【友達と】他人(ひと)の皮を被る 四話【エッチ】 オナネタ専用エッチな体験談

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    【友達と】他人(ひと)の皮を被る 四話【エッチ】


     結局、一週間が過ぎても晃が捕まる事はなかった。
     どうやら奈津美は、自らが穢されたと他人に知られる事を良しとはしなかったらしい。
     晃は不安から夜ごと由希を呼び出しては抱いていたが、ようやく安堵して動き始める。 次に興味を惹かれたのはスワッピングだった。
     カップル同士が互いのパートナーを交換し、マンネリ打破や嫉妬による欲情を目的に楽しむというものだ。
     他人を装って手に入れた恋人を、さらに別の男に抱かせる。
     それにひどく興奮した。
     ネットで探すと、スワッピング相手を募集しているカップルはかなりいた。
     だがほとんどが中高年カップルだ。
     せっかく由希という極上の女を出すのだから、相手にもそれと釣り合うだけの魅力が欲しい、
     と晃は思った。 妥協せず探っていると、一人妙な人間を見つけた。
     山のようにスワッピングを申請されながら、それを全て撥ねつけている須川という男だ。
     調べてみると、どうも須川自身は50過ぎであるにも関わらず、パートナーが現役の女子高生らしい。
     添付された写真を見ると、なるほど中々に可愛かった。 髪は黒のセミロングで、女子高生らしい若い体つきをしている。
     スカートから覗く太腿は由希と奈津美よりややふっくらしているが、脚の綺麗すぎるあの2人と比べるのがそもそも間違いかもしれない。  
     普通に高校のクラスにいて、学年に2、3人はファンがいそうなタイプだ。

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    「女子高生か。若い娘ってのも美味そうだな」
     晃は心中で舌なめずりし、その男にメールを送る。
     勿論由希の写真をつけてだ。
     須川はすぐに喰いついた。素晴らしい、こういう女性を待っていた、など大層な興奮ぶりだ。 晃はその熱い文面を以前の自分と重ねて懐かしくなる。
     由希の事は今でも愛しているし、会うたびに見惚れる。
     だがいつでも呼び出して抱ける、という状況になって以来、魅力が褪せたのは事実だった。「他人に俺達のセックスを見せるんだ、たまには良いだろ?」
     晃は由希にスワッピングをそう説明した。
     正確ではないが、それもプレイの一環として含まれるので嘘でもない。
     だが、それでも由希は躊躇った。
    「……知らない人に裸を見せるのは……嫌だよ……」
     身を掻き抱いて呟く。
     晃はつい、とっくに俺に見せてるんだぜ、と暴露したくなった。
     だが今はあくまで康平として、優しく由希を抱きしめる。
    「ごめんな由希。でも俺、由希とのセックスを誰かに見て欲しい。俺の由希はこんなに可愛いんだぞって、他の男に自慢したいんだ」
    「……康ちゃん……?」
     晃の演技に、由希が驚いた表情になった。
    「……うー、ん……確かに康ちゃん、前からちょっと変わった性癖だったよね。
     淡白っていうか、受身なのが好きっていうかさ。
     最近ちょっとワイルドになったかと思ったけど、そうかぁ……」
     由希は少し嬉しそうに笑い、腰に手を当てて続けた。
    「よし!じゃあ他の人にエッチを見せるってプレイ、許可したげる。
     私と康ちゃんの愛し合いっぷりを見せ付けてあげようよ!」
     そう笑う由希に、晃もまた微笑んだ。心中で更に深い笑みを湛えながら。       ※ スワッピング会場は都内のホテルだった。
     名目上晃達も一部屋を借りた上で、あらかじめ待機していた須川の部屋をノックする。
    「やぁお二人さん、待ちかねたよ。遠慮せず入りたまえ」
     須川はネットのプロフィール通り、50過ぎの脂ぎった親父だ。
