このときは、特別でした。
    右手を離してしまったので、本は自然にぱたんと閉じられました。
    でも、私の頭の中には、今まで見てきた写真の数々が鮮明に記憶されていました。
    苦しそうな女優さんの顔・・・
    白い肌に食い込んだ縄・・・
    女優さんたちが置かれている恥ずかしすぎる状況・・・
    そんな状況をむしろ喜んでいる台詞・・・
    乳首をはさんだ洗濯バサミ・・・
    無理やり広げられたアソコ・・・
    それらが、ごちゃまぜになって頭の中をかけめぐりながら、私に、自分のからだを苛めろ、もっと苛めろ、と、そそのかしてきます。
    私は顔を上に向け、のけぞるような姿勢で、右手と左手を激しく動かしつづけました。
    左手の中指は、穴の中で勝手にぐにぐに動いています。
    「あんあんあんあんっ!」
    やがて、今まで感じたことのない、宙に浮くような感覚がからだ全体に渦巻いてきました。
    「あーいーあーいーあーひーっー」
    頭の中が真っ白になります。
    「んんいーーーーーーーーーーっ!!!」
    「はあ、はあ、はあ、・・・」
    上半身を机の上につっぷしたまま、
    しばらく動けませんでした。
    左頬が机にへばりついています。
    私の裸の肩だけ、別の生き物みたいに激しく上下しています。
    両腕はだらんと垂れ下がっています。
    お尻に敷いたバスタオルはグッショリ濡れています。
    今まで味わったことのない感覚に、私は戸惑っていました。
    それは、すごく気持ち良くて、いくらでも感じていたいような快感だったのですが、同時に、こんなことをしてはいけない、していたらいつか大変なことになる、とも感じさせる、本能的に後ろめたさを感じさせる快感でもありました。
    しばらくして、のろのろと顔を上げました。
    本の上に私の頬が乗っていたらしく、汗で今見ていた写真集の書店カバーが濡れていました。
    「あっ。これちょっとまずいかも・・・」
    と思うのですが、どうでもいいような気もします。
    私は、考えるのをやめて、今はとりあえず寝てしまおうと思いました。
    快感の余韻があるうちに、寝てしまえばなんとかなる、となぜだか思ったんです。
    よろよろと立ち上がって、部屋の中央に捨ててあったバスタオルを取り、からだ中に吹き出た汗を適当に拭ってから、全裸のままベッドにもぐりこみました。

    第二次性徴期と私 08
    目が覚めたのは、午前4時過ぎでした。
    私は寝起きが悪いほうなのですが、あのときは、まさにパチッという感じで両目が開きました。
    ヘンな疲れも残ってないし、頭もすっきりしています。
    きっと、すごく深い眠りについていたのでしょう。
    上半身を起こして、電気がついたままの部屋を見回しました。
    数時間前に私がしでかした痴態の名残が、そのままの状態です。
    さくっと起き上がり、全裸のまま、後片付けに入りました。
    まずは、椅子の上のバスタオルの処置です。
    私のお尻の下で、私のえっち液を存分に吸ったバスタオルは、全体にしっとりと濡れていて、なんとなく生臭いにおいを発していました。
    うわあ、けっこうにおうんだあ・・・
    そう思いながらクロゼットを開け、適当なブティックの大きなビニール袋を取り出して詰めこみます。
    口を厳重に締めてテープでとめて、またクロゼットに隠しました。
    母がいないときに、こっそり洗濯するつもりです。
    からだの汗を拭いたほうのタオルは、広げてハンガーにかけて、窓辺の梁に吊るしました。
    6時くらいになったら、朝シャワーで使ってから洗濯カゴに入れるつもりです。
    そして、机の上を見ます。
    汗で濡らしてしまった写真集の書店カバーは、汗が乾いて全体がシワシワになっています。
    問題はこれです。
    カバーに書かれている書店の住所は、この近所ではなく遠い県の住所でした。
    その書店まではるばる行って、似たような大きさの本を買って付け替えるべきでしょうか。
    しばらくいろいろ考えて、この写真集は戻さない、返さないという結論に達しました。
    二冊の写真集の奥付で発行年月日を見ると、一冊目は父が大学生の頃、二冊目は高校生の頃のものでした。
    私が生まれる何年も前です。
    父はきっと、この写真集に何か思い入れがあって、引越しのたびに捨てられずに、この家まで持ってきたのでしょう。
    それで、本を並べるときに、とりあえず、適当な本の裏に隠したのでしょう。
    仕事に忙しくてめったに家にいず、家にいるときは、母とちゃんとセックスしている父です。
    この写真集を今でもしょっちゅう見ているとは、私には思えません。
    そしてもし、この写真集がなくなっているのがわかったとしても、騒ぎ立てるような父とも思えません。
    まあ、疑われるのは、この家では私しかいませんし、そうなったら、ちょっと気まずいでしょうが、そのときはそのときです。
    そう楽天的に考えて、この写真集は私がもらうことに決めました。
    早速、机の袖の鍵がかかる引き出しの奥に、その写真集を隠して鍵をかけました。
    最初に見たほうの一冊は、借りた英和辞典を返すときに、元の場所に戻しておく予定です。
    父が出張から帰るのは、しあさってですから、あさっての夜までは手元に置いておけます。
    これで後片付けは終わりました。
    私は、さっきのバスタオルのにおいのことを思い出して、部屋に三つある窓を全開にしました。
