【友達と】5年生 危険な姉弟編【エッチ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【友達と】5年生 危険な姉弟編【エッチ】


    5年生—危険な姉弟編(1)
    2009'06.10 (Wed) 12:00
     約束の10分前には、わたしは公園についていた。
     今日も快晴で、じりじりとした日射しが照りつけている。
     悩んだけど、青いTシャツに水色のフレアスカートを着てきた。もちろん、下着もつけてきている。
     公園には、小学校の低学年ぐらいの子が砂場や遊具で遊んでいた。
     今日はなにをさせられるのだろう?
     そう考えると憂鬱になった。
    「あっ、先に来てたんだ」
     声にふり返ると、高林君が立っていた。
    「へえ~、その子がルミちゃん?」
     その横に見たことのない女の人が立っている。
     背は高林君より大きい。中学生ぐらいだろうか。ショートカットの髪で、目が大きくてすごく美人だ。赤いキャミソールにジーンズの短パンが、活動的な雰囲気に似合っている。
    「高林君、この人は?」
     わたしは女の人を見てきく。

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    「ぼくの姉さん」
    「高林真美です。弟の耕輔がいつもお世話になってます! 話は耕輔から聞いてるわ。よろしくね!」
     真美さんはにっこりと笑った。
    「よ、よろしくお願いします」
     暗い気持ちだったわたしは、戸惑いながらあいさつを返す。
     でも、話は聞いてるって、もしかしてあのことを……?
     不安に思ったけれど、高林君もいつもと変わった様子はない。それに真美さんも普通にわたしに接している。
     今日も変なことをされるんじゃないかっていうのは、わたしの心配しすぎだったんだろうか。
    「それじゃあ、さっそくだけど姉さん頼むね」
    「オーケー。ルミちゃん、ちょっとそこに立っててね」
    「は、はい……」
     思わずうなずいてしまう。
     真美さんは、わたしを上から下まで見たかと思うと、首をひねった。
    「う~ん……ちょっとごめんね」
     真美さんは近づいてくると、無造作にわたしの胸をTシャツの上から鷲づかみにされる。
    「きゃっ」
     とっさに身を引こうとするけど、背中を抱きかかえられるように押さえられてしまう。
    「な、なにするんですか!」
    「ブラしてないんだね。まあ、まだちょっと小さいもんね。でも、そろそろつけてもいいんじゃない?」
     真美さんは動じる様子もなく、わたしに向かって言う。
     な、なんなの。いったい……。
     混乱して答えられずにいると、今度はTシャツを下からまくりあげた。
    「やっ! ちょっと、やめてください!」
    「大丈夫だって。そんなに大声上げたほうが恥ずかしいよ」
     真美さんは、胸の下までTシャツをまくり上げて、わたしのお腹のあたりを見ている。
    「スタイルはけっこういいんだ。耕輔、わかったわ」
    「そう。じゃあ、行こうか」
    「行くって? どこへ連れていくつもりなの?」
     不安を感じて、わたしは自分の身体を両手で抱くようにして、後ずさる。
    「買い物だよ。木原さんの洋服を買うんだ」
    「洋服って、わたしお金持ってきてないし……」
     本当はそういう問題じゃないのだけれど、動転していて、頭が上手く回らない。
    「お金はぼくが払うよ」
    「払うって……そんなの」
     そんなことをしてもらう義理はない。
     そもそも、女の子の洋服は高いから、男の子のお小遣いで買えるわけなんてない。
     そう思っていると、真美さんがぽんっと、わたしの肩をたたく。
    「大丈夫よ。うちって、お金持ちなのよ。ま、耕輔も私も隠しているからわかんないだろうけどね。耕輔なんて、家庭教師ついてて頭いいくせに、学校のテストもわざと間違えてるんだから」
    「姉さん!」
    「ごめん、ごめん。それは内緒だっけ」
     真美さんは舌を出す。
    「ほんとに?……」
     わたしは驚いて、高林君を見る。
    「まあ、そうだよ。ばれると色々と面倒だからね。ところで、買い物に行くことは理解してもらえた?」
