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【人妻】不倫【他人の嫁】 |
約10年前の話を思い出しながら綴ります。私は当時31才。結婚2年目で子供はまだいなかった。世間はバブルがはじける直前で、「この好景気は永久に続くのだ」というあり得ない妄想を信じて疑わなかった頃である。
オフィスの机の真向かいに28才で結婚3年目のようこがいた。身長が170センチと女性にしては大柄なのだが、顔は丸っこく笑うと人なつっこい感じになった。仕事の中で交わす会話にもそんな彼女の人柄が表れていた。彼女と私の距離が接近したきっかけは平成3年の忘年会だった。2次会でお開きになった後、方向が同じだったためタクシーの中でようこと二人きりになることができた。酔った勢いもありようこに言った。「おいしいイタ飯屋を見つけたんやけど、今度一緒にいかん?」
「え?いきなりですね〜」と私の顔をのぞき込んで答えた。しかしその表情には拒否の感情は表れてなかった。(と思いこんだだけかも?)
「イタ飯好きって言ってたやん?他にも誘うから行こうよ」(他に誘うつもりはさらさらない)
「ん〜・・じゃあ、うちの人も遅い時なら」
「うん。じゃあそう言うことで」
とりあえず誘うことには成功した。そしてデートの日は意外とすぐにやってきた。忘年会から3日後で旦那が出張なのでその日ならOKとメールが来たのだ。
実は私もその日は出張だったのだが、日帰りに変更し、直接、店で待ちあわせることにした。(他のやつを誘わなくてもいいため、かえってそちらの方が好都合だった)
最初、二人きりということに戸惑ったようだったが、おいしいパスタと飲みやすいワインのせいで、彼女の方も段々とうち解けてきた。
会話はまずは仕事の話、次に社内の噂話、そして彼女自身の話・・と段々核心に入っていった。
「ところで旦那さんとはどの位のペースなん?」
「月に2〜3回かなぁ」と、この頃にはかまととぶる事もなく、あっさりと家庭内のことを話した。
「で、どう?旦那さんは上手でしょ?いつも幸せそうな顔してるからそう思うけど」
「え〜〜?そんな顔してる?ん〜・・上手ていうか普通ですよ」
「じゃあ満足してなんだ?」
「満足はしてま〜す。そういうIさんは奥さんとどうなの?」
「うち?うちというか、俺の場合は激しいよ(笑)」
「なになに?どんな風に?」と笑いながらも話に乗ってきた。
「大きな声では言えないけど」と彼女の耳に口を寄せて「まずする前に鑑賞する。そして指でじわじわと・・。言葉でも責めたりするしね」
「・・どんな事言うの?」
「見た目通りのことを言うんだよ。乳首が固くなってきてるとか、パンティに染みが・・とか」
「・・そんなの言われたらはずかしい・・・」
「でしょ。そんなこと言われたことある?」
「・・ない・・で、その後は?」
「ふふん。これ以上は企業秘密(笑)」
「え〜けち〜(笑)」
いくら店内が暗いイタ飯屋とは言っても、この辺が限度である。
私たちはイタ飯屋を出てバーに向かった。
その店は薄いカーテンのような布で仕切られ、照明もかなり落としてあるので隣の様子がぼんやりとしか分からない怪しい雰囲気のところだった。(注・・カップル喫茶のようなものいかがわしい店ではありません)店の不思議なムードと強いカクテルのせいで、ようこの目がとろ〜んとしてきた。とりとめのない会話の後、
「ねぇ・・Iさんは浮気したことはある?」とようこから聞いてきた。
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