    五月上旬の朝5時前ですから、外は少し明るくなっています。
    私の部屋は2階ですが、お庭を囲む外塀がかなり高いので、裸で外を見ていても誰かに見られることはないだろうと、しばらく窓辺でお庭を眺めていました。
    ちょっと寒いけれど、早朝の空気は気持ちがいいです。
    早起きな鳥が、ときたまちゅんちゅん鳴くだけで外はしんとしています。
    今日もいい天気になりそうです。
    なんか私、大胆になってるな。
    自分のお部屋で裸でいるの、クセになっちゃうかも・・・
    そんなことを考えて、一人でクスクス笑いました。
    窓は開けたままレースのカーテンだけ閉じてからベッドに腰掛け、さっきのオナニーのことを考えました。
    「あんなに気持ち良くなるなんて・・・でもすごく疲れるし、そんなにいつもはできないかな」
    「でも、すごくストレス解消になるみたい。今こんなにすっきりしてるし」
    「声はどのくらい出してたんだろう?夢中だったから大きかったかも。ママのところまで聞こえてたらどうしよう」
    「でも、パパとママの寝室、たぶん防音とか施してそうだから、だいじょうぶかも」
    「私のえっち液は多いのかな?誰でもあんなに出ちゃうのかな?」
    「男の人とのセックスは、もっと気持ちいいのかな?」
    「縛られるって、どんな気持ちなんだろう?」
    「痛いの試してみたいかも。洗濯バサミ、使ってみようかな?」
    「あのモデルさん、私に似ているって、パパも思ってるのかな?」
    「マゾって?ヘンタイって?SMって?」
    2冊の写真集の内容を思い出しながら、いろいろと考えても今はえっちな気分になってきません。
    今、私の性欲メーターは、空を指しているようです。
    それよりも今は、私がまだ知らないセックスに関する知識をもっとたくさん蓄えたい、という好奇心、探究心が、初潮を迎える前の頃みたいに私の頭を支配していました。
    また、図書館でいろいろ調べよう。
    そう決めて、ベッドから立ち上がり机に向かいました。
    干していたバスタオルを一応椅子に敷いてから座り、昨夜やろうとしていた英語の宿題を全裸のまま解き始めました。
    朝の6時過ぎ、シャワーを浴びるために自分の部屋を出ました。
    母は、休日はいつも8時頃まで起きてこないので、また全裸でいいか、とも思いましたが、一応念のため裸にバスタオルだけ巻いていきました。
    バスルーム前の廊下で、起き抜けの母に出会いました。
    「あら、なおちゃん、おはよう。今日は早いのね」
    一瞬ぎくっとしましたが、笑顔を作って、
    「おはようママ。ママも、今日は早いね」
    「昨夜、早く寝ちゃったから、早く起きちゃったの。あら、なおちゃん、セクシーな格好ね。これからシャワー?」
    「えへへ。なんとなくね。さっき鏡の前で自分の裸見てたから」
    私は、やっぱりなんだか大胆になっています。
    「へえー。いい傾向ね。でもカゼひかないようにね」
    「はーい」
    元気よく返事して脱衣所に入ろうとすると、
    「そうそう、昨夜遅く、なおちゃんのお部屋のほうから、あーあーっていう声が聞こえてたような気がするの。ママ、トイレに起きたときに聞いた気がしたんだけど、寝ぼけてて勘違いかもしれないけど。なおちゃん、お歌の練習でもしていたの?」
    ぎくっー!
    聞こえてた・・・
    「う、うん。今度お友達の家でカラオケ大会するの。でもそんなに大きな声じゃなかったと思うんだけど・・・」
    「なおちゃん、ヘッドフォンしてたんでしょ?あれしてると、自分の声の大きさ、わからないからね」
    「そ、そーかなー」
    と言ったとき、からだに巻いていたバスタオルが、ぱさっと足元に落ちました。
    「あらー、なおちゃん、大サービスうー」
    母が嬉しそうに笑っています。
    私は「キャッ」と鳴いて、バスタオルも拾わず脱衣所に逃げ込みました。
    「ごゆっくりねー」
    母は去って行ったようです。
    「ふー」
    シャワーから出ると、またバスタオル一枚で自分の部屋に戻りました。
    今度はちゃんと、昨夜さぼったお顔の手入れなどを入念にやりました。
    さっきシャワーを浴びながら、もし母に昨夜のオナニーがばれていても、それはそれでいいや、と決めました。
    私のママは、そんなことで怒る人じゃない。
    そう思えたからです。
    きっと母も通った道です。
    ドライヤーで髪を乾かして、いつもより丁寧にブラッシングした後、さっき自分で言った言葉を思い出し、姿見の前でバスタオルを取りました。
    全裸のまま、いろいろからだをひねってポーズを作り、自分のからだを観察しました。
    気のせいでしょうが、昨日より胸がふくらんだような気もします。
    やっぱりもむと大きくなるのかなあ・・・
    とは言っても、写真集のお姉さんたちに較べたら、それこそ大人と子供。
    私もママみたいにステキなからだになれるといいなあ・・・
    そう思いながら、洗濯したてのお気に入りのショーツを両脚に通しました。
    次の次の日に、生涯2度目の生理が訪れました。

    第二次性徴期と私 09
    そんな経緯で私は、早くもオナニー二回目で、イク、という感覚を知ってしまいました。
    そのとき見ていた『普通じゃないオカズ』 の刺激が強すぎたせいだと思います。
    結局あの写真集は、2冊とも父の本棚には戻しませんでした。