     高林君は、わたしの目をじっと見て言う。
     洋服を買ってもらったりしたら、余計に後で困りそうだけれど、断ったら昨日の写真がある。
     断ればどうなるかは、想像するまでもない。
    「……うん」
     わたしはうなずくしかなかった。
    「よかった。それじゃあ、行こうか」
     高林君にうながされ、わたしたちは買い物に出かけることになった。

    5年生—危険な姉妹編(2)
    2009'06.11 (Thu) 11:01
    「よ~し! ルミちゃんを可愛くしてあげるからね」
     2駅ほど電車に乗った、ショッピングモールに来ると、真美さんが宣言するように言った。
     真美さんが明るいことにわたしは救われていた。
     もし、高林君と二人だったら、昨日のことを思い出して耐えられなかっただろう。
    「ぼくは本屋でも行って待ってるから、二人で行ってきてよ。お金は姉さんが立て替えといて」
    「そうね。女の子同士のほうが動きやすいし。荷物持ちがいないのが、難だけど」
    「どうせ、姉さんのほうが力持ちだろ」
    「言ったなぁ!」
     笑い合っている姉弟を見ると、本当に普通に見える。
     高林君の昨日のことなんて、嘘だったみたいだ。
     だけど、そうじゃない。わたしは昨日高林君に……。
     思い出して、顔が熱くなる。
    「じゃ、行こうか。ルミちゃん」
    「えっ、はい!」
     真美さんに引っぱられ、わたしはショッピングモールを歩き出した。
     最初に入ったのは、小中学生に人気のあるブランドのお店。
     高いので、入ったことなんてない。
    「え~と、これとこれ、あとこれかな」
     真美さんは歩きながら、洋服を選んでいく。
     サイズとか値段とか確認している様子もない。
    「あの……サイズって」
    「さっき触ったし、見せてもらったからわかるわよ。そういうのは慣れてるの」
     慣れてる?
     真美さんの言葉にしっくりこないものを感じたものの、聞き返す隙がなかった。それに、本当にわたしのために服を選んでくれている気がする。
    「それじゃあ、試着室に行こうか」
    「は、はい……」
     わたしは自分で一つも選ぶことなく、試着室に向かった。
     5個ほどある試着室の一番左が空いていた。
    「入って」
     真美さんに言われて、中に入る。
     試着する洋服を受けとるために手を伸ばすと、そのまま真美さんも試着室に入ってきた。
    「えっ、真美さん?」
    「わたしも試着するのがあるの」
    「そうなんですか……」
     そう言われては、無理に出ていってもらうわけにもいかない。
     でも、やっぱり二人入ると、試着室は狭かった。
     着替えられないことはなさそうだけど……。
    「じゃ、ルミちゃん。まずは服を脱いで」
    「えっ、はい……」
     試着するわけだから、服を脱ぐのは当然だ。
     そう思っても、間近で見られていると思うと少し抵抗感があった。
    「どうしたの?」
    「い、いえ、ちょっと恥ずかしいなって」
    「気にしないでよ。女同士でしょ」
     真美さんは邪気のない笑みを浮かべる。
     最近、ひどい目にばかりあってきたから、少し警戒心が強すぎたのかもしれない。
     わたしは反省して、Tシャツを脱いだ。
     ブラをつけていないから、すぐに上半身裸になる。
    「下もね」
    「は、はい」
     わたしはスカートを脱いで、Tシャツ一緒に畳んでおく。
     パンツ一枚で、真美さんと間近で向かい合うと、やはり恥ずかしい。胸を両手で押さえる。
    「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。じゃ、わたしも脱いであげるわ。それなら恥ずかしくないでしょ」
     真美さんはそう言うと、手早くにキャミソールと短パンを脱ぐ。
     下は、赤い花模様のブラジャーとパンツをつけていた。
     胸はやっぱり大きくて、お腹もくびれがあってスタイルがすごくいい。水着の日焼け跡がちょっとだけ、エッチに見える。
    「えへへ。あんまり見ないでよ」
     真美さんが照れたように笑った。
    「ご、ごめんなさい。スタイルいいなぁって……」