     背が高く、中年太りながら柔道でもやっていたようながっしりとした体格をしている。
     言動に染み付いた横柄さからそこそこの地位にいる人間だと窺えるが、顔つきは粗野そのものだ。
     感じのいい男とは言い難く、由希などはあからさまな嫌悪の目を向けている。 ホテルの室内は豪勢だった。
     宿泊が2万円とあって由希と2人で焦ったものだが、それだけあってシティホテルの部屋とほとんど変わらない。
     キングサイズのベッドやソファは勿論、マッサージチェアや露天風呂まで完備されている。
     充分に生活していけるな、と晃は感じた。
     件の女子高生はマッサージチェアでファッション誌を眺めている。
     流石に制服ではなく、黄色いTシャツに、ダボッとした右肩掛けの黒いオーバーオール姿だ。
    「レミ、2人が来たぞ」
     須川が声を掛けると、レミと呼ばれた女子高生が入り口に目を向けた。
     薄いアイラインで彩られたぱっちりとした瞳が晃達を見定める。
    「ふぅん、ボンボンとお嬢さまってとこか」
     レミはそう呟いてファッション誌を閉じた。「じゃあお2人さん、始めてくれるかね」
     須川がソファに掛けながら言う。
     晃は由希と顔を合わせ、キングサイズのベッドに腰掛けた。
     ベッドの高さはおおよそ晃の膝丈、電車の座席程度で座りやすい。 レミと須川の視線を正面から受けつつ、由希がベルトを外した。
     デニムスカートを脱ぐと白い脚線が露わになる。
    「ほおおぉ……!」
     須川が鼻の穴を拡げ、レミが舌打ちする。由希は頬を赤くして俯いた。
     すると晃がおもむろにその由希のショーツへ手を潜らせる。
    「え、ちょっと……」
     由希が声を上げるなか、晃の指は温かな丘を滑って茂みに潜った。
    「んんっ!」
     秘裂へ指が入り込んだ瞬間に由希の表情が変わる。
     秘裂の中はすでに湿り気を帯びていた。晃が指を動かすと、粘膜が爪の辺りに絡みつく。
    「凄いな、纏わりついてくるぞ。気持ちいいのか?」
     晃が問うと、由希が頷いた。
    「どうして……?いつもより、感じちゃう……気持ちいい」
     由希はそう言って晃の首に手を回す。顔を斜めに向け、唇を舐めてキスをねだる。
     晃はその由希の舌を吸うようにキスに応じた。
     由希と口づけをかわしながら、秘裂の中をゆっくりと撫でまわす。
     激しく擦るよりも優しく撫でた方が喜ぶのは解っていた。
     由希の太腿が内股に閉じ、中が熱さを増していく。蜜の分泌も充分だ。 晃は由希の唇を離し、持参した鞄を開けてバイブを取り出す。
     太さはないが、その分長い。
    「由希、パンツを下ろして」
     晃の指示に従って由希がショーツを下げた。きちんと手入れされた茂みが露わになる。
     須川が随分と嬉しそうだ。
     晃はバイブを由希の秘唇に宛がい、ゆっくりと挿し入れた。
    「ふうんっ……!!」
     由希が顔を顰めるが、潤んだ秘唇は抵抗なく異物を呑みこんでいく。
     バイブを深く挿入した後、晃は由希にショーツを戻させた。
     愛液に濡れたショーツはバイブの尻に突き上げられ、またそのピンク色を透けて見せる。
     スイッチを入れるとバイブは不気味な羽音で震え始め、由希に細い叫びを上げさせた。
    「舐めて、由希」
     晃がジーンズの前を開いて逸物を取り出すと、由希は静々と床に降り、這った姿勢で逸物に片手を添える。
     その淀みない動きは、由希が恒常的にその姿勢での奉仕を仕込まれている事実を物語っていた。
     
     由希は片手を床につき、尻を突き出した姿勢で逸物を舐めしゃぶる。
     艶やかなダークブラウンの髪が背中に揺れた。
     幹を握りしめ、亀頭を小さな舌で包む熱心な奉仕だ。
     その一方で、バイブの唸る腰は不規則に震えていた。
    「んっ、んっ……んふっ!……ッん、んん……!!」
     由希の漏らす息もかなり昂ぶったものとなっていく。