    いつか持ち出しがバれるなら、1冊でも2冊でも同じだし、と自分を納得させていました。
    あの2冊の写真集が与えてくれる刺激を、もはや私は手放せなくなっていました。
    初めてイった日以来、毎日と言っていいくらい、母が家にいないときや深夜にあの2冊を机の引き出しから取り出しては眺めました。
    眺めていると、生理期間中はさすがにがまんしましたが、自然に手が胸や両腿の間に伸びてしまいます。
    ただ、あまり夢中になって、あの日みたいな大騒ぎ状態に陥るのも怖れていました。
    おそるおそる、気持ち良くなりたいけど、声が出るのをがまんしながらみたいな感じで、していました。
    写真集の淫靡な写真を見て、頭の中でいやらしい妄想を広げながら、自分のからだをあちこち弄る行為自体が気に入っていたので、それだけで、たいていは満足していました。
    たまに、私のむらむら感が強いときは、その先まで、少し真剣にやりました。
    熱心にあちこちさわっていると、どんどん気持ちが良くなってきます。
    その気持ち良さを、声を押し殺してがまんして、がまんして、がまんしていると、あの日ほどではありませんが、意識がふいにトンで、快感にからだ全体が押し流されるような瞬間が来ることがありました。
    そんなふうに、中一の夏休み前までに私は、小さくイクことも覚えました。
    図書館通いも、再び活発化しました。
    大人用の棚にある医学的な性の知識書みたいなのを、まわりを気にしながらこっそり読んだり、以前の経験を活かして、大人向けの悩み相談の本を探したり。
    そういう本で、SM、マゾ、被虐、緊縛、変態、陵辱、恥辱といった言葉の意味も知りました。
    成長期の乳房は、あまり手荒に扱うと成長を阻害する、とある本に書いてあったので、おっぱいへの刺激は極力、やさしくもむだけにしました。
    夢中になると、つい乳首をつまみたくなっちゃうんですけどね。
    ふくらみ始めの頃からしばらくは、ちょっとさわるだけでも痛かったのですが、この頃はそれも薄らいでいました。
    そしてクリトリス。
    ここへの刺激が一番気持ち良いと、どの本にも書いてありました。
    私が初めて、それがそういう器官だと意識して鏡で観察したときは、完全に皮をかぶって隠れていました。
    ある日、オナニーをしているときに気づきました。
    皮が少しめくれて、ツヤツヤとしたピンクの芽が顔を出していることに。
    そっと指で触れてみました。
    チクっていう、針に刺された痛みに似た感覚とともに、背筋がぞわぞわーっと粟立ちました。
    なにこれ?
    もう一度。
    ぞわぞわーっ。
    もう一度。
    ぞわぞわーっ。
    何度かそうしているちに、軽くイってしまいました。
    あまりの気持ち良さに、しばらくの間クリトリスばかり責めてオナニーしていました。
    興奮の度合いで、より大きくなることにも気づきました。
    ある日のオナニーで、している最中にふとそこを見たら、平常時の倍以上に膨れ上がってツヤツヤ光っていました。
    それを見た瞬間なぜだか、そこばかり弄ってはいけないような気になりました。
    その後のオナニーから、イきたいときの最終手段としてだけ用いることにしました。
    本屋さんに行くと、男の人たちが立ち読みしている後ろから、さりげなく、ある種の本の背表紙を眺めるようにもなりました。
    『SM』とか『緊縛』とかタイトルに書かれている本です。
    あの2冊だけじゃなく、もっと他の写真集が見たいという欲求がふくらんでいました。
    もちろん、恥ずかしさと世間体で買うどころか手に取ることさえできませんでした。
    テレビや映画のDVDを見ていても、女の人が縛られていたり、脅されて苦しそうな顔や怯えた顔をしている場面に敏感に反応するようになっていました。
    近所のレンタル屋さんに行くと、ホラーとか、日本映画の文芸ものとか、それらしい写真がパッケージに写っている映画を借りてみたくてしょうがないのですが、やっぱり恥ずかしくて借りれません。
    とりあえず、母と一回家で見て記憶に残っている映画の中から、えっちな場面や女優さんが縛られる場面があった映画を借り直してじっくり見ることで、欲求を紛らわしていました。
    そんなオカズ面での欲求不満は、もはや頭の中に叩き込まれている2冊の写真集のお気に入り場面と、自分のえっちな想像力をフル回転させて描き出す妄想で補いながら、私は、自分が主人公の被虐ストーリーオナニーに嵌っていきました。
    悪い人に捕まって手足を縛られて、無理やり服を脱がされようとしている私・・・
    裸で縛られて、たくさんの手にいろんなとこを弄りまわされている私・・・
    プールの後、下着が盗まれてノーパンで授業を受けることになった私・・・
    宿題を忘れた罰に、みんなの前でショーツを下げられてお尻を叩かれる私・・・
    オナニーしてるのを知られて、みんなにも見せてあげなさいと命令される私・・・
    早くイかないと、洗濯バサミを乳首にはさむわよ、と脅されている私・・・
    そんな妄想の中で、私を苛め、蔑み、嬲り、罵り、嘲笑うのは、なぜだかいつも私に似た声の女性でした。
    洗濯バサミは、すぐ試してみました。
    最初は、ベランダにあったカゴから適当に二つ取ってきて、自分の部屋でとりあえず指の爪のとこにはさんでみました。
    予想以上に強い力ではさんできます。
    腕の皮膚がやわらかいところをつまんではさんでみます。
    痛いっ!