    「ルミちゃんだって、すぐによくなるって。胸だって大きくなるしね。ほら、隠したりしないで、見せてごらん」
     真美さんが優しい手つきで、わたしの胸の前の手をどかす。
     あまりに自然な手つきに、わたしは抵抗するという考えすら浮かばなかった。
     そのまま、わたしのおっぱいを包むこむように両手でやわらかく触った。
     ひんやりとしたおっぱいに、ちょっと暖かな手の感触が気持ちよかった。
    「かわいいおっぱいじゃない。恥ずかしがる必要なんてないよ」
    「で、でも……」
    「大丈夫だって。少し手を動かすよ」
    「えっ?」
     わたしが反応する前に、真美さんはおっぱいを包む指を、わずかにもむように動かした。
    「あっ……」
     ミサたちに、もっと強くもまれたこともあったけれど、それとはまったく違った。
     ほんのわずかな動きなのに、わたしの頭の中がぼーっと熱くなってくる。
     これって、エッチな気分なときみたい……。
    「すぐに気持ちよくなっちゃうんだ。やっぱりルミちゃんは、可愛いなぁ。……下の方も見せてね」
     真美さんは、左手でわたしのパンツを持って、するりと腿まで下げる。
    「……だ、だめです……」
     わたしは熱くなった頭で拒否しようとするけど、身体が動かない。
     どうしちゃったの、わたし?
    「大丈夫よ。気持ちいいでしょ」
     真美さんは笑みを浮かべて、指をわたしの割れ目にあてがう。
     優しくなぞるように下から上へ。
     背中がゾクゾクする。
     ミサにもっとひどいこをされたこともあるのに、それよりも遙かに気持ちいい。
    「きれい。毛がないのっていいわ。もうちょっと見せてね」
     真美さんはおっぱいを触るのをやめて、わたしの股間の前にしゃがみこむ。
    「い、いや……」
     わたしは条件反射で、拒絶の言葉を発する。
     だけど、身体はもう熱くなって、頭の中はとろとろになっている。
     こんなの初めてだ。
     わたし、ミサたちに色々されて、おかしくなってしまったんだろうか。
    「ほんとに嫌だ? だったら、やめるよ」
     真美さんは、わたしを見上げて言う。
     わたしは小さく首を横にふった。
     嫌じゃない。恥ずかしいけど、嫌じゃない。
     ここが試着室で、カーテン一枚隔てた向こうには、店員さんもいるってわかってるのに、本能がもっとやってほしいと思っている。
    「じゃあ、ちょっとだけね」
     真美さんがわたしの割れ目を開いた。
    「あざやかなピンク色ね。ほんとにきれい……」
     うっとりするように真美さんが言う。
     指が割れ目の上の方を触る。
    「ああっ!」
     思わず声がもれる。
    「ごめん、クリは敏感なんだね。でも、ここがそんなに敏感だと困るでしょ、色々と」
     意味深な笑みを浮かべて、真美さんは立ち上がる。
    「ここでこれ以上やるのも危ないから、ここまでね。とりあえず、これ試着して」
    「は、はい……」
     わたしは渡された服を、なにも考えずに着る。
     パンツは? と一瞬思ったけれど、それを探すのも面倒で、ノーパンで着替えた。
     カップのついたブルーのキャミソールに、赤と黒のチェック柄のミニスカートだ。
    「やっぱり似合ってる。ルミちゃんって、可愛いんだからさ、もっと自信持っておしゃれすればいいんだよ。とりあえず、それ決定ね」
     それから、わたしは何着か着せ替えられた。
    「これぐらいかな。ちょっと待ってて。これだけ着ていけるようにしてもらうから」
     真美さんは、最初に着たキャミソールとミニスカを持って、外に出ようとする。
    「あ、ダメ!」
     その真美さんの肩をつかんで、わたしは慌てて止めた。
    「真美さん、その格好」
     真美さんは、下着姿のままだったのだ。
     なぜか真美さんは下着姿のまま、わたしの試着に付き合ってくれたから、忘れていたんだろう。
    「危ない、危ない。下着姿晒すところだったわ。ま、でもこれ見せてもいいやつなんだけどね」
     真美さんはそう言うと、照れた笑いを浮かべて額の汗をぬぐった。
     結構長い間、狭い試着室に入ったままだったから、冷房が効いた店内とはいえ、二人ともじっとりと汗をかいていた。