     須川は由希の内腿を凝視していた。白い内股は秘部から溢れる蜜で妖しく濡れ光っている。「どうだ、うまいか?」
     晃は由希の顔を見下ろしながら訊ねた。
     晃は由希の心理を想う。
     ショーツ一枚の下半身に深々とバイブを呑み込んだまま、男の足元にかしずいて逸物を舐る。
     しかもその姿を見知らぬ人間に見守られながらだ。
     それを考えると、由希のかすかな舌の震えや腰のうねりが、どれほど妖艶に思えることか。
    「お、おいひい……よ……」
     潤んだ瞳で逸物を咥える由希と目が合った瞬間、晃はたちまち射精感が沸きあがった。
     晃の欲情が爆発するのは、いつもある一瞬だ。
    「いくっ……!!」
     晃は呻き、由希の唇の奥に精を放つ。
     由希はすっかり慣れたもので、放たれた精液を舌でかき集め、テイスティングするように咀嚼した後、一息に飲み干した。 ごくん、と由希の喉が鳴った瞬間、須川が手を叩いた。
    「いやいや、素晴らしい。妬けるような熱愛ぶりですな!」
     その言葉に、由希は照れくさそうな顔をする。
     しかし続けて出された台詞に、その表情は凍りついた。
    「して。急くようで実にお恥ずかしいが、ここで早速パートナーの交換と行きませんかな」
     晃が不敵に笑う前で、由希が視線を左右させる。
    「え?……ど……どういう、こと……!?」
    「聞いたろ、パートナー交換だ。今度はあのオジサンが由希とするんだよ」
     由希はゆっくりと須川に目を向けた。須川は下卑た目で由希を観察している。
    「いやあっ!ぜ、絶対に嫌よ!!」
     由希の叫びに須川が苦笑する。「おやおや、随分な嫌われようだな。まぁこのビール腹だ、慣れたものだがね。
     しかし実際こうしてスワッピングに参加している以上、嫌ですできません、では困るんだよ。
     こちらとしてもね」
     須川は眼にぎらついた光を湛えて告げる。一刻も早く由希を喰いたいという獣の眼だ。
    「……そんな事、言われても……」
     由希がさらに渋ると、今度は女子高生のレミが溜息をついた。「あー嫌やわぁ、彼氏の前でだけカワイ子ぶる女って」
     由希がレミに視線を向ける。
     レミは続けた。
    「大体、阿呆とちゃう?どうせ、見られるだけ、とか宥めすかされて参加したんやろうけど、
     こういう事態になるかもとか思わんわけ?
     可愛いから不幸な目に遭わなくて当然、男は自分を守ってくれるナイト、
     とか勘違いしてるんとちゃう?」
    「な、何ですって……!」
     レミの言葉に由希も目尻を吊り上げる。
     晃の前でこそ大人しいが、本来は気の強い女性だ。
     晃はそんな由希を背後から抱きかかえた。
    「ご、ごめん由希!言ってなかった事は謝るよ、けど俺、由希が他人に抱かれてる状況に
     凄く興奮するんだ。
     変なのはわかってる、けどこれも、もっと由希を好きになるためなんだ……!!」
     晃からそう言われても、流石に由希の怒りは収まらない。
     しかし負けず嫌いの由希の性格は、場から立ち去るのではなく、立ち向かう方を選んだ。「……わかった。じゃあ今夜一晩だけ、この人に抱かれてあげる。それでいいでしょ」
     肩を怒らせながら、晃に背を向けて静かに呟く。
     須川が満面の笑みを浮かべた。
    「素晴らしい、実に素晴らしい!!では善は急げだ、早速隣の部屋へ移ろうじゃないか」       ※ 由希が須川に肩を抱かれて出た後、部屋には晃とレミだけが残された。
     晃が微妙に気まずい思いをしていると、レミの方から話しかけてくる。
    「ごめんね、ちょっと彼女さんのことキツく言い過ぎたかも」
     レミはしおらしくして言った。
    「だってお兄さんの彼女、凄い可愛いんだもん。正直、嫉妬しちゃうよ」
     指を組んで済まなそうにするレミに、晃は冷たい視線を向ける。「猫被りはやめな。素でいいぜ」
     そう言う晃も、先の御曹司じみた雰囲気は失せ、チンピラまがいの空気を漂わせていた。