    噛まれた瞬間に、激痛に近い痛みが走って、その後もじーんと痛みが継続しています。
    5秒くらいで、はずしました。
    はさんだ跡が赤くなっています。
    これは、私には無理かな・・・
    一瞬思いました。
    でも、あの写真の女の人は、あんなに気持ち良さそうだし・・・
    思い直して、今度は皮膚をたくさんつまんで、腕の別のところにはさんでみました。
    さっきよりは、マシになりました。
    はさんだときに、やって来る痛みがどのくらいなものか予想出来るようになったので、マシになったのかもしれません。
    さっきより長い時間はさめました。
    はさんでいると、だんだん痛みが鈍くなってきて、周辺がしびれるような感覚になってきます。
    そして、はさんでいるのをはずすとき、もう一度大きな痛みが来ることも知りました。
    噛まれた跡がまた赤くなっています。
    はさまれている間の鈍い痛みは、少し気持ちいいのですが、はさむときと、はずすときの痛みはイヤだな。
    そんなことを考えていたら、気づいてしまいました。
    私のアソコの中がじんわり濡れ始めていました。
    いやらしい妄想とかぜんぜんしていないのに・・・
    母が出かけて家にいないある日の午後。
    洗濯バサミの入ったカゴごと自分の部屋に持ち込みました。
    その日は、洗濯ものがまったく干されていなかったので、我が家の洗濯バサミはすべて、このカゴの中です。
    それらを一個一個手に取って、時間をかけて、はさみ具合の強弱を確かめました。
    100個近くあったと思います。
    母はそういうのに無頓着なので、いろんな形の、いろんな色の洗濯バサミがありました。
    最終的に一番はさむ力が弱いのから、8個選んで自分用にしました。
    必然的に、古びた感じのものばかりになりました。
    残念だったのは、ほとんどがプラスチック製だったこと。
    写真集の女性がしていたような木製のは、我が家にはありませんでした。
    ただ、12個だけ、針金を曲げて作った金属製洗濯バサミがありました。
    これは、とくにはさむ力が強くて、肌にはさんだらすごく痛そう。
    これも2個、もらうことにしました。
    これをはさめるようになるのが目標です。
    下手に隠していると変だと思ったので、目に付いたハンガーに合計10個ひっかけて、クロゼットにしまっておくことにしました。
    カゴをあった場所に戻してから、母が帰って来ると言っていた時間までまだ2時間くらい余裕があったので、早速実験してみます。
    はさむ力が弱いと言っても、やっぱりはさむと痛いです。
    ふくらみかけのおっぱい付近は絶対無理です
    脂肪の多いところ、お尻、二の腕、脇腹、腿を候補にしました。
    下着姿になって、いろいろ試してみました。
    二の腕と脇腹は、痛さもちょうど良くてがまんできる感じでしたが、痛みを発する場所が胸やアソコから遠いので、オナニーのとき気が散ってしまうような気がしました。
    二の腕だと、オナニー中は激しく動かすことになるので、よけい気になりそうです。
    お尻はいい感じだったのですが、つけたままでは座れません。
    立ってするか、うつぶせでするときなら、使えそう。
    最後に残ったのは腿。
    いろいろやった結果、アソコに近い内腿のあたりに左右一つずつはさむと、近くのアソコを痛みがジンジンと刺激して気持ちいいようです。
    私は、内腿に左右一つずつ、さらに脇腹にも左右一つずつはさんでから、ある日発見して以来、小道具の定番となっていたマジックテープ付きのカーテンタッセルで両手首を一つに縛った姿になって、姿見の前に立ちました。
    鏡に映った私の顔は、痛みで眉根にシワを寄せていて、自分で見てもえっちな顔でした。
    写真集の女の人たちに一歩近づけた気がしました。
    そのままの姿で、ベッドに仰向けに寝転びました。
    頭の中を、あの写真集のように私が誰かに苛められている妄想でいっぱいにして、縛られた両手をアソコに持っていきます。
    ショーツの上からそっと触れると、すでにえっち液が滲み出てきていて、すごく湿っています。
    クリトリスのあたりをショーツの上から軽く撫ぜます。
    その途端にビビビッと電流みたいなのが、腿と脇腹の痛みとともに、からだ中を駆け巡りました。
    「あっ~~んっ!」
    思わず大きな声が出てしまいます。
    縛られている不自由な両手で、そこをしばらく撫ぜていると、気持ち良さが波のように押し寄せてきます。
    「あん、あん、あーんっ!」
    「ゆ、許してくださいっ、あんっ、お、お願いですっ」
    妄想の相手に声を出して許しを乞うてみました。
    「んんんんーーーーっ」
    大きな快楽の波が押し寄せてきました。
    「あ~んっ、いいいいいいーーーーっ」
    そのままイってしまいました。
    数十分間はさみっぱなしだった洗濯バサミをはずすときは、かなり痛かったです。
    「んっ!」
    涙が出そうなほどの痛さをがまんして、はあはあ言いながらなんとか4つはずしました。
    噛まれた跡が、脇腹は赤くなってる程度でしたが、内腿は内出血したように少し青く、痣みたくなっていました。