     真美さんは、自分の服を取ろうとしかけて、手を止めた。わたしを見る。
    「ねえ、ルミちゃん」
    「はい?」
    「すごくいい匂いがする」
    「えっ……それって……」
     昨日のことが思い出されて、ギクリとする。
     この試着室に立ちこめている匂いといったら、わたしと真美さんの汗の臭い。
    「ちょっと、ごめん」
     真美さんはわたしの首筋に顔を近づける。
     クンクンと鼻を鳴らして、匂いをかいでいる。
     わたしは身じろぎ出来ずに、されるままでいた。
    「これが耕輔の気に入った匂いかぁ……」
     少し悲しそうに、ぽつりと真美さんが言った。
     わたしは答えることも、尋ねることも出来ず、裸で立ちつくしていた。
     どういう意味なのだろう?
     考えたけれどわからない。
    「じゃ、ちょっと行ってくるね」
     真美さんは素早く着替えると、試着室を出て行った。
     数分して戻ってくると、わたしはキャミソールとミニスカに着替えた。
     パンツを履くつもりだったのに、いつの間にか、真美さんが前の服と一緒に紙袋に仕舞ってしまっていた。
     だから、ノーパンでミニスカートという、心許ない格好だったけれど、真美さんは心ここにあらず、といった雰囲気で言い出せなかった。

    5年生—危険な姉妹編(3)
    2009'06.12 (Fri) 11:02
    「へえ、木原さんって、可愛いとは思ってたけど、そういう服を着るとすごく可愛さが増すよ」
     わたしの姿を見た、高林君の第一声だ。
    「でしょ! わたしが見立てたんだから」
     真美さんは、高林君のところに行く前に元気を取りもどしていた。
     気にはなったけれど、高林君がいる前ではききづらい。
    「でも、ほんとにいいの? こんなに服買ってもらって」
    「気にしないで。それと木原さんの親には、ぼくの母から言っておいてもらうから、そっちも気にしなくていいよ」
    「そう……ありがとう!」
     わたしは笑顔でお礼を言った。
     服装が変わって、気分も明るくなった気がする。
    「それじゃあ、カラオケでも行こうか」
    「そうだね。ルミちゃんもいいでしょ?」
    「は、はい!」
     正直、あまり歌は得意じゃないけれど、ここで行かないと本当に服だけ買ってもらったみたいで悪い。
     ショッピングモールから、5分ほど歩いたところにカラオケボックスはあった。
     夏休みということもあって混んでいたけど、ちょうど入れ替わりで一つボックスがあいたらしく、すぐに入れた。
    「とりあえず、飲み物とちょっと食べるものも頼むね」
     真美さんが慣れた様子で、注文をする。
     すぐに店員さんが、飲み物と食べ物を持ってくる。
     店員さんが出ていくと、わたしたちはそれぞれに、飲み物を取って喉を潤した。
     でも、なんか変だ。
     カラオケにきたというのに、真美さんも高林君も曲を入れる様子がない。
     押し黙っている。
    「さて」
     高林君が口を開いた。
     わたしは、嫌な予感を感じながら視線を向ける。
    「まずは脱いでもらおうかな」
     わたしはとっさに立ち上がろうとしたけれど、その前に真美さんがわたしの手を掴んだ。
    「真美さん……」
     やっぱり、わたしに何かするつもりだったんだ。そのために優しくしてくれていたんだ。
     そう思うと、逆に悲しくなって涙が出そうになる。
    「勘違いしないで、木原さん」
     高林君が歯を見せて笑っている。
    「な、なにを?」
    「脱ぐのは、木原さんじゃなくて姉さんだよ」
    「えっ!?」
     わたしは驚いて、真美さんを見る。
    「そうだよ、ルミちゃん。わたしが脱ぐの」
     明るい調子で、真美さんが言う。
    「な、なんで! どうして真美さんが脱ぐって……」
    「いいから、いいから。木原さんは座って見ててよ」
    「そうそう。見てて」
     2人に言われて、わたしはソファに座り直す。
     これからなにが始まるのか、さっぱりわからなかった。
     今までは脱げと脅されていたのはわたしだった。だから、当然高林君もわたしに向かって言ったのだと思っていたけれど……。
     真美さんが脱ぐ? どうして? 姉弟なのに?