     レミは面白そうに目を細める。
    「あれぇ、お兄さん……実は“そっち側”の人間やないんとちゃう?」
     セレブではない、という事だろう。晃は陰湿な笑みで頷いた。
    「詮索はすんなよ。俺もお前が何歳か気になってるが、あえて訊かねぇ」
    「そりゃ有り難いわぁ。けど誤解されとうないから言うとくけど、お金の為ちゃうよ」
    「金じゃないなら、ブランド狙いか?」
    「ちゃうて。 ……まぁブランド、ゆうんはある意味そうかな。
     制服着るような年齢の娘は、オヤジにとって特別らしいんよ。一種のブランドなわけ。
     せやからウチも現役のうちに、オヤジ達にちやほやされて優越感に浸る。
     ついでに気持ち良い事も教えてもろぅて、お金も貰える。
     そういう期間限定のバイトなんよ」
     レミはそう語りながら、晃の手を取って自分の太腿に触らせた。 確かに格別な肌だ。すべらかな感触と、纏いつくようなもちもちとした触感。
     押せば跳ね返し、弾力も充分にある。
     自分がその身体を持っていたなら、確かに資産として使いかねない。晃はそう感じる。
    「ろくでもねぇ娘だな」
     晃が嘲った。
    「お兄さんかて、ウチの数倍やばい人生歩んでそうやん」
     レミも返す。
     どうやら晃とは気が合いそうだ。 晃は服を脱ぎ、レミと共に露天風呂へ向かった。
     上には満点の星空が広がり、はるか遠くにはライトアップされた街並みが臨めて、
     妙に子供心をくすぐる浴室だ。 レミは制服姿だとややむっちりして見えたが、脱ぐとそれなりに細いのが解る。
     同じスレンダータイプの由希よりは括れが若干見劣りするものの、それも若く代謝が良いゆえの緩みだろう。
     普通に学校生活を送る少女にしてはよく磨かれている方だ。
     胸がほとんどないのも今時の女子高生らしいと言えばらしい。 2人は熱い湯に浸かり、身体の芯から温まる。
     晃が夢見心地でいると、ふとレミが声をかけた。
    「あ、そやお兄さん。何かひとつ、今日のプレイのルールを決めてぇな」
    「プレイのルール?」
    「うん。声を出すなとか、イク時に目を瞑るなとか。
     須川さんの定番で、交換した女の子にひとつだけルールを守らせる事になってるんよ。
     彼女さんも、あの壁の向こうで何や誓わされとる筈やよ」
     レミはそう言って隣室を指す。その言葉に晃は異様な興奮を覚えた。「ルールか……じゃあ、風俗嬢みたいに奉仕してくれるか」
    「へぇ、お兄さん風俗好きなんや?」
    「いや、興味はあるが好きじゃねぇ。ただお前、肌が良さそうだからよ。密着してえんだ」
    「なるほど、ええ読みしてるやん。実はウチも風俗苦手やけど、興味はあんねん。
     2人でたっぷり風俗ごっこしよな」
     レミは笑い、晃の手を引いて湯から上がる。
     手のひらの感触は肉球のようで心地良かった。「ほな、床にうつ伏せんなって」
     湯船から上がったレミが晃に命じる。晃は石造りの床に腹をつけた。
     火照った体に石の冷ややかさが染み入る。
     晃が見上げる視界では、レミがボディソープを前身に塗りつけていた。
     控えめな乳房から、なだらかな下腹、丘の茂みまでがたっぷりの泡に塗れていく。
     そして晃が腿に柔らかな重さを感じた直後、レミが背中に覆い被さってきた。
     熱い。
     暖かいではなく、風呂の湯をそのままかけ回されているような確かな熱さが背を覆った。
     その熱さは同時に柔らかさでもあり、そして滑らかでもあった。
     若い肌が背筋を撫でていく。
    「ああ、すげぇ……!!」
     晃は直感的にそう零した。
    「ふふ、ウチの肌は気持ちええやろ?こればっかりはあのお姉さんにも負けへんよ?」
     レミが自慢する通り、その肌触りはこれ以上なく女らしい。
     不思議なものだった。
     未熟な果実に過ぎない小娘が、肌触りという一点に於いては、その後のどんな年齢よりもはっきりと女を感じさせるのだ。 レミは胸と股座の茂みを使って丹念に晃の背を洗ってゆく。