    私は肌が白いほうなので、すごく目立ちます。
    これは、夏とか薄着になるときは気をつけないといけません。
    母が帰ってくる前に大急ぎでシャワーを浴びて、噛まれた跡を入念にマッサージしました。
    内腿の跡は1日くらいで消えて元通りになりました。
    やっぱり私は、痛いのも気持ちいいみたいです。
    やみつきになってしまいそうな自分に、もう一人の自分が少し呆れていました。

    第二次性徴期と私 10
    もちろん、家でも学校でも、私がそんな行為をしてることが絶対バレないように気をつけていました。
    汚した下着やタオルは、お風呂のときに一緒に持って入って軽く水洗いしてから、洗濯カゴに入れていました。
    そしてもちろん、いつもえっちなこと考えて部屋でオナニーばっかりしていたわけではなく、ちゃんと勉強もしていました。
    私はもともと勉強が苦にはならないタイプなので、新しい知識を得ることは普通に楽しみでした。
    とくに、中学から始まった英語と、自然界の仕組みを理屈で説明する理科が好きでした。
    そして、中学生になって二ヶ月過ぎた頃、もう一つ私の楽しみが増えました。
    バレエ教室に通い始めたんです。
    母がみつけてきてくれました。
    私たちの住んでいる町から3駅先にある、この沿線では一番にぎやかなターミナル駅にお買い物に行ったとき、みつけて寄ってみたそうです。
    「良さそうなお教室だったわよ。レッスンルームもキレイで、華やかで」
    「なおちゃんくらいの年代の子が、きれいなプロポーションに成長できるように考えられたコースがあるんですって」
    「なおちゃん、まだ部活入ってないんでしょ?体力使わないと体重増えちゃうわよ?」
    母は、自分が習うみたいにウキウキして勧めてくれました。
    私もまだ学校で親しい友人ができていなかったので、ヒマだしやってみようかな?
    と思いました。
    体力は、夜毎のオナニーでけっこう使ってるとは思うけど。
    通うことになれば、毎週一人で電車に乗って繁華街に行ける、っていうのも魅力でした。
    翌日の放課後、母と待ち合わせて二人で電車に乗って、そのバレエ教室を見学に行きました。
    そのお教室は、駅前すぐの大きなビルの5階にありました。
    受付で母が、見学の予約を入れた者です、と告げるとすぐ、レッスンルームに通されました。
    大きな壁一面が鏡になっていて、その前のバーに片手を置いた6人の女の子たちが、真剣に膝の屈伸みたいなことをしています。
    私は、そのレッスン風景を見てすぐ、やりたい、と思いました。
    そのとき、踊っていたのは高校生からのコースの人たちでした。
    彼女たちが身につけている色とりどりのレオタードに一目惚れしちゃったんです。
    かわいくて、綺麗で、ちょっぴりえっちで・・・
    一人、胸がかなり大きくてプロポーション抜群の女の人がいました。
    私は、その人の姿ばかりを追いかけて、
    私もあんなふうになれたらいいなあ・・・
    と見蕩れていました。
    私が希望している中学生の6月からのコースは、すでにレッスンが始まっていましたが、受付の人がなんとかしてくれる、と言うので、一週遅れで次の週の木曜日から毎週、バレエ教室に通うことになりました。
    受付の人が教えてくれた、近くの駅ビルに入っているスポーツ用品店で、レオタードやタイツや練習用シューズなど、必要なもの一式を母に買ってもらいました。
    お店の人は、
    「このくらいの年齢の女の子は、日々成長していくから、少し大きめなくらいのレオタードを買ったほうがお得」
    って教えてくれましたが、母は、
    「きつくなったら、また買い直します。今この子にぴったり似合うレオタードにしてください」
    と譲りませんでした。
    色もいろいろありましたが、私は迷わずグリーンを選びました。
    さっき見学したとき見た、胸の大きな女の人がグリーンのレオタードだったから。
    こまかい調整をしてもらうために、母と一緒に試着室に入り、着てみました。
    私の胸は、まだカップが必要なほどふくらんではいないので素肌の上から着ました。
    下半身は、ショーツを履いたままです。
    母が無言でじーっと、私が制服を脱いでレオタードに着替えるまでを見つめていて、恥ずかしかった。
    着終わって、鏡を見てみます。
    「なおちゃん、よく似合うわあ」
    母はすごく嬉しそうです。
    肩紐のところが若干ゆるくて、胸元が少し開いてしまっている以外、お腹や腰はピッタリでした。
    学校で着ているスクール水着より両腿のVラインがやや鋭角ですから、今はショーツがはみ出してしまって恥ずかしくもカッコワルイですが、レッスンのときは、レオタード用のショーツやタイツを穿くので問題ありません。
    母も同意見だったらしく、
    「ちょっと両肩を詰めなきゃだめね」
    と言いながら、両手でそこを持って上にクイッと上げました。
    胸元が閉じると同時に、私の二つの乳首の突起が、グリーンの布地に浮き上がりました。
    「やんっ」
    思わず言ってしまいました。
    母は気に留めもせず、試着室のカーテンを開けて顔を出し、
    「よろしいかしら?」
    と店内に大きな声をかけます。