     混乱している間に、真美さんはキャミソールと短パンを脱ぎ捨てた。
     試着室でも見た下着姿になる。
    「もちろん下着もだよ、姉さん」
    「わかってるって」
     真美さんの表情は変わらず、明るい。
     どうして、明るいままでいられるの?
    「……ねえ、高林君」
     わたしは思い切って、声をかける。
    「なに?」
    「どういうつもりなの? お姉さんでしょ」
    「姉さんが望んでるんだよ。そうだよね?」
     高林君は冷めた目で、真美さんを見る。
    「そうだよ。ルミちゃん。わたしがやりたくてやってるの」
    「わかんないよ、そんなの……」
    「ま、見ててよ」
     片目をつぶってみせてから、真美さんはブラに手をかける。ホックをはずし、ブラが前からぽろりと落ちた。
     隠す様子もなく、日に焼けていない白い肌のおっぱいが露わになる。
     乳首がつんと立っていて、わたしと全然違う。女の人の身体だ。
    「もう乳首が立ってるんだね。木原さんがいるから、いつもより興奮してるの?」
     高林君は手を伸ばして、ピンッと乳首を指ではじいた。
    「はあんっ!」
     真美さんは、身をよじって声を上げる。
    「ほら、早く下も脱いで」
     真美さんは、赤い顔でパンツに手をかけると一気に下ろした。
     ためらいなんて一欠片もない手つきだ。
     下半身も晒されて、一糸まとわぬ姿になっても、真美さんは少しも恥ずかしそうにしていなかった。
     変な言い方だけれど、堂々としている。
    「少し毛が生えてるね」
    「あっ、うん……」
     真美さんはそう言われて、初めて恥ずかしそうに股間を手で隠した。
     割れ目の周りのあたりに、短い毛が生えていた。それもほんのわずかだ。
     真美さんぐらい大人の身体をしているなら、もう毛だってもっと生えていてもいいはずなのに。
    「また剃ろうか。つるつるがいいんだろ」
     剃ってる? あそこの毛を?