     腿の後ろを股座で擦られた時などは、危うくそれだけで達しそうな妙な快感があった。
    「気持ちええ?なぁ、お兄さん。気持ちええの?」
     相手の快感が気になるのか、レミは晃を清めながら幾度も問う。
    「ああ、すげぇよそこ。アレが疼くぜ」
     晃が率直に感想を告げると、レミはますます熱心に腰をうねらせる。「今度は、仰向けんなって」
     晃の背面が泡塗れになったところで、レミは晃を仰向けにさせた。
     晃の腕を少し持ち上げ、レミが跨って腰を前後させる。
     女子高生の瑞々しい身体が腕の上で腰を振るのは絶景だ。
     湿気でしなびたセミロングの髪も清楚そうで良い。
     タワシのような茂みとぬめりを帯びた柔肉が交互に触れていく。 レミの秘部のぬめりは段々と増していた。
     気持ち良いのだろうか、と晃が思い始めて暫くした頃、晃の二の腕を擦っていたレミがふと腰を止める。
     見上げると、レミは目を瞑ったまま汗を垂らしていた。
    「おい、どうかしたのか」
     只事ではない様子に晃が声を掛けると、レミはゆっくりと瞼を開いた。
    「……あかんわ……ウチの方が先にイッてしもた」
     震える声で呟きながら、照れ隠しか晃の手をきゅっきゅと握る。
    「感度が良いんだな」
     晃が言うと、レミが頷く。「……ウチな、須川さんにクリトリス開発されてんねん。あん人、前戯大好きやし。
     でもまさか、こんな簡単にイッてしまうようなっとったやなんて……」
     レミは自分の股座を眺めて声を落とす。
     晃は溜息をつきながら半身を起こし、その細い肩を抱いた。
    「なーにしょぼくれてんだ。感度がよくて嫌がる男がいるとでも思うのかよ?」
    「……お兄さん……」
     レミは晃の言葉に目を細めた。
    「そやね。大人の女に近づいただけか!」
     レミはそう言って檜の桶を手に取り、湯を掬って思い切り頭に被った。
     突然熱い湯がかかり、晃が悲鳴を上げる。
    「あっち!おい、いきなり何してやがる!!」
    「あはは、まぁまぁ。身体洗うのはひとまず終了、ほら、キレイにするよ」
     そう言ってまた湯を浴びせる。 晃の身体から泡がすっかり流れ落ちると、レミは晃の背後に回った。
     訝しむ晃の後ろで、レミは突然晃の肛門に吸い付いた。
    「うおっ!?」
     晃はその感覚に思わず仰け反る。
    「ほらぁ、逃げたらあかんて」
     レミはその晃を追いかけてさらに肛門を吸った。
    「おおおっ……!!」
     晃は膝の抜けそうな感覚を必死に堪えた。 少し前に奈津美の尻を舐った事はあるが、される方にはこれほどにおぞましく、
     また気持ちの良い事なのか。
    「ふふ、凄い声。これ、どのオジサンも大好きなんよ。あそこにビンビン響くんやって。
     普段はよっぽどお金積まれてお願いされなせぇへん事やけど、お兄さんにはサービスや」
     レミはそう言って尻穴を舐る。
     さらには後ろから手を回して陰嚢を掴み、亀頭にも触れた。
     そこから一気に責めが始まる。
    「あああうぅうおお!!」
     晃は仁王立ちしたまま腰を震えさせた。
     女子高生に肛門を舐められ、陰嚢をこりこりと刺激される。
     あまつさえ亀頭に触れる指は包皮を剥き上げては戻し、鈴口を掻くように弄くるのだ。
     被虐の快感が晃の背筋を駆け上る。半勃ちだった逸物が見る間に逞しくそそり立っていく。 何分ほどもっただろうか。
    「ううっ!!」
     晃が小さく呻くと同時に、鈴口から小さく白い雫が滲んだ。その雫はたちまち球となって張力を破り、幹を伝い落ちる。
     さらにそれに続いて濃い液が鈴口から溢れ、幹を流れ、陰嚢を真っ白に染めて床へと滴っていく。
     堰をきったような射精は裏筋が痺れるほどの快感をもたらした。
    「うわぁー、濃いのいっぱい出たねぇ。やっぱり若いっていいね」