    男性の店員が近づいてきたらしく、
    「あなたじゃダメ。女性の方、さっきの店員さんはいらっしゃらないの?」
    こういうときの母は頼りになります。
    でも、さっきからカーテン開けっ放しなので、私はどきどきでした。
    女性の店員さんと相談して、肩紐を少し詰めてぴったりにして、バストトップはその部分に裏からあて布して隠すことになりました。
    母は、レオタードと同じ色のカチューシャと初心者用のバレエの基礎が図解されている教則本も買ってくれました。
    その二日後、仕立て直したレオタードを、母がお買い物のついでに引き取ってくるのを、私はワクワクしながら待っていました。
    母から手渡されるや否や急いで自分の部屋に戻り、服を脱いで、いったん全裸になってから、レオタード用のショーツをまず穿きます。
    激しく動いてもはみださないように、V字が鋭角になっていてセクシー。
    後ろはほとんどTバックです。
    姿見に映してみます。
    ショーツがベージュなので、一見全裸のように見えます。
    我ながら、かなりセクシーです。
    そして、おもむろにレオタードに脚を通しました。
    胸の部分もうまく補修してあって、不自然さはありません。
    「似合ってるじゃん」
    私は、鏡に向かって声に出して言ってみました。
    最後に髪をまとめて、頭にカチューシャをします。
    バレエを習うと決めて、ウエストくらいまであった髪を肩くらいまで切りました。
    少しウエーブもかけて、自分では大人っぽくなった、と思っているのですが、そう言ってくれる人はいませんでした。
    そのまま、部屋の中で、この二日の間に教則本で覚えたバレエの基本ポーズのいくつかを、やってみます。
    すごくウキウキしてきて、軽快な足取りで階下に降りました。
    「じゃーんっ!」
    自分でそう言いながら、母の前で教則本で知ったばかりの『アラベスク』のポーズの真似をします。
    「あらあら、なおちゃん。ピッタリね。よく似合ってるわー」
    母も嬉しそうに笑ってくれます。
    確かに生地の伸縮性が良くて、どんなポーズをしてもからだにぴったり張り付いたまま、ついてきてくれます。
    水泳のスクール水着は、水に入ってないときは少し窮屈ですが、このレオタードは、まるで着ていないみたい。
    私は、すごく気に入ってしまいました。
    「ねえねえママ、私お風呂に入るまで、この格好でいていい?」
    「寒くないならいいわよ。慣れなきゃね。でも、こんなにセクシーなお嬢さんに家の中をそんな格好でうろうろされたら、ママ目のやり場に困って、どきどきしちゃう」
    「えへへ」
    「パパも早く帰って来ればいいのにね」
    母は、少しさみしそうに、そう付け加えました。
    次の週の木曜日、また母と二人でバレエ教室に向かいました。
    一週分の遅れを埋めるために、レッスン開始時刻の30分前から、前回分のレッスン内容をマンツーマンでざっと教えてくれるとのことでした。
    早めに行ったほうが良いだろうということで、更に20分余裕をもって到着しました。
    お教室に入ると、前のレッスンの生徒さんたちが着替え終わり引き上げる頃のようで、小学3~4年くらいの女の子が数人、ロビーでキャイキャイしてました。
    母が受付で名前を告げると、奥のほうから、スラっとしたボーイッシュな感じの若い女性が現れました。
    「はじめまして。担当講師の百合草やよいです」
    百合草先生には、本当に良くしてもらいました。
    その約一年後に遭遇した、私にとっては重大なある出来事のとき、親身になって相談にのってくれて、アドバイスしてくれました。
    百合草先生とのあれこれは、また別の機会に詳しくお話します。
    そんなふうに、私のバレエレッスンは始まりました。
    そして、もう一つ、バレエ教室に通うようになったことによる大きな変化がありました。

    第二次性徴期と私 11
    私が入ったレッスンコースには、同じ中学校の女の子が2人いて、そのうちの一人が私と同じクラスの子でした。
    彼女は、川上愛子さんといって、クラスの女子の中でも目立っている人でした。
    どちらかと言うと童顔で、いつもポニーテールなスポーツが得意そうなタイプ。
    レッスンの初日に、終了後着替えているときに川上さんのほうから話しかけてくれました。
    お話してみると、明るくて人好きのする性格で、お友達が集まってくるのもよくわかります。
    好きな少女マンガがいくつも同じだったのでお話がはずみ、私もすぐ打ち解けました。
    帰りの電車でもずっとおしゃべりしてました。
    川上さんによると私は、
    「クラスの女子がみんな知らない、って言うから、ちょっと話しかけずらかったのよね」
    「いつも一人で本読んでるし、成績いいし、かと言って、陰気な感じではなかったから、ある意味、謎だった」
    「あなたの近所に住んでいる子がいて、お家がすごく大きい、って言ったんで、ひょっとして、お嬢様?なんて噂して」
    「一部の子たちは、あなたのこと面白がって『姫』って呼んでるわ」
    だそうです。
    川上さんとお友達になれたおかげで、学校のクラスでは川上さんのグループの子たちにまず紹介してもらえました。