     毛が生えていないわたしには、理解不可能なことだった。
    「だって、耕輔が好きだっていうし……」
     真美さんは、今までの元気が急にしぼんだみたいに、小声で答える。
    「耕輔? 呼び捨てなんだ」
     高林君は肩をすくめた。
    「ご、ごめんなさい! ご主人様です!」
     急に真美さんは、床に膝をついて頭を下げる。まるで土下座だ。
     激しく動くので、胸がぷらんぷらんと揺れる。
     わたしはあっけにとられて、二人を見ていた。
     いったい、なにが起きているのだろう。
     さっきまで、仲の良い姉弟に見えたのに。
    「じゃあ、お願いしろよ」
     高林君もいつもと違って、怖い声と口調に変わっていた。
     真美さんはちらっと、わたしを見た。
     困ったような顔だ。
    「なんだよ。言えないのか? じゃあ、もう終わりだな」
     その言葉に、真美さんがかぶりを振った。
    「言います! ご主人様。……わたしの股間のいやらしい毛を剃ってください。お願いします」
     真美さんは額に床につくぐらい、深く頭を下げる。
    「わかったよ。剃ってやるよ。ソファの上で足を開け」
    「はい」
     真美さんはソファに座ると、膝を曲げて大きく足を開く。
     身体が柔らかいらしく、真美さんの足は180度ぐらいまで大きく開いていた。
     そうすると、薄い毛で見えづらかった割れ目がぱっくりと開いて、中のピンク色が見えた。
     人のあそこを見るのなんて、初めてだ。
    「木原さんが見てるぞ。よかったな」
     高林君が、指をピンク色の中に差し入れる。
    「ああぁぁ!」
     真美さんが声を上げる。
     気持ちいいんだ……。
     わたしは真美さんを見ながら、自分の股間がむずむずるのを感じた。
     試着室でいじられたときの余韻が、よみがえる。
     股間に伸びそうになる手を、わたしはなんとか理性を押し止める。
    「さて、剃ってやるか」
     高林君がカミソリを持っていた。
     毛の生えている股間周辺にクリームを塗って、ジョリジョリと音を立てて剃り始める。
     防音で静かなため、その音はやけに大きく聞こえた。
     ただの毛を剃る音なのに、すごくいやらしい音のような気がする。
    「はあああ! あんっ! そこ毛が引っかかってる……」
     真美さんは、さっきからとろんとした目で足を広げて、ソファにだらんと横たわっている。
    「ほら、剃れたぞ。いつまで、開いているつもりだ。汁がだだ漏れだぞ」
     高林君がタオルで真美さんの股間を乱暴にぬぐう。
    「ひゃんっ!」
     真美さんが、飛び上がるような声を上げる。
     わたしはその光景を見ながら、いつの間にか手がスカートの中に伸びていた。
     パンツをはいていないので、すぐに割れ目に手が届く。指にはとろりとした液が指に絡みつく感覚がある。
    「木原さん。なにしてるの?」
     高林君が、わたしの方を見ていた。
     スカートの中に思いっきり手を突っこんでいるので、ごまかしようもなかった。
    「こ、これは……」
     高林君は、わたしの前まで来ると、スカートをめくり上げた。
    「きゃっ!」
     すぐにもどそうとするけれど、手を掴まれる。
    「また、パンツはかなかったの? ノーパン好きなんだね」
     指が割れ目に入ったままのところを、高林君は見つめながら言った。
    「ち、違うの。見てたら急に……」
    「エッチな気分になっちゃったんだ。ふ~ん」
     高林君はわたしの手を持ったまま、じーっと股間に視線を注いでいる。
     それだけでも、わたしの身体の中を熱い何かが駆けめぐる。
     指を動かすと、ピチャという音が静かな部屋に響いた。
     やだ。すごく気持ちいい……。
    「わたしのせいよ。……さっき、わたしが刺激しちゃったから……」
     息も絶え絶えという様子で、真美さんが言う。
    「なに? 勝手にそんなことしたのか」
     高林君が怒った顔で、真美さんを見る。
    「ごめんなさい……可愛かったから、つい」
    「つい、って……。そういうことか。ごめん、木原さん」
     高林君が、いつもの顔にもどって頭を下げた。
    「えっ、べつに……」
     わたしは割れ目に指を差しこみながら、口ごもる。
     早く指をしまわなきゃと思うのに、それが出来ない。
    「でも、ルミちゃんって、一人エッチとかやってるでしょ。すごく敏感だったもの」
    「そ、そんな! してないです!」
     首を振る。
    「そうなの? おかしいなぁ。あの反応は絶対に一人でいじってると思ってたのに」
     真美さんが首をかしげている。
    「姉さん! そういう問題じゃない。どうして、姉さんが木原さんに手を出すんだよ」
    「だって、可愛いじゃない。それに、ルミちゃんの匂い、わたしも好きかも」
    「匂いまで嗅いだのか!」
    「ちょっとだけ。首筋でね」
    「首筋か……」
     高林君は、ほっとしたような顔をしていた。
     なんだかわからないけれど、本人であるわたしは置いてけぼりらしい。
     でも、さっきまでのおかしな雰囲気はなくなって、いつもの姉弟にもどったみたいだ。
    「でも、木原さん。昨日だっておかしかったよね。もしかして、自分ではなにもしてなくても、誰かにされてるんじゃないの?」
    「誰かって?」
     真美さんがきく。
    「たとえば、五十嵐美沙とかさ」
    「————っ!」
     わたしは驚いて、なにも答えられない。
     なにも話してないのに、どうしてわかったんだろう。
     実は頭がいいとは言っていたけど、今の情報でわかったの?