     レミは満足そうに肛門から口を離し、指に纏いつく精液を舐め取った。「……ふうぅ、ええお湯やった」
     露天風呂から上がったレミはしみじみと言い、冷蔵庫のスポーツ飲料を喉を鳴らして飲む。
     首筋に浮いた汗が実に健康的だ。
     晃もコーヒー牛乳を取り出して一気に飲み干す。
     ビンを捨てながら時計を見やると、長く感じた風呂だがまだ一時間しか経っていない。「隣はどうなっとるやろねぇ」
     時計を見る晃にレミが言った。
     さぁな、と晃が答える。
    「断言してもええわ、今頃彼女さん、まだまだ前戯で焦らされとる最中やで」
     晃の横顔にレミが語りかける。
    「ウチもあれだけはホンマに嫌や。昂ぶらされても昂ぶらされても、絶対にイカして貰われへん。
     叫びとうなっても、ううん、ホンマに叫んでも須川さんは止めてくれへんのんよ。
     あんなんされたら、もう他のオジサンの相手なんて出来ひんわ」
     晃はそのレミの言葉に生唾を呑んだ。
     レミが笑う。
    「興奮した?どうせ宿泊やし、気になっても朝まで待つしかあらへんよ。それまでベッドで続きしよ」
     レミは若い肢体をキングサイズのベッドに投げ出して言った。
     晃も隣室の方から顔を戻し、レミのいるベッドへ潜る。
     そして二回戦が始まった。
    「ああ凄ぇ、気持ちいいぜ」
     レミに騎乗位で跨られ、晃が声を上げる。
     レミは若さに任せて腰を上下させ、激しくベッドを軋ませた。
     締まりもかなりよく、晃は時間をかけて、相当大きな快感を得てからゴムの中へ精を放つ。
     騎乗位の後は互いに裸のまま抱き合い、素股のような形で愛し合った。
     二発立て続けに射精した晃はさすがに逸物に鈍痛を感じていたが、素股なら気負わず楽しめる。
     またレミの若い肌は抱き合うと夢心地になれた。
     レミも積極的に身体を絡みつかせてくる。
     晃とレミはそうやって抱き合いながら、ベッドの中で幸せな時を過ごした。
     特に言葉はなかったが、抱き合うだけで演技を忘れて安らげた。 翌朝は朝鳥の泣き声で目を覚ます。
     外はもう明るみはじめており、晃はレミの頭の下からそっと腕を抜き取った。
     隣はもう起きているだろうか。
     晃がそんな事を考えながら缶コーヒーを開けると、眠そうにレミも目を覚ます。
     顔を洗い、荷物を纏めているとレミが晃を呼んだ。
     何やら紙切れを差し出している。
    「ウチの番号とメアド。お寿司でも奢ってくれたら、またご奉仕したげんで?」
     レミはけらけらと笑いながら言った。
    「生憎だが、俺は回る寿司しか知らねぇぞ、ガキ」
     晃が笑いながら返すと、レミは笑顔のまま頬を膨らませる。 ホテルの廊下に出ると、須川と由希もちょうど部屋を後にする所だった。
     須川は顔が艶やかだが、由希の方はひどく疲れきっている。
    「おい由希、大丈夫かよ?」
     晃が由希の肩に手をかけようとした瞬間、由希がびくりと身を仰け反らせた。
    「……由希?」
    「ご、ごめん康ちゃん。ちょっと、その、急なバイトが入って。もう行くね」
     由希は顔を伏せたまま晃の横を通り過ぎ、エレベーターへ向かう。
    「おい、由希!」
     晃が声を上げると、背後の須川が野太い声で笑った。
    「いやはや、あのお嬢さんは少々初心すぎたのかもしれんな」
     晃が須川を睨む。
    「あんた、何やらかしたんだ?」
     すると須川は宥めるように晃の肩へ手をかけた。
    「何、そう大した事はしとらんよ。疑うなら、後日君のメール宛にこちらの部屋映像を送ろう。
     君も我々のしたプレイが気になって仕方ないだろうからね」
     そう言って豪快に笑いながら歩き去る。レミも一瞬晃を振り返りながら、足早にその後を追う。
     広い廊下には晃だけが残された。

     

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