    姫がしゃべった、ってずいぶんからかわれました。
    そうこうしているうちに、知ってる顔が一人もいなかったクラスにも、いつのまにか溶け込めていました。
    そして、バレエのレッスンとやめられない妄想オナニーのおかげでしょうか。
    私のからだは、中一の夏から中二にかけて、大きく成長していきました。
    中一の夏休みが終わる頃までに、背が2センチくらい伸びて、胸もややふっくらとなり、最初のレオタードがさすがにきつくなってしまいました。
    新しく買ってもらったレオタードも前と同じグリーンにしました。
    そして、中学一年の二学期末頃には、普通に冬服を着ていてもよく目立つくらい、おっぱいがふくらんでいました。
    走るとゆれて走りづらいくらい。
    腰も張りが出てきて、その分ウエストのくびれも目立つようになります。
    身長もさらに2センチくらい伸びました。
    見る見る女性っぽいからだつきに成りつつありました。
    「なんか最近、なお姫、すごく成長してね?」
    お友達の女の子が、そんなことを言って軽くスクールカーディガンを着てる私の胸をもむイタズラをしてきます。
    クリスマス間近の土曜日、母とターミナル駅までショッピングに出かけました。
    新しいレオタードを買うためです。
    今度はカップ付きのやつじゃなきゃダメです。
    いつものスポーツ用品店で、なじみになった女性店員さんに試着室の中で、私のふくらんだ生おっぱいをしげしげと見られたときは、すごく恥ずかしいと同時に、少し感じてしまいました。
    今回は、以前のより少しだけV字が鋭いデザインのレオタのグリーンと白の2着を買ってもらいました。
    次に下着売場に行って、生まれて初めてソフトワイヤーが入ったブラジャーを買ってもらいました。
    それまでは、小6の始め頃から、スポーツブラみたいな感じのかぶる式の下着、あれは正式にはなんて言うんだろう?
    タンクトップの胸から下を切っちゃったような形の綿のやつ、私は『子供ブラジャー』 って呼んでました、を着けていました。
    ふくらみが目立ち始めてからは、とりあえずソフトブラでごまかしていました。
    その日は、母がサイズを選んでくれた、オーソドックスなデザインでレース付きの白とピンクと水色のプラとおそろいのショーツを買ってもらいました。
    「本当は一週間分くらい買っちゃてもいいんだけど、なおちゃんのおっぱいは、まだまだ日々成長しそうだからね。着け心地みて、また買いに来ましょ」
    「ちょっとでもキツくなったなと感じたら、すぐママに言いなさい。また測ってあげるから」
    母は、コートの上から私の胸に軽くタッチして笑いました。
    その前日に母とした会話は、今でもたまに思い出します。
    ショッピングに出かける前の日の夜、お風呂に入った後、母に呼ばれてリビングに行きました。
    その日は特別寒い日でしたが、リビングは暖房がよく効いていて快適です。
    父はまだ帰っていません。
    母は、ソファに座って、ぼんやりしていました。
    「あら、なおちゃん。ごめんね。呼びつけちゃって。宿題は終わってる?」
    「だいじょうぶ。なあにママ?」
    母の隣に腰かけます。
    「なおちゃん、最近だいぶ女性らしいからだつきになってきたでしょ?だから明日また、新しいレオタ、買いに行きましょう」
    「嬉しい。ありがとう、ママ」
    「それとね、ブラジャーもそろそろ、ちゃんとしたものを着けるようにしたほうが、いいと思うの」
    「だから、それも明日買いましょう」
    「それでね、あなたのサイズを測っておきたいの。ちょっと脱いでママに見せてくれる?」
    私は、ちょっとどきどきしましたが、なんだか嬉しくて、急いでパジャマのボタンをはずしてはだけました。
    言うまでもないですが、ノーブラです。
    「へー、もうほとんど大人のおっぱいね。さわるよ、いい?」
    私がうなずくと、ママの両手がやさしくわたしのおっぱいを包み込んで、少しだけ動かします。
    「うん。いい感じに成長してる。なおちゃんキレイなおっぱいになるわよ」
    「ちゃんと合うブラしてれば、カッコイイおっぱいになりそう」
    「あんっ」
    私は、少し声が出てしまいます。
    やわらかくて暖かい手に包まれた私のおっぱいは、気持ち良くなってきて、どうしても乳首が疼きはじめます。
    母の手にもそれは感じられているはずですが、何も言わず、しばらくそうしていました。
    「はい。ありがとう。なおちゃんのサイズはわかったわ。もうしまっていいわよ」
    突然手を離しながら、母はそう言いました。
    「えっ?メジャーで測ったりしないの?」
    私は、パジャマをはだけさせたまま、母に聞きました。
    「ママにまかせて。ママが選んだブラをしていれば、なおちゃんもママみたいな美乳になれるわ」
    母は嬉しそうにそう言って、私の頭を撫でました。
    「ねえ、ママ・・・ママのおっぱいさわっていい?」
    「あら、なおちゃん、さわりたいの?どうぞ」
    私のほうに胸を突き出してくれます。
    母は、ラベンダー色で七分袖のシルクのネグリジェを着ていました。