     それに、もしばれたってわかったら、ミサたちになにをされるだろう。
     ……怖い。
    「ちょっと! どうして泣いてるの」
     真美さんが、びっくりした顔をしている。
    「えっ?」
     手で頬を触ると、濡れていた。わたしはぽろぽろと涙を流していた。
    「やっぱりか。気になってはいたんだ。あの三人組が木原さんになにかしてたのか。田崎圭織、飯島芽衣、そして五十嵐美沙。くそっ。昨日のことも、それでか」
     なぜか悔しそうに高林君は毒づく。
    「ねえ、高林君。このことはミサたちには……」
    「木原さん」
     わたしの言葉を遮って、高林君が言った。
    「昨日言ったよね。ぼくは木原さんが好きだって。木原さんはどう思ってるかしらないけど、他人に木原さんがいいようにされて、黙っているタイプの人間じゃないんだよ、ぼくは」
    「そうね。わたしも協力するわ。ルミちゃん可愛いし」
     真美さんも、全裸で不敵な笑みを浮かべている。
     なんだろう、この2人。
     エッチなことをしたかと思ったら、急に格好良くなってる。
     その2つのイメージが結びつかなくて、わたしはなと答えていいかわからなかった。
    「でも、その前にルミちゃん、気持ちよくなっておこうか」
    「えっ、真美さん。ちょっと……」
     真美さんが、わたしの隣に座る。
     わたしの指を割れ目からやさしく引き抜く。とろとろのエッチな汁が指から垂れる。
     その間に、キャミソールに真美さんの手がかかり、胸の上までたくし上げられた。
     ムダのない動きで、あっという間だった。
    「た、高林君!」
     救いを求めて高林君を見たけど、難しい顔をしてなにかを考えこんでいるみたいだ。
    「大丈夫。いま耕輔は、どうやってその3人の女に復讐するか考えてるところだから」
    「ふ、復讐?」
     物騒な言葉に、わたしは目を見開く。
    「怖いよぉ、怒った耕輔は。だって、頭の回転が速いからね。ルミちゃんはまかせておけば大丈夫。だから、わたしと気持ちよくなろっ!」
    「ちょっ、……ああっ」
     真美さんの指が、割れ目の上を刺激する。
     ここを触られると、わたしは弱いらしい。すぐに身体と頭の中が熱くなる。
    「ちょっとイっちゃおうか。でも、ルミちゃんって、気持ちよくなるとおしっこ漏らしちゃうんだっけ?」
    「そ、そんなことないです……」
    「漏らしそうになったら言って。わたしが全部受け止めてあげるから」
     真美さんの指がわたしの小さな乳首を、クリクリと優しくなでる。
    「んああっ」
     ミサにやられたときみたいな、痛みはまったくない。
     なのに、一瞬で下腹部が熱くなる。
    「……姉さん」
     高林君の低い声。
     思わず真美さんの手が止まる。
    「な、なに?」
     引きつった笑みをうかべて、真美さんがふり返る。
    「とりあえず、木原さんは姉さんにまかせるよ。そっちの巧さじゃ叶わないからね。ただし、わかってるよね?」
    「もちろん!」
     真美さんは軽く答えると、わたしに向き直ると、にやっと唇の端を上げた。
    「本当の気持ちよさを、教えてあげる」
     その言葉に背筋がゾクゾクとして、わたしは身体を震わせた。

     

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