    座っているし、ネグリジェもゆったりしているので、よくわからなかったのですが、胸を突き出したときに突起ができたので、ノーブラのようです。
    ゆっくり両手を持っていき、シルクのつやつやとした感触とともに、母のおっぱいをゆるくつかみました。
    私の手に余るほど豊かで、やわらかくて、弾力のあるおっぱいでした。
    母は目を軽くつぶっています。
    私にはうっとりしているように見えました。
    私はそのまま自分の左頬を母の胸に押しつけました。
    やわらかくて、シルクがすべすべして、いい気持ち。
    母がいつもつけているコロンのいい香りがします。
    人差し指で、突起を軽く撫ぜ撫ぜしてみました。
    「あはん」
    母が小さくため息を洩らしました。
    「なおちゃん」
    母はゆっくりと身を引いて、私を胸から離し、私の目を見て言いました。
    「なおちゃんなら、もうわかると思うから、この機会に言っておくわね」
    「なあに?」
    「セックスのこと」
    「なおちゃんは、これからどんどん女らしくなって、きれいな女性になるでしょう?」
    「そうすると、男の人がいろいろ言ってくると思うの」
    「なおちゃんもその男の人を好きになれれば、それはいいことなんだけど、なかなか世の中ってうまくいかないことが多いのね」
    「男の人って、なおちゃんがかわいいっていうだけで、えっちなことしたがったりもするの。なおちゃんの気持ちなんか関係なくね」
    「なおちゃんをどこかにさらって、無理矢理やっちゃおうとか、電車の中でからださわろうとか」
    「だから、なおちゃんね。なおちゃんが本当に好きな人ができるまでは、あんまりセクシーな格好とか、お外でしないほうがいいと思うのね」
    「好きな人のためにおしゃれするのは当然だけど、街を歩いてるすごく短いスカートの子たちとか、ママあんまり好きじゃないの。男の人に媚てるみたいで」
    「なおちゃんには、エレガントでいてほしいの。どう?」
    「うん。わかってる。私もあんな格好はしたくない」
    今パジャマの胸をはだけている私のくせに、真剣にそう思っています。
    「これから、なおちゃんのまわりのお友達にも、誰かとえっちしたとか、そういう話題が増えてくると思うの。でもね、そういうのに振り回されないで、なおちゃんは、本当にしたい人とだけ、そういうことをしてほしいの」
    「街を歩いているとね、モデルになりませんか、とかタレントになりませんか、なんて誘ってくる人たちもいるけど、あれは絶対ついてっちゃだめよ。お金騙し取られたり、えっちなことされちゃうらしいから」
    「そういう悪い人たちもいっぱいいるっていうことを覚えておいてね。あと自分の身を守る方法も」
    「やよい先生が、護身術教えてくれてるよ。やよい先生、空手と合気道もやってたんだって」
    バレエレッスンの合間に、百合草先生が、悪い男から身を守るため、と言って、ときどき、痴漢されたときの腕のひねり方とか、後ろから襲われたときの避け方や反撃の仕方なんか教えてくれていました。
    「あらー、そうなの。あの先生カッコイイわねえ」
    「だからね、なおちゃん。自分を安売りしないでね。あなたがいいなと思った人にだけ、セクシーになりなさい。それが言いたかったの」
    そう言って、私を抱き寄せて、自分の胸にぎゅっと押し付けてくれました。
    「ありがとう、ママ」
    私もママのウエストに両腕をまわして、負けないくらいぎゅっと抱きしめました。
    「はい。それじゃあ、いくらきれいだからって、おっぱい見せびらかせていないで、パジャマのボタンして、おやすみなさい」
    からだを離しながらママはそう言うと、私の右の乳首を指で軽くピンって弾いて笑いました。
    次の年の春、中学二年に進級してクラス替えがありましたが、愛子ちゃんたちのグループの子たちみんなと同じクラスになれました。
    愛子ちゃんたちとは、遊園地に行ったり、映画見に行ったり、プールで遊んだり、お泊り会したり、いつも仲良く遊んでいました。
    入学式の頃の憂鬱が嘘のように楽しい毎日でした。
    二年生でも私は図書委員になりました。
    一年の最初の委員決めのときに、担任の先生の推薦でなってから、ずっとやっていました。
    おそらく、小学校からの連絡票に、この子は読書好きって書いてあったのでしょう。
    バレエ教室も一度も休まずに通っていました。
    バーレッスンを一通り終えて、センターレッスンに移りました。
    百合草先生からは、
    「森下さんは、からだが柔らかいし飲み込みが早い」
    と、よく褒めてもらっていました。
    家では、相変わらず休日以外父の顔はほとんど見れませんでした。
    母は、近所のお友達や大学の頃のお友達と旅行やパーティなどでそれなりに忙しそうです。
    何か習い事も始めたみたいなんですが、うまくなったら教えあげる、と言って、まだ教えてくれません。
    私は、一時ほど性欲が高まることは少なくなっていましたが、相変わらず妄想オナニーは楽しくて仕方ありませんでした。
    そんな比較的まったりした日々を過ごしながら、中学二年生の夏休みが始まろうとしていました。

    終わり

     

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